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糖尿病

2011年6月26日 (日)

コラム1107 「対話術」で糖尿病治療 患者のモチベーション維持

あらいクリニック(横浜市青葉区)院長・新井桂子さん。7歳で「将来は医師になる」と決めていたというだけあり、会話の内容はすべて整合性がとれていて、しかも面白い。糖尿病という、患者と医師が長く付き合う疾患を専門とする上で、この“対話術”が新井医師の大きな武器になっていることは間違いない。
「糖尿病治療は、医師が正しい処方、正しい指導をしても、患者がそれを実践しなければ治療は失敗になる。患者が積極的に治療に取り組めるよう、モチベーションを高く維持するサポートができて初めて“糖尿病の専門医”なんです」と笑う。
糖尿病治療で最も重要なのが自己管理。それが苦手だから糖尿病になるわけで、多くの医師が患者とのコミュニケーションに苦慮している。
しかし新井医師は、「私の治療はインタビューみたいなもの」と言うように、患者がなぜ自己管理に失敗するのか、積極的になれないのかを対話の中から探り出し、その人に合ったアプローチで“やる気”を醸成する。45歳で始めたマラソンもその一環だ。「患者に運動を勧めても、勧める医師が運動の辛さを知らないのでは、患者の本音は理解できない。私自身、運動経験がまったくなかったのでケガもしたし苦労も味わった。それだけに患者の苦しみに共感できるし、患者の立場で治療計画が立てられるんです」横浜市北部だけでなく、川崎市、町田市など広範囲から患者が集まり、転勤などで転居した患者が遠方から通ってくるケースも少なくない。サラリーマンのために土曜も夕方まで診療するなど、患者に寄り添う診療姿勢は絶対に崩さない。一度見つけた名医は手放さないという患者の思いが、新井医師と話しているとよくわかる。
ZAKZAK 2011/06/17

信頼がおけて何でも話せるかかりつけ医師はとても心強い存在ですね。日常の些細な変化も話せるようになりますし、それだけで患者さんは安心できます。医師もそれを聞いて些細な体調の変化から、病気の早期発見になることがあります。これまで病気をしたことがない人は、かかりつけ医師も主治医もいない可能性があります。信頼のおけるかかりつけ医師を見つけるにはどうしたらいいでしょうか。50歳になったら、病気をしたことがなくても健診を受け、自分のかかりつけ医師を近所で見つけておくべきでしょう。
店長


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2011年5月28日 (土)

コラム1078 野菜を食べる生活スタイル:心臓病・糖尿病・脳卒中のリスクを低下

野菜をよく食べる人では、食べない人に比べメタボリックシンドロームの有病率が36%低下するという研究を、米カリフォルニア州のロマリンダ大学の研究者が発表した。
メタボリックシンドロームは心臓病や2型糖尿病、脳卒中の原因となる。研究者は「野菜を食べることで、これらの病気の危険性を下げることができる」と強調している。米国をはじめ世界中で、肥満やメタボリックシンドロームの急増は社会問題になっている。これらはインスリン抵抗性を引き起こし、2型糖尿病の発症や進展につながる。「生活スタイルをどのように改善すれば、これらの病気を効果的に予防・治療できるのかを調べるのが研究の目的だ」と論文の第1著者であるロマリンダ大学のNico S. Rizzo博士は話す。
米国では「高血圧」、「低HDLコレステロール」、「高血糖」、「高中性脂肪」、「ウエスト径の異常」という5つの危険因子のうち3つ以上が該当する場合に、メタボリックシンドロームと判定される。
研究者らは、「野菜をよく食べるかどうか」と「メタボリックシンドロームの有病率」の関係を調べた。その結果「野菜をよく食べる人」ではメタボリックシンドロームの有病率が一番低かった。
また、野菜をよく食べる人ではHDLコレステロール以外の、中性脂肪、血糖、血圧、ウエスト径の数値が改善していた。年齢、性別、人種、身体活動、消費カロリー、喫煙、飲酒の影響を考慮し解析した後も、この傾向は変わらなかった。
研究の参加者の35%は菜食主義で、平均年齢は野菜をあまり食べない人より3歳高かった。研究者は「年齢が少し高いにもかかわらず、野菜を食べる人は中性脂肪、血糖値、血圧値、ウエスト径、BMI(体格指数)が低くおさえられていた」と述べている。菜食主義とまでいかないが野菜を食べている人でも、肉を毎回食べる人に比べるとウエスト径やBMIが低下していた。
「野菜をよく食べる人と食べない人とでは、どれだけ違いがあるかよく分かっていなかったが、今回の研究で有意差があることが分かった。メタボリックシンドロームを予防するために、食事や生活スタイルを改善することが大切であることがあらためて示された」とRizzo博士は話す。
日本生活習慣病予防協会 2011/5/20

健康のために野菜は欠かせません。菜食主義とまでいかなくても、毎日適量をバランス良く食べればいいのです。野菜はビタミン、ミネラル、食物繊維の量が他の食品よりも豊富です。また、野菜や果物に多く含まれる「色素」や「香り」や「辛み」などの成分は、様々な機能を持っている栄養素として注目されています。その作用の一つが抗酸化作用です。抗酸化成分が体の老化を防いでくれるのです。野菜を食べることにより、ビタミン・ミネラル・食物繊維・「色素」「香り」「辛み」の成分など、様々な栄養素を摂取でき、それらが複合的に働いて、生活習慣病や老化を防いでくれるのです。
店長


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2011年5月26日 (木)

コラム1076 20歳の時から10kg以上太ったことのある人は未診断糖尿病リスクが大幅に上昇

20歳の時から10kg以上も体重が増えたことのある人は、未診断糖尿病のリスクが大幅に上昇することが分かった。人間ドックを受診した男性1万7000人余を対象に検討した結果、明らかになったもので、筑波大学の斎藤あき氏らが札幌で開催されている日本糖尿病学会で発表した。
斎藤氏らは、20歳時の体重や生涯最大体重などの体重歴が、未診断糖尿病または糖尿病前症患者を発見する指標となる可能性を大規模横断調査により検討した。
問診票により20歳時体重と生涯体重を調査し、現在と20歳時点、さらに最大BMIなどの肥満度、20歳時点から現在までの体重増加量や20歳時点から最高体重までの体重増加量などの体重変化について調査を行った。その結果、20歳時点の体重と最大体重との差が5kg増加するごとに、未診断糖尿病は39%、糖尿病前症は25%有意に上昇することが分かった。また、現時点のBMIでやせ型の人と肥満者に層別化して解析したところ、20歳の時から最大体重までの体重増加歴が10kgを超えた場合は、未診断糖尿病をやせ型の人で72%、肥満者では97%も上昇させることも明らかになった。これらの結果から演者らは、「最大体重や20歳の時の体重などの体重歴は、現在の未診断糖尿病や糖尿病前症を反映する有用な指標である」と結論した。
日経メディカルオンライン 2011年5月20日

20歳代前半の時の体重とほぼ変わらない高齢の方は意識的なカロリー制限の達人と言えそうです。このような方は常に体重のコントロールに気を配り、食事にも注意されている方が多いです。20歳代前半のときの体重プラス5kgまでが目安と言われています。難しいと感じる方は、間食を控えるだけでも摂取カロリー量は大きく違ってきます。20歳代前半の体重を維持するために、まず「1日3食」を厳守することから始めてみてはいかがでしょうか。
店長

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2011年5月 2日 (月)

コラム1053 糖尿病の治療中断:患者さんが通院をやめる理由は? 1位は経済的理由

糖尿病患者の4割以上が「通院・治療を中断したい」と感じたことがあり、その理由は「医療費の負担」、「血糖コントロールの不良」、「時間をとれない・忙しい」が多い――糖尿病ネットワークの調査でこんな実態があきらかになった。調査は、糖尿病ネットワークが昨年2011年2月にメールマガジンで行ったもの。糖尿病患者・家族376人と医療スタッフ85人が回答した。
通院・治療をやめたいと考えたことのある患者の割合は44%だった。通院を中断しないまでも「休みがちになったことがある」という患者は24%に上った。通院を中断したくなった理由で、もっとも多かったのは「医療費の負担」(62%)。以下は「血糖コントロールがうまくいかない」(40%)、「時間をとるのが難しい、仕事を休めない」(26%)、「主治医・医療スタッフとの相性」(25%)、「診察の待ち時間が長い」(22%)が続いた。糖尿病の治療中断には、血糖コントロールの悪化や、糖尿病合併症の進展など、多くの危険性がともなう。患者の87%はそのことを「知っている」と回答した。
自由回答では次のような意見が寄せられた。
「現在の通院先にはマイカーで通っているが、高齢になり運転が難しくなってきた。近所の医院に変えたいのだが、主治医には言いにくい。」 「治療が必要であることを理解しているが、糖尿病の新薬の負担額が高く、後発薬が少ないのはつらい。」 「糖尿病以外の高血圧などの治療薬の処方では、安い後発薬に変えてもらいたい。」
合併症の症状が出てきたときに絶望感や孤独感を強く感じた。看護師さんのおかげで最悪の状態にならずに済み、治療も中断しなかった。あの看護師さんがいなかったらと思うとこわい。患者の精神面へのフォローは重要と感じている。
国民健康保険料と国民年金料を負担しながら治療を続けるのはつらい。現在、診療してもらっている病院では、主治医・看護師が患者1人ひとりに合わせて指導してくれているのを理解している。以前、通院していたところは、医者・看護師の意見の押し付けが多く、患者の要望を聞いてもらえなかったと感じている。
医療スタッフが、糖尿病患者が治療を中断する理由として、もっとも多く回答したのは「時間をとるのが難しい、仕事を休めない」(88%)だった。次いで「医療費の負担」(69%)、「治療をやめても変わらない」(65%)、「予約日をキャンセルして行きづらくなった」(45%)と続いた。また治療を中断する患者は、性別では「男性」に多く(男性71%、女性11%)、「30代以上の働き盛り世代」に多い(84%)と指摘している。生活環境では「一人暮らし・独身」(64%)、治療内容では「食事・運動療法のみ」(54%)と比較的軽症の患者で多いと感じている。
糖尿病ネットワーク 2011/4/25

日本でも経済的な理由で受診が困難になる患者さんは増えているそうです。患者さんは基本的には通院に対する意欲をもっています。でも医療費、家族、通院手段など、外的要因のために通院を中断される患者さんが比較的多いという現実もあるようです。男性の糖尿病患者さんでは家族が協力的かどうかも通院状況に大きく影響するとみられています。治療中断により将来的な医療費の増大や合併症の進行があります。国の政策として、個々の患者さんの経済面も考慮した医療を提供する必要があると思います。
店長


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2011年4月28日 (木)

コラム1049 破傷風にご注意 糖尿病の人は「ふだんの血糖コントロールが大切」

破傷風は土の中にある破傷風菌が傷口から入ることで感染することで発症する病気。予防と治療ができるが、重症化すると命が危険にさらされることもある恐ろしい疾病。東日本大震災で被災した宮城県内沿岸部でも、破傷風の相次ぐ発生が報告された。
糖尿病のある人が感染すると、特に重症化しやすいと報告されている。大切なのは、血糖コントロールをふだんから良好にすることと、感染した場合に早く医師の診察を受け適切なケアをすることだという。
特に糖尿病の人が破傷風に感染すると重症化しやすいことが、米国の調査で分かった。破傷風の症例は、米国では1950年頃までは多かったが、ワクチン接種により予防できるようになり、1947年以降は米国での破傷風症例は95%以上、破傷風による死亡は99%減少しているという。しかし、予防接種を受けていない人では、現在も散発的な感染症例がみられる。米国疾病管理予防センターが発行した最新の「罹患率・死亡率週報」によると、2001~2008年に米国の届出感染症監査システム(NNDSS)に報告された破傷風の症例は233件だった。
死亡の危険性の高い要因は共通している。「65歳以上の高齢」、「糖尿病患者」、「予防接種を受けていない」などの因子があてはまる人でもっとも高かったと研究者らは指摘する。予後がわかっている197件中では、死亡率は13.2%と高かった。うち4割は予防接種を受けておらず、15%は糖尿病だった。
糖尿病ネットワーク 2011/4/15

破傷風は、土の中にある破傷風菌が傷口から入ることで感染します。風邪に似た発熱などの症状から始まり、手足の筋肉が硬直し、死にいたることもある恐ろしい病気で、発症するまで3日から3週間かかるとされています。破傷風は予防接種で防ぐことが可能な病気です。特に65歳以上の高齢の糖尿病患者さんは、予防接種を受けるようにすべきです。また、子供の頃に予防接種を受けていない人で、成人になってから症例がみられることもあるそうです。東日本大震災で被災した宮城県内沿岸部でも、破傷風の発生が相次いでいるそうです。がれきの撤去作業時の負傷で感染するおそれがあるとして、国や県は各市町村や保健所を通じ注意を呼びかけています。注意点は次のとおりです。 
①けが防止のため、素肌を露出しない服装(長袖、長ズボン)をする
②ケガをした場合は、清潔な水でよく洗浄し、傷が汚れた環境に直接さらされないように絆創膏などで保護する
③傷口が化膿したり、破傷風を疑う症状がみられた場合は、すぐに医療機関を受診する
店長

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2011年4月 7日 (木)

コラム1028 血管の異常が糖尿病の一因に

糖分の最大の貯蔵庫は筋肉といわれています。この筋肉において、毛細血管に異常が生じ、筋肉に糖分を蓄えることができなくなることがマウス実験で突き止められました。東京大の門脇孝教授ら実験結果です。インスリンが効きにくくなって起きる2型糖尿病の原因の一つは、この血管異常ではないかといわれています。糖尿病予防薬として、毛細血管の機能を回復させる薬の臨床試験を始めています。
実験でマウスを肥満状態にすると、筋肉が取り込む糖分の量は正常なマウスの約半分になりました。肥満マウスはインスリンの分泌量は変わらないが、毛細血管で糖を蓄えるのに必要な酵素が活性化されなくなって、糖尿病進行することが判明しました。酵素の働きを活発にさせる薬を投与すると、筋肉の糖分量は正常になり、糖尿病をくい止めることができたのです。
この薬は、閉塞(へいそく)性動脈硬化などの治療薬として承認され、使われています。糖尿病治療に明るい光が見えてきたようです。
店長


