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2011年12月

2011年12月31日 (土)

コラム1293 40歳代から急速に増える糖尿病 【国民健康・栄養調査】

厚生労働省の調査によると、「糖尿病が強く疑われる人」(糖尿病有病者)と「糖尿病の可能性を否定できない人」(糖尿病予備群)の割合は、6070歳代だけでなく、4050歳代でも増えている。

厚生労働省が10月に公表した「2009年国民健康・栄養調査報告」によると、糖尿病有病者と予備群の合計は成人男性の30.3%、女性の25.3%に上る。年齢層別にみると、6574歳で男性41.0%、女性37.1%と割合が高まるが、50歳代でも男性28.8%(有病者12.2%、予備群16.6%)、女性24.0%(有病者7.2%、予備群16.8%)と高い割合を示している。糖尿病は40歳を過ぎると増えはじめる。40歳代でも男性の15.9%、女性の15.2%が有病者か予備群だ。40歳を過ぎたら健診を定期的に受け、糖尿病と指摘されたら医師の診断を受け、早期に適切な治療を開始することが肝心だ。

糖尿病の早期発見と治療開始により、糖尿病合併症を予防できることが、過去の多くの研究で確かめられているが、実際には糖尿病の発見が遅れる人が多い。2007年国民健康・栄養調査によると、糖尿病が強く疑われる人のうち、病院で治療を受けたことがない、もしくは継続できていない人の割合は、男性で43%、女性で46%を占めているのが現状。この結果、医師から糖尿病と言われたことがある人のうち、網膜症、腎症、神経障害がある人はいずれも10%を超え、足の壊疽がある人も0.7%いるという。

日本生活習慣病予防協会 2011/12/20

 

糖尿病の恐さは、重症化するまでほとんど自覚症状がなく、気づいたときには合併症が進行していることです。血糖値が高い状態が慢性的に続くと、動脈硬化が早期から進行し、血管内に微小な傷ができ、網膜症、腎症、神経障害などのさまざまな合併症があらわれます。糖尿病の発症は40代に多く見られますが、同じく動脈硬化の危険因子である高血圧や脂質異常も40歳を境に急速に増えていきます。健康診断で少しでも異常がわかったら、まずは専門家に相談しましょう。

店長

2011年12月30日 (金)

コラム1292 体外受精児を追跡調査へ 人工操作加えるほど体重増生殖医療で加えた操作と体重

体外受精で生まれた赤ちゃんの体重は、凍結保存など人工的な操作を加えるほど重くなることが、厚生労働省研究班の調査でわかった。遺伝子の働きを調整する仕組みに異常が出ている可能性もあり、将来、がんなどのリスクが高くならないか、15年間、数千人を対象に健康影響を調べていくことにしている。 

研究班(主任研究者=吉村泰典・慶応大教授)は2007~08年度に、体外受精により正常な週数で生まれた赤ちゃん約2万7千人の出生時の体重を調べた。その結果、受精卵をそのまま子宮に戻した場合は平均3003グラムだったが、受精卵を胚盤胞(はいばんほう)という段階まで体外で培養すると3025グラム、凍結保存すると3070グラム、体外で培養し、凍結保存した後に戻した場合は3108グラムと、受精卵に操作を加えるほど重くなっていた。凍結保存した場合は、正常な週数で生まれた平均体重3060グラムよりも重く、いずれも統計的に有意な差があった。これらの操作は、妊娠率を高めるために行われるようになった。 

朝日新聞 2011/12/24

 

現状、体外受精や顕微授精などの生殖医療によって生まれた新生児は40人に1人の割合だそうです。生殖医療の現場では一般的な技術になっていますが、生まれてから大人になるまでの健康に与える影響は未だわかっていません。厚生労働省は、体外受精が子どもの成長に及ぼす影響を検証するため、生まれてから6歳になるまでの健康状態や発育状況を把握する追跡調査を行っています。今回の新生児の体重増加が将来の健康に影響を与えるかどうかはわかりませんが、長期的に調べて、その安全性を確認する必要があります。

店長

2011年12月29日 (木)

コラム1291 長寿応援にポイント さいたま市 換金可能、来年導入検討

さいたま市は、健康づくりに励む65歳以上の高齢者グループに、活動実績に応じて換金可能なポイントを付与する「シルバーポイント長寿応援制度」(仮称)の創設を検討している。高齢者の外出や住民間交流を促し、閉じこもりや孤立化を防ぐ狙いで、市の医療・介護費の抑制効果も期待している。来年10月のスタートを目指す。

市の案では、事前登録した10人以上のグループが、民間団体が主催する体操やダンス、ウオーキング、食事会など健康増進につながる交流活動に参加した場合、参加1回につき1人当たり1ポイントを付与する。1ポイント20円程度で、5000円を上限に換金できる仕組みで検討している。手帳にポイントシールを貼ってもらうなど、記録の方法や、活動の対象範囲や事前登録時の審査方法などについて、今後、担当課や市議会、関係機関と煮詰めていく。市は「ポイントで得た現金は、グループ内の親睦に使い、健康増進と一石二鳥にしてもらいたい」としている。寄付も可とする予定だ。来年夏頃に募集を開始する。初年度は1万5000人程度の参加を見込んでいる。市の推計によると、現在のペースで進めば、13年度の市内人口125万420人に対する高齢化率は20・6%に達し、要支援・要介護者は4万1500人近くに上る。医療・介護の財政負担が膨らむことから、市幹部は「いかに地域活動に参加してもらい、健康増進につなげてもらうかがカギ」としている。

読売新聞 2011/12/22

 

高齢社会白書によると日本の65歳以上の高齢者人口割合は、23.1%になっています。これは昨年より0.4ポイント増えています。高齢者の方の孤立防止や居場所づくり、見守りへの取り組みが必要です。さいたま市の取り組みは非常に興味深い制度です。ポイントを貯めることは励みになりますし、それが現金に換えられるとなるとやる気が出て、元気な高齢者の方が増えるかもしれませんね。

店長

 

2011年12月28日 (水)

コラム1290 1型糖尿病の子供励ます 阪神・岩田投手が岡山赤十字病院訪れ

インスリンを分泌する膵臓細胞が壊れてしまう「1型糖尿病」の子供たちを励ますため、同じ病と闘うプロ野球・阪神タイガースの岩田稔投手(28)が、岡山市北区の岡山赤十字病院を訪れて患者らと楽しい時間を過ごした。

「岡山つぼみの会」(岡山小児糖尿病協会)などが開いたクリスマス会に岩田投手は招かれた。2~17歳の患者たちと家族ら計約80人に大きな拍手で迎えられた岩田投手は、キャッチボールをしたり、ゲームをしたりして交流。子供たちと一緒に血糖値を測定してからケーキを食べ、「おいしいね」などとやさしく声をかけていた。プレゼント交換をした岩田投手は「同じ病気で応援してくれる全国の人たちのためにも頑張りたい」。岩田投手と同じ背番号「21」のユニホームを着た広島県福山市立駅家小2年の天野遥仁君(8)は「サインもしてもらってうれしかった」と大喜びだった。1型糖尿病は生活習慣からくる一般的に言われる糖尿病とは異なる。同会の鈴木正博会長は「1型糖尿病への誤解は少なくなく、こうした活動を通して理解を広げたい。岩田投手には感謝します」と話していた。

産経新聞 2011/12/19

 

