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2012年2月

2012年2月29日 (水)

コラム1350 目指せ毎日減塩1グラム 秋田県 

脳血管の疾患による死亡率の高さが、15年連続で全国3番目以内の本県。県は2012年度、脳出血や脳梗塞につながる高血圧の県民を減らそうと、県民1人当たりの食塩摂取量を1日1グラム減らす「あきた減塩意識革命」に取り組む考えだ。いぶりがっこや、塩気の強い塩ザケ「ぼだっこ」など塩蔵物を好む県民の習慣を改善してもらおうと、一般会計当初予算案に事業費2424万円を盛り込んだ。

県健康推進課によると、県は40年近く前から、1人当たりの1日の食塩摂取量「10グラム以下」を目標としてきた。摂取量は1980年代前半の同14・7グラムから徐々に下がり、06年の県民調査では、同11・3グラム(男性11・5グラム、女性10・3グラム)だった。全国平均とほぼ並び、同10グラムまで残り1・3グラムに迫った。ただ、10年に脳血管疾患で死亡した県民は1723人で、10万人当たりに換算すると159・2人。全国で2番目の高さとなっている。そこで、「10グラム以下」の目標を、みそ汁1杯、ハムやプロセスチーズ2枚などの塩分量にあたる「1グラム減」に切り替えて達成を目指すことにした。県はホームページで1日の献立を入力すると食塩摂取量が表示されるコーナーを設けるほか、スナック菓子などの塩分量を示したパンフレット1万部を中学校や高校に配り、減塩意識が希薄な若年層にPRする。

読売新聞 2012/2/19

 

脳血管疾患死亡ワースト2 パンフ作成・コンビニで啓発

 

秋田県知事の佐竹さんは、昨年4月、脳出血で約1か月半入院し、医者には『塩分の取り過ぎが原因』と言われたそうです。これを機にいろいろな取り組みがなされています。秋田市の演劇グループは、減塩をテーマにした演劇を県内各地のイベントで披露しています。また、県内のスーパーマーケットやコンビニエンスストアで、減塩のしょうゆやみそ、塩分が控えめな弁当などを陳列する「減塩商品コーナー」を設置する計画もあるそうです。

店長

2012年2月28日 (火)

コラム1349 むくみ

みなみさん

 

寒さが厳しいこの季節は、家の中にこもりがち。
暖房が効いた室内は、上半身は温かいのに足元は冷たく、血液が下半身に滞りやすいと言えます。
じっとしていたら、いつの間にか脚がむくんでパンパンになっていたということはありませんか?
大きなリンパ節がある股関節から足首を、無理のない範囲でストレッチして、むくみや冷えを解消しましょう。
正しい姿勢で足踏みをするだけでも、血流アップに効果的ですよ。

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2012年2月27日 (月)

コラム1348 歩かない小学生、歩数3割減…ゲーム機の影響?

東京都教委が都内の子供を対象に初の大規模な歩数調査を実施したところ、小学生は1日平均1万1382歩だったことが分かった。

1979年には1万7120歩という大学の研究もあり、30年間で3割以上減少した。中学、高校になるとさらに歩数は減る傾向にあり、専門家は「ゲーム機などの影響で放課後に遊ぶ時間が減ったのでは」と分析する。都教委は昨年9~10月、都内の小中高校計135校に通う1万6100人の児童・生徒に歩数計を配り、1日の歩数を記録してもらった。その結果、1日平均で小学生は1万1382歩、中学生は9060歩、高校生は8226歩だった。独立行政法人「国立健康・栄養研究所」は過去の複数の研究結果から、1980年代の小学生は、男子で平均1万8000~2万1000歩、女子で1万4000~1万7000歩だったと指摘。東京学芸大の波多野義郎・名誉教授(健康スポーツ科学)が1979年に都内の公立小学校4年生計18人に実施した調査では、晴天時で1万7120歩(男子1万8260歩、女子1万5980歩)だった。

読売新聞 2012/2/9

 

生活習慣病につながる子供の肥満や体力低下を防ぐため、子供の身体活動を増やすガイドラインを作成し、運動量を確保しようという動きが日本でも出ています。欧米諸国では2004年前後に子供向けのガイドラインが策定されています。ほぼ共通するのは「毎日1時間以上のやや強めの運動が必要」としているそうです。ゲーム機を規制するのは難しいですが、昔の子供のように外で遊ぶ楽しさを教える教育が必要です。

店長

 

2012年2月26日 (日)

コラム1347 孤独死、初の500人超え…2011年鹿児島県内 単身世帯の割合、全国1位

鹿児島県内で2011年、誰にもみとられず「孤独死」した独り暮らしの高齢者が574人に上ったことが、検視を基にした県警のまとめで分かった。

10年(415人)の約1・4倍に急増し、記録を取り始めた02年以降、初めて500人を超えた。県内の一般世帯に占める高齢者単身世帯の割合は全国トップで伸び続けており、高齢者の孤立を防ぐ安全網の構築が求められている。昨年10月下旬、鹿児島市の県営住宅の一室で87歳の女性の遺体が見つかった。管理人から「郵便物がポストからあふれている」と相談を受け、県職員と警察官が入室したところ、女性は布団の中で亡くなっていた。検視の結果、死後1か月以上経過。目立った外傷はなく、病死と判断された。女性は十数年前に夫に先立たれてから一人で暮らし、親族や近隣住民との交流はほとんどなかったという。県警のまとめによると、昨年、自宅で亡くなった単身世帯の高齢者は男性289人、女性330人の計619人。このうち自殺者(45人)を除いたのが「孤独死」。近所付き合いや外出が少ないため、姿が見えなくなってもすぐには気づかれず、数か月後に発見されるケースもあるという。10年の国勢調査によると、県内の高齢化率は26・5%で全国12位。一般世帯に占める高齢者の単身世帯の割合は全国で最も高い14・1%で、国勢調査のたびに上昇している。

読売新聞 2012/2/10

 

鹿児島は高齢化の進行が速いものの、地域の人間関係がしっかりしていると考えられてきました。そだけに、孤独死の急増は驚きを覚えます。各自治体では、職員が独り暮らしの高齢者を訪問、悩みなどを聞いているケースが多いです。地方でも高齢者の孤立を防ぐ工夫が求められています。