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2011年3月26日 (土)

コラム1016 糖尿病発症初期に起こる痛みのメカニズムを解明

糖尿病発症初期に起こる痛みのメカニズムを解明した研究が発表された。痛みを引き起こすセンサーの働きを抑える鎮痛剤を開発すれば、糖尿病性神経症を効果的に治療できるようになる。
糖尿病を発症すると初期症状として糖尿病性神経症にともない痛みが起こることがあるが、痛みが引き起こされるメカニズムはよく分かっていない。自然科学研究機構・生理学研究所の富永真琴教授らの研究チームは、細胞内の「分子センサー」が働くことで痛みが引き起こされることを実験でつきとめた。このセンサーの働きを阻害する治療薬を開発すれば、痛みを抑えることができるようになるという。糖尿病性神経症の新たな治療法の開発につながる研究成果だ。研究チームは、糖尿病の発症にともない、末梢の神経細胞で微小血管の病変などにより酸素不足が起こることに注目。ラットの痛みを感じる神経細胞をとりだして、糖尿病発症の際の低酸素・高血糖と同じ条件になるように人工的に刺激を与えた。体が感じる「刺すように冷たい」「痛い」といった痛みは、外からの刺激を感受し障害部位を認知するための感覚情報で、本来は体にとって必要不可欠なもの。体が感じる痛みは、カプサイシノイドと呼ばれる化合物が受容体と結合し、痛みの刺激を脳に伝えることで促される。カプサイシノイドが結合する受容体のひとつに「TRPV1」という分子センサーがある。TRPV1は急性の疼痛や、さまざまな炎症性疼痛に関わっていることが、これまでの研究で分かっていた。研究チームが低酸素・高血糖の状態にしたラットの体を調べたところ、TRPV1がより強く反応することをあきらかになった。
さらに、低酸素と高血糖のどちらがTRPV1をより刺激するのか調べ、低酸素が重要な役割をはたしていることをつきとめた。糖尿病を発症し高血糖の状態になると、末梢組織が低酸素になる。その結果、細胞内の分子メカニズムが活性化しTRPV1が刺激され、痛みの感覚が増大するというメカニズムが考えられている。
糖尿病ネットワーク 2011/3/8

糖尿病発症にともなう痛みのメカニズムは、これまで全く不明でした。一般には多発性末梢神経障害と呼ばれるこの変化は、左右対称で足先から次第に範囲を広くしていき、手先にも症状が及ぶようになるそうです。特別な特徴がない痛みで何となく、いつのまにかおかしくなる、という点では本当にやっかいです。今回発見された細胞内メカニズムの途中を阻害することができれば、鎮痛剤の開発につながり、新たな治療法開発への大きな道筋となるでしょう。
店長

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2011年3月18日 (金)

コラム1010 肥満糖尿病:インスリンが筋肉に届きにくく、高血糖に 東大など仕組み解明

肥満になると毛細血管の働きに異常が生じ、血糖値を下げるホルモン「インスリン」が全身の筋肉に届きにくくなることを、東京大などの研究チームがマウスの実験で解明した。インスリンが届かないと、筋肉が血液からブドウ糖を取り込めず、高血糖状態が続いて糖尿病を発症しやすくなるという。2日付の米科学誌セル・メタボリズムに掲載された。
健康な人では、食後に血糖値が上がると、膵臓(すいぞう)のβ細胞からインスリンが分泌され、血液を通じて全身に届けられる。筋肉は、インスリンが到達したことが引き金となって、ブドウ糖を取り込みエネルギーに変えるが、インスリンが毛細血管から筋肉に届く仕組みはこれまで不明だった。
研究チームは、インスリンが到達したことを他の分子に伝える物質「IRS2」に着目。毛細血管の細胞にIRS2を持たないマウスは、通常のマウスと比べて、筋肉に届くインスリンの量が半分程度に減っていた。「インスリンが届いた」という信号が他の分子に適切に伝わらないため、インスリンを血管の外の筋肉に送り出すための仕組みが機能しなかったからだという。
さらに、普通のマウスに脂肪分の多い餌を8週間与えて肥満状態にしたところ、IRS2が健康なマウスの2割程度しかなく、インスリンが血管から筋肉に届きにくくなっていた。
研究チームの門脇孝・東京大教授は「IRS2を増やす薬剤が開発できれば、生活習慣などが影響する2型糖尿病の根本的な治療になりうる」と話している。
毎日新聞 2011/3/2

運動をこまめに行えば、血糖値が安定するようになり、糖尿病が改善していきます。しかし、運動を続けるためには体力を高める必要があります。患者さんによっては運動を続けられず、思うように運動療法の効果を得られない場合もあります。そこで運動療法の効果を向上するための新たな治療法の開発研究が進められています。一番の方法は筋肉をつけることです。筋肉でブドウ糖取り込みを高めることが必要なのです。この研究ではその阻害要因になる原因が解明されました。このメカニズムを使った新薬の開発につながればいいと思います。
店長


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2011年3月14日 (月)

コラム1006 全国の糖尿病偏差値を公表 1位は新潟、ワースト1位は鹿児島 厚労省検討会

糖尿病医療の実績値を、全国47都道府県ごとに偏差値であらわした調査結果が公表された。糖尿病の平均偏差値がもっとも高いのは(1)「新潟」、(2)「神奈川」、(3)「長野」の順で、もっとも低いのは(1)「鹿児島」、(2)「徳島」、(3)「沖縄」の順だった。
厚生労働省の検討会で、糖尿病医療の実績値を全国47都道府県ごとに偏差値であらわした調査結果が発表された。ステージ別(健診、治療・診療、合併症・在宅)の偏差値を示してある。
糖尿病に関連する9項目の偏差値がもっとも高かったのは(1)新潟(59.8)、(2)神奈川(57.4)、(3)長野(57.1)、(4)島根(55.8)の順だった。もっとも低かったのは(1)鹿児島(39.4)、(2)徳島(42.8)、(3)沖縄(43.6)、(4)京都(44.5)の順だった。
糖尿病の9項目とは、「年齢調整受療率(男女)」、「年齢調整受療率(女)」、「基本健診受診率」、「年齢調整受療率(高血圧・女)」、「医療機能情報公開率(病院)」、「医療機能情報公開率(診療所)」、「退院患者平均在院日数(糖尿病)」、「新規透析導入」のこと。
糖尿病ネットワーク 2011/2/28

糖尿病治療について地域で隔たりがあるということが浮き彫りになりました。これを解消するために、地域の医療提供体制の整備を促すことを目的とし、都道府県は「医療計画」を策定し5年ごとに見直しています。病院間の機能連携をスムーズに行えるようにして、適切な糖尿病治療を切れ目なく受けられる医療の実現を目指しています。特に糖尿病は、「医療計画」で重視されています。このような「医療計画」が進んで治療格差がなくなればいいと思います。
店長


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2011年3月12日 (土)

コラム1004 「劇症1型糖尿病」解明 山梨大治療薬開発に期待

急に血糖値が上昇して昏睡(こんすい)状態に陥る「劇症1型糖尿病」は、血糖値を調整するインスリンを分泌するすい臓の細胞がウイルスに感染して破壊されて起こることを、山梨大医学部第3内科の小林哲郎教授(糖尿病学)の研究グループが解明した。研究成果は1日に発行された米国の糖尿病学会誌に掲載された。治療薬の開発などにつながるという。
小林教授によると、劇症1型糖尿病は生活習慣とは関係なく発症する。のどが渇き、数日で体重が激減して死に至ることもある。現在、国内に推定約1万人の患者がいるとされるが、発症が急なため診断が難しく、根本的な治療法が見つかっていない。研究グループは劇症1型糖尿病で死亡した3人のすい臓を調べ、「エンテロ」というウイルスに感染していることを発見。さらに、エンテロウイルスを攻撃するすい臓の細胞が、過剰な免疫反応を起こし、細胞自身を攻撃し、すい臓を破壊していることを突き止めた。小林教授は「免疫反応を抑制すればいいと考えれば、治療薬が開発される可能性は十分ある」と話している。
読売新聞 2011年3月5日

「劇症型糖尿病」は急激な血糖値・HbA1c上昇で昏睡(こんすい)状態に陥り、死亡することもありえます。このような患者さんが救急で病院に運ばれると、現場は原因や治療法がわからず右往左往する事態になることもあるそうです。劇症型糖尿病の患者さんは糖尿病患者さんのうちの1割未満です。解明が進めば、判定方法や治療法が明確になり、最悪の状態になることを防げるようになるでしょう
店長


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2011年2月25日 (金)

コラム989 糖尿病でも楽しめるメニュー増えてます!

フルコースでもカロリーや糖質が控えめで、糖尿病でも楽しめるメニューが高級料理店で増えているようです。北里研究所病院が実施した調査結果によると、高級店の4割が、こうした料理ができるか開発中で、前年の3倍以上に増えていたそうです。
この調査はレストランの格付け本「ミシュランガイド東京」2010年版に載った197店にアンケートしたもので、回答した68店のうち14店がカロリーや糖質を抑えたメニューがあるか、用意できると答えたそうです。
「ミシュランガイド」に載っていないお店でも、糖尿病を意識したメニューをそろえるレストランはあります。東京・六本木のレストラン「ボタニカ」は糖質の少ない小麦粉や甘味料を使った、血糖値の上がらないメニューを準備しています。フルコースでも糖質は20グラムほどだそうです。「どの店も濃厚なソースを控え、塩・コショウで味付けしたり、ハーブや野菜のピューレをソース替わりにしたりするなど様々に工夫している」とお店の方は話しています。外食したいけど、糖尿病が気になってメニュー選びに悩んでしまう方は多いと思います。料理人が糖尿病治療の食事を研究して、メニューを作っていただけるのはうれしい限りです。
店長


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2011年2月11日 (金)

コラム975 透析患者数が30万弱に増加 導入の45%は糖尿病が原因

日本透析医学会が毎年実施している統計調査「わが国の慢性透析療法の現況」によると、2009年12月時点で、国内で透析療法を受けている患者数は29万675人で、前年度より8053人増加した。うち糖尿病が原因となり透析をしている患者は全体の3人に1人以上の9万8252人に上る。
調査は日本透析医学会が全国の4196の透析療法施設を対象に実施したもの(4125施設から回答)。今回の調査では腹膜透析のみを実施している施設への調査も行った。それによると、2009年12月現在で、国内で透析療法を受けている患者数全体は29万675人で、前年度より8053人増加した。人口100万人あたりの透析患者数は約2280人で、前年度より66人増加した。日本の全人口に占める透析患者数の割合は、およそ440人に1人に相当する。2009年に新たに透析療法を開始した患者(導入患者)の数は全体で3万7543人、前年度より128人減少した。
導入患者の透析を始める原因となった疾患(原疾患)の第1位は糖尿病腎症で、全体の44.5%にあたる1万6414人が該当し、前年より1.3%増加した。糖尿病性腎症の割合は、前年の調査ではじめて減少が示されたが、今回の調査で増加に転じた。
2位以下は、慢性糸球体腎炎で22.0%(1.0%減)、不明が10.6%(不変)、腎硬化症が10.7%(0.2%増加)だった。

1998年から糖尿病性腎症が透析原因の1位になって以来、糖尿病性腎症は増加の一途をたどっているそうです。透析は週3回病院に行って、実施している方が圧倒的に多いです。所要時間は4時間くらいです。とても大変なことで、生活の質を大きく落とすことになります。透析患者さんのご苦労ははかりしれません。まずは糖尿病予防や進行を遅らせる努力しなければならないという自覚を持つことが必要です。
店長

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2011年2月 7日 (月)

コラム971 アジア人は肥満でなくとも2型糖尿病になりやすい 23万人を調査

アジア人は欧米人に比べ、痩せている人でも2型糖尿病を発症する危険性が高くなることが、アジア系米国人約1万1千人を含む約23万人を対象とした調査であきらかになった。アジア系では白人に比べ、2型糖尿病の発症率が30~50%高いという。
研究は米ジョンズ・ホプキンズ大学のJi Won R. Lee氏らの研究チームによるもので、米国糖尿病学会(ADA)が発行する医学誌で発表された。
研究チームは1997年から2008年の米国民健康調査(NHIS)の結果を解析した。対象となったのは18歳以上の米国人23万503人で、アジア系米国人が1万1056人含まれていた。糖尿病患者の割合は、白人では約4%から6%に増えたのに対し、アジア系では4%から8%に増え、アジア系の方が糖尿病の割合が高かった。一方、肥満の割合は、アジア系17%に対し白人は25%で、アジア系では低かった。アジア系米国人は白人に比べ30%~50%、糖尿病になりやすいということだった。インドや中国、日本などアジアの各国で2型糖尿病の増加は深刻な問題になっている。
日本人を含むアジア系は、白人に比べ、肥満でなくとも糖尿病や動脈硬化が起こりやすいことが知られている。人類の歴史では飢餓状態の時期が長く続いた。食料が少ないときも限られたエネルギーを有効に使うために、アジア系では多くの人が「倹約遺伝子」をもっていると考えられている。
日本生活習慣病予防協会 2011/2/3

アジア人が糖尿病になりやすいのは、「飢餓時代を生きのびるための体の仕組みが、飽食の現代ではアダとなっているため。」ということは以前にも書きました。豊かな生活をおくる現代の日本人の多くは、食べすぎ・運動不足で糖尿病につながりやすいのです。まずは内臓脂肪がついていないかどうかも意識すべきでしょう。内臓脂肪からは血糖値を上昇させる方向に働くるさまざまなホルモンが分泌されています。
店長


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2011年1月 3日 (月)

