コラム1209 糖尿病合併症の減少は「D判定」 健康日本21作業チーム評価案
厚生労働省の健康日本21評価作業チーム(座長:辻一郎・東北大大学院医学系研究科公衆衛生学分野教授)は、「健康日本21」の9分野の1つである「糖尿病」の評価案を公開した。糖尿病合併症については目標を超えて悪くなったため「D判定(悪化)」とした。
糖尿病は、適切な治療を行わず放置していると、網膜症・腎症・神経障害などの合併症を引き起こす。糖尿病が原因で多くの患者が透析治療を導入している。さらに、糖尿病が脳卒中、虚血性心疾患などの心血管疾患の発症・進展を促し、健康寿命を縮める原因となっていることもよく知られている。
今後も社会は高齢化し、2型糖尿病とその予備群は増加していくとみられている。糖尿病と糖尿病合併症の予防は患者のQOLを高め、医療経済の負担軽減にもつながる。そのため政府は糖尿病を重点的な課題として取り上げている。
作業チームでは「糖尿病」について、それぞれ直近の実績値と目標値との関係などをふまえ、担当委員がA~Dの4段階の評価案を示した。糖尿病は有病者数に関する項目が目標の推計1000万人を下回ったことからA判定(目標値に達した)とした。一方、糖尿病合併症については目標を超えて悪くなったため、D判定(悪化した)とした。
糖尿病ネットワーク 2011/9/26
厚生労働省が糖尿病の合併症発症が悪化しているという調査結果を出しました。糖尿病が原因で新たに透析を始めた方が増え、糖尿病による視覚障害も増えている現状があります。糖尿病治療が不十分であることが示された結果といえます。もう一つこの調査で浮き彫りになったのが、糖尿病予備軍の増加です。合併症の発症悪化と予備軍の増加という2つの問題をかかえていることがわかっています。
店長