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2011年9月

2011年9月30日 (金)

コラム1202 3人に2人は「自分の睡眠に不満」 1割は慢性不眠症

3人に2人は「自分の睡眠に不満」という調査結果がでた。大手製薬メーカの調査によるもので、全国の成人男女4000人を対象にインターネットで行われた。
調査では、不眠の国際規格の判定法「アテネ不眠尺度」を用いて調査したところ、6点以上の「不眠症の疑いがある」人の割合は42%に上ったが、うち74%が「自分は不眠症だと思わない」と回答し、不眠症を自覚していない人が多いことがわかった。
アテネ不眠尺度は、世界保健機関(WHO)が中心となり設立した“睡眠と健康に関するプロジェクト”が作成した、国際規格の不眠判定法。「眠るまでに要する時間」、「睡眠の質」など8つの質問をおこない、不眠度合いを判定する。
過去1ヵ月の「睡眠の質」を尋ねたところ、64.0%が「非常に不満、全く眠れなかった/かなり不満/少し不満」と回答。「あなたは睡眠時間が足りていますか」という質問では、38.6%が「足りていない/どちらかといえば足りていない」と回答し、多くの人が自分の睡眠に関して、質・量に満足していない状況がうかがえた。
過去1ヵ月の平均睡眠時間は、5時間未満が9.6%、5~6時間が24.7%、6~7時間が34.9%、7~8時間未満が22.8%だった。また、寝床についてから眠るまでに要した時間について質問は、10分~30分が42.3%、30分~1時間未満が20.2%、1時間以上が6.4%だった。不眠症の疑いがある人の方が、寝床に着いてから眠るまでの時間がより長く、平均睡眠時間が短い傾向がみられた。
「最近、あなたは不安で寝付けないことがありますか」と尋ねたところ、32.6%が「ある/どちらかといえばある」と回答した。うち48.5%は「睡眠に関する悩みを解消するため、特に行っていることはない」と回答した。不安で寝付けない状況にあっても、約半数が改善のために具体的な行動を行っていない現状が浮き彫りになった。
日本生活習慣病予防協会 2011/9/21

不眠症状の多くは時間が経つにつれて緩和されますが、生活環境が改善されても長期化し、慢性不眠に陥る場合があります。不眠症が慢性化すると、糖尿病や高血圧、うつなどの危険因子となることがさまざまな研究から報告されています。ところが、睡眠に関する悩みがあっても、その半数は「対策していない」という結果が出ています。毎日不規則な生活をしていたり、夜更かしばかりしていたりしていれば、どうしても睡眠障害を招きやすくなります。まずは、朝起きる時間を早めに決めて、その時刻に必ず起きることから始めることがいいようです。
店長

2011年9月28日 (水)

コラム1200 世界の糖尿病人口は3億6600万人に増加

国際糖尿病連合(IDF)は、世界の糖尿病人口は3億6600万人に増えたと発表した。昨年11月14日の「世界糖尿病デー」では、糖尿病人口は3億4400万人とされていた。糖尿病の脅威は短期間で拡大している。
世界糖尿病人口3億6600万人 医療費37兆円
国際糖尿病連合(IDF)は、ポルトガルのリスボンで開催された第47回欧州糖尿病学会(EASD)で、世界の糖尿病に関連する情報をまとめた「糖尿病アトラス」の新版を発表した。
「糖尿病アトラス」は、IDFに加入する世界中の糖尿病学会や協会が提出した最新データにもとづき作成された。それによると、糖尿病とともに生きる人の数は2011年には3億6600万人に増加した。糖尿病に関連する死亡数は年間460万人に上り、世界の糖尿病の医療費は4650億米ドル(約37兆円)に上昇した。
これまで国連は途上国の母子を貧困や感染症から守ることを重視してきたが、今後は生活習慣病の予防・改善に向けた生活習慣病予防の強化を世界規模で推進する必要があり、糖尿病医療はとりわけ重要となる。
糖尿病ネットワーク 2011/9/22

今年も11月14日は、「世界糖尿病デー」です。記事にもあるとおり、世界的にみると健康上の脅威は生活習慣病であり、とりわけ糖尿病は短期間で患者数が増加しているので、国連やWHOでも食生活の改善や禁煙などをすすめるよう、各国に強く求めています。糖尿病が原因で亡くなる人は7秒に1人に上るそうです。1年に1度の健診だけに頼らず、定期的に空腹時血糖値やHbA1cを測定して糖尿病の前兆を見過ごさないことが大事です。
店長