コラム936 中国は世界一の「糖尿病大国」 インドを抜いてトップに

糖尿病対策は日本だけの問題ではなく、世界中で共通の課題となっている。2010年11月の世界糖尿病デーにあわせて発表された中国の調査研究によると、中国の糖尿病有病数と予備群数の合計は2億4000万人以上で、日本の10倍以上に上る。
国際糖尿病連合(IDF)と中国糖尿病協会(CDS)が共同で行った研究によると、中国の糖尿病有病数は9240万人。世界で糖尿病有病数がもっとも多いとされるインドの5080万人を抜き、世界一の「糖尿病大国」となった。糖尿病を発症する危険の高い予備群の数は1億5000万人に上る。
IDFとCDSの共同調査は、約5000人の中国人を対象に2008~2010年にかけて行われた12件の研究と、最近のものでは1920人を対象に行われた5件の研究をもとにしている。
それによると、中国の9240万人の糖尿病有病者のうち、糖尿病と診断されておらず治療を受けていない人が5000万人に上るという。適切な対策をしないと、今後10~20年のうちに、脳卒中や視覚障害、腎症といった糖尿病合併症を発症する人が急速に増えるだろうと予測されている。
糖尿病を発症していても、検査を受けないので発見が遅れる人が多い。糖尿病では初期のうちから治療を開始すると、合併症の進行を抑えることができるが、適切な治療を行わないで病状が進行すると医療費も高くなる。
調査では、中国の医療費の13%は糖尿病によるもので、糖尿病を発症してから1~2年で治療を開始した場合に比べ、発症から10年以上も治療を行わないでいると、医療費は4.6倍に膨れあがることが示された。
日本では「国民皆保険制度」と「フリーアクセス(患者が自由に医療機関を受診できること)」が確立されており、世界でもトップクラスの医療を誇る。一方、中国は経済成長は著しいが、医療体制の整備には課題があるという。中国では1980年代頃まで、患者は公費医療制度のもとで医療サービスを受けることができ、医療機関も非営利の公立機関だった。その後、中国政府は財政難に直面し、公立病院への財政支出は次第に減っていった。
中国の糖尿病医療費は250億米ドル(約2兆円)に上ると見積もられている。調査では、都市部に住むの糖尿病患者は比較的恵まれており、89%は健康保険をもち、医療費は家計収入の11%にとどまることが分かった。しかし、糖尿病のない人や軽症の患者に比べ、医療費は9倍に高まることも示された。糖尿病と糖尿病合併症を予防し、医療費を抑制するために、糖尿病を早期発見し治療を開始することが重要となる。中国糖尿病協会理事長のLinong Jig教授は今回の調査結果について、「多くの患者は適切な治療を受けることで、糖尿病や糖尿病合併症の発症を抑えられる」と強調する。
しかし実際には、中国の糖尿病有病者の10人に6人が糖尿病と診断されていない。最近では若い世代でも糖尿病が増えているという。中国の糖尿病のある人のうち、脳卒中や心筋梗塞を発症した人は5%未満、糖尿病腎症や網膜症、足病変といった合併症を発症した人は5%未満に上る。
薬物療法を受けている人のおよそ半数は血糖降下薬を服用しているが、降圧薬、スタチン、アスピリンで治療している人は、それぞれ16%、1%、13%だった。これらの薬剤は有効性と安全性が確認されており、糖尿病合併症の危険性を半分に減らすことができるが、中国ではあまり治療に活用されていない。
中国政府は今年、10万人の地域の医師を動員し、糖尿病医療を促す3年間のプロジェクトを開始した。また、11月14日の世界糖尿病デーにはIDFの専門委員会と共同で、万里の長城や北京国立劇場、中国の27都市で糖尿病啓発イベントを実施した。
糖尿病ネットワーク 2010/12/28

中国の糖尿病事情が深刻なことは11月にもお伝えしましたが、その後もいろいろなデータが出ています。もう一つ深刻なのは、喫煙率が高いことです。日本人の喫煙率は男性で38%、女性11%と、年々減っていますが、中国では現在、糖尿病有病者の半分以上がたばこを習慣的に吸っているそうです。喫煙は糖尿病合併症の危険性を2倍から4倍に高めることが知られています。記事のような糖尿病医療プロジェクトが成果を収め、糖尿病でお困りの方が減るといいのですが。
店長

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2010年12月 8日 (水)

コラム912 体内時計の不調で糖尿病 生活リズムがインスリン分泌にも影響

昼間に活動し、夜に眠るという生活サイクルは、「体内時計」のリズムが正確に刻まれることで繰り返される。ほぼ決まった時間に目覚め、空腹になり、眠くなるのは、体内時計が働いているからだ。体内時計をつかさどる遺伝子の解明が進められている。
ヒトを含む多くの生物の体は、時刻によって変化する太陽光や温度などの環境に適応するため、「概日リズム(サーカディアン・リズム)」を備えている。これは体内に24時間周期の「体内時計」があるからで、体内時計のリズムは、いくつかの「時計遺伝子」によって刻まれている。
朝目覚めて夜眠くなる睡眠と覚醒のサイクルや、食欲、血圧、体温調節、ホルモン分泌などの周期パターンは、体内時計によりコントロールされており、体内時計が狂うと睡眠障害や高血圧、季節性うつ病などの発症につながりやすい。
米ノースウェスタン医科センターの大学のJoseph Takahashi博士らは、体内時計が狂うと膵島の遺伝子の働きもおかしくなり、血糖値が高くなることを、動物実験で確かめた。睡眠が不規則であったり、睡眠時間が短すぎると、肥満症や2型糖尿病を発症する危険性が高まることは以前から指摘されている。「体内時計の状態を調べることで、不規則な食事や仕事など、生活リズムの乱れが糖尿病におよぼす影響をあきらかにできるかもしれない」と博士は指摘している。
糖尿病ネットワーク 2010/11/22

体内時計が乱れると、肥満や糖尿病などの生活習慣病につながりやすいという研究結果がたくさんあります。膵臓の遺伝子の働きに異常が起きて血糖値が高くなるという報告は初めてでしょう。予防には、睡眠や食事などの基本的な生活リズムが重要ですね。朝早く起きて、規則正しい時間に食事を摂り、夜22時には寝るといった当たり前の生活が、現代社会ではできなくなっているようです。
店長

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2010年11月29日 (月)

コラム903 中国の糖尿病医療費は年2兆円から急増へ、1億人が合併症も-IDF

中国の糖尿病関連の医療費は年間推定1734億元(約2兆1600億円)に上るが、この費用は今後10年から20年で急増する恐れがある。1億人の患者が腎不全や脳卒中、失明などの合併症の治療を求めるとみられるためで、国際糖尿病連合(IDF)が発表した。
IDFが北京での同日の記者会見前に配布した発表文によると、糖尿病関連は中国の医療費の約13%を占める。この研究結果は、8月に終了した全国調査で得られた暫定データに基づいている。
また、IDFや中国糖尿病協会の調査によると、中国の糖尿病患者の入院回数や外来・緊急治療室での受診回数は、糖尿病にかかっていない人に比べて3-4倍多い。前回3月の調査では、中国の糖尿病患者数は9240万人と従来の推定から2倍以上になり、世界で最も多いことが示された。
IDFは「医療費の大幅増につながる重篤な糖尿病合併症のまん延を防止する絶好の機会が中国に訪れている」と述べた。
糖尿病関連の医療費は今後20年間で「急速に増加する」との見方をIDFは示した。まだ糖尿病の診断を受けていない約5000万人の中国人が治療を求めるほか、こうした患者に加え約5000万人のすでに糖尿病の診断を受けた患者が脳卒中や失明、腎臓病などの合併症を発症し始めるためだとしている。
ブルームバーグ 2010/11/14

中国の糖尿病患者は約1億人、インドを抜いて世界一の糖尿病大国となりました。一番の問題は、糖尿病にかかる年齢が低下しているにもかかわらず、糖尿病の予防や治療に対する認識がまだ不足している点です。今回の調査では30~45歳の羅患率が増加していることがわかりました。働き盛りの年代は仕事が忙しくて運動不足になりやすく、身体検査を受ける時間もない、自分の健康を過信している、などの傾向が挙げられていると専門家は分析しています。
店長


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2010年11月27日 (土)

コラム901 糖尿病:米飯多食で女性のリスク増? 1日4杯→1杯の1.81倍

米飯を多く食べる習慣がある女性は、あまり食べない女性に比べて糖尿病になる危険性が高いことが、厚生労働省研究班による日本人対象の大規模調査で明らかになった。日本人の米飯と糖尿病発症の関連が分かったのは初めてという。米臨床栄養雑誌に発表した。
調査は、全国8県に住む45~74歳の健康な男女約計6万人を5年間追跡した。摂取カロリーや栄養バランスの個人差を調整して米飯だけの影響を分析した結果、白米だけの米飯を1日あたり4杯(560グラム)食べる女性は、同1杯強(165グラム)の女性に比べ、糖尿病を発症する危険性が1・81倍高かった。麦などの雑穀が混ざった米飯を食べている場合、危険性はやや低くなったが、傾向は変わらなかった。男性の場合、米飯の摂取量による明確な差は見られなかったが、1日あたり1時間以上の筋肉労働や運動をしていない男性は女性同様、発症の危険性が高まる傾向があった。パンやめん類では、男女とも危険性に差はなかった。
米飯は、食後に血糖値が上がりやすいため、糖尿病を起こしやすい食品とされている。研究班の南里(なんり)明子・国立国際医療研究センター研究員は「食事は米飯だけではないので、米飯を多めに食べる人も、野菜を積極的に取るなどバランスに気を配り、運動を心がければ糖尿病の危険性を下げられる」と話す。
毎日新聞 2010/11/12

これは白米の場合の調査ですね。玄米だと食後の急激な血糖値上昇を防げますよ。玄米には食物繊維が多く含まれ、食物繊維と炭水化物を同時に摂ると糖の吸収が穏やかになります。白米を摂るなら、食物繊維をたくさん含む野菜を使ったおかずを多くすればいいでしょう。多品種の食材をまんべんなく摂るように気づかい、食習慣全体をバランスよくすることが大切です。
店長

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2010年11月21日 (日)

コラム895 患者仲間同士の相互支援が糖尿病ケアに有望

ナースケア管理(NCM)システムに比し、一対一の仲間同士の相互サポート (RPS)の方が、糖尿病患者のHbA1cの改善効果が大きかったとする研究論文が、「Annals of Internal Medicine」に掲載された。
米ミシガン大学(アナーバー)のMichele Heisler氏らは、研究組み入れ前の6カ月間に、HbA1c値が7.5%を超えていた男性患者244人を対象とした無作為化研究を実施した。男性患者らは6カ月間のNCMを受けるか、または年齢をマッチングさせた患者仲間とペアを組み、糖尿病に関連した話題について毎週話し合うことを奨励された。またRPS群患者は、任意でナース支援下の患者運営のグループ会合に1カ月、3カ月、6カ月の時点で参加できるようにした。
その結果、RPS群では平均HbA1c値は8.02%から7.73%に低下したのに対し、NCM群患者では平均値は7.93%から8.22%へと上昇していた。当初のHbA1c値が8%を超えていた患者群では、平均HbA1c値はNCM群では僅かに上昇したのに対し、RPS群では有意に低下していた。
糖尿病ネットワーク 2010/11/ 4

患者さん同士のサポートが糖尿病改善に役立つという調査結果ですね。調査結果によるとHbA1c値がよくなっているようです。糖尿病の体験談や情報を話し合うだけでもいいようですね。話し合うことで治療する「やる気」が出てくるのでしょうね。糖尿病であることを秘密にする方もいますが、周りの理解をうまく得て、同じ患者さん同士でも交流を持つべきなのですね。
店長


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2010年11月20日 (土)

コラム894 かかとのひび割れは糖尿病の人は高いリスク あなたの足裏は大丈夫ですか?

