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2011年11月

2011年11月30日 (水)

コラム1263 糖尿病、意識低い県民/ 香川県の配偶者、結果「6割知らない」

40~50代の香川県民の6割近くが、配偶者の糖尿病の検査結果を知らない―。製薬会社のノバルティスファーマ(東京)がこのほど、こんな調査結果を発表した。2008年に糖尿病の受療率が全国ワースト1位になった香川だが、その背景に、家族の病気に対する意識の低さがあることを裏付ける結果にもなった。調査は、太っている▽おやつを必ず食べる▽運動不足―など、2型糖尿病のリスク因子を複数持つ妻・夫の配偶者を対象に、糖尿病リスクが増してくる40~50代の全国各都道府県100人(男女各50人)ずつ、計4700人に実施した。それによると、糖尿病リスクを有する妻・夫が受けた検査結果(HbA1C)について、「知らない」と回答した人が57%(全国平均54%)を占めた。同様に妻・夫の血糖値の検査結果を知らない割合は44%(同41・8%)に上り、配偶者の発症を見逃す危険性が高いことが分かった。配偶者が糖尿病になる可能性に関しては、「なると思う」としたのは13%で、「分からない」を合わせて残りの約9割が不安視していない状況も浮かび上がった。性別で見ると、女性の22%が「(夫が)なると思う」としたのに対し、男性で「(妻が)なると思う」としたのは4%にとどまった。

 

 

このほか、糖尿病は血液検査によって早期発見できることを理解している割合は44%(同40・2%)で、尿検査などで確定できると誤解している人が多いことも明らかに。40歳以上で糖尿病リスクが高まることを知っている割合は21%(同19・4%)だった。

調査結果について、坂出市立病院の大工原裕之・糖尿病内科部長は「糖尿病の治療は大きく進歩し、早期治療で大きな効果を得られる。定期検査の受診はもちろん、夫婦間で結果を確認し合うなど、病気の見逃しを防ぐコミュニケーションを取って早期発見につなげてほしい」としている。

四国新聞 2011/11/25

 

香川県は糖尿病対策に特に力を入れています。厚生労働省による調査で、糖尿病治療を受けている推定患者数を人口10万人あたりで示した「受療率」が、入院、外来を合わせ、初めて全国ワースト1となったためです。糖尿病は早期発見大事なのと、家族の支援が必要な病気です。定期検査の受診はもちろん、夫婦間で結果を確認し合うなど、健康についてコミュニケーションをとることが大切ですね。

店長

 

2011年11月29日 (火)

コラム1262 季節のお花【木瓜】

みなみさん

 

11月末ごろから咲きだす木瓜の花。
薄桃色や赤色など可愛らしい花で、品種によって一重咲きと八重咲きがあります。
また、木瓜の実からはジャムや木瓜酒、芳香剤などにも利用することができます。
中でも木瓜の実から作るジャムは、香り高く、酸味が絶妙でおすすめです。
作り方は、木瓜の実を二つに割り種と皮を除き、実を薄く切って砂糖と水を加え煮詰めるだけです。
木瓜の木は中国原産、バラ科ボケ属の落葉花木です。バラ科なので可愛い花には似合わない鋭いトゲがあります。
木瓜の花言葉は、「先駆者」「指導者」「平凡」などです。

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2011年11月28日 (月)

コラム1261 110歳からiPS細胞作製…超長寿の秘密探る

110歳以上の「超長寿者」の血液から、iPS細胞(新型万能細胞)を作ることに、慶応大学の広瀬信義講師と湯浅慎介講師のチームが成功した。

この成果をもとに、チームはiPS細胞から血管や心筋などの細胞を作って性質を調べ、ゲノム(全遺伝情報)を解析して遺伝子の特徴も明らかにする計画。長寿の秘密の解明が期待される。100歳以上の長寿者は全国に4万7000人以上いるが、このうち、110歳以上の超長寿者は60人ほどしかいない。チームは、このうち13人の男女の協力を得て血液を採取、4人の血液からiPS細胞を作製し、残りの血液を凍結保存した。超長寿者は、動脈硬化やがんなどの病気が一般の人に比べ少ないことが知られている。細胞の防御機能が高いと考えられるが、詳しい理由はわかっていない。

読売新聞 2011/11/26

 

ある学説では、「健康・長寿は遺伝子の影響が1/4、生活習慣が1/2、環境因子が1/4」と言われています。今回の超長寿者iPS細胞の研究で、健康・長寿に有効な結果が得られるかどうか興味深いところです。しかしながら、長生きは日々の積み重ねですから、毎日、楽しんで生きるということが一番かもしれません。

店長

2011年11月27日 (日)

コラム1260 東大など、がん細胞光る試薬開発 1ミリでも発見可能 スプレーでがん細胞を光らせる試薬の仕組み

スプレーして1分ほどでがん細胞を光らせて場所を把握できる試薬を、東京大学の浦野泰照教授と米国立保健研究所(NIH)の小林久隆主任研究員らが開発した。1ミリほどの微小ながんでも見分けることができるため、外科手術や内視鏡手術でがんの取り残しを減らし、再発防止につながると期待されている。 

浦野さんらは、肺がんや肝臓がん、乳がんなどのがん細胞の表面にある酵素と反応して光る分子に変わる試薬を開発した。この分子ががん細胞内に取り込まれて蓄積し緑色に光る。人のがんを移植したマウスの腹部を開け、試薬を吹き付けると、正常の細胞の約20倍明るくなり、人の目で十分確認できたという。がんの診断には、陽電子放射断層撮影(PET)や磁気共鳴断層撮影(MRI)などが利用されているが、1センチ以下の小さながんを見つけるのは難しい。小さながんを見つける方法が課題になっていた。 

朝日新聞 2011/11/25

 

がんの早期発見方法として普及し始めたのが、内視鏡による大腸がん検査です。内視鏡と言っても痛くもつらくもなく自由自在に大腸の中を見ることができる検査です。また、被験者のたんをほんの少し検査機にかけてスイッチを押すだけでケタ違いに正確に肺がんを見つける検査もあります。さらには将来がんになる確率がわかる遺伝子検査まであるようです。記事のあるような新技術が実用化されれば、簡単にがんを早期発見できる時代がくるかもしれません。

店長

 

2011年11月26日 (土)