1型糖尿病であると告知されても、諦めずに夢を叶えて大舞台で活躍するスポーツ選手は、たくさんいます。その一人が、冬季オリンピック トリノ大会で、肩で息をして倒れ込みながらゴールしたクロスカントリーの選手、アメリカチームのクリス・フリーマンです。トリノ大会の時は25歳でしたが、20歳の時に1型を発症しています。トレーニング中も血糖値測定を怠らず、1日に10回もインスリン注射をすることもあるそうです。大変な治療を乗り越えて、見事な成績を上げています。ところで、1988年、1989年の2年間、日本の読売ジャイアンツにも在籍していたビル・ガリクソン投手を覚えていますか?メジャーでも通算162勝も上げたピッチャーですが、やはり彼も1型糖尿病と闘っていました。社会的貢献をした1型糖尿病者を表彰するため、日本糖尿病協会が制定した「ガリクソン賞」にその名を冠されています。

店長

2011年12月27日 (火)

コラム1289 年の瀬

みなみさん

2011年も、残すところあとわずかとなりました。
本年も格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。
来年も、私たちの大切なお客様に、一層ご満足いただけるサービスを提供できるよう
誠心誠意努力する所存でございます。
何かお役にたてることがございましたら、何なりとお申し付けくださいませ。
お客様の健康をサポートさせていただくこと、「電話してよかった」と
思っていただけることが、私たちオペレーターの喜びであり原動力となっています。
来年も、よろしくお願い申し上げます。
皆さま、どうぞ良いお年をお迎えください。
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2011年12月26日 (月)

年末年始休業と商品の出荷について

お客様各位

平素は、格別なるお引立てを賜り、厚くお礼申し上げます。
さて、弊社では年末年始休暇を下記の通り実施することになりましたのでお知らせします。


年末年始休業期間
平成23年12月30日(金)~ 平成24年1月3日(火)

※12月29日(木)14時までにお申し込みいただいた商品は、年内に発送致します。
 以降のご注文につきましては、1月4日以降、順次発送となります。

【定期クラブをご利用のお客様】
上記期間中にお届け予定のお客様に関しましては、
発送予定日より少し早めに商品を発送させていただきます。お届け予定を過ぎても商品が未着の場合は、
お手数ですがこちらより問い合わせください。

ご迷惑をおかけ致しますが、何卒ご了承下さいますようお願い申し上げます。

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2011年12月25日 (日)

コラム1288 リンゴを食べると脳卒中を防げる オランダ研究

十分な量の野菜や果物を毎日とっていると脳卒中を防ぐことができるという研究が、オランダで発表された。食べられる部分が白色のリンゴなどの果物や野菜を多く摂取する人では、脳卒中の危険例が52%低下するという。果物と野菜を多くとる人では脳卒中が少ないことは以前から知られていたが、今回の前向き研究では、果物・野菜の色と脳卒中の関連がはじめて解析された。

オランダのワーゲニンゲン大学人間・栄養学部のLinda M. Oude Griep氏らは、平均年齢41歳の地域住民約2万人を対象に前向き研究を行った。被験者は調査開始時に心疾患を発症していなかった。研究チームは調査前年に、178アイテムの食品の摂取度数をアンケート調査し、約10年追跡して調査し、色別の果物と野菜の摂取と脳卒中の発症との関連を調査した。その結果、10年間の追跡期間中に、233症例で脳卒中が報告されたが、緑色、オレンジ・黄色、赤・紫色の野菜や果物と脳卒中発症の関連はみられなかった。一方で、白色の果物や野菜の摂取量の多い人では、脳卒中は最大で52%低下していた。白色の果物や野菜はバナナ、カリフラワー、チコリー、キュウリなどがある。ジャガイモも実は白いが、炭水化物が多い食品に分類される。白色の果物や野菜の1日の平均摂取量が25g増えるごとに、脳卒中の危険性が9%低下する計算になった。平均的なリンゴ1個の重量は120gに相当する。 

日本生活習慣病予防協会 2011/12/16

 

果物には炭水化物のほか、ビタミン、ミネラル、食物繊維が含まれるほか、老化やがん、動脈硬化などの原因となる活性酸素を抑制する抗酸化物質が豊富に含まれます。リンゴにはビタミンや食物繊維だけでなく、ケルセチンと呼ばれるフラボノイドも豊富に含まれ、このような抗酸化性分が有効であると考えられています。欧米には「11個のリンゴが医者を遠ざける」という諺があるそうです。今回の研究はそれを裏付ける結果となっています。

店長

 

 

2011年12月24日 (土)

コラム1287 ストレス対策と心豊かな食事が体重増加を防ぐ

年末・年始に宴席や酒席が集中し、食べすぎや高カロリーの食事をとる機会が増える。この時期に体重を増やしてしまうのが心配という人は多い。ストレスを上手にコントロールする方法を覚えると、過食を抑えられるという研究が発表された。その方法とは「なるべく心豊かな食事をとり、ストレスに対処できるよう対策すること」だという。 

糖尿病や肥満とは一見関係のなさそうなストレスや精神疲労が、実は内臓脂肪をためる一因になっていることがある。やけ酒とかやけ食いといわれるように、ストレスが強まったときに、むやみに飲んだり食べたりする人は少なくない。ストレスがたまると、食欲中枢を刺激するホルモンが分泌され、食欲が高まり、肥満をまねき、糖尿病、高血圧、脂質異常を悪化させる要因になる。慢性的なストレスに対処し、規則正しい生活、十分な休養と睡眠、適度な運動を心がけることが大切だ。簡単な対策で体重増加を防げる可能性があると、米カリフォルニア大学の研究者らが発表した。「怒りやストレスを感じているときに、キャンディーバーやお菓子を食べたくなるという経験は誰にでもある。ストレスにつながりやすい習慣を改善し、自分の心の状態に注意する訓練をすると、過食を抑えられるようになる」とカリフォルニア大学サンフランシスコ校統合医療センターのJennifer Daubenmier氏は話す。Daubenmier氏によると、ストレスとストレスホルモンであるコルチゾールが、食事の習慣や肥満、健康に密接に関連している可能性がある。

糖尿病ネットワーク 2011/12/14

 

ストレスと肥満には大きな関係があることは以前からたくさんの研究結果でわかっています。カリフォルニア大学の研究では、ストレスがたまっている人は、砂糖や脂肪を多く含む高カロリーの食品を好む傾向があることも示されています。過食を防ぐために、なるべく噛む回数を増やし味わって食べることが、食欲を高めるホルモンの作用を抑えることもわかっています。心に余裕を持って、生活習慣改善に取り組むことが必要ですね。

店長

 

2011年12月23日 (金)

コラム1286 年末・年始の食事で失敗しないコツ 上手に乗り切るための10ヵ条

年末・年始に血糖コントロールで失敗する人が少なくありません。忘年会やクリスマス、正月休みなどの年末年始の行事が続き、食事でエネルギーをとりすぎてしまうこと、お酒の飲みすぎてしまうことはよくあります。日常でちょっとしたコツを加えれば、食べすぎや飲みすぎを防ぐことができます。

年末・年始の食事で失敗しないコツ 10ヵ条

1.時間を決めて3食を食べる。だらだら食べ続けないようにする。 

2.料理は大皿で出さずに、1人分ずつを食卓に盛り付ける。 

3.食べすぎてしまいそうになったら残す。 

4.メニューの品数を増やし、野菜料理を一品加える。油を使った料理は少量にする。

5.テーブルにみかんやお菓子などをなるべく置かない。 

6.よく噛むことで食欲をコントロールできる。よく噛むと満腹感を得やすくなる。

7.冬の鍋料理は栄養面でも優れている。多品種の食材を、時間をかけて食べるので、血糖値にはやさしい。

8.お酒は適量を守る。

9.空腹で飲まない。食べながらゆっくり飲むことで、アルコールの吸収もゆっくりになる。

10.油分を含むドレッシングをたくさんかけたサラダは要注意。野菜はノンオイルドレッシングかポン酢で。

店長

2011年12月22日 (木)

