コラム1325 ES細胞で視力改善 米研究チーム治験「副作用なし」
さまざまな組織になることができるヒト胚(はい)性幹細胞(ES細胞)を使って、目の網膜を治療する臨床試験(治験)で、患者の視力の改善効果があったとする成果を、米国の研究チームが英医学誌ランセット(電子版)に発表した。移植された細胞に異常や拒絶反応もないという。
アドバンスト・セル・テクノロジー社と米カリフォルニア大のチームは、失明につながる「加齢黄斑変性」と「黄斑変性」の患者を対象にES細胞から作った網膜色素上皮を移植する治験を昨年から始めた。移植から4カ月までに患者2人の網膜色素上皮は定着、細胞の異常増殖やがん化は確認されていないという。安全性を確かめる試験で、実用化には有効性の立証が必要になるが、特殊な視力表を使った検査で視力の改善がみられたという。ヒトES細胞の治験の成果が明らかになるのは初めて。
朝日新聞 2012/1/25
目がほとんど見えない人の視力を改善させたという画期的なニュースです。体のあらゆる組織や臓器になるとされる「ES細胞」を用いての再生医療の可能性を裏付ける成果として注目されます。ものがほとんど見えない女性患者さん2人に、「ES細胞」から作り出した網膜の細胞を移植した結果、2人は移植の2週間後から、他人が指を折って数を数える様子が分かるようになり、さらに3か月後には、文字を識別できるようになるなど、視力の改善が確認できたということです。副作用が出ず、安全性が確認されたことは「ES細胞」を使った治療への大きな一歩と言えます。
店長














































































































































