コラム1259 空腹ホルモン、減量後の体重増加を促進

減量に成功しても1年以内でまた体重が増加するのは、空腹ホルモンが原因であることが小規模研究で示された。米医学誌「New England Journal of Medicine」に掲載されたオーストラリアの研究者らの報告によると、過体重や肥満の患者で低カロリーダイエットを10週間実施後、患者らの食欲ホルモンや空腹ホルモンの値が変化することが判明した。その変化のほとんどすべては、身体が失った体重を再び得るためのものであるという。

10週間のダイエットの終了時と1年後に9種類の異なるホルモンを血液検査で調べたところ、体重減少後から12カ月以内に元の値に戻ることはなかった」と、論文指導著者であるメルボルン大学Austin Health(ビクトリア州)教授のJoseph Proietto氏は述べている。例えば、胃の内壁細胞が産生する食欲刺激ホルモンであるグレリンは減量後に増加し、その値は研究期間中持続した。一方、食欲抑制ホルモンであるレプチンは減少する。「減量後も警戒が必要で、いったん体重が減ったとしても闘いが終わったわけではないことを理解する必要がある」とProietto 氏は述べている。

HealthDay News 2011/11/11

 

減量してもリバウンドしてしまうのは、本人の意志が弱いからではなく、体に備わっている基本機能からきているようです。人の身体は飢餓には適応しているが、栄養過多にはうまく適応していないためといわれています。減量に成功した後も継続して、運動や規則正しい食事習慣を忘れないようにすべきです。

店長

 

2011年11月25日 (金)

コラム1258 加齢とともに悪化しやすい歯周病 口腔内のバイオフィルムが原因

歯周病は歯を失う原因となるだけでなく、糖尿病や心臓病など全身疾患とも関連の深い病気だ。原因となるのは口腔内の「細菌の塊(バイオフィルム)」だという。このバイオフィルムは、歯磨きや口内清掃を習慣化しないと取り除くことができない。 

厚生労働省の2005年歯科疾患実態調査によると、全体の7割以上が123回、毎日歯磨きしているにも関わらず、30歳以上の約80%以上が歯周病をもっている。歯周病は“国民病”ともいえる疾患だ。歯周病は、歯周病菌が歯茎に感染し、炎症(出血)を起こす病気で、糖尿病や心臓病など全身疾患とも関係する恐ろしい病気だが、直接の原因は歯茎の周りに付着する「バイオフィルム(細菌の塊)」だという。口の中には、300700種類の細菌が存在しており、この細菌がヌルヌルした糊状のバリアを出しバイオフィルムとなる。バイオフィルムは、歯の表面や歯周ポケットにつき、自らが出す糊状の物質でバリアを張る。これが毒素をもった老廃物を排出し、体にさまざまな悪影響を及ぼす。鴨井久一・日本歯科大学名誉教授は、「歯周病は、歯と歯肉(歯茎)の間に溜まったバイオフィルムから排出される毒素などによって炎症が起こる歯肉炎という初期段階を経て進行する」と話す。歯肉炎を放置し、炎症が進み「歯周炎」になると、バイオフィルムが歯周ポケットを作り、歯を支える骨を破壊していく。最終的には、歯を支える骨がほとんどなくなり、グラグラになって“噛む”ことができなくなったり、歯が抜けてしまったりすることもある。また、バイオフィルムは、唾液や血中のカルシウムやリン酸と結合して歯石を形成し、バイオフィルムの歯周病菌が産生する酵素は、蛋白質を分解して硫化水素やメチルメルカプタンを発生して、口臭の原因となる。このバイオフィルムを除去しないでおくと、歯周病菌がネバネバした糊状の防護膜(グリコカリックス)をつくり、簡単に膜を取り除けなくなるという。

日本生活習慣病予防協会 2011/11/14

 

バイオフィルムとは、『細菌などが集まってできたヌルヌル、ネバネバした塊』のことです。これが歯周病の原因といわれるようになりました。歯周病は35歳以上に発症し、虫歯と比べて痛みが少ないのが特徴です。放置しておくと、糖尿病や高血圧といった生活習慣病を併発します。「80歳で20本、自分の歯を残す」というPR活動もされていますね。自分の歯を大事にすることが健康への近道です。 

店長

2011年11月24日 (木)

コラム1257 歯石除去は心臓病リスクも下げる、台湾研究

定期的な歯石除去は歯を美しくするだけでなく、心臓発作や脳卒中のリスクも下げる可能性があるとする研究結果が、米フロリダ(Florida)州オーランド(Orlando)で開かれたアメリカ心臓協会(American Heart AssociationAHA)の学会で発表された。

台湾の台北栄民総医院(Taipei Veterans General Hospital)の研究チームは、10万人以上を平均で7年間にわたって追跡した。その結果、歯科医または歯科衛生士に歯石を除去してもらったことがある人は、一度も除去してもらったことがない人に比べ、心臓発作リスクが24%、脳卒中リスクが13%、それぞれ低かった。少なくとも1年に1回、歯石除去を受けている人は、どちらのリスクも目立って低くなった。研究者は、専門家による歯石の除去で、心臓発作や脳卒中につながる炎症を引き起こすバクテリアの増殖が抑えられるためではないかと見ている。

AFPBB News 2011/11/15

 

歯周病と糖尿病や高血圧といった生活習慣病には大きな関係があります。歯周病は毎日の積み重ねで発症します。歯石や歯垢(プラーク)がたまることが一番の原因です。多くの方が毎日歯磨きを行っているのに虫歯がなくならないのは、体質もありますが、きちんと歯垢を落とし切れなかったことだといわれています。食べた後すぐに磨かないこと等が理由のようで、日本人の実に半分は歯周病に罹っているとされています。年に何度かは歯石除去も必要ですね。

店長

2011年11月23日 (水)

コラム1256 自家用車内も全面禁煙に=法律制定を-英医師協会

自家用車の中での喫煙も法律で全面的に禁じるべきだ-。レストランやパブなど公共の場所での禁煙を法律で定めたのに続き、「第2弾」の措置を政府は講じるべきだとする見解を英国医師協会(BMA)が16日、発表した。受動喫煙による深刻な健康被害を減らすためという。

BMAによると、車内での受動喫煙の有毒性は紫煙が充満したバーの23倍以上。とりわけ子供は受動喫煙を避けるのが難しく、体が小さいこともあって被害を受けやすい。英国では受動喫煙の結果、大人と子供を合わせて年間約4000人も死亡しているとBMAは主張している。