コラム1285 多国籍研究陣、アジア人の糖尿病発病に関わる遺伝標識を発見

韓国をはじめとする7カ国の研究陣が、糖尿病の発病に影響を及ぼす遺伝標識(遺伝子)8つを発見した。このうち6つはアジア人にだけある。今回発見された遺伝標識を持つ人は、そうでない人に比べて糖尿発病の可能性が高いということだ。糖尿の予防に一歩近づく契機になるとみられる。国立保健研究院(院長チョ・ミョンチャン)は、「アジア遺伝体力学ネットワーク(AGEN)が09年から韓国・中国・日本・マレーシア・フィリピンの糖尿病患者2万5079人と非患者2万9611人を対象に遺伝標識を調べた結果、8つの糖尿関連遺伝子を発見した」と明らかにした。 

これら遺伝子のうち6つ(GCC1、GLIS3など)はアジア人にだけあることが確認された。AGENには韓国・日本・中国・米国・シンガポール・台湾・香港など7カ国が参加した。欧州人の糖尿遺伝子は49個だが、このうち20-30%はアジア人には見られない。こうした差は人種的特性のためだ。国立保健研究院のチョ・ユンシン研究官は「アジア人と欧州人が長い間、違った環境で暮らしながら、遺伝的な差が発生したと推定される」と述べた。欧州は肥満人口が多く、糖尿患者が多いが、アジアでは肥満でない人も糖尿にかかる。チョ研究官は「今回の研究結果が糖尿発病の可能性予測と予防、発病体系の研究、治療剤の開発などに活用されるだろう」と述べた。 

しかし遺伝標識があるからといって必ず糖尿になるわけではない。ただ、40代以降に糖尿発病の可能性が高まるため、あらかじめ対応する必要があると、国立保健研究員は説明する。

中央日報 2011/12/12

 

2型糖尿病は遺伝子による発症の可能性が30-40%と比較的低いといわれています。今回発見された遺伝子があったとしても、生活習慣を改善すれば十分に防げると考えられています。食事の改善、運動習慣をとり入れることが大事です。ただ、遺伝子が発見されたことで、糖尿病診断や新薬の開発に向けた、新たな治療・予防法の開発につながる可能性は高まります。そういう意味では重要な発見といえます。

店長

 

2011年12月21日 (水)

コラム1284 子供の2型糖尿病 生活習慣改善へ「褒める」「楽しく」

過食や運動不足などの生活習慣と関連が深い「2型糖尿病」。肥満児の増加に伴い、子供の発症も増えている。子供の血糖コントロールには家族のサポートが不可欠だが、親が子供の行動を制限するばかりでは互いにストレスがたまってしまう。生活習慣改善のカギは「褒めることと楽しさ」にあるようだ。食事の欧米化などライフスタイルや生活環境の変化で、子供の肥満は昭和50年前後から急増。肥満児の増加に伴い、2型糖尿病を発症する子供が増えてきた。しかし、2型糖尿病は自覚症状がほとんどなく、自覚症状が現れたときには重症になっていることが多い。

ファストフードやスナック菓子を好み、学校から帰ったらテレビゲームに熱中して部屋に籠もる-。そんな現代っ子にとって、快適な生活習慣を変えるのは容易ではない。東京女子医科大学糖尿病センター(東京都新宿区)の内潟安子センター長は「子供が空腹でないのに食べてしまうのも、外で遊ばず家に籠もるのも理由があるはず」と指摘する。「人間は満ち足りているときにはあまり食欲がわかないもの。イライラしていると食べてしまうのは大人も同じ。一番大切なのは愛情です」。

昭和60年の開設時から、肥満児を対象とした「健康スポーツ教室」を開催しているこどもの城(渋谷区)小児保健部は「肥満の子供は親に叱られることが多く、褒められる経験が少ない。テレビゲームばかりするのは、ゲームよりも楽しいことがないからでしょう」と話す。

同教室では小学1~6年の肥満児を対象に、毎年4~7月を1学期、9~12月を2学期、1~3月を3学期とし、各学期20人を定員に週に1回、運動指導を行っている。ゲーム感覚を取り入れた「思わず動きたくなるようなプログラム」(同部)で、子供たちは体育館やプールで仲間とともに汗を流す。同部は「楽しいことをすれば子供は動きます。アスレチックやサイクリングに誘い出して親子で一緒に運動すると良いでしょう」と説明する。

産経新聞 2012/11/14

 

文部科学省の平成23年度学校保健統計調査によると、女子の平均体重、肥満率が初めて全年齢で前年度より減少しましたが、男子の肥満率は増加しています。子供の肥満はまだまだ深刻で、将来2型糖尿病に移行する傾向が強くなっているようです。子供の食習慣や運動習慣を良くするのは、家庭でのしつけが大きく関わりますが、公共の場で楽しく学べる機会が増えれば、お母さんもしつけやすくなるのではと思います。「褒める」「楽しく」が大事ですね。

店長

2011年12月20日 (火)

コラム1283 大掃除

みなみさん

 

2011年も残すところあと僅か・・・。
キレイに大掃除をして、気持ちよく新年を迎えたいものです。
現代は、よく落ちる洗剤やさまざまな掃除器具など、便利なものが簡単に手に入る時代ですが、
環境のためにも家族のためにも、できるだけ自然由来のものを使いたいですよね。
重層を使ったキッチン掃除、新聞紙を使った窓掃除、お酢を使った床掃除などのエコ掃除が注目を集めています。
最近テレビや新聞などで目にするのが、みかんの皮を再利用した掃除法。
みかんの皮には天然の油が含まれており、その中にリモネン、ペクチン、クエン酸などの成分が含まれています。
これらの成分には汚れを落とす、つやを出す、においを取るなどの効果があります。
皮の煮汁で畳や床の汚れ取り、シンクの掃除、皮を直接電子レンジで1~2分加熱して臭い取りなど、
いろいろな用途に使うことができます。
これならいろいろな洗剤を買い揃えてなくても、人に優しいエコ掃除が実現できそうですね。
1220

2011年12月19日 (月)

コラム1282 献血離れ、近畿深刻 震災後急増も…やっぱり不足の冬

年末年始を控え、近畿地方で輸血用血液の不足が目立っている。例年、冬場は風邪の流行などで献血者が減る傾向にあるが、今年は特に深刻で、大阪府や兵庫県では、在庫数が医療機関への安定供給ラインを下回る危機が続いている。

3月の東日本大震災直後には全国で献血者が急増したものの、「熱」が冷めてしまった格好で、各地の赤十字血液センターは継続的な協力を呼びかけている。大阪・心斎橋に、オープンした大阪府赤十字血液センターの御堂筋献血ルーム。カフェのような空間で献血後は飲み物やアイスクリームなどが無料提供される。訪れた京都市の会社員、伊藤敦奈さん(23)は「施設は快適で、人の役にも立てるので時々献血に来ています。でも、知人を誘ってもあまり乗ってこないですね」。同ルームの1日の目標献血者数は100人。しかし達成できたのは初日だけで、その後は約40~80人と伸び悩んでいる。担当者は「大震災の後は、本当に多くの方が献血に関心を示してくれたのですが……」とため息をつく。

同センターによると、3月11日に起きた震災直後には「被災地の力になりたい」と府内各地の献血ルームに長蛇の列ができ、同月中の献血者数は前月比3000人増の3万6000人余に上った。だが、翌月には例年並みに戻った。輸血用血液は長期保存ができず、外科手術などに使われる赤血球は採血後21日間、血小板は4日間が限度。同センターでは、常時4日分の在庫の確保を目指しているが、12月に入って目標を割り込む状況が続き、14日現在でA型が230人分、O型が150人分足りないという。