店長

 

2012年2月25日 (土)

コラム1346 体内にチップ、自動で投薬 米チーム成功、注射不要に

自動的に薬を放出するマイクロチップを体内に埋め込み、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)患者に安全な治療をすることに米ハーバード大などの研究チームが成功した。米医学誌サイエンス・トランスレーショナル・メディシン電子版で発表した。注射が不要になり、患者の生活の質を重視したがん治療などへの応用も期待される。 

このチップ(13ミリ×5ミリ)は、一種の小型コンピューター。外部からの無線通信か内部のプログラムの指示でチップの穴から薬を体内に放出する機能を持つ。今回は骨粗鬆症の治療に応用し、骨を作る働きを活発にする注射薬テリパラチド20日分を1日分ずつ放出できるように工夫。複数のチップがUSBメモリーほどの大きさの容器に入れてある。65~70歳の女性患者7人の腰回りに埋め込み、様子をみたところ、薬は想定通り放出され、副作用もみられなかった。注射と同様に骨を作る働きを活発にする働きがみられたという。 

朝日新聞 2012/2/17

 

体内にチップを埋め込み自動で投薬する技術が、臨床で試されました。これは画期的なことです。薬の成分を定期的に体に入れる仕組みが実用化されれば、いろいろな用途に応用できそうです。薬飲み忘れ防止や統合失調症で、薬剤服用を拒否するような方の投薬法として将来的に使えるかもしれません。

店長

 

2012年2月24日 (金)

コラム1345 妊婦の食事、子どものアトピー発症に影響? 千葉大研究

妊娠中の食生活が、生まれてくる子どものアトピー性皮膚炎の発症に影響する可能性が、千葉大の研究でわかった。納豆を毎日食べた女性の子どもは発症率が低く、バターを毎日食べた女性の子どもは高いという傾向が出た。東京都内で開かれる食物アレルギー研究会で発表した。 

2007~08年に千葉大付属病院などで出産した女性と、生後6カ月の子ども650組を分析した。2カ月以上かゆみを伴う湿疹を繰り返した114人(18%)が、アトピー性皮膚炎と診断された。子どもがアトピーと診断された女性とそうでない女性の間で、アトピーの有無や母乳育児の割合などに差はなかった。納豆を毎日食べた女性から生まれた子どもは7%しかアトピーを発症しなかったのに対し、そうでない場合は19%だった。バターを毎日食べた女性の子どもは35%がアトピーを発症、そうでない子は17%だった。魚、マーガリン、ヨーグルトでは差が出なかった。

朝日新聞 2012/2/18

 

妊娠中の食習慣が生まれてくる子供の将来の健康状態に影響するという研究結果は、アトピーだけに限らずたくさんあります。例えば、子供のメタボ。「胎児期に妊婦が過剰なダイエットをすると、子供の将来の生活習慣病リスクになる」という学説があります。これはイギリスの疫学者デビッド・バーカー氏による「バーカー説」と呼ばれるものです。妊娠中の過剰なダイエットは、お腹の赤ちゃんの一生の健康を損ねてしまうということを忘れないでください。

店長

2012年2月23日 (木)

コラム1344 アルコールは友、それとも敵? 少量の飲酒なら大丈夫?

1杯の赤ワインが心疾患を予防する」と言われることが多いが、本当だろうか――アルコール中毒に関する研究を行っているカナダで最大の医療機関であるトロント中毒医療センター(CAMH)の調査によると、少量の飲酒であっても心疾患などを引き起こす危険性があるという。 

欧米では虚血性心疾患が死因のトップになっている。症状は狭心症、胸痛、心不全などが主な症状だ。研究者らは、957684人の患者を対象とした虚血性心疾患イベントに関する44件の研究をメタ解析した。研究には38627件の死亡が含まれていた。かねてよりいわれている赤ワインの心臓保護効果についても、新しい知見を示した内容となっている。「アルコールが健康にもたらす影響は複雑だ」とCAMHの公衆疫学部のJuergen Rehm博士は話す。「虚血性心疾患においてアルコール摂取が心臓を保護する働きをすることを指摘した研究は少なくない。しかし、それはアルコールの摂取量が少なく抑えられていた場合の話で、飲酒習慣のある全ての人に当てはまるわけではない」。 

研究者らは発症データと対象者の飲酒量との相関を分析した。平均飲酒量は1杯以上2杯未満だったが、性別や飲酒パターンにより飲酒量との関係は異なったという。女性ではアルコール摂取により、死亡の危険性が上昇する傾向が示された。「女性ではアルコールを11杯飲んだだけでも乳がんの危険性が上昇するという報告もある。いれずれにしても、アルコールの種類を問わず、摂取量が増えるとリスクが上昇するのは確実だ。過度の飲酒が1ヵ月に1度だけにとどまったときでさえ、アルコールの便益は消失する。過度の飲酒とは1回に男性は5杯、女性は4杯以上だ」としている。

日本生活習慣病予防協会 2012/2/2

 

赤ワインが心疾患を予防するという学説がある一方で、アルコール障害の深刻さが問題になっています。アルコールに適量があり、上限を決めて飲むことが必要です。また、アルコールには習慣性があり、依存症にならないように自制心を持つことも必要です

店長

2012年2月22日 (水)

コラム1343 40歳以降で生活習慣病が増加 【2010年国民健康・栄養調査】

厚生労働省は「2010年国民健康・栄養調査結果の概要」を発表した。糖尿病や高血圧症、脂質異常症などの生活習慣病をもつ人の割合は40歳以降、男女ともに増加している。 

厚生労働省の「2010年国民健康・栄養調査」によると、主な疾患の既往歴として、「脳卒中」といわれたことがある人の割合は男性5.7%、女性3.3%2000年に比べて男女とも増加している。「心筋梗塞」といわれたことがある人の割合は男性2.7%、女性0.9%。「狭心症」といわれたことがある人の割合は男性3.8%、女性2.8%で、2000年と比べて男女ともその割合は変わらない。循環器疾患発症の危険因子として、2003年と比べて改善しているものは、喫煙者の割合、食塩摂取量の平均値、運動習慣者の割合。一方、悪化しているものは、カリウム摂取量の平均値だった。また、生活習慣病の予防、改善を目的とした生活習慣の改善に取り組んでいる者の割合は男性50.4%、女性57.6%だった。 

