コラム1304 隠れメタボ 全国で360万人
血圧や血糖値が高いのに胴回りが細いため、心臓病などの危険性が高いとされるメタボリックシンドロームと診断されない、いわゆる「隠れメタボ」の人が全国で360万人以上いるとみられることが厚生労働省の研究班の調査で分かりました。
調査を行ったのは、愛知県にある国立長寿医療研究センターの下方浩史部長を中心とする厚生労働省の研究班です。日本では、胴回りが男性で85センチ、女性で90センチを超えていることに加え、高血圧や高血糖などの症状が2項目以上あることがメタボリックシンドロームの条件となっています。研究班で40歳以上の男女2400人を無作為に選び調査したところ、胴回りが基準より細く、肥満ではないのに血圧や血糖値など2つ以上の項目で基準を超えている人がおよそ5%いたということです。研究班ではこうした「隠れメタボ」の人が、単純計算すると日本全体で360万人以上になるとみられるとしています。また、70代の女性が同じ年代の男性のおよそ2倍と特に多いことも分かりました。下方部長は「肥満でなければメタボリックシンドロームではないというイメージがあるが、血圧や血糖値が高い人は肥満でなくても予防や治療を心がけるべきだ」と話しています。
NHK News Web 2012/1/2
特定健診で、お腹周りのサイズや体型が基準値内であるにもかかわらず、血液検査などで異常値が出る状態を「隠れメタボ」といいます。メタボリックシンドロームの基本要件は、お腹周りのサイズが男性85センチ以上、女性90センチ以上で、かつ高血圧や高血糖などがみられることとされています。ただし、お腹周りのサイズが基準値内であっても、血圧や血糖値に異常があれば、メタボリックシンドローム同様に心筋梗塞などのリスクは高まります。血圧値や血糖値、コレステロール値にも目を向けて、生活習慣病を早期に派遣することが大切です。
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