2011年9月27日 (火)

コラム1199 秋の七草

みなみさん

七草粥の材料である「春の七草」は、無病息災を願う行事の一つとして
知られていますが、春だけでなく「秋の七草」があることをご存じでしょうか。
「春の七草」と「秋の七草」の違いは、基本的に春は食すもの、秋は観賞用で見て
楽しむことを主に選ばれています。
秋の七草を探してみるのも、秋の楽しみ方の一つかもしれません。

≪秋の七草≫
ハギ、オバナ、クズ、ナデシコ、オミナエシ、フジバカマ、キキョウ
0927

2011年9月26日 (月)

コラム1198 生活習慣病は「経済にとって脅威」 国際協力へ政治宣言

糖尿病や心筋梗塞など生活習慣病対策を話し合う「非感染症ハイレベル会合」が、米ニューヨークの国連本部で開かれた。生活習慣病を「多くの国連加盟国の経済にとって脅威」とし、各国で脂肪分が高く不健康な食品やたばこなどの消費を抑える施策を推進、国際協力の強化をうたった「政治宣言」を全会一致で採択した。
国連の潘基文事務総長は政治宣言について「この文書がただの言葉で終われば、われわれは未来の世代に対して負う義務を果たさないことになる」と述べ、各国に行動を強く求めた。
ニューヨークのブルームバーグ市長は、禁煙キャンペーンにより成人市民の喫煙者率が2002年の22%から14%に下がり、平均寿命が大幅に延びたと報告。生活習慣病対策は「政府の最大の義務」と訴えた。
産経新聞 2011/9/21

国連に加入する各国の首脳級が集まる会議で、生活習慣病の脅威について話し合われました。会議では世界の6割は非感染性疾患で死亡していると報告されました。非感染性疾患とは、糖尿病、高血圧、腎臓病、心筋梗塞、がんなど生活習慣が原因の病気をさします。WHOによると、非感染性疾患が原因で死亡した人は2008年に世界で3600万人に上り、有効な対策をうたないと2030年には5200万人に増えると試算しています。このうち、がんは医学の進歩で減少する可能性がありますが、糖尿病や高血圧などの生活習慣病は医学が進歩しても決定的な治療法が見つかる可能性が低く、食生活の改善、節酒や禁煙をすすめない減少しないと言われています。
店長

2011年9月25日 (日)

コラム1197 家電で高齢者の異変察知…NECがサービス開始へ

NECが10月から、高齢者の見守りサービスに参入することが明らかになった。
このシステムは、家電のオンオフや、冷蔵庫や扉の開閉情報などを無線センサーがデータセンターに送信し、異常があれば、見守る側に電子メールで知らせる仕組みだ。NECは自治体や、警備会社向けに販売する。高齢者の見守りサービスは、東京ガスや通信会社などが参入しているが、NECのように高齢者の行動パターンを分析して異常を見つけるサービスは珍しい。
読売新聞 2011/9/15

一人暮らしの高齢者の方が急増する中、高齢者の方の見守りシステムがいろいろな形で開発されています。今、どんな安否確認の手段があるのでしょうか?高齢者の方の安否を、離れて暮らす家族に安心を届けるシステムが普及し始めました。一番安心できるのがテレビ電話でしょうか。通信網の発達で、簡単に操作できるものも増えてきました。モニターを募って試験運用する自治体も増えてきました。また記事のように、高齢者の方が電化製品を使うと、離れて暮らす家族の携帯電話に電子メールが送られるようなシステムも多くなってきました。慣れた家電製品を使うだけなので、見守られる側の精神的な負担も少ないのが好評のようです。
店長

2011年9月24日 (土)