HbA1c6.1%以上、または、質問票で「現在糖尿病の治療を受けている」と答えた「糖尿病が強く疑われる者」の割合は、男性では40歳代8.0%50歳代15.6%60歳代22.1%、女性では40歳代3.6%50歳代5.6%60歳代13.5%に上った。いずれも2002年に比べ増加している。医療機関や健診で「糖尿病」といわれたことがある人の割合は、男性16.1%、女性8.8%で、2000年に比べて男女とも増加している。また、糖尿病といわれたことがある人のうち、過去から現在にかけて継続的に治療を受けている者の割合は、全体で男性59.4%、女性62.7%に上った。「糖尿病の治療を受けていない」という人の割合は、男性では3040歳代の59.4%5060歳代の34.0%70歳以上の34.2%、女性では3040歳代の58.4%5060歳代の40.2%70歳以上の21.7%に上った。特に3040歳代では「これまで治療を受けたことがない」という人の割合が男性42.0%、女性54.2%に上り、半数の人が適正な治療を受けていない現状が浮き彫りになった。

「高血圧有病者」の割合は、男性では40歳代33.5%50歳代57.8%60歳代64.4%、女性では40歳代12.7%50歳以上36.3%60歳代60.0%に上った。男性は50歳以降、女性は60歳以降で2010年に比べ増加している。

日本生活習慣病予防協会 2012/2/2

 

60歳代男性の5人に1人以上が糖尿病」、「高血圧 60歳代の6割が該当」、「脂質異常症 60歳代では男女ともに増加」という結果が今回の調査で明らかになっています。60歳代でこの数値ですから、40歳代で早期発見し、早めに生活習慣病予防が必要です40歳代になったら、食事の見直しと運動習慣をから始めてみてはいかがでしょう。また、糖尿病と診断されても、病院で受診していない方の割合が多いのはもっと大きな問題です。まずは医療機関で診断を受けることです。

店長

2012年2月21日 (火)

コラム1342 季節のお花『フリージア』

みなみさん

 

2月の誕生花でもある「フリージア」。
甘い香りが特徴的で、色も白、黄、ピンク、赤など多彩です。
フリージアの香りは、気温15℃以上、湿度50%くらいから香りだし、
更に日光に当てると清涼感あふれる香りが、お部屋いっぱいに広がります。
花言葉は「純潔」「慈愛」「無邪気」などです。
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2012年2月20日 (月)

コラム1341 喫煙率・野菜不足…所得低いほど生活習慣に問題

世帯の所得が低い人ほど生活習慣に課題がある傾向が認められることが、厚生労働省が発表した2010年の国民健康・栄養調査でわかった。

仕事に追われてあわただしく、健康管理が難しくなっている可能性があるという。所得と生活習慣を結びつけた国の調査は初めて。また、喫煙率が調査開始以来初めて、2割を割り込んだ。調査は10年11月に実施され、3189世帯を年間所得が比較的高い「600万円以上」(構成比21%)と、中間的な「200万円以上600万円未満」(同56%)、低めの「200万円未満」(同23%)に3区分し、体形や食生活、運動習慣など7項目について男女別で集計した。このうち喫煙率は、高所得層では男性が27・0%、女性は6・4%だったが、中所得層では男性33・6%、女性8・8%、低所得層は男性37・3%、女性11・7%と、所得が低いほど高かった。1日当たりの野菜の平均摂取量も、高所得層の男性が293グラム、女性は305グラムだったのに対し、中所得層は男性276グラム、女性278グラム、低所得層では男性256グラム、女性270グラムにとどまっていた。

読売新聞 2012/2/1

 

世帯所得が低いほど喫煙率と肥満の程度が高く、野菜の摂取量が少ないという結果が出ています。この問題は、国の医療費にも関わる問題です。肥満と貧困に関して言うと、アメリカではこの問題は深刻なようです。最も肥満率が高かったのは全米で最も経済的に貧しい南部ミシシッピ州だったそうです。どんなに栄養バランスのとれた食事の大切さを知っていても、新鮮な魚や野菜を買って、料理を作った方が良いということはわかっていても、仕事・家事をして疲れてしまうという生活をしていると、調理する時間や家計のことを考えてしまい、手軽で安いファストフード・冷凍食品に頼りがちの生活になってしまいがちです。肥満問題については、家計や知識、意識、社会の影響が大きいかと思います。

店長

 

2012年2月18日 (土)

コラム1339 厳冬で入浴中死亡増…目立つ高齢者、自宅も注意

入浴中に高齢者が急死する事故が相次いでいる。大阪市のまとめでは、下旬から急に冷え込みの厳しくなった昨年12月には、前年の2倍にあたる30人が死亡。各地でも11月から3月にかけて毎年事故が集中することから、医療関係者らは寒い時期の入浴に十分注意するよう、呼びかけている。

こうした事故は、一般に「ヒートショック」と呼ばれる。脱衣による寒さで血管が収縮すると血圧は上昇するが、熱い湯に入ると血管が広がり血圧は下がる。血圧や脈拍数の急変動が引き金になって、浴槽でおぼれたり、脳卒中、心筋梗塞が起きたりする。家庭の浴槽内での溺死者は年間約4000人に上り、うち高齢者は89%(厚生労働省調べ)。原因を心臓・脳疾患発作まで広げると、東京救急協会は「入浴中の死亡者は全国で年間1万4000人以上」と推計している。大阪市消防局によると、2011年の入浴中の死亡者は171人(速報値)で、うち65歳以上が90%。これまでを分析すると、約80%が自宅で入浴中に亡くなっているという。

読売新聞 2012/2/5

 