肌寒くなるこれからの季節、皮膚の乾燥に要注意です。特に足の裏はいつの間にか角質が厚くなって、ひどくなるとかかかとがパックリひび割れて歩行に支障が出てくるなんてことも。血行の悪い糖尿病の人ほどそのリスクが高いといいます。あなたの足裏は大丈夫でしょうか?
足の裏全体に干し柿のように粉を吹いた線がある人は 血糖値が高いとよくいわれます。かかとにしこりがあったり 固くなっている人も糖尿病に注意していただきたいです。また、足の小指からかかとの外側がたるんでつまめるような人も糖尿予備軍といわれます。かかとには糖尿病のサインが出るのです。また、糖尿病の人はかかとにたくさんの合併症を伴います。
かかとのひび割れを起こしやすい人や角質が厚く硬い人は、もともと生活習慣の中にその要因があることが多いそうです。たとえば、常にかかとに体重がかかっている立ち仕事の人や、歩き回って仕事をする人、また、革靴の底が硬い、インソールのサイズが合っていない靴をはいている人などです。フット・ケアの専門家によると「タコやウオの目も同じで、皮膚は常に刺激や圧迫を受けていると角質が厚く硬くなる。」と説明されています。靴底にイボイボの付いた健康サンダルなども日常的に履いていると“角化”しやすいです。
かかとのひび割れが起こると、むずがゆさが出たり、歩行時の痛み、グジュグジュして細菌感染すれば膿んで腫れてしまうこともあります。特に末梢の血行が悪い糖尿病の人は足の知覚が鈍く傷つきやすく、壊疽(えそ)の原因になるので要注意です。
対策は、足裏の乾燥に気づいた時点から、入浴後に保湿効果のあるケア・クリームでこまめに潤いを与え、ひび割れ予防に備えることです。まずはこまめに自分の足裏の状態を確認してみましょう。
店長


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2010年11月19日 (金)

コラム893 2050年までに米国人成人の3分の1が糖尿病に-CDC研究が警告

「現在の傾向が続けば2050年までに糖尿病に罹患する米国人成人は2~3倍になる」との警告を発する米国疾病管理予防センター(CDC)の研究が、オンライン医学誌「Population Health Metrics」に掲載された。
米国で1年間に新たに糖尿病と診断されるのは2008年では1,000人当たり8人だが、2050年には1,000人当たり15人になるとCDCは予測。2050年までに全成人の5分の1から3分の1が糖尿病になり、その増加分の全ては事実上、予防可能な2型糖尿病によるという。高齢化する人口、糖尿病リスクの高いマイノリティでの増加、そして糖尿病患者が以前より長生きするという事実が、この急上昇の理由という。
CDCのAnn Albright 氏は「2型糖尿病の進展を変えることがどれほど重要かを示す警告である。健康的食生活と運動を選択する成功につながる生活習慣向上プログラムが広く利用できるようになるべき」と述べている。別の専門家もこれに同意し、「このデータは正確で現実を反映したもの。マイノリティと寿命の延長を考慮すると、糖尿病の実際の負荷は多くの人が考えるよりもはるかに大きい」と述べている。
CDCによると、糖尿病は75歳未満での新たな失明、腎不全、足や下肢切断の第1の原因となっている。糖尿病と診断された人の医療コストは非糖尿病者の2倍以上であり、米国での糖尿病のための医療費は、年間推定1,740億ドル(約140兆円)に上る。米国での糖尿病患者の増加予測は、糖尿病の世界的増加を反映したもので、国際糖尿病連合(IDF)によると、2010年の糖尿病患者は世界で2億8,500万人であり、2030年までに4億3,800万人に膨張するという。
糖尿病ネットワーク 2010/11/5

アメリカでは約2,400万人が糖尿病に罹患しており、その4分の1は罹患に気付いていないそうです。高齢、肥満、座りがちな生活習慣、家族歴、妊娠中の糖尿病発症、人種・民族が2型糖尿病の危険因子といえます。アメリカの中でもアフリカ系、ヒスパニック系、米国先住民系、アラスカ先住民系、アジア系、太平洋諸島系といった人種・民族グループはリスクが高いといわれています。つまり白人系以外の人種に糖尿病が増えているのです。世界の糖尿病患者数が2030年で約4.4億人の予想です。予防対策や新治療法の研究など、世界中が力を合わせた対策が必要ですね。
店長


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2010年11月17日 (水)

コラム891 〝糖尿病急増〟インド経済を脅かす 関連コストGDPの2%

ニューデリー市内にあるファストフード店。貧困から抜け出したインドの市民は食生活も一変し、糖尿病が高成長の新たな脅威となっている。好景気に沸き返るインド経済に思わぬ障害が持ち上がっている。貧困を脱して快適な生活を手に入れた代償として、数百万人が糖尿病を患っているのだ。糖尿病の関連コストはインドの国内総生産(GDP)の2%にも達するとみられており、高い成長目標を掲げるインドにとって大きな脅威となりそうだ。
10代の息子2人の母である小柄なカルパナ・ソナさん(40)はムンバイ郊外の高層アパートの自宅で、手足が痛み、眠れなくなった夜のことを険しい表情で振り返る。ソーダやコンピューターゲームが大好きな息子たちも将来、糖尿病にかかるのだろうかなど、さまざまな疑問が頭の中を駆け巡ったという。
昔住んでいた村の泥壁の小屋からスラム街を経て、6年前に現在のアパートに晴れて入居した。子供時代の飢えと貧困から脱し、急拡大する中産階級の一員になったが、長期にわたる運動不足や過食がたたり糖尿病にかかったのだ。
インドの糖尿病患者は5000万人を超えており、国際糖尿病連合(IDF)は2009年10月に、インドを世界で糖尿病患者が最も多い国と認定。今年のインドの糖尿病による死亡者数が世界で最悪の約100万人に達すると推定している。成人の糖尿病罹患(りかん)率は7.1%と、米国の12.3%に迫っている。
研究者らによると、インドで糖尿病や心臓病などの合併症にかかりやすくなっているのは生活水準が向上したためだ。
10年間で平均7%の経済成長が4億人の国民を中産階級に押し上げた半面、何世代にもわたり貧困や栄養不良、肉体労働に耐えてきた体は高カロリー食への抵抗力がない。インドでは栄養不足の母親から生まれた子供の体は小さく代謝作用も低栄養に適応しているため、栄養過多に対応できないという。これに加え、インドで豊かさを象徴する車やテレビ、パソコンなどに運動の時間を奪われたことも状況を悪化させている。
全インド医科大学のニキル・タンドン教授(内分泌学)によると、インスリンが血液中のブドウ糖を調整できなくなる2型糖尿病罹患率は1980年代半ばに都市部成人の3~4%にとどまっていたが、現在11~12%に上昇。南部には、18~19%に達する地域もあるという。同教授は「こうなるとは誰も思わなかった」と振り返る。
SankeiBiz 2010/11/11

インドの糖尿病患者の平均発症年齢は42.5歳と、欧州に比べて約10年早いそうです。親としても稼ぎ手としても最も重要な時期に発症するのです。国際糖尿病連合はインド同様、急速に国民の生活環境が変化している中国について昨年時点で4320万人と推定していた今年の糖尿病患者を、今年3月の調査で9240万人へと大幅に引き上げています。インドも10年ぶりの全国調査が報告される来年、患者数が急増する可能性があります。新興大国2国では予想より多くの人が糖尿病にかかっており、その影響が当初の見通しよりもずっと深刻化しているようです。
店長


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2009年11月14日 (土)

コラム333 市民に歩数計を無料貸与 「100万歩達成」でプレゼント


福岡県宮若市は、市民に歩数計を1年間無料でレンタルし、「100万歩」を達成した人には、そのままプレゼントする事業を実施している。市内居住者を対象に参加者を、市の保健センターパレットで受け付けている。
この「歩数計貸与事業」は、市民の主体的な運動への取り組むを促す狙いで、40歳以上を対象に旧宮田町が1998年に開始した。自治体が歩数計を長期間貸しだしたり贈呈するケースは珍しいという。
同市でも、生活習慣病の発症につながる肥満やメタボリックシンドロームが増加し、医療財政を圧迫している。2006年の調査によると、高血圧症や脂質異常症、2型糖尿病などの生活習慣病の患者の割合は、74歳までの29%に上るという。糖尿病や高血圧が要因となり発症する慢性腎症により透析療法が必要となった患者数は64人に増え、医療費の16%を占める。
同市健康増進課は、「原因となるのは不適切な食生活や運動不足などの生活習慣。近場でも車で移動する人が増え、1日の平均歩数も減少傾向がみられる。歩数計を貸与することで、歩くきっかけをつくり運動不足の解消につながる」と期待を口にする。
市の目標はメタボリックシンドロームの該当者と予備群を2015年度までに25%減少すること。「1日3000歩ずつ歩けば、1年間の合計は100万歩に達する。季節は行楽の秋。ぜひ、ウォーキングに取り組んでほしい」と、市民に呼びかけている。
事業を開始してからこれまで約12年間で、歩数計を貸し出した市民は累計で400人以上になる。100万歩の到達は自己申告制だが、約6割が目標を達成、歩数計をプレゼントされた。参加者は50代-60代が多い。同課では「歩数を確認することでやる気が継続し、達成感も味わえる」と話している。
日本生活習慣病予防協会 2009.11.04

今はいろいろな機能のついた歩数計があるようですね。「消費カロリーがわかるもの」「歩いた距離が測定できるもの」「脈拍が測れるもの」など・・・。中にはパソコンにつないで健康管理を行い、インターネットを通じてコンサルタント会社が健康アドバイスいてくれるものも。また、若者向けに歩数計機能を持つ携帯型電子ペット育成ゲームといったものもありますので、必要な機能から適切なものを選ぶようにしましょう。
店長

2009年11月 1日 (日)

コラム320 新しい経口2型糖尿病治療薬を承認―厚労省

厚生労働省は10月16日、経口2型糖尿病治療薬(商品名「ジャヌビア錠」「グラクティブ錠」)を正式承認した。日本で初の「選択的DPP-4阻害薬」で、新しいメカニズムを持つ経口2型糖尿病治療薬の正式承認は10年ぶり。
新薬は膵臓に働きかけ、インスリン分泌を強くするが、血糖値が正常、低値ならインスリン分泌を増強しないため、低血糖にはならない。また、国内外の臨床試験により、体重変化がないことも明らかになっている。
Nikkei BP Net 2009/10/29

この新薬はすでに海外では発売実績があり、評価も高いようです。インスリン分泌に関わる糖尿病治療薬として、SU剤という薬がありますが、低血糖の副作用が出る場合があります。この新薬は、副作用が少ないところが高評価につながっているようです。最初は第一選択薬とはならないようですが、新薬で糖尿病治療に新しい光がさすことになるでしょう。
店長

2009年9月13日 (日)

コラム271 談志さん、年内活動休止…糖尿病治療で


落語家の立川談志さん(73)が糖尿病の治療のため、年内いっぱい休業することになった。所属事務所が26日に発表した。
談志さんは5年ほど前から糖尿病を患っていたが、今月に入り、体力低下など体調が悪化。約3か月の治療が必要と診断された。経過をみて入院治療に切り替える可能性があるため、落語会など年内の仕事をすべてキャンセルした。
談志さんは昨秋、声門がんを発症したが、放射線治療などにより、ほぼ完治しているという。
読売新聞 09/08/26

立川談志さんは、どんな話題も一刀両断して、世の中の常識を本音でひっくり返す気力たっぷりの落語がすごく魅力的ですよね。歯に衣着せぬ発言や破天荒な行動をイメージしがちですが、病気をして入院されてからは人一倍健康に気を使っておられるそうです。ご本人のお話では、2,3年前からインスリンを投与されています。糖尿病はじっくり腰を据えて、根気よく治療すると合併症を併発するリスクも低くなる病気です。そのためには、仕事を休んである一定期間治療に専念することも大事と言われています。そうすると、血糖値管理の方法も自分なりにわかってきて、改善に向かうことが多いようです。立川談志さんがまた復帰されて、元気な高談を拝聴できればと思います。
店長

2009年8月29日 (土)

コラム256 インスリンを鼻に噴霧、糖尿病治療注射いらず 新インスリン剤開発


星薬科大学は糖尿病治療に使うインスリン製剤を注射ではない手法で投与する技術を開発した。点鼻薬のように鼻に噴霧する。投与したインスリンの半分以上が血液中に浸透することを動物実験で確認した。今後、製薬企業と組み、人での臨床試験入りを目指す。糖尿病患者の自己注射の負担を軽減できる技術として注目されそうだ。
複数のアミノ酸がつながったペプチド(たんぱく質の断片)をインスリンと混ぜて液体状にして、鼻の粘膜に噴霧する。このペプチドは細胞をすり抜ける性質があり、インスリンが血液中に届きやすくなる。
NIKKEI NET 09/8/13

ある調査では、インスリン療法を行っていない多くの糖尿病の方は、インスリン開始に不安や抵抗感を抱いていることがわかっています。その一方で既にインスリン治療中の方の3割が「もっと早く始めればよかった」と答えています。インスリン療法により、糖尿病進行や合併症の発症を遅らせることができるといわれています。インスリンを投与には、「自分で注射を打たないといけない」「一生続く」といった抵抗感があるもの事実です。簡単なインスリン投与法が早く実現すればいいのですが・・・。
店長

2009年8月24日 (月)

コラム251 糖尿病と歯周病の関連、3割が認知


東京都の調査によると、「歯周病と全身の健康について知っていること」(複数回答)を聞いたところ、もっとも多かったのは「喫煙は歯周病にかかりやすくし、歯周病を悪化させる」(43.1%)で、次いで「糖尿病だと歯周病にもかかりやすい」(32.8%)、「歯周病菌が動脈硬化を促進することがある」(20.6%)と続いた。歯周病と糖尿病や動脈硬化との関連を7~8割が認知しておらず、36.4%は「知らない」と回答した。
歯周病は全身疾患と深く関わっており、糖尿病患者で歯周病が多くみられ治りにくいことや、心臓病、低体重児出産、骨粗鬆症などとも関連があると指摘されている。また、よく噛むことは肥満の予防にもつながる。噛むことで中枢神経にはたらきかけ満腹感を得られやすくなり、食事の栄養バランスやエネルギー量の改善につながるというメリットがある。
日本生活習慣病予防協会 09/8/17

糖尿病の治療を受けている間に、歯科医院で治療を受けるように医師から言われることが多くなったそうです。「糖尿病だと歯周病にもかかりやすい」のと同時に、「歯周病が糖尿病を悪化させる」ことも分かっています。まず、歯周病を治療しないと、糖尿病が改善しにくいのだそうです。2つの病気は、お互い悪い影響を及ぼしあって、どんどん進行していくことを知っておきましょう。
店長

2009年8月17日 (月)

コラム244 糖尿病克服プロジェクト「チーム香川」 遠隔医療にIT活用

香川大学医学部附属病院は香川県医師会や県と連携し、糖尿病克服プロジェクト「チーム香川」(別称:ブルーサークルかがわ)をつくり、糖尿病に特化しITを活用した遠隔医療の導入を目指している。7月20日に高松市で、同事業のキックオフイベントを開催し、血糖値の無料測定やパネル展示などを行った。
遠隔医療は、患者の検査データや画像データといった健診情報を通信回線により伝送し、診療所などの医師が専門医の助言を受けながら診療できるシステム。大病院の診療をただちに必要としない慢性疾患を、地域のかかりつけ医と大病院の専門医が連携することで、日頃の健康管理から高度医療まで、患者が安心して医療サービスを受けられる仕組みが考えられている。
検査データなどの情報を共有化することで、患者にとっては「患者が集中する病院での長い待ち時間がいらなくなる」、「医師不足が深刻な地域などでも専門治療が受けられる」、「症状が安定しているときはかかりつけ医に、深刻な症状があらわれたときは専門領域の医師にと、連携した医療サービスを受けられる」といったメリットがある。
プロジェクトでは、全国で初めてのITによる全県的な医療連携システムである「かがわ遠隔医療ネットワーク(K-MIX)」を活用する。2003年に運用を開始したK-MIXでは、現在、県内外の病院や診療所などの医療機関のうち80施設以上が参加し、共同利用するセンターサーバが稼働している。患者のネットワーク登録を香川大学医学部附属病院から始め、来年度から県内主要病院へと順次拡大し2万人規模の登録を目指す。
日本生活習慣病予防協会 09/07/27

