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2012年2月 6日 (月)

コラム1328 1日1時間のヨガで血糖値が低下 運動療法に期待

ヨガは糖尿病の運動療法として有用だろうか。数千年前の古代インドで発祥したというヨガは、現代では心身の健康法として人気があるが、一般的には呼吸が中心でフィットネスエクササイズとしては運動量は少ないとみられている。このほどヨガに2型糖尿病患者の血圧、血糖コントロール、酸化ストレスを改善する効果があるという研究が発表された。 

糖尿病の運動療法は、ウォーキングや水中運動などの有酸素運動と、ダンベル運動などのレジスタンス運動を組合せて行うと効果的とされる。ヨガはそのどちらでもない。有酸素運動でもない、レジスタンス運動でもない、第三の運動に運動療法としての効果があるかが注目されている。この研究はインドのGulf医科大学病院など5つの医療機関で行われた。2型糖尿病患者(4075歳)123例を、ヨガ群(60例)と対照群(63例)に分けた。ヨガ群には通常治療とともに毎朝約60分のヨガを続けるように指導し、対照群には通常治療のみを行ってもらった。両グループとも糖尿病の食事療法と運動療法を続けてもらい、糖尿病治療薬や降圧薬は3ヵ月の研究期間の間、内容を変えないようにした。ベースライン時には収縮期・拡張期血圧、空腹時・食後血糖値は、いずれもヨガ群と対照群で有意差はなかったが、11時間のヨガを行うことで3ヵ月後には、血糖コントロールが有意に低下した。 

ヨガ群では、空腹時血糖値は試験開始時の145.8mg/dLから3ヵ月後に131.4mg/dLへと有意に減少した。食後血糖値は216.0mg/dLから196.2mg/dLに減少した。HbA1c8.4%から8.3%に変化し、有意差は認められなかった。 

糖尿病ネットワーク 2012/1/27

 

ヨガで用いられる呼吸法の効用として、交感神経緊張を緩和し、副交感神経を活性化して、ストレスを和らげる効果があるといわれています。高血圧などがあり激しい運動ができない患者さんも、ヨガであれば安全に運動を行えるというメリットもあります。ヨガが有効かどうかがはっきりするには研究が必要ですが、毎日続けると血糖値や血圧値を低下させる効果を期待できるようです。

店長