時事ドットコム 2011/11/17

 

公共交通機関やタクシーの禁煙は日本でも一般的になりました。自家用車でも禁煙義務化とういう話はかなり進んだ議論ですね。日本でも公用車内の受動喫煙で健康被害を受けたとして、訴訟になった事件がありました。車の中は空気循環がなく狭い密室になるので、油断してタバコを吸うと、知らず知らずのうちに受動喫煙となってしまうので注意が必要です。

店長

 

2011年11月22日 (火)

コラム1255 旬の力

みなみさん

 

例年よりも暖かいとはいえ、朝晩はだいぶ冷え込むようになってきました。
こんな時は、体を中から温めてくれる食べ物を取り入れてみるのはいかがでしょう。
トウガラシや生姜に体を温めてくれる効果があることは、よく知られているところですが、
そのほかにも今が旬のネギやカボチャ、かぶ、小松菜、栗、リンゴなども、
体を温めてくれる食材です。
日本には春・夏・秋・冬と、四季があります。
私たちが食す食べ物も、この自然の一部です。
春は、アクの強い山菜が旬となり、体にたまった毒素を排出し、これから迎える厳しい暑さに
耐える体づくりをサポートしてくれます。
夏は、色鮮やかな野菜が体の熱を冷ましてくれます。
秋は、穀物やイモ類、果物など甘みのある食材が、寒くなる前にエネルギーを蓄積してくれます。
冬は、根菜類などが体を温めてくれます。
このように旬の時期に、旬のものを食すということは、とても理にかなっています。
四季の変化を感じながら、体にも優しい献立づくりを目指しましょう。

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2011年11月21日 (月)

コラム1254 高脂肪の食事が善玉菌殺す…北大グループ研究

脂肪が多い食事を食べると、消化液(胆汁)が大腸の「善玉菌」を殺し、腸内細菌のバランスを壊すことが、北海道大の研究でわかった。消化液の分泌が引き金となってメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)や大腸がんが発症する可能性を示しており、米消化器病学会の専門誌11月号に掲載された。研究したのは同大農学部の横田篤教授(微生物生理学)らのグループ。ラットの普通のえさに、高脂肪食で分泌される濃度に近い胆汁を混ぜて10日間食べさせ、盲腸の細菌の変化を調べた。通常は、大腸や盲腸で約1000種類の細菌が見つかるが、胆汁を混ぜたえさのラットは「クロストリジウム」に分類される菌が98・6%を占め、菌の8割はたった4種類になった。この菌が大半を占めるのは、米国の肥満患者の研究と同じ傾向だった。通常は1割ほどいる乳酸菌などは、ほとんど見つからなかった。

読売新聞 2011/11/19

 

私たち人間の体内には、100兆個もの腸内細菌が棲みついているといわれています。人間の腸内に住む細菌は、その働きによって善玉菌と悪玉菌に分けられます。善玉菌は乳酸菌(ブルガリア菌、ビフィズス菌など)、腸球菌などです。善玉菌の主な働きとしては、①消化・吸収をコントロールする ②ホルモンの産生やビタミン類の合成 ③免疫力の活性化 ④有害物質や発ガン物質の分解などがあげられます。健康な時は善玉菌が優勢でバランスを保っていますが、偏食や不規則な食生活、ストレスや寝不足などで体調を崩すと、善玉菌が劣勢となって、さまざまな病気を引き起こすだけでなく、老化を促進したり、健康を害する原因にもなります。

店長

 

2011年11月20日 (日)

コラム1253 表情豊か・涙も…お年寄りいやす赤ちゃんロボ

赤ちゃんの世話を体験できるロボットは、お年寄りをいやす効果があるという研究結果を、中京大情報理工学部(愛知県豊田市)の加納政芳(かのうまさよし)・准教授(35)がまとめた。

加納准教授は、年を取って世話をしてもらう立場になればストレスが高まるとし、逆に何かの世話をすることで軽減できればと、2008年から赤ちゃん(ベビー)ロボット「ベビロイド」の開発を進めてきた。ベビロイドは、目や口が動いて表情を作り、涙も発光ダイオード(LED)で表現。内部のセンサーの働きで、抱いてあやしたり話しかけたりすると笑い、放置されると機嫌が悪くなる。録音された本物の赤ちゃんの声の中から、その時の「気分」に合ったものを選んで発声する。身長約44センチ、体重2・2キロで、おなかやお尻には軟らかい素材が使われている。

読売新聞 2011/11/14

 

高齢者の方が、自らの存在価値を見つけて、生きがいをもって生活することが必要とされており、生きがいを感じるためには、高齢者の方が何らかの役割をもつことが一つの方法とされています。「世話されるロボット」を提供し,ロボットの世話という役割によって「世話をされる立場から世話をする立場」になってみるというコンセプトで、この赤ちゃんロボは開発されています。3世代が同居して、祖父母の方が孫の面倒をみるといった事が少なくなってしまったことも背景にありますね。

店長

2011年11月19日 (土)

コラム1252 高血圧の減塩対策!調味料工夫で減塩を

高血圧の予防・治療に欠かせないのが減塩対策です。日本人の1日の塩分摂取量は平均10~12グラムで、世界の中でも多いほうです。高血圧患者さんの基準は1日の塩分摂取量6グラム未満と指導されます。油断していると、すぐに塩分の目標値を超えてしまいます。例えば外食の和定食には4~6グラムの塩分が含まれています。定食では、塩味が多い漬けものと汁物を思い切って残すくらいの心がけが必要です。また、しょうゆ以外の調味料をうまく使うと、塩分が減らせます。だしをきかせたり、青シソやショウガなどの薬味を添えたりするのもおいしいですね。唐辛子やコショウなどの香辛料も変化がつきます。とにかく素材の味を生かすような味付けで塩分を減らすことが大事です。2週間程度がんばると、塩分控えめの味に慣れ、おいしく食べられるようになります。外食を塩辛く感じるようになったら慣れてきた証拠です。

店長

2011年11月18日 (金)

コラム1251「救急医療情報キット」を無料配布…熱海市

高齢者らの医療情報まとめて保管

静岡県熱海市は12月初旬から、高齢者や重度障害者がいる家庭全1万1500世帯に、かかりつけ医や緊急連絡先などを書いた用紙を容器に入れて保管する「救急医療情報キット」を無料配布する。