読売新聞 2012/11/14

 

献血離れが深刻で、輸血用血液の安定供給が難しい状況になっているようです。献血協力者へのサービスとしての、血液検査を受けられるのをご存じでしょうか?検査項目の中には、糖尿病の指標であるグリコアルブミンという検査があります。グリコアルブミン検査は、採血時から過去1カ月間の血糖値の平均と相関する検査値で、糖尿病予備群やメタボリックシンドロームの兆候を早期に発見することができます。日頃血糖値が気になっている方、献血で検査を受けてみてはいかがでしょう。

店長

2011年12月18日 (日)

コラム1281 アジア人は少しの体重増加で2型糖尿病を発症

日本を含むアジアで糖尿病は急増している。生活スタイルの欧米化が急速に進んでいることが背景にある。人種や民族によって糖尿病を引き起こす仕組みは異なっていることが知られるが、アジア人ではどのような診断や治療が効果的で、生活スタイルをどう変えていけば糖尿病の改善につながるか、分かっていないことも多い。

米国のジョスリン糖尿病センターの研究者らは「アジア人は欧米人に比べ、少しの肥満が2型糖尿病の発症につながる。一見して肥満とみられない患者でも、体に脂肪がたまっている場合が多い。運動や身体活動を増やし内臓脂肪を減らすと効果的だ」と述べている。 アジア人とアジア系米国人の両方で、糖尿病は急増している。日本を含む西太平洋地域は、世界でもっとも糖尿病人口の多い地域で、糖尿病有病数は13000万人と予測されている。国別では世界でもっとも糖尿病人口の多いのは中国(9200万人)で、インド(5000万人)が続く。 「アジア人では、一見して肥満とみられない患者でも、体に脂肪がたまっている場合が多い」と研究者らは言う。アジアにおける肥満の頻度は低いが、BMIが同等ならアジア人は白人より内臓脂肪が多く、わずかな過体重でも糖尿病を発症しやすいと説明している。 

糖尿病ネットワーク 2011/12/9

 

ヨーロッパのコーカサス地方で、2型糖尿病の人に共通してみられるのは、肥満、高年齢、糖尿病の家族歴があることだそうです。しかし、2型糖尿病のアジア系米国人では正反対の特徴がみられ、年齢は若く、正常体重であることが多いという結果がこの調査でわかっています。アジア人は、肥満による糖尿病よりも、インスリン分泌低下による糖尿病発症の要素の方が強い傾向にあると考えられています。いずれにしても、低カロリーで野菜の多い食事と定期的な運動が糖尿病の進行を遅らせます。やせている方、標準体重の方で、「ちょっと最近体重が増えたかな。」と感じた方は要注意です。

店長

2011年12月17日 (土)

コラム1280 野菜、果物の抗酸化物質が女性の脳卒中リスクを低下

スウェーデンの女性を対象とした研究で、心疾患の既往歴のない女性が、野菜や果物、全粒粉など抗酸化物質が豊富に含まれる食品を多く摂取すると、脳卒中の発症が低下することが分かった。抗酸化物質の摂取量の多い女性は、多くを果物と野菜からとっていることもあきらかになった。

体内にある酸素の一部は不安定で、多くの物質と反応しやすい活性酸素に変化する。活性酸素は微量であれば人体に有用な働きをするが、大量につくられると、過酸化脂質をつくりだし、細胞を傷つけたり、老化、動脈硬化、免疫低下、がんなどの多くの疾患を引き起こす原因となる。この活性酸素の発生やその働きを抑制したり、活性酸素そのものを取り除く物質が抗酸化物質。ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEなどのビタミン類のほか、ポリフェノール、カロテノイドなどが抗酸化物質とみられている。「野菜や果物には抗酸化物質が豊富に含まれている。こうした食品を多くとる食生活を続けると、酸化ストレスや炎症が抑えられるようになる。結果として心疾患や脳卒中の危険性を低下できる。活性酸素を取り除き、酸化の働きを抑えるためにも、なるべく野菜や果物を食べた方が良い」とスウェーデンのカロリンスカ研究所Susanne Rautiainen博士は言う。ビタミンCEのような抗酸化物質や、野菜や果物に含まれる色素成分であるフラボノイドは、血管内皮の機能を改善したり、高血圧や炎症、血管が詰まりやすくなるのを防ぐ作用がある。 

「私たちは毎日の食事で、さまざまな栄養素をとっている。研究では食事でとる抗酸化物質の量を定量化することを試みた」とRautiainen氏は説明する。 

 

抗酸化物質を多く含む野菜や果物を摂ると、脳卒中の発症を抑えられるという結果です。野菜や果物をよく食べ、抗酸化物質の摂取量が多い女性は、健康管理に対する意識が高く、生活習慣が健康的である傾向もあるでしょう。抗酸化物質は体の中のサビとも言われる活性酸素を取り除いてくれます。活性酸素が減少すると、老化を遅らせるだけでなく、糖尿病や高血圧といった生活習慣病の発症を遅らせることにもつながります。

店長

2011年12月16日 (金)

コラム1279 運動で体力を維持・改善することが長寿の秘訣 1.4万人を調査

健康で長生きするための秘訣は、体力を良好に維持・改善することと、適度な運動を続けること――14000人以上の米国人を6年以上追跡した調査研究で、運動が大切であることがあらためて確かめられた。 

健康で長生きするための秘訣は、体力を維持・改善することと、適度な運動を続けること。それができていれば、体重の変化が死亡リスクに与える影響は少ない。こんな結果が、米国で行われた対規模研究で示された。「大切なのは体力の維持・向上を続けることで、体重の変化については、それほど心配する必要はなさそうだ。活発に体を動かしているが体重はなかなか減らないという人にとっては、良いニュースだ」とサウスカロライナ大学アーノルド校のDuck-chul Lee博士(運動科学)は話す。研究チームは平均年齢44歳の中高年に、2つ以上の包括的な医療研究に参加してもらい、有酸素運動に関する長期的な縦断研究を行った。運動により体力を測定し、身長と体重も同時に測定した。BMIと体力の変化を6年間にわたり測定し、最大11年間の追跡検討を行った。さらに、体格指数(BMI)の変化、年齢、心臓病の家族歴、ライフスタイル(喫煙、身体活動)の変化、高血圧、糖尿病などを考慮し、体力の増減と死亡率の変化の関連を検討した。その結果、運動不足が死亡リスクをまねく要因になることがあきらかになった。

日本生活習慣病予防協会 2011/12/9

 

厚生労働省の研究でも、日常生活で体をよく動かしている人は、そうでない人に比べ死亡リスクが3割から4割低くなることがわかっています。また運動量が多いほど恩恵は大きくなるようです。推奨運動量を超えて、毎日、たくさん運動をする人々は死亡リスクが半減したそうです。運動はウォーキングなど、有酸素運動に加えて、可能な限り筋肉アップにつながるトレーニングをプラスするといいですね。水の入ったペットボトルをダンベル代わりに上げ下げする運動を続けるだけでもかなり違います。

店長

2011年12月15日 (木)