「個室」となっている自宅浴室の事故は、救護が遅れるケースが多いです。「風呂から出てこないので家族が見にいくと、頭まで湯につかっていた」というケースが非常に多く、「脱衣所で倒れ、心肺停止状態だった」などの事例が相次いでいます。少しでも気分が悪くなったら、風呂の栓を抜けば、それで少なくとも溺死は防げます。ヒートショックの影響を少なくするために、脱衣場を加温したり、風呂の温度を低めに設定したり、高齢者の方を一番風呂にしないなどの対策が必要です。

店長

 

2012年2月16日 (木)

コラム1338 体内を泳いで診断・手術、尾びれ付き内視鏡

米ハーバード大などが体内を泳いで進むカプセル型内視鏡の新駆動方法を開発し、学術誌バイオメディカル・マイクロデバイシズで発表した。商品化されれば、胃や腸の中を動き回って病気を診断したり、手術したりすることが可能になりそうだ。

同大医学部の波多信彦准教授らは、効率的に進むことで知られる精子のべん毛運動を基に、コイルを内蔵した長さ1センチほどのテープ状の尾びれを振動させて、前進・後退できる小型駆動装置を作った。テープの動きは、磁気共鳴画像(MRI)装置の磁気により遠隔操作する。カプセルを全長1~2センチまで小さくし、商品化を目指す。実用化されているカプセル型内視鏡は胃腸の動きによって移動するだけで、狙った場所を撮影できない。大阪医大なども尾びれで推進するカプセル型内視鏡を開発中だが、ハーバード大の方式はカプセルを操縦するための専用の外部機器が不要で、病院にあるMRIを活用できる。

読売新聞 2012/1/30

 

人体の内部にひそむ患部を目で直視し、確実に治療する「内視鏡」の開発はゼロからの出発でした。医療現場からの要請に応え、光学技術、エレクトロニクス技術、材質開発から最新の情報システム技術にいたるまで、さまざまな分野の最先端技術により、内視鏡は進化してきました。極細内視鏡やハイビジョンタイプ、拡大観察用内視鏡、超音波内視鏡なども実用化されてきました。更には、記事のようにはカプセル内視鏡の開発なども行われています。内視鏡は、病気の早期発見・早期治療のための手段として、今後も大きな期待がされています。

店長

2012年2月15日 (水)

コラム1337 「コンビニ受診」対策、時間外は3990円徴収 高崎医療センター

群馬県高崎市の独立行政法人国立病院機構高崎総合医療センター(高崎市高松町)は4月から時間外特別徴収金を導入する。夜間・休日に軽症患者が多数利用する「コンビニ受診」により、重症や重篤な患者の診療に支障を来す現象への対策で、入院の必要がない軽症の場合は、診療料金のほかに3990円を一律徴収する。

同センターは、高度医療を提供する救命救急センターを持ち、重篤な救急患者を原則24時間365日受け入れることが可能な3次救急医療機関となっている。

しかし、昨年に同センターは受診した救急患者1万2578人のうち、入院の必要がない軽症患者は8701人と実に約7割を占めた。

そうした患者は「日中は仕事がある」といった理由のほか、「時間外の方がすいているから」と話す人もいるという。

同センターによると、県内では、2008年12月から、3次救急医療機関である前橋赤十字病院(前橋市)が3990円、群馬大学医学部付属病院(同)が4200円の特別徴収金をすでに導入している。

同センターの藤田順一経営企画室長は「一部だが、マナーのない患者が増えており、本来の使命である救急医療に支障を来しかねない」と理解を求めた。

読売新聞 2012/2/4

 

コンビニ受診とは「平日休めない」や「日中は用事がある」、「明日仕事があるから」等の理由で、本来重症者の受け入れを対象とする救急外来を、夜間や休日に受診をすることです。病院はそもそも日中外来を行っている時間帯に、外来患者を診るように人員を配置しており、救急外来は少数の重症者の対処に特化しており多数の患者の診療は困難であることが多いです。来院者はその場で結論が出るように高度な精密検査を要求することも多く、対応に苦慮するケースも多いのが実状のようです。コンビニ受診は「翌日に必ず専門医に診てもらってください」と指示するだけでも十分意義があることだと思います。昼間のような十分な対応ができないとはいえ、夜間休日に受診することにより重症化を防げている事例は間違いなく存在すると思います。

店長

 

2012年2月14日 (火)

コラム1336 バレンタインデー

みなみさん

 

今日はバレンタインデー。
毎年この時期になると、さまざまな美しいチョコレートが競うように
店頭に並び、見ているだけでも華やかな気分になりますね。
チョコレートは高カロリーで脂質も多いことで知られていますが、
少しずつ上手に摂れば落ち込んだりイライラしてしまった時の、「気分転換のおやつ」にぴったりです。
カロリーが気になる方には、「キャロブ」もおすすめです。
通常チョコレートは、「カカオ豆」から作られますが、キャロブは「いなご豆」が原料になっています。
カカオよりも低カロリーでカフェインフリーです。
私は先日、「キャロブ」を生まれて初めて食べました。個人的な感想ですが、
味はチョコレートそのものでした。
今年のバレンタインは、低カロリーで美味しい「キャロブ」を贈ってみてはいかがでしょうか。

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2012年2月13日 (月)

コラム1335 日本一の肥満県・沖縄の給食 焼きそば、串カツ、ワッフル他

高カロリーな沖縄県の給食メニュー 

砂糖と油は控え、カロリーをコントロール。食べ合わせも考え、栄養バランスに気を配る――健康レシピをいくら家庭で実践したところで、給食に問題があれば元も子もない。そう懸念せざるをえない現状を指摘するのは、『変な給食』『もっと変な給食』(ブックマン社)を上梓した栄養士の幕内秀夫氏。日々、全国の学校献立に目を通す幕内氏が再現した「変な給食」のひとつとして、沖縄県浦添市の給食を紹介する。

メニューは、ソース焼きそば、串カツ、ワッフル(ココア味)、くきわかめサラダ、牛乳。幕内氏はこの給食メニューについて、こう解説する。

「日本一の長寿県として有名な沖縄ですが、成人の男女ともに肥満も全国一、子どもの虫歯の多さでもワースト争いをしています。それも、高カロリーな揚げ物に焼きそば、スナック菓子の給食を見れば納得。本気で沖縄県人の健康が心配です」