キットには、半透明の蓋付き筒形容器、ステッカー、マグネットシート、A4判の情報用紙が入っている。情報用紙には名前、生年月日、かかりつけ病院、親族ら緊急時の連絡先、健康保険証の種類・番号などを記入する。薬の説明書などと一緒に容器に同封すると、緊急時により役立つという。容器は冷蔵庫で保管する。冷蔵庫は頑丈で壊れにくく、発見しやすいためだ。冷蔵庫の扉にはマグネットシート、玄関扉の内側にはステッカーをそれぞれ張り、もしもの場合にキットがあることを消防隊員らにアピールする。市はキットの導入にあたり、民生児童委員、町内会長らに用紙記入の手伝いについて支援を要請している。

読売新聞 2011/11/12

 

「救急医療情報キット」を配布する自治体が増えてきました。冷蔵庫に色々な情報をまとめ、一つの容器に納めておくのは、「冷蔵庫ならば第三者である救急隊員が初めての室内に入っても、場所がすぐにわかる」「一つの容器に各種情報をまとめておけば、あちこち探し回る必要性が無い」などの長所があるためです。一人暮らしの高齢者の方などの緊急時に役立つ物として、普及が進んでいます。

店長

 

2011年11月17日 (木)

コラム1250 運動が高齢者のうつ病を防ぐ やる気を引き出す指導が効果的

高齢者が運動を習慣的に行うと、抑うつ症状の危険性が低下する可能性があることが、欧州の高齢者を対象とした大規模研究であきらかになった。スウェーデンのゴセンバーグ大学の研究者らが発表した。研究者らは「運動に対する動機付けを自分で行うよう促すよう、高齢者を励ますことが行動変容につながる」と述べている。 

「高齢者の運動習慣と抑うつ症状の関連について、確かなことはまだ分かっていないが、運動や身体活動を活発に行う行動的な高齢者では抑うつ症状が低下することがあきらかだ。一方で、抑うつ感情が運動を続けることの妨げとなることも知られている。運動習慣と抑うつは相互に影響し合っている」とゴセンバーグ大学のMagnus Lindwall氏(心理医療)は言う。 

研究チームは、欧州11ヵ国の17500人の高齢者(平均年齢は64歳)を対象に、運動と抑うつの関連を調べた。その結果、調査開始時・終了時いずれも運動量が多い群は、抑うつ症状の割合や意欲の低下が低い傾向がみられた。また、抑うつ症状による行動意欲の変化が、身体活動量の潜在的な変化と関連していることが分かった。 

「高齢者が活発な運動を行うことを習慣化するために、どのような動機付けが必要となるかが大きな課題となっている。保健指導では、高齢者に運動や身体活動の必要さを社会的な関係性と結びつけて理解してもらい、生活習慣の改善を自己決定できるよう導くことが重要となる。高齢者が自ら長期にわたり運動を習慣として行うよう指導できれば、運動や身体活動とメンタルヘルスが相互に影響しあい、良好な結果を得られるだろう」としている。 

「我々は、高齢者の運動の動機付けを促す構造化プログラムの開発を進めている。今回の研究はプログラムの正当性を支持するものだ」とLindwall氏は言う。 

「ただし、運動の習慣化は健康増進において良好な効果が得られるのは確かだとしても、抑うつ症などが障害になることがある点に注意が必要だ。抑うつ症がある高齢者は、運動をしたがらず、動機付けも困難になる。抑うつ症を早期に発見し、適切な治療を行うことも必要となるだろう」としている。 

日本生活習慣病予防協会 2011/11/11

 

うつ病に対する運動療法の効果は、数多くの研究報告があります。また、運動に認知症の予防効果があることも報告されています。アメリカでは、うつ病患者に対して運動処方をするなどの運動療法を行っている病院もあります。しかし日本では、うつ病予防や治療のために、運動療法を取り入れることは、なかなか行われずにきました。1週間に1度でもいいので、1時間くらいの運動をしてみてはいかがでしょうか?

店長

 

2011年11月16日 (水)

コラム1249 食事のカロリー摂取量をコントロールすれば寿命が延びる

食事のカロリー摂取量を管理し適度に抑えることで、加齢にともない増えていく2型糖尿病やがんなどの疾患を予防・改善できる。食事のコントロールを開始するのが早いほど効果は大きい。スウェーデンのゴーセンバーグ大学の研究者が、加齢にともない体に起こる変化に影響する酵素を発見した。 

体の中の酸素の一部は不安定で、多くの物質と反応しやすい活性酸素に変化する。この活性酸素は細胞を傷つけ、老化や動脈硬化など多くの疾患をもたらす原因となる。活性酸素による細胞へのダメージは「酸化ストレス」と呼ばれ、がん、2型糖尿病、動脈硬化、アルツハイマー病などの疾患や老化に関わるとされている。この「酸化ストレス」を抑える医療技術の開発が重要となる。活性酸素はすべての組織や細胞で生じるが、酸化ストレスから自己を守るためのさまざまな防御システムがそなわっている。活性酸素の発生を抑制したり、分解処理したり、生じたダメージを修復・再生したりする。そのため抗酸化作用と酸化ストレスとのバランスが健康を守る鍵となる。抗酸化作用をもつものは、高分子の抗酸化物質の他に、低分子化合物ではビタミンC、ビタミンE、カロテノイドやポリフェノールなどがある。これらはお互いに作用しあいながら抗酸化機能を発揮する。ゴーセンバーグ大学のMikael Molin氏(細胞・分子生物学)は、活性酸素を除去する作用のある抗酸化酵素「ペルオキシレドキシン(Prx1)」に着目した。この酵素は加齢にともなう酸化ストレスにより不活性化しやすいが、食事でカロリー制限を行うとそれを防ぐことができるという。「この酵素が、体の遺伝子が損傷を受けるのを防いでくれる。結果として体の老化の速度が遅くなる。食事のカロリーコントロールが重要であることが、あらためて示された」とMolin氏は話す。 

カロリー摂取量を適正に管理すると、健康に好ましい効果を得られ、年齢が高くなると増えていく生活習慣病の発症を減らすことができるは明白だ。しかし、その具体的なメカニズムについては、不明の点が多かった。 

Molin氏らの研究チームがこれまでに行ったサルを使った実験では、食事に含まれるビタミンやミネラルは必要量を確保しながら、糖質と蛋白質の摂取量を少しずつ減らしていことで、サルが予測以上に長生きできることを確認した。 