地域のかかりつけ医院と大病院の専門医がコンピューターでつながり、患者が安心して適切な診断や高度医療が受けられるのが、この遠隔医療です。医師不足・医療の地域格差が問題視されている現代では、とてもいい方法ですね。究極のハイテクは、ロボットを使って、遠く離れた場所にいる患者を手術しようという技術です。東京大学では、試験的に遠隔手術ロボットを開発しています。執刀医が操縦かんを操作すると、ブロードバンド回線を通じて、離れた場所にある手術室のロボットが動くのです。実用化すれば、「名医の手術」をどこにいても受けられるようになるかもしれませんね。
店長

2009年8月 7日 (金)

コラム234 子供だって脱メタボ、自治体などが予防対策

肥満が増えている子供の世界で、メタボリック(内臓脂肪)症候群を予防するための取り組みが盛んだ。自治体などが小学生向けの健康講座や無料健診を用意したり、病院が食事の改善指導に乗り出したり。子供の肥満は成人後の生活習慣病につながるおそれもあり、関係者は「食事の栄養バランスに気をつけ、運動習慣を身に付けて」と呼び掛けている。
4月の土曜日。東京・渋谷の多目的施設「こどもの城」の体育館で児童13人が鬼ごっこに約1時間、汗を流した。運動後、歩数計を確かめた小6男児(11)は母親(45)に「今日は1時間で4000歩。すごいでしょ」と誇らしげに報告。母親は「近場の移動に自転車を使わなくなったし、意識して運動するようになった」と目を細める。
Nikkei Net 09/05/28
子供の肥満が増えているのは、親自身の生活習慣の乱れが原因となっているといわれています。「何となく夜遅くまでテレビを見ていて、朝起きられない。」「ファーストフードやお菓子が大好き。」こんな子供の生活の乱れは、親の生活が影響しているのではないでしょうか。「親自身が怠惰な生活をしていないだろうか?」と問い正したくなります。まずは親自身が生活習慣を根本から見直し、家族みんなで改善に取り組みながら子供の成長をサポートすることが大切ですね。
店長

2009年7月29日 (水)

コラム225 糖尿病患者に朗報!? 光の強さで簡単 血糖値測定 東大研究所

血糖値を測定するのに、ブドウ糖の濃度に応じて異なる強度の光が出る物質で微小な粒を作って体内に埋め込み、外から光を測定する方法が有効とのマウス実験結果を、東京大生産技術研究所と技術研究組合「BEANS研究所」が発表した。糖尿病患者は厳密な血糖値管理が必要だが、この方法は簡単に血糖値を把握できるのではないかとしている。
研究チームは、ポリアクリルアミドというゼリー状の物質に、ブドウ糖があると強い光を出す別の物質をくっつけ、体毛がないマウスの耳に注射器で数百個を入れた。すると周囲の血管から染み出た血液中のブドウ糖と反応し、紫外線を当てると耳から緑色の蛍光が出た。耳にブドウ糖を注入すると光が強くなり、光の強さで血糖値を把握できることを確かめた。
産経新聞 09/06/20

血糖値と血圧の大きな違いは、家で簡単に測れるかどうかですね。家庭用血圧計の普及率は40%を超えているといわれています。血糖値と血圧も日々の管理が必要ですが、正確な血糖値測定は採血が必要なので通常は病院でしか検査できません。自己測定キットをお持ちで、自宅で測定している方もおられますが、針で指の先を刺して採血しなければなりませんし、精度も低く、10%程度の誤差があるといわれています。 光をあてるだけで、血糖値が測れるなら、自宅で測る方も増えるでしょう。糖尿病の早期発見にもつながるので、早く実用化してほしいですね。
店長

2009年7月22日 (水)

コラム218 2型糖尿病発症の3~6年前に血糖値の変化が始まる

2型糖尿病を発症する人々は、発症前のどの時点から、空腹時血糖値、糖負荷試験、インスリン感受性、インスリン分泌の変化が始まっているのだろうか。この疑問を検証するため、前向きコホート研究のデータを分析した英国London大学のAdam G Tabak氏らは、発症の3~6年前からそれらの値が急激に変化することを明らかにした。詳細は、Lancet誌に報告された。
日経メディカル・オンライン 09/7/7

2型糖尿病は遺伝的因子に環境因子と加齢が加わって発症するので、ある日突然発症するわけではありません。糖尿病を発症するまでには、10年以上に渡る前状態があるという学説もあります。これが一番よくわかるのは、糖負荷試験といわれています。10時間以上絶食した後、ブドウ糖75gを含んだ飲料を飲んで、30分後、1時間後、2時間後の血糖値を調べるもので、食後の血糖値の上昇とその後の下がり具合をみます。2時間後でも血糖値が高い状態、これを食後高血糖といいますが、この状態では食後一旦上昇した血糖値がなかなか下がらず、2時間後でも高い値になります。これが糖尿病の前段階なのです。健診の結果で空腹時血糖値が正常であっても食後高血糖を起こしている可能性があり、決して安心は出来ないということになりますね。20代30代から糖負荷試験の受診をおすすめします。
店長

2009年7月20日 (月)

コラム216 米国の肥満が23州で増加 景気後退の影響も

米国人の肥満傾向は景気後退が続く中でもとどまる気配をみせない。米国の成人の肥満率は全50州中23州で上昇しており、子供の肥満も増えているという調査結果が発表された。
この調査は、NPO組織「Trust for America's Health(TFAH)」と「ロバート・ウッド・ジョンソン財団」が実施したもの。米国疾病管理予防センターの基準に基づき、身長を体重の2乗で割った体格指数(BMI)が30以上の場合を「肥満」、25以上30未満を「過体重」と判定し、成人と子供について州ごとの割合を、報告書「F評価の肥満対策2009(F as in Fat 2009)」にまとめた。
この報告書によると米国成人の3分の2は肥満か過体重だという。肥満と判定された成人の割合は、過去1年間に31州で25%を超え、49州とワシントンDCでは20%を超えた。1991年の統計では20%を超える州はなかった。
肥満率がもっとも高いのはミシシッピ州の32.5%で、前年の31.7%から増えた。これに加え、ウェストバージニア州、アラバマ州、テネシー州が30%を超えた。成人の肥満の割合が高い10州のうちの8州が南部にある。
肥満・過体重の子供も、30の州で30%に上昇した。ミシシッピ州では10歳から17歳の子供たちのうち44.4%が肥満か過体重と判定された。同州当局は学校などを中心に、食生活や運動の指導、給食の改善などに取り組んでいる。
肥満の増加と昨年来の不況との関連について、報告書では「経済危機は肥満に影響している。食品価格が上昇し家計が圧迫され、家庭で栄養バランスの良い食品を選ぶことが難しくなっている」と指摘した上で、「肥満の子供が成長すると将来にがん、2型糖尿病、心臓病といった深刻な病気が増えるおそれがある」と懸念している。
TFAH理事のジェフリー・レビ氏は「肥満のために、数百人の米国人に健康障害が起こり、数十億ドルの医療費が余計にかかっている」と述べている。
日本生活習慣病予防協会 09/7/17

医療費の面からみて肥満はもっとも深刻な要因のひとつといえるでしょう。肥満は糖尿病、心臓病、脳疾患、高血圧、がん、関節症、認知症・・・・と20以上の病気を引き起こす原因になるといわれています。肥満になることで、いくつかの病気が併発して、医療費が高くなり家計を圧迫するという現状があるようです。また、肥満の一因に経済的理由があげられます。家計が苦しいと、カロリー優先で栄養バランスの悪い食事になりがちで、肥満を誘発するといわれています。不況と肥満は悪循環の関係にあるといえます。
店長

2009年7月19日 (日)

コラム215 20代で言語スキルが高い人はアルツハイマー病になりにくい

若い頃に言語能力が優れていた女性は、アルツハイマー病に特徴的な脳の変化が認められる場合でも、アルツハイマー病を発症しにくいことが明らかにされた。このほか、アルツハイマー病の症状のない女性の脳には大きなニューロン(神経細胞)がみられることが判明し、米医学誌「Neurology(神経学)」オンライン版に掲載された。
米ジョンズ・ホプキンス大学の研究では、尼僧を対象とするアルツハイマー研究に参加し、死亡した尼僧38人の脳を調べ、記憶障害があり、脳の所見に変化のみられたグループと、脳の所見の有無にかかわらず記憶障害のなかったグループとに分けた。被験者が10代後半から20代前半で最初に修道院に入ったときに書いた小論文を分析して、10語当たりの発想数などから言語スキルの豊かさを評価した。その結果、記憶障害のなかった女性は、症状のあった女性に比べて、言語テスト(文法を除く)の成績が20%高いことが判明した。
脳内に一定量の病理学的所見があるにもかかわらず、認知機能が正常な人がいることは驚くべきことだとIacono氏はいう。今回の知見は20~30歳前から認知面の予備力が蓄えられ、高齢になってからこの予備力を使うことによって認知症の徴候が現れるのを避けることができるという「認知的予備力」仮説に一致している。
Health Day News 09/7/8

スピーチや文章を書くことが上手い人は、自然と脳トレーニングがされているのかもしれませんね。やはり脳の老化を防止するためには、若い頃から脳を鍛えることが役立つようです。記事にもあるとおり、20~30歳に脳を鍛えると、脳力が蓄えられ、この蓄えが高齢になってから使われるという仮説が有力視されています。日本には日本人すら読めないような難しい漢字があります。漢字力をアップさせるといいかもしれませんね。難解な漢字をクイズに出すテレビ番組をよく観ますが、「仄仄」(ほのぼの)、「只管」(ひたすら)・・・なんていう漢字を読める人をみると「すごいなぁ」と思ってしまいます。
店長

2009年7月18日 (土)

コラム214 ニコチンが喫煙者の糖尿病前症に拍車をかける

たばこの煙に含まれるニコチンがインスリン抵抗性を促進し、糖尿病前症につながることが新しい研究で示された。
この知見は、米ワシントンD.C.で開催された米国内分泌学会年次集会で報告されたもので、喫煙者の糖尿病リスクが高い理由の説明となる。また、研究チームが、マウスにニコチン拮抗薬 メカミラミンを与えたところ、ニコチンのインスリンに対する影響を部分的に逆行させることができたという。
過去の研究では、喫煙者はインスリン抵抗性となりやすく、高血糖につながることが示されている。研究著者である米Charles R. Drew医科・科学大学(ロサンゼルス) のTheodore Friedman 博士は「喫煙者は糖尿病リスクが高い傾向がある。これはストレスホルモンであるコルチゾールが過剰な場合には、インスリン抵抗性が誘導されるためである。この結果から、喫煙者の心疾患が減少する可能性が示される。」と述べている。
糖尿病ネットワーク 09/7/16 

喫煙によって糖尿病がすすむことはよく知られていますが、これを科学的に証明した実験結果ですね。インスリン抵抗性とは、いくらインスリンの分泌量が正常でも、ちゃんとインスリンが働いてくれない状況で、糖尿病の前段階とも言われています。血糖値が気になる喫煙者の方には、ぜひ禁煙をおすすめしたいと思います。また、禁煙者の周りの方も、糖尿病になりやすいと言われています。別の米国の調査では間接喫煙(喫煙者の煙を吸ってしうまうこと)でも、糖尿病が進行するという結果がでています。
店長

2009年6月24日 (水)

コラム191 75歳以上人口が初の10%超 2055年には4人に1人が75歳以上に

政府は、「09年版高齢社会白書」を閣議決定した。
08年10月1日現在、75歳以上の後期高齢者は、総人口に占める割合は10・4%となった。
総人口の減少とともに、2055年には4人に1人が75歳以上と予測し、
「世界のどの国も経験したことのない高齢社会が到来する」と指摘した。
特に加速度的に増えるとみられる都市部の一人暮らしのお年寄り対策の必要性を強調している。
読売新聞 09/06/01

一人暮らしをする高齢者の数が加速的に増えることが予想されます。
高齢者の一人暮らしは心配事を一人で抱え込み、生活が不規則になり、
糖尿病や高血圧が進行しやすいことがわかっています。
一人暮らしの高齢者のお客様には、「お体をお大事にしてください!」などの一声をかければ、
安心感や信頼感を頂けるでしょう。
店長

2009年6月19日 (金)

コラム186 糖尿病の進行を抑えよう! 糖の吸収を穏やかにする食習慣 食べ方編2

前菜からメインディッシュまで1品ずつ出されるフランス料理のコースと、全ての料理が1つのお膳にのって1度に出てくる日本料理では、食べ方としてどちらが血糖値にはやさしいでしょう? 正解は「フランス料理のコース」です。コース料理のように1回の食事を1品ずつ分けて食べると血糖値の急激な上昇を抑えることができます。
いけないのは「早食い」です。食事のスピードが速ければ速いほど、血糖値の上昇スピードが速くなり、一時的に高血糖状態が続きます。食事時間を15~20分で済ませてしまうということが続けば、糖尿病になりやすい体質になるそうです。
また、よく噛んで食べると、食後の血糖値上昇を防ぐことができます。脳の満腹中枢が刺激され、少量でも「おなかいっぱい」という指令がでて脳が満足します。それに食事時間も自然と長くなります。噛みごたえのある野菜や海藻類を積極的にメニューに取り入れたり、素材を大きく切って調理し、噛む回数を多くする工夫をしましょう。
それと家族団らんや友達同士の会食など、おしゃべりして楽しみながら、時間をかけて食事をすることもいいですね。
店長

