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2011年12月18日 (日)

コラム1281 アジア人は少しの体重増加で2型糖尿病を発症

日本を含むアジアで糖尿病は急増している。生活スタイルの欧米化が急速に進んでいることが背景にある。人種や民族によって糖尿病を引き起こす仕組みは異なっていることが知られるが、アジア人ではどのような診断や治療が効果的で、生活スタイルをどう変えていけば糖尿病の改善につながるか、分かっていないことも多い。

米国のジョスリン糖尿病センターの研究者らは「アジア人は欧米人に比べ、少しの肥満が2型糖尿病の発症につながる。一見して肥満とみられない患者でも、体に脂肪がたまっている場合が多い。運動や身体活動を増やし内臓脂肪を減らすと効果的だ」と述べている。 アジア人とアジア系米国人の両方で、糖尿病は急増している。日本を含む西太平洋地域は、世界でもっとも糖尿病人口の多い地域で、糖尿病有病数は13000万人と予測されている。国別では世界でもっとも糖尿病人口の多いのは中国(9200万人)で、インド(5000万人)が続く。 「アジア人では、一見して肥満とみられない患者でも、体に脂肪がたまっている場合が多い」と研究者らは言う。アジアにおける肥満の頻度は低いが、BMIが同等ならアジア人は白人より内臓脂肪が多く、わずかな過体重でも糖尿病を発症しやすいと説明している。 

糖尿病ネットワーク 2011/12/9

 

ヨーロッパのコーカサス地方で、2型糖尿病の人に共通してみられるのは、肥満、高年齢、糖尿病の家族歴があることだそうです。しかし、2型糖尿病のアジア系米国人では正反対の特徴がみられ、年齢は若く、正常体重であることが多いという結果がこの調査でわかっています。アジア人は、肥満による糖尿病よりも、インスリン分泌低下による糖尿病発症の要素の方が強い傾向にあると考えられています。いずれにしても、低カロリーで野菜の多い食事と定期的な運動が糖尿病の進行を遅らせます。やせている方、標準体重の方で、「ちょっと最近体重が増えたかな。」と感じた方は要注意です。

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