NEWS ポストセブン 2012/129

 

学校給食法は平成21年に改正され、この法律の第2条に「学校給食の目標」で七つの目標が掲げられています。その内の2個挙げると以下のとおりです。(1)適切な栄養の摂取による健康保持増進を図ること(2)日常生活における食事について正しい理解を深め、健全な食生活を営むことができる判断力を培うとともに、望ましい食習慣を養うこと。現在の学校給食は、バイキング給食やセレクト給食の導入など、子供の嗜好に合わせたものが多くなっています。栄養バランスをとり、健康増進と食育の観点から見直しも必要では?は思います。

店長

2012年2月12日 (日)

コラム1334 <糖尿病>睡眠5時間以下で発症リスク5倍 旭川大など分析

1日の平均睡眠時間が5時間以下の人は、7時間超の人と比べて糖尿病発症の危険性が5倍以上高くなることが、旭川大や北海道大などの分析で分かった。喜多歳子・旭川大助教(地域看護学)は「適切な睡眠が発症予防につながる可能性がある」と指摘する。研究チームは03年度、糖尿病ではない35~55歳の地方公務員の男女3570人を対象に睡眠時間や眠りの満足度などを調べた。その結果、07年度までの4年間で121人が糖尿病を発症していた。うち、親や兄弟姉妹に糖尿病患者がいない人の発症リスクは、睡眠が5時間以下の人は7時間超と比べて約5.4倍高かった。また、睡眠不足を感じている人は感じていない人より約6.8倍、「夜中に目が覚めることが深刻な問題だ」と答えた人は、そうでない人より約5倍、それぞれリスクが高かった。欧米の研究でも、睡眠時間が極端に短かったり長かったりすると、発症リスクの上昇が指摘されている。今回の調査では、睡眠が5時間以下の人には長時間労働や、シフト勤務のケースが多かったという。喜多助教は「糖尿病予防には食生活の改善や運動など、個人や家庭ごとの努力が重視されがちだ」と指摘したうえで「質のいい適切な時間の睡眠を確保できるような職場環境や社会全体の理解も重要ではないか」と話している。

毎日新聞 2012/1/29

 

夜更かしは子供の頃の生活習慣が最も影響します。子どもの夜更かしは身体や脳の成長を妨げ、将来の生活習慣病発症のリスクを高めると言われています。親が夜更かししていると、ついつい寝る時間が遅くなってしまう子どもが多いようです。子供の将来の健康のためにも、ご自身の生活習慣病予防のためにも早寝早起きを習慣にしましょう。まずは睡眠時間7時間が目標です。

店長

 

2012年2月11日 (土)

コラム1333 子供の肥満対策は家族全体で取り組むと効果的

肥満や過体重の子供の肥満を解消するための対策は、子供だけでなく、その親にも介入するのが効果的とする研究が米国で発表された。「親が率先して手本を示すと、子供の生活習慣を改善は成功しやすい」と研究者らは指摘している。 

研究は、大学病院や診療所の医師、栄養士などの医療スタッフ、心理療法士を対象としたもので、肥満のある子供の生活習慣改善に対し親や養護者がどう関わるとよいかを調査した。「子供の肥満問題について多くの家庭を調査したところ、子供の生活スタイルに影響力をもっとももっているのはその親であることが分かった」と米国心臓学会(AHA)のMyles S. Faith・ノースカロライナ大学准教授(栄養学)は話す。「したがって、大人が自分の生活スタイルをより健康的に変えていくことが効果的だ」。子供の肥満改善の効果の高かった家庭では、次のような共通点がみられた。

例えば「テレビの視聴時間は12時間を超えないようにする」といった目標を決め、達成度もはっきりさせている。家庭に健康的な嗜好をもちこんでいる。例えば「子供がカロリーの高いデザートではなく、いろいろな果物に手を伸ばしやすいよう、環境を変える」など。子供を叱るのではなく、なるべく誉めてあげる。子供が迷ったら別の選択ができるよう手助けをする。達成度をノートやインターネットで記録している。研究者らは「子供の肥満の問題は複雑なので、解明するにはさらなる研究が必要だ。多民族を対象に調査する必要もある」と述べている。 

日本生活習慣病予防協会 2012/1/26

 

子どもは親が出したものを食べるので、食生活は、親の習慣がそのまま子どもに影響する最たるものではないでしょうか。食生活は、特に親の影響が大きいので、乱れた食生活が子どもにも引き継がれないよう、気を付けなければなりません。まずは親が手本になることが大切です。それと記事にあるようになるべく誉めてあげることですね。

店長

2012年2月10日 (金)

コラム1332 北部九州のJR133駅、4月から全面禁煙

JR九州は4月1日から、福岡県を中心とした北部九州の133駅を全面禁煙にする。健康志向の高まりを受けて全国のJRや私鉄で禁煙化が進んでおり、同社もたばこの副流煙による受動喫煙防止を望む利用者の声に応えることにした。

通勤・通学などで乗降客が多い福岡県内の大半の駅と、大分県の中津駅、佐賀県の鳥栖駅など一部を対象にホームの喫煙コーナーを廃止する。博多駅と小倉駅の喫煙ルームは煙が外に漏れないため、引き続き利用できる。JR九州の全566駅のうち、禁煙化を実施するのは2割強。今回の反応を見ながら、範囲拡大も検討する方針だ。

読売新聞 2012/1/25

 

JRや主要都市の地下鉄をはじめとする鉄道の駅では全面禁煙がすすんでいます。世の中が受動喫煙防止に向かっていますね。公共交通機関だけでなく、飲食店でも禁煙や分煙化がすすんでいます。国は昨年10月、飲食店などに喫煙室の設置工事などへの助成金制度を設けました。ところが、助成金をもらっても設置工事費用の負担が大きいことと、喫煙室のある飲食店は喫煙者に敬遠されるとあって、利用件数は伸びやんでいるようです。

店長

 

2012年2月 9日 (木)

