コラム1107 「対話術」で糖尿病治療 患者のモチベーション維持
あらいクリニック(横浜市青葉区)院長・新井桂子さん。7歳で「将来は医師になる」と決めていたというだけあり、会話の内容はすべて整合性がとれていて、しかも面白い。糖尿病という、患者と医師が長く付き合う疾患を専門とする上で、この“対話術”が新井医師の大きな武器になっていることは間違いない。
「糖尿病治療は、医師が正しい処方、正しい指導をしても、患者がそれを実践しなければ治療は失敗になる。患者が積極的に治療に取り組めるよう、モチベーションを高く維持するサポートができて初めて“糖尿病の専門医”なんです」と笑う。
糖尿病治療で最も重要なのが自己管理。それが苦手だから糖尿病になるわけで、多くの医師が患者とのコミュニケーションに苦慮している。
しかし新井医師は、「私の治療はインタビューみたいなもの」と言うように、患者がなぜ自己管理に失敗するのか、積極的になれないのかを対話の中から探り出し、その人に合ったアプローチで“やる気”を醸成する。45歳で始めたマラソンもその一環だ。「患者に運動を勧めても、勧める医師が運動の辛さを知らないのでは、患者の本音は理解できない。私自身、運動経験がまったくなかったのでケガもしたし苦労も味わった。それだけに患者の苦しみに共感できるし、患者の立場で治療計画が立てられるんです」横浜市北部だけでなく、川崎市、町田市など広範囲から患者が集まり、転勤などで転居した患者が遠方から通ってくるケースも少なくない。サラリーマンのために土曜も夕方まで診療するなど、患者に寄り添う診療姿勢は絶対に崩さない。一度見つけた名医は手放さないという患者の思いが、新井医師と話しているとよくわかる。
ZAKZAK 2011/06/17
信頼がおけて何でも話せるかかりつけ医師はとても心強い存在ですね。日常の些細な変化も話せるようになりますし、それだけで患者さんは安心できます。医師もそれを聞いて些細な体調の変化から、病気の早期発見になることがあります。これまで病気をしたことがない人は、かかりつけ医師も主治医もいない可能性があります。信頼のおけるかかりつけ医師を見つけるにはどうしたらいいでしょうか。50歳になったら、病気をしたことがなくても健診を受け、自分のかかりつけ医師を近所で見つけておくべきでしょう。
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