コラム1278 高血圧合併の糖尿病患者、1日1時間のヨガで症状が改善

高血圧を合併している糖尿病患者が、11時間のヨガを行うことで、3カ月後には、収縮期血圧と拡張期血圧、空腹時血糖値のいずれもが有意に低下することが報告された。これは、アラブ首長国連邦Gulf Medical UniversityN. Shanthakumari氏らが、100人を対象に行った試験の結果明らかにしたもので、ドバイで開催の世界糖尿病会議(WDC2011)で発表した。Shanthakumari氏らは、2型糖尿病で高血圧の合併症のある3555歳(平均4546歳)の100人を対象に、無作為化比較対照試験を行い、3カ月間追跡した。被験者を無作為に2群に振り分け、一方には約60分のヨガを毎朝続けるよう指導し、もう一方の群には何も介入しなかった。ヨガは、体位や身体姿勢が35分、呼吸法が10分、瞑想が10分だった。実施前後に、それぞれ5分間のリラクセーションを行った。被験者は、治療薬は従来通り服用し、食事療法についても介入はなかった。

試験開始時点では、収縮期・拡張期血圧、空腹時・食後血糖値は、いずれもヨガ群と対照群で有意差はなかった。ヨガ群では、空腹時血糖値(平均)は試験開始時の155.86mg/dLから3カ月後の126.63 mg/dLへと、有意に減少した。

日経メディカルオンライン 2012/12/8

 

ヨガにより血糖値が低下するメカニズムとしては、ヨガで用いられる呼吸法によって交感神経緊張が緩和するためではないかと考えられています。また、ヨガは普段使わない筋肉を使うので、筋肉強化にも関係しているかもしれません。筋肉が増えると基礎代謝量が増え、糖代謝が進み、血糖値降下にプラスに働きます。

店長

2011年12月14日 (水)

コラム1277 高血圧や肥満に警戒=冬本番の被災地―難しいストレス解消・大震災9カ月

東日本大震災から9カ月がたつ被災地で、生活習慣病の増加が懸念されている。医療関係者は、血圧の高い人や体重が増えた人が多いと指摘。冬本番を迎え、症状の悪化を警戒する。運動不足や食生活の変化に加えストレスも原因だが、解消は容易でないという。

宮城県南三陸町の歌津八番クリニックでは、糖尿病や肥満の患者が例年より1、2割増えた。体重増加に限れば3、4割多い。鎌田真人院長は「お年寄りでも海の仕事をしていた人が多かったが、失職して運動不足になった。酒量の増加、若い人の暴飲暴食もある」と指摘。食事療法を指導しているが、「ストレスもあるので、なかなか難しい」と漏らす。岩手看護短大は10月、岩手県大槌町の10地区で計約200人の血圧を測定。その結果、半数以上が高血圧で、3割ぐらいだった震災前を大幅に上回り、自覚症状のない人もいた。 

時事通信社 2012/12/10

 

精神状態や環境の変化などで血圧は上がってしまいます。やはり自分の家で生活しているのと、別の場所で生活をしているのでは、相当なストレスがあることと思います。このような問題は、震災の2次災害と言っても過言ではありません。国の医療対策も必要だと思います。これから冬本番となり、さらに血圧の上昇が心配になります。一刻も早い復興を祈るしかできませんが、どうか震災による困難に負けずに頑張って頂きたいと思います。

店長

2011年12月13日 (火)

コラム1276 12月の誕生花『カトレア』

みなみさん

 

12月の誕生花でもあるカトレアは、花色が豊富で、春咲き、夏咲き、秋咲き、
冬咲きと四季それぞれに咲く種類があります。
また、香りも高く、見た目も「洋ランの女王」とよばれるほど、豪華で艶やかな花です。
冬咲きのカトレアは、花を咲かせるために10度以上の環境を保たなければならないので、
朝晩の冷え込む時間は窓際を避けるなど、注意が必要です。
カトレアの花言葉は、「あなたは美しい」「優美な女性」などです。まさに女王の名に
ふさわしい花言葉ですね。
1212

2011年12月12日 (月)

コラム1275 更年期障害の原因が夫にもあるという大胆説

中高年女性の更年期障害の一因は夫にあり――。医師で大阪大准教授の石蔵文信さん(56)(保健学)が、そんな大胆な説を「夫源病(ふげんびょう) こんなアタシに誰がした」として出版した。

「夫の言動がストレスになり、妻の体調不良を誘発する」といい、世の熟年男性には耳の痛い内容だ。石蔵さんは10年前、大阪市内の病院に男性更年期外来を開設。「妻の協力も必要」と患者に夫婦での来院を求めたところ、診察した約600組では、患者だけでなく妻の多くも更年期障害に苦しんでいた。女性の更年期障害は、閉経前後の女性ホルモン減少が主要因とされ、動悸(どうき)やめまい、不眠などを訴える。石蔵さんが患者の妻に聞き取りを行ったところ、多くの妻が夫の言動に精神的苦痛を感じており、カウンセリングによって症状が改善したという。石蔵さんは、心身を守る働きがある女性ホルモンが減る時期に夫からのストレスを受けたことで、更年期障害を引き起こした可能性があると判断。そうした中高年女性の体調不良を「夫源病」と名付け、妻にストレスを与える夫たちを幾つかのパターンに分類した。

読売新聞 2012/12/8

 

更年期障害の出るころに、夫の何気ない一言が妻の健康を損ねてしまうという事例が多くあるようです。記事の医師は、「夫源病」と名付けています。男性の更年期外来で相談に応じてきた一方で、その看病をする妻の悩みにも耳を傾けてきたそうです。その中で何気ない言動や行動に傷つきながらも、耐えて家庭を支える女性の姿が見えてきたそうです。更年期障害は、高血圧や糖尿病にも影響を与えます。カウンセリングでよくなるようですので、医師と夫婦の3者で話し合うのもいい治療法かもしれません。

店長

2011年12月11日 (日)

コラム1274 肝臓がん、血液検査で早期診断…発見率3倍に

肝臓がんを血液検査で早期診断できる技術を、千葉大学の野村文夫教授(臨床検査医学)らが開発した。

肝臓にがん細胞ができると体内で作られる免疫物質(抗体)を検出する方法で、血液検査による発見率は従来の20%から60%に向上する。すでに国際特許を取得しており、5年以内の実用化を見込んでいる。野村教授らは、がん細胞に多い「Ku86」というたんぱく質に着目。これを攻撃するために作られる抗体を診断の目印(腫瘍マーカー)として血液を分析したところ、早期がんの60%以上が陽性を示した。がんでないのに反応してしまう偽陽性は10%以下だった。肝臓がんのマーカーはこれまでもあったが、腫瘍の大きさが2センチ以下という早期の場合、陽性率が20%程度と低かった。早期発見は、超音波検査やコンピューター断層撮影法(CT)、磁気共鳴画像(MRI)など、熟練を要する高価な診断法に頼っている。

読売新聞 2012/12/7

 

がんの血液検査といえば「腫瘍マーカー」をみるだけにとどまります。「腫瘍マーカー」とはがんの進行とともに増加する生体因子のことで、主に血液中の因子を検査でみることでがんの進行度合いをみるものです。「腫瘍マーカー」は、早期がんではあまり数値が上昇せず、早期がんの発見にはあまり適さないとされていました。この記事もその「腫瘍マーカー」ですが、早期がんの発見率が従来の数倍という最強の「腫瘍マーカー」といえます。このような検査技術が進歩して、採血だけでがんを早期発見できる時代が来るかもしれません。

店長

2011年12月10日 (土)

コラム1273 やせすぎ女子、5年で5割増 文科省、高2・3調査女子平均体重の推移

女の子の平均体重が5~17歳の全年齢で前年度より減少したことが、文部科学省が公表した今年度の学校保健統計調査(速報)で分かった。高校2、3年生の「やせすぎ」の女子の割合は5年前の約1.5倍に。文科省の担当者は「過度のダイエット志向が原因かもしれない」と話す。 