コラム1331 適度な運動が心臓発作リスクを低下 先進国・途上国ともに

仕事中や余暇時間に適度な運動をしている人は心臓発作の危険性が低下し、テレビ視聴や車の所有は運動不足に影響するという大規模研究の結果が発表された。先進国・途上国ともに、運動不足の人が増加するおそれがあるという。 

この研究は世界52ヵ国262ヵ所の29000人以上が参加し行われた症例対照研究。参加国はアジア、欧州、中東、アフリカ、オーストラリア、北米、南米に及ぶ。運動を習慣的に行うと心臓血管疾患の危険性が低下することは、これまでに多くの研究で確かめられているが、今回の研究では世界的な視野で調査した。運動や身体活動を行う環境を、仕事中と余暇時間に分け、心臓発作の発生率に及ぼす影響を調べた大規模研究は前例がない」とスウェーデン・ウプサラ大学のClaes Held教授(心臓学)は話す。 

Held教授ら研究チームはカナダと米国で、143人の心臓発作の既往歴のある人と、14217人の健康な人(対照群)を対象に、仕事時間と余暇時間の運動習慣など生活習慣について調査した。 

勤務中の身体活動については、▼ほとんど座ったままで体を使わない、▼立ち歩きをする(軽度の身体活動)、▼歩いたり階段の昇降をする(適度の身体活動)、▼重い荷物の上げ下げなどが伴う重労働、とったランク付けを行った。余暇時間の身体活動については、▼読者やテレビ鑑賞など静座したままで体を使わない、▼ウォーキングや魚釣り、ヨガなどの軽い運動(軽度の運動)、▼活発なウォーキングやサイクリング、昼間のガーデニングなど中程度の運動を週に4時間以上(適度の運動)、▼心拍数が上昇するランニングやフットボール、水泳など積極的な運動、という選択肢から選んでもらった。その結果、仕事中は座ったまま過ごす時間の多い人に比べ、軽度~適度の運動を取り込む人では、心臓発作の危険性が1122%低下することが分かった。余暇時間でも、運動に取り組む人で心臓発作の危険性は低下した。軽度の運動で13%、適度な運動で24%、心臓発作のリスクが減少していた。

日本生活習慣病予防協会 2012/1/13

 

「自動車を使ってばかりであまり歩かない。」「テレビの見過ぎであまり外に出ない。」というパターンが運動不足に陥りやすいケースと言われています。車とテレビの所有と心臓発作の関連についての調査結果もあります。車とテレビの所有者は、どちらも所有していない人と比較して心臓発作のリスクが27%増加していました。日本ではテレビと車を所有する世帯は多いですが、低・中所得国では、自動車とテレビを所有している割合は、全体の4分の1だそうです。このような国でも経済成長が著しくなると両方の所有率は急速に伸び、運動不足が蔓延する可能性があると専門家は指摘しています。

店長

2012年2月 8日 (水)

コラム1330 アルコールがもたらす障害は国によって違う 米韓で比較

アルコール乱用・依存症や抑うつ症の関連性について、アジアと米国とで比較した研究が発表された。米国の方がアルコール摂取障害の比率が高く、治療を必要するケースも多いとみられている。 

世界保健機関(WHO)によると、危険なアルコール乱用・依存症や抑うつ症は、身体障害や早期死亡を引き起こす主な原因となる。アルコールの消費は低・中所得国でも増えており、たばこの蔓延に似た状況が世界的にみられるという。アルコール依存症(AUD)とニコチン依存症(ND)に関して米国人と韓国人を対象に調査した研究で、米国人のAUDはより深刻で、治療を必要するする患者も多い可能性があるという結果が示された。

「経済成長や都市化の著しい中・低所得国で、多くの人がストレスを感じている。ストレスに対処するためにアルコールなどを求めていると考えられる。アジア諸国の多くで女性の飲酒は禁忌とする伝統的スタイルがあるが、生活スタイルの欧米化に伴いそうした抑制も失われつつある」と韓国カトリック大学のHae Kook Lee氏は話す。Lee氏ら研究チームは、AUDND、不安障害などを比較するために、米国と韓国の一般市民を対象に12ヵ月にわたり調査した。その結果、アルコール摂取障害は米国が9.7%だったのに対し、韓国が7.1%、ニコチン依存は米国が14.4%、韓国が6.6%、気分障害は米国が9.5%、韓国が6.6%、不安障害は米国が11.9%、韓国が5.2%となった。 

「米国人のアルコール依存症の割合は、韓国の4倍に相当した。韓国における保険診療のメンタルヘルスや、アルコールに対する社会的な認知などを考慮しても、両国の差は大きかった」とLee氏は話す。 

日本生活習慣病予防協会 2012/1/18

 

日本人も体質的にあまりアルコールに強くない人種です。日本人をはじめ、アジア系の人種はアルコールを分解する能力が低い人種なのです。日本にはアルコール依存症者や問題飲酒者と思われる人が220万~240万人いるというデータもあります。日本ではアルコール依存症の人が40年前に比べて2.5倍に増加しているそうです。特に、女性のアルコール依存症が増加しているそうです。ストレス発散には、アルコールはいい方法ですが、適量を意識することが大切です。

店長

2012年2月 7日 (火)

コラム1329 今冬の節電

みなみさん

 

夏に続き、厳しい需要状況が見込まれ、今冬も節電が求められています。
冬の電力需要は、平日の14時頃にピークになる夏に比べると、朝から夜に
かけて長くなだらかになる傾向があると言われています。
長時間にわたって効果的な節電をおこなうには、冷蔵庫の設定を「弱」に
変えるなど、一度設定すれば自動的に節電につながる方法が良いとされています。
健康に影響のない範囲内で、できる限りのことをしていきたいものですね。

【エアコン】
・20度設定を目安に・・・
・ フィルターの掃除
・ 室外機まわりの整理整頓
・ 扇風機などで、部屋上部の暖気を循環
【電気カーペット】
・ 人のいるところだけをあたためる
・ 断熱マットの使用
【冷蔵庫】
・ 設定を「弱」に・・・
・ ドアの開閉回数、時間を少なめに
・ 詰め込みすぎない
・ 壁から離して配置
・ 熱いものは冷ましてから冷蔵庫へ