研究チームは、酵母(イースト)をモデルとして使用して、細胞で有害な過酸化水素を分解する抗酸化酵素「ペルオキシレドキシン(Prx1)」を識別するのに成功した。この酵素は体に有害な活性酸素を除去する働きをし、カロリー制限を行うことで有効に働くことを確かめた。 

糖尿病ネットワーク 2011/11/11

 

生活習慣病が進行する原因の一つが活性酸素であり、活性酸素から守ってくれる抗酸化物質が体内にたくさんあると、糖尿病や高血圧といった生活習慣病やがんの進行を遅らせることができます。抗酸化物質は体内で作られるのですが、40歳を過ぎるあたりから急激に生産量が減りはじめます。そこで、抗酸化物質を増やすような生活習慣が必要です。記事の研究ではカロリー制限を行うと抗酸化物質が増えるという結果が出ています。タバコや過度の飲酒を止め、ビタミンやミネラルなどの栄養をたくさん含む食事を摂ると抗酸化物質の生産量は増えるといわれています。

店長

2011年11月15日 (火)

コラム1248 疲れ目

みなみさん

 

誰でも日常的に経験する「疲れ目」。
「目が疲れる」「目が重い」といったとき、休憩したり睡眠をとることで治るのは「疲れ目」。
治らずに、症状が頑固に続くのを「眼精疲労」と医学的には区別しているそうです。
疲れ目の原因はさまざまですが、私たちは知らず知らずの間に目を酷使しています。
情報の90%以上を目から得ているともいわれているので、疲れたら早めに休んで上手にケアしていきたいものです。

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2011年11月14日 (月)

コラム1247 がん検診受診、トイレットペーパーでPR…鳥取

鳥取県は、がん検診の受診を呼びかけるイラスト入りのトイレットペーパーを作った。

目標に比べて低い受診率の向上を目指し、紙に「県内の死亡者の約3割の死因はがん」「早期発見で治療すれば高確率で完治できる」などと受診を促す言葉をプリント。本庁や東、中、西部の総合事務所、保健所に置くほか、イベントで配布し、啓発につなげる。県によると、受診率50%の目標に対し、2009年3月~10年3月の胃がんや子宮がんなど5種類の受診率は約25%。特に40~50歳代の受診率が低く、身近なグッズでPRに役立てようと4000個を作った。長さ30メートルで、「子宮がんは20歳以上の女性で年に1回、大腸がんは40歳以上の男女で年に1回の検診が必要」など、受診対象年齢の目安などがイラストともに印刷されている。

県健康政策課の担当者は「斬新な広報で県民が受診しようと思うきっかけになれば」と話していた。

読売新聞 2011/11/12

 

「がん検診」の受診率は、諸外国に比べて極端に低いそうです。乳がん死亡率を比較すると、日本が遅れていることがよくわかります。欧米各国は、20年くらい前から、「乳がん検診」に本腰を入れてやるようになったところ、死亡率が落ちてきているのに対して、受診率20%と低迷する日本はどんどん右肩上がりに上がっています。記事のように啓蒙活動は実施されているのですが、結果が出ていないようです。韓国では「がん検診」を国が制度化し、受診率を50%以上に上げました。日本も国レベルでの取り組みが必要です。

店長

 

2011年11月13日 (日)

コラム1246 おだやかな余生を犬たちと共に…新潟

車いすの高齢者に3頭の犬が寄り添うと無表情だった高齢者たちからとびきりの笑みがこぼれた。新潟市中央区の医療法人「新成医会みどり病院」では約1年前から、併設している介護老人保健施設の入所者や患者が犬たちとふれ合うリハビリを行っている。入院して4か月になる男性(73)は「初めて犬たちとふれあったが、かわいくてとても癒やされます」と笑顔で語った。

同病院で活躍する犬はモモ、バーディ、グラッパーの3頭で、市内の動物愛護団体から譲り受けた。団体が救助するまでは虐待や劣悪な環境で育てられていたとみられ、モモは左目を失っている。3頭とも初めは人を怖がって触られるのを嫌がり、人間の半径約2メートルに寄りつかなかった。しかし訓練を続け、寝る時も寄り添いながら病院のスタッフが家族同然に育ててきた。バーディを育てた大山百合子さん(58)は「本当に懐いてくれるか不安だったが、今では寄り添うように人に近寄っていきます」と語る。3頭の犬たちは大山さんら愛情をこめて育ててくれた人への恩返しとでも言うように高齢者や患者に無償の愛を注いでいる。

読売新聞 2011/11/5

 

高齢者の方が犬を抱いたりなでたりすることで安心感が生まれ、人間のストレスや孤独感を和らげるということを医療にうまくとり入れている例ですね。ドッグセラピーと呼ばれていて、普及し始めています。セラピー犬の役目は、元気のない人にやる気や元気を取り戻すきっかけになり、笑顔や希望を運ぶことです。はじめは犬を怖がる人もいるそうです。でも犬になれて触れるようになると笑顔が増えて、自分から体を動かすようになった人もいるそうです。犬とのふれあいが人間の心を開く鍵になっているのかもしれません。

店長

 

2011年11月12日 (土)

コラム1245 診断・治療もできる「特定看護師」導入へ 厚労省が原案

医師がしている診断や治療の一部ができる「特定看護師」の導入を議論してきた厚生労働省は、作業部会で制度の原案を示した。法律を改正し、床ずれの治療や脱水した場合の点滴開始の判断など「特定の医行為」の認証を受けた看護師ができるようにする。医療の質や患者の満足度の向上につながると期待される。 

この日の部会で示された原案では、5年以上の実務経験がある看護師が、国指定の研修を受け、国の試験に受かると「特定能力認証」を受ける。医師の事前の指示に従えば、自らの判断でできるようになる。養成課程は、高齢者の慢性的な病気など幅広い2年と、皮膚・排泄(はいせつ)ケアなど分野を限る8カ月コースを想定している。 

朝日新聞 2011/11/8

 

アメリカではナースプラクティショナーという特定看護師に近い資格がすでにあります。ただし、ナースプラクティショナ―が、医師の仕事の肩代わりをし、重篤ではない患者の診察から処置、処方までをこなすのに対して、日本ではまだそこまで機が熟していないということで、とりあえず医師の指示のもとでその仕事の一端を手伝うものとして、厚生労働省がモデル事業として試行することになっています。医師の負担が減って、看護師の層が厚くなれば、医療全体が充実して、サービスも良くなると思います。