東日本大震災の被害が大きかった岩手、宮城、福島3県を除き、全国の子どもが4~6月に学校や幼稚園で受けた健康診断結果の約5%を抽出し、集計した。女子の平均体重は1900年度の調査開始以来初めて全年齢で減少した(戦中戦後の数年間は統計なし)。減り幅が最も大きかったのは16歳(高2)で、前年度比0.3キロ減の52.4キロ。中高生女子の体重は5~10年前をピークに減少傾向が続く。男子も11歳(小6)が0.4キロ減など、ほとんどの年齢で減った。男女とも身長に目立った変化はない。 

朝日新聞 2011/12/8

 

7、8年前から標準体重もしくは、やせ気味の女の子にも、さらにやせたがる傾向が見られていたそうです。成長期には栄養が必要ですので、小中高の女子のダイエットは健康に良くありません。しかしながら、小学生の女の子でさえ体形が変わるのを嫌がる子が増えているようです。学校でも、正しい食事のしかたや健康のための生活習慣を教科の中で教えるべきです。肥満は将来の高血圧や糖尿病につながりますし、やせすぎも様々な弊害を起こします。

店長

2011年12月 9日 (金)

コラム1272 糖尿病と歯周病 歯を失い噛めなくなると血糖値が上昇

歯周病と糖尿病などの慢性疾患との関連への関心が高まっている。東京保険医協会、東京歯科保険医協会、千葉県保険医協会の3協会は共催で、東京で医科歯科連携研究会を開催した。糖尿病と動脈硬化性疾患を中心とした心血管病変と歯周病の最近の臨床研究を総括し、歯周治療を含めた生活習慣病のコントロールを医科歯科の双方が行うことが、患者の健康寿命の延長を実現させるとの見解をまとめた。 

歯周病と冠動脈疾患、糖尿病腎症、肥満、メタボリックシンドロームなど全身疾患との関連は注目されている。また、歯周病は「糖尿病の第6の合併症」といわれるように、糖尿病患者には歯周病が多いことも知られている。その発症頻度や重症度は、血糖コントロール状態や糖尿病罹病年数とも関連が深い。厚労省の歯科疾患実態調査によると、4070歳の約半数は歯肉に歯周ポケットをもっており、日本の歯周病患者数は約5000万人、罹患率は8割以上に上るともいわれている。歯周病は、国民の健康にとって大きな脅威となっている。歯周病は歯周組織にみられる疾患群の総称で、一般的にデンタルプラーク(バイオフィルム)に起因する歯周病原細菌の感染により引き起こされる歯肉炎、歯周炎をさすことが多い。歯周ポケットの形成と不十分な口腔ケアによるプラーク量が増加にともない、グラム陰性嫌気性細菌が増加し、歯肉の炎症や歯周病を発症する。細菌感染は宿主にさまざまな免疫応答を引き起こし歯周炎を進展させる。

全国臨床糖尿病医会会長で伊藤内科クリニック院長の伊藤眞一氏は「歯周病が糖尿病の第6の合併症といわれており、罹患数の多い両疾患の合併は多い。しかし、海外では8割の糖尿病患者は糖尿病と口腔疾患の関係について内科主治医から説明を受けておらず、また歯科医、歯科衛生士の半数は通院中の患者が糖尿病であることを知らないとの報告がある」と指摘した。 

歯周病がある糖尿病患者では、歯周組織の微小血管障害、歯周結合組織の代謝の異常、免疫機能の低下や唾液の減少・口腔乾燥を発症する場合もあり、歯周病の治療により糖尿病が改善することを示した報告は多い。一方、歯周病の治療を行っても、高血糖の状態が続くと治りが悪く、再発が起きやすくなる。

三咲内科クリニック院長の栗林伸一氏は、「歯周病が進行し歯を喪失することが咀嚼力を低下させ、軟らかい食品に偏り栄養摂取バランスの悪化へとつながり、結果として食後高血糖を起こしやすくなる。口腔内の管理は重要であり、生活療法は療養の主役である患者の理解と実践が欠かせない。」と指摘した。 

 

医学界では、糖尿病の診察医と歯科医の連携が始まったばかりで、まだ十分に効果をあげているとは言いがたいようです。糖尿病が進行すると歯周病の進行スピードが速くなり、歯周病がひどくなって、食べ物を噛みにくくなると、糖尿病がさらに進行するという悪循環が発生します。歯の病気も生活習慣病と位置づけ、歯科検診を健診の項目に入れるべきでしょう。

店長

 

コラム1272 糖尿病と歯周病 歯を失い噛めなくなると血糖値が上昇

歯周病と糖尿病などの慢性疾患との関連への関心が高まっている。東京保険医協会、東京歯科保険医協会、千葉県保険医協会の3協会は共催で、東京で医科歯科連携研究会を開催した。糖尿病と動脈硬化性疾患を中心とした心血管病変と歯周病の最近の臨床研究を総括し、歯周治療を含めた生活習慣病のコントロールを医科歯科の双方が行うことが、患者の健康寿命の延長を実現させるとの見解をまとめた。 

歯周病と冠動脈疾患、糖尿病腎症、肥満、メタボリックシンドロームなど全身疾患との関連は注目されている。また、歯周病は「糖尿病の第6の合併症」といわれるように、糖尿病患者には歯周病が多いことも知られている。その発症頻度や重症度は、血糖コントロール状態や糖尿病罹病年数とも関連が深い。厚労省の歯科疾患実態調査によると、4070歳の約半数は歯肉に歯周ポケットをもっており、日本の歯周病患者数は約5000万人、罹患率は8割以上に上るともいわれている。歯周病は、国民の健康にとって大きな脅威となっている。歯周病は歯周組織にみられる疾患群の総称で、一般的にデンタルプラーク(バイオフィルム)に起因する歯周病原細菌の感染により引き起こされる歯肉炎、歯周炎をさすことが多い。歯周ポケットの形成と不十分な口腔ケアによるプラーク量が増加にともない、グラム陰性嫌気性細菌が増加し、歯肉の炎症や歯周病を発症する。細菌感染は宿主にさまざまな免疫応答を引き起こし歯周炎を進展させる。

全国臨床糖尿病医会会長で伊藤内科クリニック院長の伊藤眞一氏は「歯周病が糖尿病の第6の合併症といわれており、罹患数の多い両疾患の合併は多い。しかし、海外では8割の糖尿病患者は糖尿病と口腔疾患の関係について内科主治医から説明を受けておらず、また歯科医、歯科衛生士の半数は通院中の患者が糖尿病であることを知らないとの報告がある」と指摘した。 

歯周病がある糖尿病患者では、歯周組織の微小血管障害、歯周結合組織の代謝の異常、免疫機能の低下や唾液の減少・口腔乾燥を発症する場合もあり、歯周病の治療により糖尿病が改善することを示した報告は多い。一方、歯周病の治療を行っても、高血糖の状態が続くと治りが悪く、再発が起きやすくなる。

三咲内科クリニック院長の栗林伸一氏は、「歯周病が進行し歯を喪失することが咀嚼力を低下させ、軟らかい食品に偏り栄養摂取バランスの悪化へとつながり、結果として食後高血糖を起こしやすくなる。口腔内の管理は重要であり、生活療法は療養の主役である患者の理解と実践が欠かせない。」と指摘した。 

 

医学界では、糖尿病の診察医と歯科医の連携が始まったばかりで、まだ十分に効果をあげているとは言いがたいようです。糖尿病が進行すると歯周病の進行スピードが速くなり、歯周病がひどくなって、食べ物を噛みにくくなると、糖尿病がさらに進行するという悪循環が発生します。歯の病気も生活習慣病と位置づけ、歯科検診を健診の項目に入れるべきでしょう。