2009年6月17日 (水)

コラム184 糖尿病患者の半数は菓子類を「食べたい」 糖尿病ネットワーク調査

菓子類は少量でもエネルギー量や脂質が多いものがあり、血糖コントロールを乱す原因となる。糖尿病の食事療法ではそうした菓子類を「好ましくない食品」として、なるべく摂取しないよう指導することが多いが、糖尿病ネットワークが今年の2月から3月に実施した調査によると、患者の半数は「毎日食べている」ことがわかった。
調査では、インスリンや経口剤治療に伴う低血糖対策としての補食以外にとるおやつ(甘い菓子・ケーキ・アイスクリームなどの嗜好食品)を「間食」と位置づけ、糖尿病患者と医療スタッフにそれぞれアンケート形式で聞いた。
調査では、糖尿病患者の64%が間食を「日常的にとっている」と回答し、うち半数以上は「毎日とっている」と回答した。間食をとる頻度は「毎日1回程度」がもっとも多く全体の32%に上り、「2~3日に1回程度」が19%、「毎日数回」が18%だった。通院している医療機関で間食を「原則禁止」と指導されている患者でも、47%が「毎日とっている」と回答した。
糖尿病ネットワーク 09/06/15

この調査では、通院している病院で間食を「原則禁止」と指導されている患者さんでも、47%が「お菓子を毎日とっている」と回答しています。お菓子を禁止するのはかえって逆効果かもしれません。問題は間食の摂り方ではないでしょうか?カロリー量と食べる時間を上手く管理すれば、1日全体の血糖値上昇を抑えることもできます。例えば、3回の食事をとり、本来は食事の時に摂る果物やデザートを間食で摂取すると血糖値も上がらず、うまく管理できるそうです。医師や栄養士の方々の間食を含めた食事指導が望まれます。
店長

2009年6月15日 (月)

コラム182 妊娠糖尿病の女性が2型糖尿病を発症するリスクは7.4倍

妊娠糖尿病と診断された女性の2型糖尿病リスクは高いことが示唆されている。英国Northwick Park HospitalのLeanne Bellamy氏らは、コホート研究を対象に系統的レビューとメタ分析を行い、妊娠糖尿病ではなかった女性に比べ、妊娠糖尿病を経験した女性では、その後の2型糖尿病発症リスクが7.4倍にもなることを明らかにした。詳細は、Lancet誌2009年5月23日号に報告された。
日経メディカルオンライン 09/06/15

妊娠糖尿は年々増加しているといわれています。妊娠糖尿病は、糖尿病ではない女性が妊娠後に初めて発症、あるいは初めて発見される糖代謝異常のことです。妊娠糖尿病になると健康な妊婦に比べ、生まれてくる赤ちゃんの過剰発育やそれにともなう難産などが起こりやすくなるそうです。多くの方は、出産後に血糖値が下がりますが、数年後に再び糖尿病になりやすい傾向があるので注意が必要です。出産適齢期の女性で、近親に糖尿病の人がいたり、自身が肥満である場合は、妊娠前、妊娠中に血糖測定検査を受けることが大事ですね。
店長

2009年6月14日 (日)

コラム181 米国糖尿病学会が新たな診断基準発表、HbA1c6.5%以上を糖尿病とする

米国糖尿病学会(ADA)と国際糖尿病連合(IDF)、欧州糖尿病学会(EASD)の3団体は6月5日、合同で新たな糖尿病診断基準を発表した。指標にHbA1cを採用し、「HbA1c6.5%以上を糖尿病とする」と定めた。欧米ではこれまで、空腹時血糖やブドウ糖負荷試験による糖尿病診断を行ってきた。
3団体のほか、WHOも新たな糖尿病診断基準を検討しており、日本糖尿病学会も、わが国の新しい糖尿病診断基準の策定へ向けた動きを加速させている。
糖尿病の診断には、2~3カ月間の血糖値の平均を評価する HbA1c(グリコヘモグロビン)値の検査を主に用いるべきであるとの勧告が、米ニューオーリーンズで開催された米国糖尿病協会の年次集会で国際専門委員会により発表された。同委員会の代表で米マサチューセッツ総合病院(ボストン)糖尿病センター長のDavid Nathan博士はこの勧告について、「30年以上も糖尿病の診断に用いてきた方法から、初めて大きく脱却するものである」と述べている。
糖尿病ネットワーク09/06/10

日本の糖尿病治療や健康診断では、HbA1c値という検査はおなじみになりつつあります。2~3ヶ月間の血糖の平均的な指標で、糖尿病の状態を正確にあらわします。しかしながら、日本でも他の先進国でも糖尿病学会のガイドラインでは、治療目標にはなっていても、正式な診断基準にはなっていません。
HbA1c値は空腹時でなくてもいつでも検査できるし、血糖値のように検査毎で数値がバラバラになることもありません。糖尿病ではない方にももっと広くPRして、HbA1c値を知って頂きたいと思います。
店長

2009年6月12日 (金)

コラム179 徳島県 糖尿病死亡率ワーストワン 「息の長い対策必要」 と知事

厚生労働省が概数を公表した「08年人口動態統計月報年計」で、徳島県が再び糖尿病死亡率ワーストワンとなったことについて飯泉嘉門知事は8日、「対策が後退しているとは思わない。ピンチをチャンスに変えていきたい」と話した。
飯泉知事は糖尿病対策について、05年11月の緊急事態宣言以降、食べ過ぎや運動不足の解消を図り、徳島大学病院に糖尿病対策センターを置くなどしてきたことを強調。ワーストワン転落について、「息の長い対策が必要。生活習慣病なので、習慣そのものを変えていかないといけない」などと話した。
さらに、ワーストワンを奇貨とした、糖尿病関連の産業集積や、糖尿病急増が懸念されるアジアへの呼び掛けの重要性も指摘、「『糖尿病先進地域』である徳島に行って治療してみようなどと、マイナスをプラスに転じるPRをし、健康を売り出していくきっかけにできれば」などと意気込みを示した。
毎日新聞09/06/09

徳島県は電車や地下鉄などの公共交通機関が少ないため、「歩いて5分のところにも車で行く習慣が浸透している。」と県担当者の話もあります。車社会で県民があまり歩かないという事情もあるようです。これが糖尿病死亡率ワーストワンとなった原因の一つかもしれません。県が2001年にまとめた「健康徳島21」には、2010年の糖尿病の有病者率を7%に減らし、6万2,000人に抑えることが盛り込まれてあります。そのためにいろいろと対策が打たれています。「阿波踊り体操」の普及もその一つ。伝統芸能である阿波踊りに注目した「阿波踊り体操」は県民にも人気だそうです。リズミカルなメロディーの音楽に合わせて、楽しく体操を続けられるように考えられています。
店長

2009年6月 3日 (水)

コラム170 糖尿病の進行を抑えよう! 糖の吸収を穏やかにする食習慣 食材編2

食物繊維の多い食材を使ったおかずをメニューに加えると、その時に食べた食事の糖の吸収を抑えることができます。食物繊維の多い食材いえば、まずキノコや海草、豆類です。少しの量でたくさんの食物繊維が摂れます。例えば、スーパーなどで売られている「もずく酢」を毎日1パック食べるだけでも、約20gの食物繊維がとれます。また、干し物は効率的に多くの食物繊維がとれますね。ひじき、かんぴょう、干しシイタケをサイドメニューに加えるのもいいでしょう。
野菜なら、いも類、カボチャ、蓮根、大根、ごぼう、ホウレン草 ニンジン 小松菜などは食物繊維を多く含みます。これらの食材を入れた「具だくさん味噌汁」はうってつけの朝食メニューです。
厚生労働省が推奨する食物繊維の一日の摂取量の目安は20~25gといわれていますが、実際の摂取量の平均は15g前後です。不足しがちな成分だけに、メニューを工夫して補いたいですね。
店長

2009年5月25日 (月)

コラム161 糖尿病の進行を抑えよう! 糖の吸収を穏やかにする食習慣 食べ方編1

厚生労働省の調査によると、朝食を摂らない成人の割合は年々増加傾向にあり、30代男性では約30%で朝食を抜いているそうです。朝食を抜くと、残り2食は「大食い」になりがちです。これでは食事により血糖値は急激に上がります。食生活の基本は1日3食です。また、大事なのは朝・昼・夕の食事間隔のリズムです。起床時に「朝食」、その5時間後に「昼食」、7~8時間後に「夕食」をとるという間隔が理想的だそうです。
もし食事以外にお菓子を食べるなら、「食後のデザート」より、「3時のおやつ」の方が血糖値上昇を防止できます。食後すぐに甘いものを食べると血糖値の上昇スピードが加速して、高血糖につながります。お菓子などを食べるなら、食後すぐより、血糖値が安定してくる2~3時間後くらいに食べたほうがいいでしょう。
また、炭水化物と油脂を一緒に摂ると、糖尿病を発病しやすい体質になりがちです。ケーキやクッキーといった洋菓子より、まんじゅうなどの和菓子がいいですね。ポテトチップス等のスナック菓子も炭水化物と共に油脂を多く含むので控えたいですね。
店長

2009年5月24日 (日)

コラム160 糖尿病だった歴史上の人物

歴史上の人物で糖尿病だった人を調べてみました。
エジソンは糖尿病になってからも元気に研究を続け84歳に他界。適正な食生活とストレス解消を上手に行い糖尿病と付き合っていたそうです。
バッハは、糖尿病と白内障を併発して失明状態に。
北原白秋も、糖尿病性網膜症により原稿が読めなくなった。  
藤原道長は、栄華を極め贅沢三昧で糖尿病を発症し、亡くなったといわれています。「のどが乾いて水を多飲」「体が痩せて、体力がなくなった」「目が見えなくなった」と古文書には書かれています。
店長

2009年5月23日 (土)

コラム159 糖尿病の進行を抑えよう! 糖の吸収を穏やかにする食習慣 食材編1

最近の健康ブームにのって、「玄米」や「五穀」、「十穀」といった雑穀を使った商品をスーパーでよく見かけます。ご飯を炊くときに入れるだけでOKという商品もあって、簡単に家庭で雑穀ご飯が食べられますね。玄米や雑穀には、ビタミンやミネラルを多く含むという栄養面のメリットだけでなく、白米と比べて糖の吸収スピードが遅らせ、食後の急激な血糖値上昇を抑えるという作用があります。つまり、玄米や雑穀は糖尿病予防や血糖値管理に有効な主食だといえます。
この他にも、「うどんよりそばの方が」「食パンよりライ麦パンや全粒粉パンの方が」、糖の吸収は穏やかになります。主食の食材は、「精製をした白いもの」より、「精製が荒い色のついたもの」のほうがいいようですね。
店長

2009年5月20日 (水)

コラム156 食後高血糖は、糖の吸収を穏やかにすることで糖尿病への進行を抑えられる

糖尿病の発病と食事の関係について、最近の学説についてご紹介しましょう。血糖値が気になる方だけでなく、すでに糖尿病の方にもお役に立てる話です。
2型糖尿病は、発病する前に食後高血糖という段階を経て進行するということがわかっています。食後高血糖とは、空腹時血糖値やHbA1cといった糖尿病検査はそれほど高くはないが、食後2時間の血糖値が高い状態をいいます。この状態が長く続くと糖尿病を発病すると言われています。
先日、「The Lancet」という世界的に権威のある医学雑誌に、「食後高血糖の人に、食事の糖の吸収を抑制する薬を早めに投与したところ、糖尿病の発病を飛躍的に抑えることができた。」という内容の論文が掲載されました。つまり、食事時の糖の吸収を穏やかにして、食後に血糖値が急激に上がらないようにすれば、糖尿病を予防できるという訳です。薬を使わなくても、食習慣を工夫することで、効果は期待できます。このことはすでに糖尿病と診断されている方にも有効と言われています。
具体的な食事の摂り方は、明日以降連載していきます。
店長

2009年3月15日 (日)

コラム91 インディアンと糖尿病

アメリカとメキシコのインディアンと糖尿病に関する有名な話をご紹介しましょう。

もともとは一緒に暮らして、何百年も昔にアメリカとメキシコに分かれて移住したピマインディアンの話なのですが、生活環境の変化からアメリカに移住したピマ族だけが非常に高い割合で糖尿病になっているといいます。

今でも昔と同じような自給自足に近い生活を営んでいるメキシコのピマ族は、似た遺伝子を持つにもかかわらず殆ど糖尿病の人はいないそうなのです。

日本人にも言えることですが、急速な食生活の変化に体がついてこられず、経済的には豊かになったものの糖尿病という形で健康面のしわ寄せが来てしまった典型的な例といえるでしょう。

店長

2009年3月14日 (土)

コラム90 糖尿病王国「ナウル」の人々

南太平洋に浮かぶ島であるナウル島をご存じでしょうか。

人口約1万人といわれるナウルの人々は島民の3人に1人が糖尿病といわれるほどの糖尿病王国です。

住民の多くは過度の肥満であり、生活習慣病の発症率が非常に高いと言われています。

しかし、肥満だから糖尿病になる、と簡単に片付けるわけにもいきません。

ナウルの人々は太古の昔から太っていたのです。

お相撲さんのように太っていても健康な人が多いことで有名なくらいでした。 

とすると、原因は他にある、ということになります。

実はナウルは30年程前にリン鉱石が発掘され、少し前までは世界でも有数の豊かな国だったのです。

それがたたってか、多くの人々は昔からの漁業や農業をすることを止め、一日中遊んで暮らす毎日を送るようになっていきました。

同時に欧米の食文化が持ち込まれ、ファーストフード店が林立するようになったと言います。

このような生活習慣、特に食文化の変化が糖尿病王国を産み出したと考えられているのです。

店長

2009年3月11日 (水)

コラム87 お砂糖について

砂糖は身体に大切なものとして、日本糖尿病学会は、糖尿病患者さんは一日4g(0.2単位)を調味料で用いることと決めています。

日本人の一日平均砂糖摂取量は約50g(年間19.2kg2003年)で、世界のランキングで86位になります。

最も多く摂取する国はキューバのなんと169g、ロシアで126g、スウィーツの国としてご存じイギリスで114g、アメリカ85gとなります。

逆に少ない国としては中国で20gです。

日本の砂糖消費量は年々少なくなり、糖尿病罹病率と逆比例します。

つまり砂糖取り過ぎが糖尿病を引き起こす説は成立しないことになりますね。

従って砂糖だけが糖尿病の悪役ではありません。

興味ある話では、糖尿病患者さんの一日の食事に砂糖45gをまぜてとらせても血糖値、中性脂肪には変化がなかったという報告もあるくらいです。

また、砂糖、果糖、でんぷんでそれぞれ作った間食でも血糖値はいずれも同じだったといわれています。

砂糖摂取の多い患者さんに合併症が多いと言う話も、砂糖の取り過ぎで虫歯が多いと言う話もないようです。

ご飯などの炭水化物や砂糖は、体内で消化されて最終的にどちらもブドウ糖の形になって血中に吸収されます。

また蛋白質のアミノ酸からも体内でブドウ糖が作られます。

決して砂糖だけが悪者ではありません。

食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。

店長

2009年3月 9日 (月)

コラム85 お相撲さんには糖尿病の人が多い?