店長

 

2011年11月11日 (金)

コラム1244 血液1滴からの病気発見に道 田中耕一さんら抗体開発田中耕一さん

ノーベル化学賞を受賞した島津製作所の田中耕一フェローらのグループは、わずか血液1滴からさまざまな病気の早期診断ができる技術を開発したと発表した。がんや生活習慣病などの病気になると、特定のたんぱく質(抗原)が血中に流れるが、微量でも漏れなく捕まえる抗体をつくることに成功した。3年以内を目標に臨床研究の実施を目指すという。 

抗体もやはりたんぱく質で、抗原と結合して免疫反応を起こす生体内のアンテナのような役割。従来の抗体は、ほぼ固定された腕の部分に抗原が結合するのを待つような仕組み。田中さんらはバネ状の人工物(ポリエチレングリコール)を組み込み、前後左右に腕が伸びて抗原を幅広く捕まえるよう設計することに成功した。 

この結果、多くの抗原をしっかり捕まえることができるようになり、抗原と抗体の結合力も高まった。アルツハイマー病の発症にかかわる抗原を捕まえる抗体にこのバネを組み込むと、従来の100倍以上の結合力を示したという。 

朝日新聞 2011/11/8

 

田中耕一さんのお話では、「血液1滴の中に含まれる微量なものをはかることによって、命にかかわるような病気をすべて診断できる可能性のある有望な方法」だそうです。田中耕一さんがノーベル賞を受賞されたのが9年前です。ノーベル賞までとった人がひと休みせず、どんどん研究開発を続けた結果、このような画期的な技術が生まれるわけです。ご本人は研究が本当に大好きだとおっしゃっていましたが、2回目のノーベル賞受賞となるかもしれませんね。

店長

 

 

2011年11月10日 (木)

コラム1243 「糖尿病予備群の段階から動脈硬化は進行」知らない人は6割

製薬企業のノボ ノルディスク ファーマは、特定健診や人間ドックなどで「血糖値が高め」などと指摘された4050代の男女1200人を対象にアンケート調査を行った。予備群の時から高血糖により動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳梗塞を発症するリスクが高まっている可能性があるにもかかわらず、4人に1人が「まだ大丈夫」と思っている実態があきらかになった。

調査は今年9月にインターネットを使い行った。それによると、健診などで「血糖値が高め」、「糖尿病予備群」などと指摘されたにもかかわらず、25.0%は「糖尿病と診断された訳ではないので、まだ大丈夫」と思っていることが分かった。また、糖尿病に対する知識・理解度を聞いた質問では、6割以上が「糖尿病の予備群の時から、心筋梗塞や脳梗塞につながる動脈硬化が進行する」(正解率35.8%)ことを知らず、半数以上が「糖尿病の人は心筋梗塞や脳梗塞を発症しやすい」(同43.8%)ことを知らないことがあきらかになった。 

7割は「糖尿病は40歳を過ぎると発症する危険性が高まる」(正解率29.9%)、8割以上が「糖尿病と診断される前からインスリンを分泌する膵臓の機能は低下している」(同18.8%)といった糖尿病に関する基本的な知識をもっていないことが示された。 

日本生活習慣病予防協会 2011/11/2

 

糖尿病を発症していない前段階ではほとんど自覚症状はありませんが、血管の中では動脈硬化が進行している可能性が高いです。これを放置しておくと、心筋梗塞や脳梗塞の発症リスクを高めてしまうので、正しい知識を得たり、専門家に相談するなどして、生活習慣を改善することが大切です。過去2~3ヵ月の平均血糖値を反映するHbA1cの検査を受ければ、糖尿病を早期に発見ができ、早い段階で血糖値管理を始めることができます。40代になったらぜひHbA1cの検査を受けましょう。

店長

2011年11月 9日 (水)

コラム1242 糖尿病患者の理想的な受診は2週間に1回 米調査

2週間ごとにプライマリケア医の診察を受ける糖尿病患者は、血糖値、血圧値、コレステロール値のコントロールが早く目標に達することが、米国の調査であきらかになった。 

良好な治療成果を得るために、糖尿病患者の受診間隔は、どれくらいが理想的なのだろうか。この疑問を検証するため、米ブリガム・アンド・ウィメンズ病院(ボストン)のFritha Morrison氏らは、糖尿病患者(18歳以上)26,496人のデータを対象に調査した。これらの患者は、20001月から20091月に、少なくとも2年間プライマリケア医の診察を受けていた。調査の結果、より短い間隔で受診していた患者の方が短期間で血糖値、血圧値、コレステロール値を改善でることができることが分かった。これらを適正にコントロールすることで、糖尿病合併症の危険性が低減するが、米国の多くの糖尿病患者がコントロールできていないのが現状。 

糖尿病治療ガイドラインも、どの程度の頻度で医師の診察を受けるべきかを明確に示していない。著者らは、2週間に1回程度の受診が好ましいとの考えを示している。治療目標であるHbA1c7.0%未満になるまでの時間の中央値(median)を比較したところ、12週ごとに医師の診察を受けた患者では、「インスリン治療なし」では4.4ヵ月、「インスリン治療あり」では10.1ヵ月だった。一方、36ヵ月ごとに診察を受けた患者では、「インスリン治療なし」で24.9ヵ月、「インスリン治療あり」で52.8ヵ月だった。 

研究者らは、プライリケアで治療を受ける糖尿病患者の受診間隔は短い方が、HbA1cを目標値まで下げるための時間は短くなるとして、2週間ごとの受診を勧めている。 

日本生活習慣病予防協会 2011/11/1

 

糖尿病の場合、通院回数の多い患者さんの方が血糖コントロールは良くなる傾向があるようです。日本でも2週間に1回か、1カ月に1回程度受診している患者さんが多いです。近所の開業のかかりつけの医院に通院されるのであれば、病院と比べて通院時間や待ち時間が短いでしょうし、血圧などもそのつどチェックできますから、「かかりつけ医院への通院を2週間に1度」を基本とした方がいいと思います。

店長

 

2011年11月 8日 (火)