店長

 

2011年12月 8日 (木)

コラム1271 米で糖尿病患者の視覚障害が減少傾向

米国で糖尿病患者における新規の視覚障害が減少傾向にあることが、米国疾病管理予防センター(CDC)の「Morbidity and Mortality Weekly Report」で報告された。CDC疫学者のNilka Burrows氏らによる検討で、視覚障害を報告した粗糖尿病患者数が、1997年の26%から2010年には18.6%へと低下していた。

研究では、1997-2010年の全米健康調査(National Health Interview Survey)データを用いて、糖尿病患者における視覚障害の自覚の有無、また過去数年の眼科医受診の有無について分析を行った。その結果、同期間に視覚障害を自覚した糖尿病患者は270万人から 390万人に増加していたが、年齢調整後の新規有病率は1997年の23.7%から2010年の16.7%へと有意に低下していた。毎年眼検診を受けている糖尿病患者の割合は63%と横ばいだった。有病率減少の主な要因は、血糖コントロールをはじめとする糖尿病管理の改善であり、加齢の影響はほぼ認められなかった。

今回の研究結果について、米レノックスヒル病院(ニューヨーク)内分泌科のMinisha Sood氏は「勇気づけられる結果だ」としながらも、「それで安心するのは誤りだろう」と警鐘を鳴らしている。糖尿病が新規に診断された時点で、視覚障害はすでに5-10年共存しており、視覚障害を有する糖尿病患者は劇的に増加する可能性があるためである。

 

糖尿病網膜症は、糖尿病腎症・神経症とともに糖尿病の3大合併症のひとつで、日本では成人の失明原因の第一位となっています。血糖が高い状態が長く続くと、網膜の細い血管は少しずつ損傷を受け、症状が進行します。最初は自覚症状がありません。症状としては、視力の低下や飛蚊症といった症状が現れますが、この状態ですでに重症という診断になります。糖尿病患者さんは年一度、眼科検診を受けることが重要です。

店長

2011年12月 7日 (水)

コラム1270 小児の肥満、成人後の減量でリスク増回避

小児期に過体重および肥満でも、成人後の肥満を避けることができれば、生涯を通じて正常体重である人に比べて、健康障害リスクは高くはならないことが新しい研究で示され、米医学誌「New England Journal of Medicine」で報告された。

この研究は、フィンランドと米国の研究者らが行ったもので、米国、フィンランド、オーストラリアにおける4研究、合計6300人の小児のデータを分析。被験者の年齢は研究開始時平均11歳で、約23年間追跡された。その結果、正常体重小児の14.6%のみが肥満成人となったのに対し、過体重あるいは肥満の小児774人中の65%が肥満成人となった。過体重児を除いて肥満児のみでみた場合には、82%が肥満成人となった。小児期に正常体重で成人後に肥満とならなかった人と比べた場合、小児期に過体重・肥満で、成人後も肥満となった人では、2型糖尿病発症リスクが5.4倍、高血圧2.7倍、LDL(低比重リポ蛋白)コレステロール高値1.8倍、中性脂肪(トリグリセリド)高値3倍、アテローム性動脈硬化症1.7倍であった。しかし、小児期に体重問題があっても肥満成人とならなかった場合、これら疾患の発症率は小児期に正常体重で肥満成人とならなかった場合と同じであった。

論文指導著者であるフィンランド、トゥルクTurku大学心血管医学教授のOlli Raitakari氏は、「小児期に肥満または過体重だと成人後に心血管疾患リスクが高まることは過去の研究で示されていたが、その影響がどの程度独立したものか、また正常体重の成人になった場合、どうなるのかは不明であった。今回のコホートに首尾一貫してみられたのは、小児期の過体重および肥満は独立したリスクファクター(危険因子)ではなく、成人後に正常体重ならば、生涯を通じて正常体重を維持した場合と同様のリスクしかもたない点だ」と述べている。

 

今回の研究は、子供の肥満を早く解消して、大人になったときには正常体重にしておくことの大切さを訴えています。中学生や高校生の頃の食事教育が大切ですね。この頃の年代は大人に近い自立心と判断力を持っているので、学校の強化の中で生活習慣病の教育をしていくべきでは?と思います。

店長

 

2011年12月 6日 (火)

コラム1269 旬の食べ物『大根』

みなみさん

 

年中出回っている大根ですが、寒い時期の大根はみずみずしく、甘みが増しています。
一般的なものは「青首大根」ですが、昔から栽培されている地大根と呼ばれるものが、全国に多数あります。
大根というと和食のイメージが強いですが、淡白な味なので、蒸す、煮る、炒めるなどさまざまな調理法で
洋風にアレンジすることもできます。
下茹でした大根にベーコンをあわせてチーズ焼きに、また、コンソメや粒マスタードなどと煮ても美味しくいただけます。
大根にはジアスターゼとよばれるデンプン分解酵素が多く含まれていて、胃もたれや胸やけに効果があるといわれています。
また、葉の部分にはビタミンCやカリウム、βカロチンを豊富に含んでいます。
忘年会などで外食が多くなりがちな、12月。
甘みたっぷりの大根を食べて、ほっこりしてみるのはいかがでしょうか。
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2011年12月 5日 (月)

コラム1268 特定健診の受診率、40~50歳代で半数超 4人に1人以上がメタボ

厚生労働省はこのほど、2009年度の特定健診・特定保健指導の実施状況をまとめた。集計の対象は、報告を行った3453保険者。それによると、特定健診の実施率(受診率)は41.3%で、前年度の38.9%から2.4ポイント上昇したが、目標の7割に達していない。特定保健指導の実施率は12.3%4.6ポイントの増だった。 

特定健診を受けた人のうち、特定保健指導の対象者になった人は4087000人(18.9%)で、うち終了した人の割合(特定保健指導の実施率)は504000人(12.3%)だった。年齢階級別の実施率は、4044歳で9.3%ともっとも低く、4559歳までは大きな差はないが、60歳以上で相対的に高くなり、65歳以上は約20%となっている。性別では男性は11.7%、女性は14.6%だった。前年度同様に男性は65歳以上で65歳未満と比較して、女性は60歳以上で60歳未満と比較して、相対的に高くなっている。 2009年度に特定健診を受け、腹囲の基準(男性85センチ、女性90センチ)以上で血圧や血糖、コレステロールの2つ以上が基準を上回る「メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)」と判定されたのは約3098000人(14.4%)だった。腹囲に加えて1つ以上が基準を上回る「予備群」の約2658000人を合わせると約5757000人(26.7%)だった。受診者に占める割合は前年度の26.8%より減ったが、人数は約5418000人より増えた。 

日本生活習慣病予防協会 2011/12/1

 

メタボリックシンドローム該当者は予備群も含めれば27%に上り、4人に1人はメタボの危険性があることになります。メタボ健診は、2008年度から40~74歳を対象に健康保険組合などの保険者に義務づけられました。腹囲に加えて、(1)血圧(2)血糖値(3)血中脂質の数値をもとに判定します。腹囲が基準を上回り、二つ以上の数値が悪ければメタボ、一つなら予備群になります。保健指導の対象者が実際にどのように保健指導を受けて、その後に生活習慣がどう改善されたか?翌年数値がどのように変化したか?チェックする事が大切だと思います。

店長

2011年12月 4日 (日)

