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2011年9月 3日 (土)

コラム1175 長寿世界一の日本に警鐘 英医学誌、喫煙・自殺増加懸念

世界的に権威ある英医学誌ランセットが、日本の保健医療に関する論文特集号を発行した。長寿世界一を達成した医療の貢献を評価した一方で、男性の喫煙率の高さや自殺の増加などから長寿国の地位を危ぶむ指摘も掲載している。
同誌は日本の教訓を世界各国の保健医療政策に生かす狙いで特集を作った。渋谷健司東京大教授、武見敬三日本国際交流センターシニアフェローら日米欧などの専門家66人が協力した。長寿世界一になった理由について1950年以降、病気別の死亡率の国際比較などで分析した。50~60年代前半には感染症対策、60年代後半からは減塩や降圧薬の普及による脳卒中死亡率低下が貢献した。今の日本で死亡の危険因子は喫煙と高血圧と指摘。全成人が禁煙すれば平均寿命は男性が1.8年、女性は0.6年延び、血圧を下げれば男女とも0.9年延びると推定する。だが、現状は対策が不十分という。日本の自殺率は10万人あたり24.4人(2009年)で米国の11.0人(05年)などに比べて高い。同誌のコメント欄でクリストファー・マレー米ワシントン大教授は日本の経済停滞、政治の混乱、高齢化、たばこ規制の不十分さを指摘し「対策をとらなければ世界での平均寿命の順位が落ちていくかもしれない」と警鐘を鳴らしている。
朝日新聞 2011/8/31

1950年以降の健康対策で日本は世界一の長寿国となったのですが、ここにきて大きな課題にぶち当たっているようです。日本人は高血圧や糖尿病にかかりやすいという特徴があり、より禁煙や生活習慣の改善が必要です。禁煙対策については、世界水準から遅れています。記事にもあるとおり、今対策を打たなければ、平均寿命が落ちてしまうでしょう。
店長