コラム1241 気温傾向

みなみさん

気象庁の3カ月予報では、11月は全国的に高温・多雨の傾向で、冬の訪れは遅くなる見通しで
あると発表されています。
また、12月は北日本で高温傾向、1月は東日本以西で低温傾向になる見込みであることも発表されています。
例年より暖かいと、つい油断してしまいがちですが、朝晩の急な冷え込みにも対応できるよう、
おでかけの際はマフラーやはおりものを持って風邪など召されないようにお気をつけください。
また、風邪やインフルエンザの予防の基本は、うがいと手洗いです。
爪の中や指の間までしっかり洗って風邪を予防し、楽しい秋をお過ごしください。
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2011年11月 7日 (月)

コラム1240 足に合わない靴は困りもの 自分にぴったりの快適な靴を選ぶコツ

糖尿病の方で気になるのは、神経障害を併発した際の手足の病気です。とりわけ足は靴を履いて歩くので、靴ずれが起こりやすくなります。足に合わない靴を履いて歩くと、靴ずれが起こりやすいので、靴を購入するときに、足の形に合ったものを選んでいただきたいです。足のサイズや形などは、ひとりひとりで違い、年齢とともに変化しますし、左右で足が異なる人もいます。注意して靴を選んだつもりでも、履き続けると「マメができた」、「靴ずれがある」など、違和感があらわれることがあります。糖尿病の人は人一倍、靴に気を配る必要があります。特にウォーキングを始めるときは、足にきちんとフィットした靴を買うことが大切です。

最近では、最適な靴選びを助けてくれる専門家も出てきました。靴を買うときに相談できる「シューフィッター」という専門家です。靴のメーカーや販売店などで組織する「足と靴と健康協議会」が認定しているシューフィッターは、全国に3400人以上がいるそうです。シューフィッターは最適な靴選びを手助けしてくれたり、足に合った靴を見立ててくれます。足をみて既製靴での対応が困難と判定した場合、医師と連携をとるなどの対応もしている方もいるそうです。靴が足に合っていないとお困りの方、一度、「シューフィッター」のいるお店で相談されてみてはいかがでしょう。

店長

2011年11月 6日 (日)

コラム1239 65歳以上の体力が向上 文科省「体力・運動能力調査」

65歳以上の高齢者の体力や運動能力が年を経るごとに向上していることが、文部科学省が発表した「2010年度体力・運動能力調査」であきらかになった。テストの合計点は、調査開始の1998年度以降ほぼ右肩上がりの増加を続けている。健康意識が高まり、運動を習慣として行う高齢者が増えていることが背景とみられる。 

文科省が1999年度から導入した「新体力テスト」は、科学の進歩や高齢化の進展などをふまえ、従来のテストを見直したもの。6579歳の高齢者を対象に、「休まないで,どれくらい歩けますか」「階段をどのようにして昇りますか」といった日常生活活動テスト(ADL)に回答してもらい、「握力」、「上体起こし」など6種目の体力測定を行う。‘握力’、‘上体起こし’、‘長座体前屈’、‘開眼片足立ち’、‘10メートル障害物歩行’、‘6分間歩行’の計6種目について調べ、60点満点で評価したところ、2010年度の男女の合計点はほとんどの項目と合計点で向上していた。6569歳、7074歳、7579歳の各年齢区分で33.6141.32点となり、98年度よりも3.384.06点高かった。また、運動・スポーツを行う際の1日の実施時間と新体力テストの合計点との関連を調べたところ、男女ともに1日の運動・スポーツ実施時間が「30分以上」の群は「30分未満」の群より高い値を示した。 

日本生活習慣病予防協会 2011/11/4

 

若い頃に運動経験があるか、ないかでも、高齢の方の体力は違ってくるようです。同じ調査で、中高生時代の運動部での活動経験と体力との関係についての調査を行っています。その結果、中高生時代ともに部活動をしていた人は、していない人に比べ、男女とも5~20歳程度、若さを維持しているということでした。学校時代の運動部活動での経験が、その後の運動・スポーツ習慣に繋がり、生涯にわたって体力が維持されるのではないかと専門家はみています。

店長

 

2011年11月 5日 (土)

コラム1238 肥満予防に朝食のススメ 何を「いつ」摂るかが大事 

食事などで栄養を取る際に、何を食べるかだけでなく摂取時間を意識することで、生活習慣病の予防や体づくりに生かそうとの考え方が広がっています。たとえば、「朝の牛乳は、胃腸の働きを刺激して便秘予防になる。子どもが寝る前に飲めば、骨が強くなる」といったことです。

生活習慣病における食事の摂り方にもコツがあります。糖尿病患者さんの場合、朝食を増やして夕食を減らせばエネルギー量を変えずに血糖値を改善できます。朝食と昼食、夕食のエネルギー配分は3対3対4と、朝食のウエイトを高くするといいようです。朝食を抜くと脳の栄養源である糖質が不足し、代謝効率が落ちて一日の合計エネルギー発生量が減ってしまいます。また血糖低下を防ぐために筋肉のタンパク質が取り崩され、安静時のエネルギー消費が減って肥満になりがちです。朝食では、糖質とタンパク質を摂っていただきたいですね。たとえば、ご飯とみそ汁、のり、卵など昔ながらの朝食メニューもいいでしょう。

店長

2011年11月 4日 (金)

コラム1237 心筋梗塞で心停止、冬は夏の5割増 屋内外の気温差注意冬場の心筋梗塞予防のための10カ条

国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)は、冬場の心筋梗塞による心停止の発生件数は夏場に比べ5割増えるとの調査結果を発表した。冬場は屋内外の温度差が大きく心臓への負担が増すため、防寒対策を呼びかけている。 

2005年から4年間に国内で救急車搬送された心停止の症例約19万6千件分を解析した。12月から翌2月までの3カ月間の件数は年間の31%だったが、6月からの3カ月間では21%。心筋梗塞のなかで最も症状が重い心停止は、冬場に多いことが裏付けられた。11月の米国心臓病学会で発表する。 

同センターは心筋梗塞による突然死を防ぐための10カ条を作成。脱衣場を暖める、熱い湯に入らないなど特に入浴の前後で注意するよう促している。被災地の仮設住宅でも警戒が必要だとして、早めの対策を呼びかけている。

朝日新聞 2011/10/27

 