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2012年2月 6日 (月)

コラム1328 1日1時間のヨガで血糖値が低下 運動療法に期待

ヨガは糖尿病の運動療法として有用だろうか。数千年前の古代インドで発祥したというヨガは、現代では心身の健康法として人気があるが、一般的には呼吸が中心でフィットネスエクササイズとしては運動量は少ないとみられている。このほどヨガに2型糖尿病患者の血圧、血糖コントロール、酸化ストレスを改善する効果があるという研究が発表された。 

糖尿病の運動療法は、ウォーキングや水中運動などの有酸素運動と、ダンベル運動などのレジスタンス運動を組合せて行うと効果的とされる。ヨガはそのどちらでもない。有酸素運動でもない、レジスタンス運動でもない、第三の運動に運動療法としての効果があるかが注目されている。この研究はインドのGulf医科大学病院など5つの医療機関で行われた。2型糖尿病患者(4075歳)123例を、ヨガ群(60例)と対照群(63例)に分けた。ヨガ群には通常治療とともに毎朝約60分のヨガを続けるように指導し、対照群には通常治療のみを行ってもらった。両グループとも糖尿病の食事療法と運動療法を続けてもらい、糖尿病治療薬や降圧薬は3ヵ月の研究期間の間、内容を変えないようにした。ベースライン時には収縮期・拡張期血圧、空腹時・食後血糖値は、いずれもヨガ群と対照群で有意差はなかったが、11時間のヨガを行うことで3ヵ月後には、血糖コントロールが有意に低下した。 

ヨガ群では、空腹時血糖値は試験開始時の145.8mg/dLから3ヵ月後に131.4mg/dLへと有意に減少した。食後血糖値は216.0mg/dLから196.2mg/dLに減少した。HbA1c8.4%から8.3%に変化し、有意差は認められなかった。 

糖尿病ネットワーク 2012/1/27

 

ヨガで用いられる呼吸法の効用として、交感神経緊張を緩和し、副交感神経を活性化して、ストレスを和らげる効果があるといわれています。高血圧などがあり激しい運動ができない患者さんも、ヨガであれば安全に運動を行えるというメリットもあります。ヨガが有効かどうかがはっきりするには研究が必要ですが、毎日続けると血糖値や血圧値を低下させる効果を期待できるようです。

店長

 

2012年2月 5日 (日)

コラム1327 生活習慣カウンセリングで血糖コントロールが改善 長期研究で実証

糖尿病の治療に生活スタイルに関するカウンセリングに取り入れると、血糖、血圧、コレステロールのコントロールが早く改善することが、大規模な長期観察研究で確かめられた。米国糖尿病学会(ADA)が発行する医学誌「Diabetes Care」に発表された。 

研究の対象となったのは、米マサチューセッツ州の2つの医療機関を20002010年に受診した3897人の糖尿病患者。2年以上(平均7年)の追跡期間中に、食事療法や運動療法、減量のための指導を受けた。糖尿病の治療の目的は、血糖、体重、血圧、コレステロールを良好にコントロールし、糖尿病合併症を予防し、健康な人と変わらない寿命を確保すること。結果として、個別のカウンセリングを受けた患者では、血糖値、血圧値、コレステロール値が低下し目標値に到達するスピードが速かった。 

ほぼ1ヵ月に1回の対面カウンセリングを6ヵ月続けた患者では、治療目標であるHbA1c7.0%未満(日本のJDS値では6.6%未満)を達成した期間が3.5ヵ月で、カウンセリングを受けなかった患者の22.7ヵ月に比べ、大きく改善していた。 

血圧値とコレステロール値に関しても同様に大きな隔たりがあった。血圧管理目標である130/85mmHgを達成した期間は3.7週と5.6ヵ月、脂質管理目標のLDLコレステロール値100mg/dl未満は3.5ヵ月と24.7ヵ月だった。いずれもカウンセリングを受けた患者は大きく改善していた。

糖尿病ネットワーク 2012/1/27

 

病院での生活習慣のカウンセリングが糖尿病治療には重要であることは以前からわかっていました。日本には「糖尿病教育入院」というのがあって、糖尿病がどんな病気か、放って置くとどうなるか、自分の病状はどの程度なのか、治療目標はどこにおけばよいのか、などを把握するために2週間程度、病院に入院するものです。精密検査の結果を基に専門家のカウンセリングを受けられます。しかしながら、入院費は高額なので一般的といえません。特定健診の保健指導がもっと充実化して、カウンセリングようになれば多くの糖尿病患者さんが改善すると思われます。

店長

 

2012年2月 4日 (土)

コラム1326 冬は入浴にご注意を 高齢者の死亡事故相次ぐ

和歌山県田辺市内で昨年12月から、入浴中に高齢者が死亡する事故が3件発生している。寒い季節は血圧が上昇し、熱い湯に漬かると血圧はさらに上がる。そのため、心筋梗塞や脳卒中を誘発する危険がある。逆に長湯によって血圧が低下し、立ちくらみを起こすこともある。入浴中の事故は冬季に多く、田辺市消防本部は注意を呼び掛けている。

同消防本部によると、昨年の1212日と28日、今年1月6日に市内で、7080代の女性が3人亡くなった。ともに浴槽に沈んだ状態で家族に発見され、救急隊が到着した時にはすでに心肺停止状態だった。1212日の市街地の最低気温は4・3度(平均気温8・8度)。28日が1・1度(同6・2度)で、1月6日は2・3度(同5・8度)だった。厚生労働省の統計では、2010年に家庭の浴槽内で溺死したのは3977人。そのうち65歳以上の高齢者は3540人で、全体の約9割を占めている。同市たきない町の南和歌山医療センター、救命救急科医長の川崎貞男医師(49)は「心臓病や高血圧で通院している人は特に注意が必要」と話す。対策として、居室との温度差を埋めるため、脱衣所と浴室の温度を上げること。脱衣所にはヒーターを置くとよい。熱い湯は避け、風呂に入る前に水分を取る。長湯も注意が必要。体温が上昇するとともに脈拍が上がり、心臓に負担が掛かる。体が温まると血管が広がり、血圧が低下。浴槽を出るときに立ちくらみを起こしやすい。立ちくらみで浴槽に沈み、そのまま溺死するケースもある。高血圧の薬を服用している人は、血圧が下がりやすいので注意しなくてはならないという。