コラム1267 糖尿病早期発見に「HbA1c」値

40、50代の“糖尿病予備群”の8割近くが、過去1~2カ月間の平均血糖値を反映する自身の「HbA1c(エイチビーエーワンシー)」値を知らないことが、製薬会社「ノボ ノルディスク ファーマ」の調査で分かった。日本糖尿病学会のガイドラインでは4.3~5.8が基準値とされている。

調査は9月、健康診断や人間ドックなどで「血糖値が高め」「境界型(糖尿病とはいえないが、血糖値が正常ともいえない)」などと指摘されたことのある全国の40、50代の男女1200人を対象に実施した。それによると、「自身のHbA1c値(直近の測定値)を覚えていますか」の問いに、77.7%が「覚えていない/分からない」と回答。糖尿病に関する記述の中から正しい項目を選ぶ設問では、6割超が「予備群のときから心筋梗塞や脳梗塞につながる動脈硬化が進行する」(正答率35.8%)、半数以上が「糖尿病の人は心筋梗塞や脳梗塞を発症しやすい」(同43.8%)を選ばなかった。これらはいずれも正しい記述。朝日生命成人病研究所(中央区)の大西由希子治験部長は「早い段階で積極的な治療に入ることができる」として、HbA1cの値を意識するよう呼びかけている。

産経新聞 2011/11/29

 

HbA1cは、糖尿病の診断基準として注目を集めている数値です。長期的に見た血糖状態を把握することで、より早く、適切な判断ができます。過去にさかのぼって血糖状態を把握できることから、長期の血糖コントロール状態がわかる重要な検査です。これから忘年会、お正月などのイベントを控えて、食生活も乱れがちです。12月、1月の食事の状態が、2月、3月のHbA1c値に現れます。食事の最初に食物繊維の多いものを食べる、よく噛んで食べる、そして食べ過ぎに注意。2月、3月の検査を意識して、食事に注意しましょう。

店長

2011年12月 3日 (土)

コラム1266 全国一の高齢者安心県…島根 「福祉指数」好結果 「楽観できぬ」の声も

全国一、お年寄りが安全で健やかに暮らせる県は島根県。東北大経済学部の吉田浩教授(47)(加齢経済学)らの研究グループが、そんな研究成果をまとめた。

各種の統計を基に独自にはじき出した「高齢者福祉指数」で測定。高齢化先進県の島根にとって、お年寄りの住みよい環境づくりは重要課題。関係者は、結果を喜んだり、「楽観できる状況ではないのだが……」と首をかしげたり、複雑だ。調査は、高齢者の心の状態や持ち家率など15項目で実施。国の統計資料から取り出した都道府県の数値を、相対評価で1~0の「スコア」に換算し、都道府県で比較した。スコアの値が大きいほど、住みよいとした。島根は、病気やけがに自覚症状がある「有訴者」率が36位(スコア0・83)、配偶者との離死別の経験がある65歳以上の割合が38位(同0・77)、レジャー行動率が43位(同0・51)で他の地域に水をあけられた。しかし、多くの項目は平均以上で、総合的なスコア平均が0・83で全国トップ。吉田教授は「島根は抜きんでた実績はないが、全体的にバランスがいい」と評価する。県高齢者福祉課の田中郁子課長は「幅広い分野の充実度を他地域と比較できる指標はこれまでなかった。島根がお年寄りが生き生きと暮らせる県であることが客観的に裏付けられた」と歓迎する。

一方、15項目の中では、65歳以上が振り込め詐欺の被害に遭う割合が全国で最も低い、との結果もあった。高齢者の被害防止に苦心している県警の丸本到・安全まちづくり推進室長は複雑な表情だ。今年の県内の振り込め詐欺被害は9月末現在、14件で、うち8件は高齢者が被害者。「犯行の手口や犯罪者が狙う地域は、年ごとに変わる。今回の調査はたまたま被害に遭った高齢者の割合が低い年のデータを使ったのでは。県内のお年寄りが事件に遭いにくいとは言えない」とみる。

読売新聞 2011/11/28

 

記事にある「高齢者福祉指数」は「心身の健康」「経済状況」「個人生活」「犯罪被害」など15項目を統計して出した数値だそうです。厚生労働省の発表では、今年9月現在の100歳以上の割合は島根が1位で、2位高知、3位沖縄でした。3位の沖縄は「高齢者福祉指数」が最下位でした。この数値が全てではないと思います。高齢者について考えることは、自分たちの将来を考えることでもあります。お年寄りが安全で健やかに暮らせるように、国レベルで重点的に取り組むべき分野を具体的に出して、対策を打っていただきたいです。

店長

2011年12月 2日 (金)

コラム1265 肉食女子、がんリスク1.5倍 8万人を10年調査

肉類を食べる量が多いと、結腸がんになるリスクが約1.5倍高いことが、国立がん研究センターの研究班の調査でわかった。大阪や岩手、茨城、秋田、新潟、長野、高知、長崎、沖縄など9府県の45~74歳の男女約8万人を10年以上追跡した。欧米より肉を食べる量が少ない日本では、これまで結腸がんと肉食の因果関係が不明だった。 

研究班は、調査追跡期間中に結腸・直腸がんになった男性714人、女性431人について肉類を食べる量で5グループにわけ、がんの発生率を比べた。すると、男性は、ハムやソーセージも含めた肉類全体の摂取量が1日約130グラムのグループは、20グラムのグループの約1.4倍、結腸がんのリスクが高かった。女性は、牛肉や豚肉を1日約90グラム食べるグループは、約10グラムのグループの約1.5倍、結腸がんリスクが高かった。 

朝日新聞 2011/11/28

 

脂肪や肉の摂取量が多い国ほど、大腸がんや結腸がんの発生率が高いという調査結果はありました。日本では戦後の貧しい食生活から急速に豊かになっていった年代から比べると肉の摂取量はかなり増加しています。アメリカ人のように元々脂肪や肉の摂取量が多い国よりも、脂肪や肉類をあまり多くとっていなかった私たちはがんになりやすいのです。実際、アジアから移住したアメリカ人は白人のアメリカ人以上に大腸がんになりやすいという調査結果も出ています。がんを予防する食生活として、肉類を少なくして、野菜やイモ類を1日300g摂るとよいとされています。

店長

2011年12月 1日 (木)

コラム1264 多剤耐性菌の「耐性」ナゾ解明 阪大、治療薬開発へ一歩

多くの抗生物質が効かない「多剤耐性菌」は、何種類もの薬をどのように認識してはねつけるのか。そのしくみを大阪大産業科学研究所の山口明人教授らのグループが解明した。細菌の耐性化を防ぐ治療薬の開発につながると期待される。28日付の英科学誌ネイチャーに掲載された。 

グループは、細菌の表面にある細胞膜に、薬を異物と認めて外にはき出す働きをするたんぱく質があるのを見つけ、その構造を研究してきた。今回、このたんぱく質には、薬がくっつく部位が2種類あることを新たに確かめた。それぞれに複数の「鍵穴」があり、その組み合わせによって、多様な薬を異物として見極めているという。山口さんは「細菌が異物を排出するしくみの全容が見えた。耐性菌ができないような、分子標的タイプの抗生物質を開発したい」と話す。

朝日新聞 2011/11/29

 

多くの多剤耐性菌の名前が出て、死亡例も報告されており、混乱や不安を感じておられる方もいると思います。多剤耐性菌とは、多くの抗生物質薬に耐性を獲得した菌のことです。私達は感染症にかかっても抗生物質薬を使えば、菌は死んでしまい、その後症状も回復します。しかし、多剤耐性の菌に感染してしまった場合、使える薬がかなり限定されますので、通常の菌に比べれば治療が困難になります。記事のような研究結果が積み重なって、早く治療薬が開発されるといいのですが。

店長