冬に心筋梗塞が多くなる原因の一つは暖かい屋内から寒い部屋や屋外に移動する際の血圧の急上昇です。以下に同センターが発表した10箇条を書きます。

<冬場に心筋梗塞を予防するための注意すべき10箇条>

 1) 冬場は脱衣室と浴室を暖かくしておく。 

 2) 風呂の温度は3840度と低めに設定。熱い湯(4243度)は血圧が高くなり危険です。 

 3) 入浴時間は短めに。 

 4) 入浴前後にコップ一杯の水分を補給する。 

 5) 高齢者や心臓病の方が入浴中は、家族が声を掛けチェック。 

 6) 入浴前にアルコールは飲まない。 

 7) 収縮期血圧が180mmHg以上または拡張期血圧が110mmHg以上ある場合は入浴を控える。 

 8) 早朝起床時はコップ一杯の水を補給する。睡眠時の発汗で血液が濃縮しています。 

 9) 寒い野外に出る時は、防寒着、マフラー、帽子、手袋などを着用し、寒さを調整しましょう。 

 10) タバコを吸う方は禁煙をしましょう。 

店長

2011年11月 3日 (木)

コラム1236 米国の新しい栄養表示 食品に栄養ポイントを表示

米国連邦政府機関は、食品に付ける新しい栄養ラベルを開発していると発表した。新しい栄養表示ではカロリーとともに砂糖、ナトリウム、飽和脂肪酸、トランス脂肪酸、カロリーを記号を使いポイントで表示し、消費者が分かりやすくしてあるという。報告書作成委員では「栄養ラベルは全ての食品や飲料などに表示するべきだ」としている。 

「食品包装に栄養ラベルを貼り付ける栄養評価制度により、消費者は自分に必要なカロリーと栄養バランスを理解できるようになる。カロリーや飽和脂肪酸など過剰に摂取すると不健康とされる食品と、それら抑えた健康的な食品を見分けられるようになり、肥満や2型糖尿病などの慢性疾患の抑制につながる。食品メーカーも消費者に支持されるよう、より健康的な食品を作るようになるだろう」とノースウェスタン大学メディア人間開発センターのEllen Wartella氏は話す。 

摂取を減らしたいカロリーや、砂糖、ナトリウム、飽和脂肪酸、トランス脂肪酸を抑え推奨量に近い量に調整してあると、栄養表示のポイントが高くなる。ポイントが高いほど健康的な食品であることが分かるようにする。 

「米国人のための食事ガイドライン2010年版」では、糖分を多く加えた高カロリーの食品の利用を減らすことを推奨している。こうしたジャンクフードはポイント表示の対象とならない。 

例えば、100%の全粒粉の小麦パンは3ポイントを表示できるが、グラハムクラッカーはナトリウムと飽和脂肪酸が多く含まれるので2ポイントしか表示できない、といった具合だ。ポイントは米国食品医薬品局(FDA)が判定し、視覚的に分かりやすい星などのアイコンで表示される予定。 

日本生活習慣病予防協会 20111026

 

スーパーや食料品店などで、加工食品を購入するときに、ポイント表示を見比べて健康的かどうかがわかれば、消費者が判断しやすくなりますね。より健康的な食品を選択できるようになれば、食習慣や意識も自然と変わっていき、高血圧や糖尿病といった生活習慣病患者数が減少していくかも入れません。食品の栄養表示が、日本でもわかりやすいものに変わっていくといいですが・・。

店長

2011年11月 2日 (水)

コラム1235 簡単な生活習慣改善で心疾患や脳卒中を予防できる

運動や食事など、簡単な7項目の生活習慣改善で、寿命を延ばすことができると、バンクーバーで開催されたカナダ心臓・脳卒中財団学術会議のレクチャーで発表された。「生活習慣を改善すれば、心臓病や脳卒中、がんなどの生活習慣病の多くを予防できる。50歳の人でも7項目の簡単な生活習慣改善を実行すれば、あと4050年生きられる」と前米国心臓学会理事長でノースウェスタン大学のClyde Yancy教授(心臓学)は話す。 

米国の心疾患の直接的な医療費は2030年に8180億ドルに上った。また、心疾患と脳卒中により失われた社会的な損失は、カナダでは毎年209億ドル以上に上るという。 

「カナダではこの40年に心疾患と脳卒中は確実に減少しており、1950年代中頃に比べ70%低下したとみられ、最近の10年間でも25%ずつ低下した。予防に向けた社会啓発は、現実的な希望となる」とYancy教授は言う。 

子供の肥満や糖尿病も増えており、成人してから寿命を縮める原因となる可能性がある。Yancy氏は「我々は今、行動する必要がある。カナダの人口の10%未満が、この7項目を実行すれば目標が達成される。そのためには、集中的な予防戦略が必要だ。我々は心疾患と脳卒中を予防できる方法を知っている。市民に広報するツールを作るべきだろう」と述べている。 

日本生活習慣病予防協会 20111026

 

7つの項目だけきっちりやればいいと聞かされれば、できそうな気がしてきます。カナダでは日本と対照的に心臓病や脳卒中は減少しています。以下にカナダで発表された7箇条を書きます。


<心疾患や脳卒中を予防するための7箇条>

1.運動をする

運動不足が続くと、心臓病や脳卒中を発症する危険性が2倍になり、平均寿命は4年も短くなる。

 

2.自分のコレステロール値を知り適切にコントロールする

高コレステロールは動脈硬化を促し、心臓病や脳卒中の危険性を高める。


3.健康的な食事をする

健康な食事は健康増進のためのもっとも有効な方法のひとつ。


4.血圧をコントロールする

自分の血圧値を知り適正にコントロールすることで、脳卒中の危険性を40%、心臓発作の危険性を25%減らすことができる。


5.適正体重を維持する

カナダの成人の60%は重量超過か肥満で、これらは心疾患と脳卒中の主な危険因子となる。肥満は寿命を約4年短くする。


6.糖尿病の治療を受ける

糖尿病の治療を受けないで血糖コントロールが悪い状態が続くと、高血圧、動脈硬化症、冠動脈疾患、脳卒中の危険性が高くなる。


7.喫煙しない

喫煙習慣がある場合、禁煙をすれば心疾患と脳卒中の危険性は減少する。


店長

 

2011年11月 1日 (火)

コラム1234 読書週間

みなみさん

10月27日~11月9日の文化の日を中心にした2週間は、【読書週間】です。
現代は、電子メディアの発達によって情報伝達の流れが大きく変化していますが、
本ならではの温もりは、昔も今も変わることはありません。
2011年の読書週間標語は、「信じよう。本の力」です。
この時期は書店にたくさんの書籍が並ぶので、お気に入りの一冊を選んで、
秋の夜長を楽しむのもいいですね。


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