紀伊民報 2012/1/25

 

 

「ヒートショック」という言葉をご存じでしょうか?寒い時期に、部屋から外に出たとき、風呂場の脱衣所で着衣脱いだとき等の気温差が体に与える影響を「ヒートショック」と言います。ヒートショックが原因で亡くなる方は年間1万人以上いると言われています。血圧に関しては急上昇したり、逆に急降下するので要注意です。特に寒さが厳しくなる冬場に入浴中、朝のトイレで亡くなる人が増加しています。風呂場の脱衣所やトイレを温かくする工夫をして「ヒートショック」から体を守ることが大事です。

店長

2012年2月 3日 (金)

コラム1325 ES細胞で視力改善 米研究チーム治験「副作用なし」

さまざまな組織になることができるヒト胚(はい)性幹細胞(ES細胞)を使って、目の網膜を治療する臨床試験(治験)で、患者の視力の改善効果があったとする成果を、米国の研究チームが英医学誌ランセット(電子版)に発表した。移植された細胞に異常や拒絶反応もないという。 

アドバンスト・セル・テクノロジー社と米カリフォルニア大のチームは、失明につながる「加齢黄斑変性」と「黄斑変性」の患者を対象にES細胞から作った網膜色素上皮を移植する治験を昨年から始めた。移植から4カ月までに患者2人の網膜色素上皮は定着、細胞の異常増殖やがん化は確認されていないという。安全性を確かめる試験で、実用化には有効性の立証が必要になるが、特殊な視力表を使った検査で視力の改善がみられたという。ヒトES細胞の治験の成果が明らかになるのは初めて。 

朝日新聞 2012/1/25

 

目がほとんど見えない人の視力を改善させたという画期的なニュースです。体のあらゆる組織や臓器になるとされる「ES細胞」を用いての再生医療の可能性を裏付ける成果として注目されます。ものがほとんど見えない女性患者さん2人に、「ES細胞」から作り出した網膜の細胞を移植した結果、2人は移植の2週間後から、他人が指を折って数を数える様子が分かるようになり、さらに3か月後には、文字を識別できるようになるなど、視力の改善が確認できたということです。副作用が出ず、安全性が確認されたことは「ES細胞」を使った治療への大きな一歩と言えます。

店長

2012年2月 2日 (木)

コラム1324 喫煙、4割減を目標 厚労省案、がん対策の柱に日本の成人の喫煙率の推移とがんの原因

国や地方自治体のがん対策の今後5年間の基本となる厚生労働省の次期計画案に、喫煙率削減の数値目標が初めて明記される。喫煙者を4割近く減らす目標になる見通しだ。厚労省は、現計画に盛り込めなかった喫煙率削減をがん対策の柱の一つにしたい考え。拠点病院の見直しなどとともに2月1日、専門家や患者で構成する協議会に示す。 

がん対策推進基本計画の案で、がん対策基本法に基づいて厚労相が作る。次期計画案では、習慣的に喫煙している成人のうち、「やめたい」と思っている全員が禁煙した状態の喫煙率を目標値とする。具体的な数値は近く公表される国民健康・栄養調査2010年版を基に計算する。09年に約35%だったやめたい人の割合は、10年はたばこの大幅値上げの影響で4割近くに達する見通し。 

計画は閣議決定され、国や自治体は目標達成の施策が義務づけられる。国は、たばこの健康被害を防ぐための国際条約に従い、全面禁煙か喫煙室以外を禁煙とする事業所の割合を現在の64%から100%にすることを目指す。たばこのさらなる値上げや公の場や職場での禁煙の法制化、たばこの広告規制や禁煙補助剤の保険適用の拡大なども検討される可能性がある。 

朝日新聞 2012/1/23

 

喫煙に関する政府の方針は、1.成人の喫煙率を下げる 2.未成年者の喫煙をなくす 3.受動喫煙を防止する の3点です。特に喫煙率については明確に目標設定されて、喫煙者を4割減らすと公言されるであろうといわれています。また、受動喫煙についても目標設定され、医療機関の全面禁煙や家庭、飲食店での規制にも着手することが盛り込まれそうです。今年の4月までには目標が公表されますが、喫煙による健康被害が軽減される方向に進むといいのですが。

店長

2012年2月 1日 (水)

コラム1323 たばこで死亡、年12万9千人 分析危険因子ごとの国内の推定死亡者数

喫煙が原因でがんなどで亡くなった大人の日本人は2007年に約12万9千人、高血圧が原因で脳卒中などで亡くなった人は約10万4千人と推定されることが、東京大や大阪大などの分析でわかった。国際医学誌プロスメディシンに発表した。 

東京大の渋谷健司教授(国際保健政策学)や池田奈由特任助教らは、高血糖、肥満、飲酒、運動不足、高塩分摂取など16の危険因子で日本人が07年にどれだけ死亡したのかを分析。これらの因子は原則として生活習慣の改善や服薬などで避けられるものだ。例えば、肺や食道のがんや心筋梗塞(こうそく)など喫煙と因果関係のあるすべての疾患について、喫煙者と非喫煙者の死亡率を比較。各疾患の年間全死亡者数から、喫煙が原因で死亡したと考えられる人数を計算した。喫煙、高血圧に次いで死者が多いのは5万2千人の運動不足、3万4千人の高血糖、やはり3万4千人の高塩分摂取などだった。複数の因子による死亡は重複して数えられている。 

朝日新聞 2012/1/28

 

死亡原因を生活習慣の観点から調べた調査です。1位が喫煙、2位が高血圧に次いで死者が多いのは、運動不足、高血糖、高塩分摂取と続きます。これらのことは、生活習慣を直そうという心がけでなんとかなるものばかりです。とは言うものの、なかなか長年の習慣を変えるのは難しいものです。「間食を減らす」「食事を薄味にする」「ウォーキングを始める」などできることから、一念発起して始めてみてはいかがでしょう。

店長