お相撲さんには糖尿病の人が多い?

力士の一日の生活パターンは一般的にこのようになります。

力士の日常生活は7時起床し、朝食抜きで午前中に11時までびっしり稽古が続きます。

12時に朝食兼昼食のちゃんこ鍋をとり、午後1時から2時まで昼寝します。

その後は各自の自主トレーニングに励み午後6時半から8時までに夕食をとります。

そしてよる10時に就寝となります。

一日の食事摂取量はなんと7000から8000カロリーといわれています。

これを2食でとりますから、一食で一般的に食事制限をされておられる方の二日分をとることになります。

さらには昼1時間の睡眠をとりますからこれで太らないわけはないのです。

力士の一日の食事回数二食と、途方もない飲食物の摂取量、昼寝1時間の毎日となると、直ちに糖尿病になると思われがちですが、意外と幕内力士になると糖尿病を発症するものは少ないそうです。

力士690名のうち30才以下で空腹時血111mg/dl以上のひとは76名(15.2%)だったという調査結果があります。

この数字は驚くことに日本人40歳以上の糖尿病発症率15.8%(厚生労働省 2002年調査)より小さいものです。

特に幕内力士に限ってみると糖尿病は数名ということです。

従ってお相撲さんも伝統の慣習に従って稽古に励み実力を伸ばしていく者には、糖尿病になり易いという俗説は関係ないといえることになります。

むしろ規制のない生活で過ごしている一般の人の方が糖尿病になる率は高いということになりますね。

店長

2009年3月 8日 (日)

コラム84 コース料理なのに低カロリーのレストラン

コース料理なのに低カロリーのレストラン


通常は高カロリーのものを、低カロリーで食べられる店も最近増えてきました。

中には、管理栄養士さんが常駐している店もあるとか。

某有名ホテルのレストランでは、なんと360キロカロリーのフランス料理のコースが食べられる。

また、フランス料理のフルコースが通常の3分の1の700キロカロリーで食べられるというお店も。

レストランではありませんが、老舗の和菓子屋では創作菓子として、カロリー30%減で1個につきレタス1個分の食物繊維が入っている“低カロリー和菓子”を販売しているそうです。

お店も、調べてみるといろいろなニーズに応えたメニューや商品を提供していますね。

皆さんも興味のあるお店を探されては如何でしょうか。

店長

2009年3月 7日 (土)

コラム83 糖尿病でも大丈夫? グルメを満喫!

糖尿病でも大丈夫? グルメを満喫!

糖尿病でも大丈夫なグルメツアーがあるようです。
「腹いっぱい食べたい」、「食事制限を忘れて旅行を思う存分楽しみたい」といった糖尿病患者の“悲願”に応えるツアーが行われているという話を耳にしました。

三重大学と三重県鳥羽市が連携して始めた「神島糖尿病プロジェクト」というものです。

「食べることは旅行の楽しみのひとつなのに、糖尿病の方はそれが難しい」。

そこでこのプロジェクトが企画されました。

神島など伊勢湾の離島を巡るツアーでは、土地の料理をたっぷり食べても1日1800キロカロリー前後になるよう、低甘味料などを使い1品のカロリーを抑えているそうです。

食事メニューはその土地の名物ばかり。

たとえば、刺し身盛り合わせ、サザエのつぼ焼き、味噌煮、タコの酢の物、揚げ物、エビの塩ゆで、鯛にゅうめん、めかぶご飯、漬物、水菓子。

これだけ食べても852キロカロリー。

ほんとうに立派なグルメツアーですね。

店長 

2009年3月 6日 (金)

コラム82 冬場は、運動不足が糖尿病の大敵!

冬場は、運動不足が糖尿病の大敵!

運動不足を解消しましょう。
寒さで室内にひきこもりがちになりますが、食後の血糖値の上昇をコントロールするために、せめて朝食後と夕食後に各20分、合計40分のウオーキングは実行したいものです。

これにラジオ体操と筋肉トレーニング各10分を加えられればなお理想的ですね。

寒くて戸外のウオーキングは嫌だという人は、室内であってもできるだけ工夫して運動をしましょう。

例えば、30センチくらいの高さの踏み台を用意して、上がったり下りたりする運動がお薦めです。

運動の強さは、心拍数が1分間に100~120回になる程度が理想的です。

同じ時間ウオーキングをしているのと同じくらいの運動効果が得られます。

また、運動不足による体重増加は避けたいものです。
寒い時期はどうしても飲み過ぎ、食べ過ぎと、運動不足で、体重が増加しがちですね。

血糖値の上昇を防ぐには、何としても体重の増加を阻止したいものです。

体重が増えれば血糖値は上がりやすくなります。

工夫の一つとして50グラムごとの目盛りがある体重計で、毎日体重のチェックをしてみるのも一つの方法です。

体重が100グラム、200グラムと増えていくと元に戻しにくいものですが、50グラムなら増えても食べ方を調整して簡単に元に戻しやすくなるからです。

日頃の小さな努力の積み重ねが理想の体重を維持できるポイントです。

店長

2009年3月 4日 (水)

コラム80 冬場は、運動不足が糖尿病の大敵!

冬場は、運動不足が糖尿病の大敵!

運動不足を解消しましょう。
寒さで室内にひきこもりがちになりますが、食後の血糖値の上昇をコントロールするために、せめて朝食後と夕食後に各20分、合計40分のウオーキングは実行したいものです。

これにラジオ体操と筋肉トレーニング各10分を加えられればなお理想的ですね。

寒くて戸外のウオーキングは嫌だという人は、室内であってもできるだけ工夫して運動をしましょう。

例えば、30センチくらいの高さの踏み台を用意して、上がったり下りたりする運動がお薦めです。

運動の強さは、心拍数が1分間に100~120回になる程度が理想的です。

同じ時間ウオーキングをしているのと同じくらいの運動効果が得られます。

また、運動不足による体重増加は避けたいものです。
寒い時期はどうしても飲み過ぎ、食べ過ぎと、運動不足で、体重が増加しがちですね。

血糖値の上昇を防ぐには、何としても体重の増加を阻止したいものです。

体重が増えれば血糖値は上がりやすくなります。

工夫の一つとして50グラムごとの目盛りがある体重計で、毎日体重のチェックをしてみるのも一つの方法です。

体重が100グラム、200グラムと増えていくと元に戻しにくいものですが、50グラムなら増えても食べ方を調整して簡単に元に戻しやすくなるからです。

日頃の小さな努力の積み重ねが理想の体重を維持できるポイントです。

店長

2009年3月 1日 (日)

コラム77 地球の裏からウェブカメラで糖尿病の母親を救う!

地球の裏からウェブカメラで糖尿病の母親を救う!

実際にあったお話を紹介します。

ノルウェーのアーティスト、カリン・ヨルダルさんはカリフォルニア州に一人暮らしです。

息子さんが2人いて、トレさんはフィリピンに、オレさんはノルウェーに住んでいます。世界中に散らばった家族と連絡を取るために、カリンさんたちは国際電話料金を節約し、インターネット経由でお互いの姿を見られるようにするために、ウェブカメラを部屋に設置していました。なんと、これがカリンさんの命を救ったのです。 

カリンさんは糖尿病を患っており、自宅のリビングルームのソファーの上で昏倒してしまいました。血糖値が急激に下がってしまったのです。しかしパソコンは、ネットに接続されており、カリンさんの姿は設置されていたウェブカメラが捕えていました。 

まず異変に気がついたのは、フィリピンのトレさん。母親に電話をかけたが、カメラが捕える母親はピクリともしない。カリフォルニアの緊急医療当局に国際電話をかけたが通じない。そこで、兄弟のオレさんに電話をした。オレさんの妻、タミーさんは、アメリカ人でニューヨーク出身。どこに電話をかけるのが一番良いか知っている彼女が、カリンさんの家に救急車を呼びました。

それから約10分後。カメラに救急隊員の姿が映り、グッタリしたカリンさんを搬出していく様子がフィリピンとノルウェーに伝えられました。トレさんとオレさん夫妻は涙を流して喜んだそうです。カリンさんは、デザート・ヴァリー病院に運び込まれ治療を受け、2、3日で退院できたそうです。 

糖尿病の薬剤療法では、使い方を間違えたり、体調不良だとこのような低血糖をおこすことがあります。まずこのようなことが起こる前に、血糖値を正常に維持することが大切です。

また、WEBカメラも使いようによっては命を救うこともできる。そんなことにも感心したお話でした。

店長

2009年2月27日 (金)

コラム75 風邪をひくと血糖値が上昇しやすくなります

風邪をひくと血糖値が上昇しやすくなります


糖尿病の人にとって風邪やインフルエンザは大敵といわれています。

これらの感染症で熱が出ると、副腎皮質ステロイドホルモンやアドレナリンの分泌が活発になり、血糖値が上昇するのです。

同時に血糖値の調整に関係するインスリンの働きも弱くなり、これがまた血糖値を上昇させる原因となってしまいます。

風邪、インフルエンザの感染を防止するには、睡眠をしっかりとり、規則正しい生活を心がけましょう。

まだまだ風邪対策に気が抜けない時期です。

日常習慣として外から帰ったら手洗いやうがい、職場での定期的なうがいを励行するようにしましょう。

店長

2009年2月25日 (水)

コラム74 海の向こうのアメリカでは、ここ10年で肥満、糖尿病が激増

海の向こうのアメリカでは、ここ10年で肥満、糖尿病が激増

今や、肥満はアメリカでは大問題で流行病とさえいわれています。

米政府は、予防医学における最重要課題は肥満対策であるとし、疫病管理予防センター(CDC)に肥満の実態調査をさせました。

全米で肥満に分類される人の数が、ここ10年でなんと60%も増加していることが明らかとなりました。

現在、アメリカでは年間30万人以上の人が、肥満がもとで死亡しているといわれています。

肥満は、糖尿病、高血圧、高脂血症を引き起こす「メタボリックシンドローム」あるいは「死の四重奏」とよばれる、動脈硬化を誘引しかねない最も危険な状態といわれています。

この調査では、特に糖尿病についても調査され、90年代のアメリカでは、肥満者だけでなく糖尿病患者数も33%上昇したことが示されています。

さらに別の研究では、重症の肥満者(肥満指数BMI25を超える人)の80%に、代表的な生活習慣病のどれか一つが認められ、40%にどれか二つが認められることが示され人々を驚愕させたこともありました。

肥満は、長寿の妨げになるだけでなく、糖尿病、高血圧、動脈硬化等を導き、寝たきりの重大なリスクになることからも、健康に与える影響は莫大なものといえます。

店長

2009年2月15日 (日)

コラム64 糖尿病性腎症による透析患者が増加

糖尿病性腎症による透析患者が8.8万人に増加

日本透析医学会が毎年実施している統計調査によると、国内で透析療法を受けている患者数は27.5万人で、前年度より3.7万人増加した。患者数の内、糖尿病性腎症の透析患者は8.8万人。

増加分の内、糖尿病原因は1.6万人で、増加分だけを見れば、糖尿病は透析原因の第一位だった。

糖尿病が原因の腎臓病は確実に増えており、血糖値を管理することが、透析患者減少につがるとみられている。


出典:日本透析医学会


透析とは、腎臓の働きが低下し、腎不全になった場合行われる血液浄化法です。腎臓は不要な老廃物や毒素を「おしっこ」として出すための臓器です。腎臓が悪くなると、老廃物や毒素を尿として捨てることが出来なくなるので、病院のベッドに横たわって、血液を抜き取り、機械で血液浄化して元の体に戻します。これを1週間に3回、1回当たり4〜5時間行うのが普通です。かなり大変なことですが、これをやらないと生きていけません。透析をされている方の声は、「棺桶に片足を入れているようなものと思った」「ぞーっとした。いやでいやで・・・」「週3回あるから、どこへも行けない。」などです。生活に支障をきたす治療法といえます。

HbA1cが「8」を超えると急激に糖尿病性腎症は増えると言われています。「8」を超える方は、まずは「7」台にする努力が必要です。

2009年1月22日 (木)

コラム40 睡眠不足と糖尿病のかかわりが注目!

