生活習慣病には、血管の老化が深く関与する。実際の年齢よりかなり高い「血管年齢」状態が続くと心臓病などになる危険性がある。血管年齢を把握し、若返らせる方法を紹介する。
血管年齢を提唱した東京医大八王子医療センターによると、血管年齢とは「血管壁の柔軟性」。血管は年齢と共に硬くなるが、それが生活習慣によって実年齢より早く進むことがある。偏った食生活による高脂血症や血管を収縮させる喫煙の継続、ストレス過多が引き金となる動脈硬化が代表例。進行は気づきにくく、ある日突然、心筋梗塞(こうそく)や脳梗塞に見舞われる。
「だから硬さの変化を小さいうちにとらえて生活習慣病を予防するのが大事」と、血管年齢把握の意義が強調される。心臓が送り出す血液が血管壁にあたった時にできる波「脈波」で調べる方法を考案。装置も開発され、心電図のような波形を描く。20~70代の600人のデータをもとに血管年齢を算出する。
同センターで、試しに自分の血管年齢を測定してもらった。あおむけになり、5分ほど安静にした後、指を加速度脈波計のセンサーにはさむ。37歳の記者は身長167センチ、体重60キロ・グラム。生活習慣に自信はなかったが、1日1万歩を歩いていたせいか、血管年齢は実年齢プラス2歳。「2歳程度なら誤差の範囲」と及第点をくれた。
注意が必要なのは、血管年齢が実年齢より11歳以上高い場合。「動脈硬化が進み、生活習慣病の疑いが高い」という。血管がボロボロの状態で訪れる20、30代もいる。
血管年齢は生活習慣の改善で15~20歳若返らせることも可能。健診センターなどに設置される脈波計で一度は測定してみては?
2009/2/25/読売新聞
血管年齢が実際の年齢より若いというのは、どなたも求める姿でしょう。動脈硬化は普段の生活習慣で年齢以上に老化が進むことが示されています。そのためにも以下の目標に忠実に、生活習慣の改善を心がけましょう。
1)高血圧、糖尿病、高脂血症、喫煙の危険因子をもたない
2)よく歩くなど運動をする
3)腹八分目に食べ、肥満にならないようにする
4)自分なりのストレス解消法を考え、ストレスをためない
5)睡眠不足にならない
6)脂肪の取り過ぎに注意し、野菜や果物、魚をよく食べ、ビタミンやミネラルなどの摂取に努める
7)脳血流をよくするため、趣味などをもち、常に頭を使うよう心がける
店長