睡眠は時間だけでなく、質が重要で、質が悪いと疲れが十分に取れません。最近、睡眠時間が短いと糖尿病になりやすいと報告されました。睡眠不足は肥満にもなりやすいとの報告もあります。 なぜ睡眠不足が肥満や糖尿病発症の原因になるかは明らかでありませんが、昼間の活動度や血糖を下げるインスリンの効きやすさに関係する可能性があります。また、夜勤が多いと間食が多くなり、太りやすいということをよく耳にします。午前0時までにはテレビを消して、お休みになることをお勧めします。

619日 毎日新聞  

睡眠不足と糖尿病の関係はわかっていませんが、ボストン大学の1500人の調査では、睡眠時間7~8時間の人が糖尿病の危険率は一番低く、5時間以下しか睡眠をとらない人は、2.5倍糖尿病になりやすいことがわかっています。また、6時間の人は、1.7倍、9時間以上の群では1.8倍と報告されています。睡眠不足と肥満についてもデータがあり、コロンビア大学の18000人の調査では7~9時間の人にくらべて、4時間

2009年1月20日 (火)

コラム38 糖尿病発症は母親の栄養不足が関係?神戸大・マウスで実験

妊娠期の栄養不足によって生まれた低体重の子供は、糖尿病になりやすい可能性がある。神戸大のマウスの実験では、胎児期の栄養不足により生まれたマウスはインスリンを出す膵臓(すいぞう)の細胞が少なく、高脂肪食を与えると細胞に過剰な負担がかかり、糖尿病予備群になる可能性が高くなった。「胎児期の栄養不足により発育不全をきたし、乳幼児期になっても完全には回復せず、糖尿病になりやすいのではないか」と神戸大は話している。

61 毎日新聞 

人間でも低体重児は生活習慣病になりやすいという疫学調査結果があり、胎児期の栄養状態と糖尿病発症の関係をうかがわせる結果といえます。「食育」という言葉を最近よく耳にしますが、まず、大人から食を見直す必要性があるのかもしれません。

2009年1月18日 (日)

コラム36 インスリンポンプ利用者が世界で増えている

24時間装着して、インスリンを体に注入する装置「インスリンポンプ」の利用者が世界中で増えている。携帯電話ぐらいのサイズで、本体は服のポケットに入れて持ち運ぶことができる。腹やお尻などの皮下脂肪に入れた細い管から、微量のインスリンを24時間自動的に注入し続ける。食事前などにスイッチを押せば、追加注入もできる。特に1型糖尿病患者で、使用者が世界中で急速に増えており、25万人以上とみられている。使用率は米国、イスラエル、ドイツで1520%に達し、オランダ、スウェーデン、フランス、スイスでも10%前後となっている。

 

17日   Diabetes UK 公表

 

インスリンポンプは簡単に言うと「24時間自動インスリン注入装置」。(添付写真)日本でも昨年、インスリンポンプの診療報酬が1.5倍に改定され、導入する医療機関が増えるとみられています。

利便性も向上しており、最新機種では時間帯に合わせてインスリン注入量が変わるようにプログラムする機能もついています。ご使用の方の意見は、「糖尿病を特に重い病気だと思わなくなりそうです。視力の低い人が毎日コンタクトをつける習慣があるのと同じ感じです。」とのこと。糖尿病の治療目的は、網膜症、腎症、神経障害といった合併症を予防し進行を抑え、心筋梗塞、脳卒中などを防ぎ、健康な人と変わらない寿命を確保することです。

こういう装置があることを知識として、知っておいてください。

Photo

2009年1月14日 (水)

コラム32 糖尿病は万病のもと アルツハイマー発症4.6倍

糖尿病やその予備群の人は、そうでない人よりアルツハイマー病になる危険性が4.6倍高いことが、九州大の清原裕教授らの研究でわかった。福岡県久山町の住民約800人を15年間、追跡して、糖尿病の発症と認知症の発症の関係を調べたもの。また40~79歳の約2400人を88年から12年間追跡し、糖尿病とがん、脳梗塞などとの関係も調べた。その結果、糖尿病の人は、そうでない人よりがん死亡の危険性が3.1倍高く、脳梗塞も1.9倍、心筋梗塞も2.1倍高かった。

92日朝日新聞

2009年1月 6日 (火)

コラム24 糖尿病についての知識 解答です!

解答を発表します。

答えは全て○ 皆さん如何でしたでしょうか?

厚労省の調査結果では、以下のような正答率でした。

質  問

正答率

男性

女性

ア:正しい食生活と運動習慣は、糖尿病予防の効果がある

92.9%

93.4%

コ:糖尿病は成人における失明の原因になる

77.8%

82.7%

ウ:糖尿病になっても、自覚症状がないことが多い

69.5%

69.3%

カ:糖尿病の人には、血液中のコレステロールや中性脂肪が高い人が多い

61.6%

59.8%

エ:太っていると、糖尿病になりやすい

59.4%

51.0%

イ:血のつながった家族に糖尿病の人がいると、自分も糖尿病になりやすい

59.0%

68.2%

ケ:糖尿病は腎臓障害の原因となる

57.9%

58.3%

サ:糖尿病の人は、傷が治りにくい

50.2%

56.0%

キ:軽い糖尿病の人でも、狭心症や心筋梗塞などの心臓病になりやすい

47.6%

44.7%

オ:糖尿病の人には、血圧の高い人が多い

44.9%

44.9%

ク:軽い糖尿病の人でも脳卒中になりやすい

38.5%

36.8%

高血糖とは、血液中の血糖が高くなった状態をいいます。糖尿病になるとインスリンの出る量が減ってこのような状態をまねきやすくなります。また、食べ過ぎ、運動不足、ストレスなどが原因となって、分泌されたインスリンが十分効かなくなることもあります。

高血糖の状態を放置していると、全身のいろいろな臓器に障害をもたらします。神経障害、網膜症、腎症の三つがおこりやすく、三大合併症とよばれます。

私たちも、生活習慣病の基本的な知識から、最新の話題まで幅広く情報を提供して、皆様の自己管理のお役に立てていただければと思っております。

2009年1月 5日 (月)

コラム23 糖尿病についての知識 クイズです!

正しいと思われるものには、○

間違っていると思われるものには ×

皆さんも挑戦してみてください。

ア:正しい食生活と運動習慣は、糖尿病予防の効果がある

イ:血のつながった家族に糖尿病の人がいると、自分も糖尿病になりやすい

ウ:糖尿病になっても、自覚症状がないことが多い

エ:太っていると、糖尿病になりやすい

オ:糖尿病の人には、血圧の高い人が多い

カ:糖尿病の人には、血液中のコレステロールや中性脂肪が高い人が多い

キ:軽い糖尿病の人でも、狭心症や心筋梗塞などの心臓病になりやすい

ク:軽い糖尿病の人でも脳卒中になりやすい

ケ:糖尿病は腎臓障害の原因となる

コ:糖尿病は成人における失明の原因になる

サ:糖尿病の人は、傷が治りにくい

さあ、どうでしょう。これは厚労省が実施した内容です。設問毎の正答率は最も高いもので90%以上、かたや低いもので40%弱しかありませんでした。

正解は明日。お楽しみに。

2009年1月 4日 (日)

コラム22 糖尿病合併症の状況-厚労省発表

「医師から糖尿病と言われた人における、治療経験別合併症の割合」は、神経障害が最も多く、11.8%であった。また、合併症がある者について、治療の状況を見ると、「現在治療を受けている」者が約7割。

12月25日 厚生労働省発表「国民健康・栄養調査」より

血糖値が高い状態でも症状がわかりにくいのですが、調査結果多い合併症は神経障害、網膜症、腎症の3つです。各合併症の初期症状は以下のような傾向があります。

【神経障害】

末梢神経、特に足の指先の違和感やしびれ、足底に紙がついたような違和感、痛みなどが出てきやすくなります。

【網膜症】

初期は目が少しかすんだり、飛び物が見えたりすることがありますが、自覚症状のないことも多いようです。

【腎症】

血糖の高い状態は、細い血管を傷める原因となりますので、腎臓でうまくろ過することができなくなり、尿にタンパクが混じるようになります。

高血糖とは、血糖値が高いという状態。高血糖状態が長期にわたると、このようにいろいろな障害を引き起こします。毎日の自己管理は、血糖値をうまくコントロールするために大変重要です。

20090104

2009年1月 3日 (土)

コラム21 糖尿病の可能性が高くても治療を受けていない人は全体の4割-厚労省発表

20090103

糖尿病が強く疑われる人における治療状況の年次推移はこのグラフのとおり。質問に対し「現在治療を受けている」と回答があったのは、平成9年で45.0%、平成14年で51.9%、平成19年で55.7%と上昇している。

平成19年の内訳は、年齢別では、50代の男性(39%)女性(44%)、60代男性(65%)女性(60%)、70代男性(55%)女性(55%)であった。

12月25日 厚生労働省発表「国民健康・栄養調査」より

糖尿病はなかなか自覚症状が現れにくいので、認識を持ったら早い段階での対処が必要といわれています。

この調査結果では、10年前と比べ、受診される割合は増えてきていますが、それでも4割近い方はまだほとんど治療を受けたことがないという結果になっています。

糖尿病の本当の怖さは、合併症といわれています。血糖値の高い状態が持続すると、のどが渇く、トイレが近く、尿の匂いが気になる、傷が治りにくい、だるい、食べてもやせるというような症状が現れ、網膜症のような合併症が併発してきます。

まず、定期的に健診を受けて、高めと判断されたら、生活習慣の改善から始めて適切な血糖値を維持するよう心がけましょう。

2009年1月 2日 (金)

コラム20 糖尿病、あるいは境界域と判定された人の多くは生活習慣を改めている-厚労省発表

これまでに健康診断などで糖尿病の検査を受けたことがあり、「糖尿病と言われた」者、「境界型」だった者において、検査後に「糖尿病教室を受けた」、「糖尿病のパンフレットをもらった」、「医療機関を受診するようにいわれた」のいずれか一つ以上回答した者の割合は80.2%であった。そのうち、「生活習慣を改めた」と回答した者は約9割であった。

12月25日 厚生労働省発表「国民健康・栄養調査」より

生活習慣を改善したとの回答が9割というのは高い数値ですね。食習慣、運動習慣は個々の生活スタイルによってさまざまで、いろいろな選択肢があると思います。

特定保健用食品の制度も、食習慣改善の一環に役立つもの。体内でどのように働くかというメカニズムが解明され、実施された臨床試験の結果が、高めの血圧や血糖値に有効であることが示されています。

知的食生活といわれるスタイルを実践、継続することを、是非、お勧めします。

2008年12月29日 (月)

コラム16 「糖尿病予備軍 空腹時血糖値100mg/dL以上」と厳しくなる

日本糖尿病学会は、空腹時血糖値の正常域のうち、110mg/dLから100mg/dLを「正常高値」とする報告を公表した。100mg/dL以上は糖尿病予備軍ということになる。その理由は、次のとおり。

①日本人を対象とした新しい研究データでは「100mg/dL以上」でも糖尿病への移行率が有意に高い。

100109の人でもブドウ糖負荷試験を行うと2540%が境界型や糖尿病型に属する。

出典:612日 日本糖尿病学会

最近「血糖値100で要注意と病院で言われた」という声を耳にするようになりました。新基準に移行しつつあるようです。糖尿にしても血圧にしても、正常の基準値はどんどん厳しくなってきていますね。これは、その症状から引き起こされる合併症が深刻だということ、そうならないために早期発見の必要性を考えての設定だと思います。なお、この新基準では「正常高値」は、即、糖尿病と診断せず、「ブドウ糖負荷試験」という追加検査を行って、糖尿病かどうかを診断するようです。空腹時血糖だけでなく、負荷試験を行うのは、食後の血糖値の上昇に対応して、インシュリンが正常に分泌、また正常に機能しているかの一つの判断材料となるのです。

2008年12月20日 (土)

コラム7 「糖尿病」 治療怠ると医療費5000万円 早期治療患者の6倍にも

糖尿病は、早期から治療に努めなかった患者の場合、生涯医療費が5000万円を超える。これに対し、治療に励んだ患者の治療費は874万円と6倍の違いがあることが専門医がまとめた症例別推計で分かった。10年後・20年後でかなりの差が出てくる。

出典:1211日 産経新聞

 

これは、少しビックリする情報ですね。糖尿病の初期は自覚症状がわかりにくいので、治療を放棄したり中断したりする人が概ね半数位はおられるようです。でも病態が深刻化してから、つまりいきなり入院のような事態になると多額な治療費を負担しなければならなくなるということです。言い換えると早期発見、早期対応は医療費削減にも大きく寄与できるということになります。

 

健康診断で境界域との結果がでたら、早め早めの対策が必要です。特に糖尿病の人は、現在肥満または過去、肥満だった経験のある人が、その半数を占めているように、肥満との関わりが深いと言われています。まずは生活習慣の見直しから始めてみましょう。

2008年12月19日 (金)

コラム6 食べ方と肥満について

早食いで満腹になるまで食べる人は、そうでない人に比べ3倍肥満になりやすいことが大阪大学の研究チームの大規模調査の結果でわかった。日本人約3000人のエネルギー摂取量、肥満度などを調べ、「満腹になるまで食べるか?」「早食いか?」を聴いた結果、肥満の割合は、両方の質問に「はい」と答えた人はそうでない人の約3倍であった。

出典:117日 英国医師会誌「BMJ

この研究で、食事の内容や量だけでなく、食べ方も肥満に影響することが浮き彫りに。早食いは糖尿病にもよくありません。早食いが続くと、糖尿病の初期状態になり、進行すると言われています。これは「早食いをすると食後血糖値が急激に上昇する」からです。糖の吸収を穏やかにすると、早食いの影響も緩和できます。食べ過ぎの方だけでなく、早食いの方もゆっくり食べることが大切ですね。

2008年12月16日 (火)

コラム2 糖尿病1,870万人、高血圧5,490万人、脂質異常1,410万人 

糖尿病の該当者と予備群の数は、前回調査から4年間で250万人増加し、計1,870万人と厚生労働省が発表した。「平成18年国民健康・栄養調査結果」で明らかになった。高血圧5,490万人、脂質異常1,410万人、メタボリックシンドローム1,940万人(いずれも予備軍を含む)と発表。  

5月9日厚生労働省発表公表 

糖尿病該当者は予備軍を含めて、40歳以上では3人に1人と言われています。また、高血圧該当者を年代別に見ると、40代40%、50代65%、60代77%、70代85%です