コラム1196 水分をよくとる人は高血糖症になりにくい

水分をよく補給する習慣のある人は、あまり補給しない人に比べて、高血糖症になりにくいというフランスの研究結果が発表されました。30歳から65歳までの方の水分摂取量と糖尿病の関係を9年間追跡調査したそうです。その結果、水分摂取量が多い人では、高血糖症の発症リスクは低いことが示めされたそうです。
最近では、水分を多めに摂った方が生活習慣病予防に役立つと言われています。体の中の老廃物を排出するためには、1日に1.5Lの尿を作る必要があって、それ以外に汗などでも水分が排出されますので、1日に2Lの水分を摂ったほうがよいといわれています。
水分が不足すると腎臓のろ過処理の負担が増えるため老廃物処理が一部肝臓で行われます。肝臓は本来、脂肪をブドウ糖に変えて血液に送り出す働きがあるため、脂肪燃焼の機能が鈍くなってしまい太りやすくなります。
水分補給にはミネラルウォーターや麦茶・緑茶などがよいのですが、ジュースやスポーツ飲料など糖分が含まれるものは注意しましょう。過剰な糖分を摂ると高血糖になる可能性が高くなります。また紅茶やコーヒーなどに含まれるカフェインは利尿作用があるので、水分補給という面では適していません。1日1回程度にしましょう。また、一度に沢山の水分を摂ると胃や腎臓に負担をかける恐れがあるので、1回にコップ1杯を、1日数回にわけて飲むようにしましょう。
店長

2011年9月23日 (金)

コラム1195 ジャガイモは正しく調理すれば高血圧によい

フライドポテトやポテトチップスのせいで悪者にされがちなジャガイモですが、適正に調理すれば実は高血圧によいことが新しい研究で明らかにされました。アメリカの研究で、毎日継続的にジャガイモを食べると、体重は増えず、オートミールと同程度の降圧作用が認められたそうです。この研究では、油を使わず、電子レンジで調理したジャガイモが使われたそうです。
じゃがいもには、カリウムが多く含まれ、このカリウムによってナトリウムが排出され、降圧作用が期待できます。また、カロリーが少なく、ビタミンCが豊富なので、美容にもいい食品といえるでしょう。
じゃがいもは何にでも応用が利く、貴重な食品です。調理法も、ふかす、ゆでる、煮る、炒める、揚げる、焼くなど、多岐にわたります。高血圧予防のために摂るなら、蒸かしいもやポテトサラダ、煮っ転がしなど油をなるべく使わない調理法の方がいいでしょう。
店長

2011年9月22日 (木)

コラム1194 軽度の前立腺肥大症状への対処法

年齢を重ねると、男性は前立腺肥大症の発症が増えてきます。前立腺肥大症の症状には、「おしっこを始めてもなかなか出てこない」「尿意の頻度が多くなり、何度もトイレに行く」などがあります。軽度の内に生活習慣を変えれば、症状は改善されます。しかし、放置しておくと前立腺がんの原因にもなるので注意が必要です。
軽度の前立腺肥大症状への対処法として下記のようなことがおすすめです。
① 特に夕食後には、カフェインやアルコールの摂取を制限する。
② 就寝前2時間の水分摂取量を制限する。
③ 定期的に運動をし、体を温めておくよう努力する。
④ ストレスを抑制する。
⑤ おしっこは我慢せず、トイレに行きたくなったら、早めに行く。
⑥ 食物繊維を多めに摂り、便秘にならないようにする。

店長

2011年9月21日 (水)

コラム1193 100歳以上、最多4万7756人 女性87.1%100歳以上の人数

全国の100歳以上の高齢者が9月15日時点で4万7756人となり、41年連続で過去最多を更新する見通しとなった。全体の87.1%を女性が占める。厚生労働省が発表した。ただ、住民基本台帳をもとにした集計のため、東日本大震災の行方不明者らが一部含まれ、実態はこれよりやや少ない可能性がある。
15日の「老人の日」に合わせ、厚労省が毎年公表しており、1971年から増加が続く。統計を取り始めた63年には、100歳以上の高齢者は153人だったが、98年に1万人を突破。この頃から増加に拍車がかかり、2009年に4万人台に乗せた。
朝日新聞 2011/9/13

記事によると100歳以上の方の人口が、13年前から約4.7倍であることがわかります。今年度中に100歳になる方があと、約2万5千人おられるそうです。100歳以上の方の割合が一番多い県が島根県です。島根県益田市長のブログによると、100歳以上の方の共通点は、 1.何でもよく食べる  2.よく寝る  3.外に出かけたり、人と話すのが好き  4.前向きな姿勢、考え方  5.感謝の気持ちを持つ  だそうです。
店長

2011年9月20日 (火)

コラム1192 旬の食材『秋刀魚』

みなみさん

日本の秋を代表する魚、「秋刀魚」。
私たち日本人の食卓には、大変馴染みがある食材です。
秋刀魚は栄養価が高いことでも知られ、特にDHAとEPAを豊富に含んでいます。
定番の塩焼き以外にも、マリネや唐揚などにして骨まで食べられるように調理すると、
カルシウムも多く摂取することができます。
「秋刀魚がでるとあんまが引っ込む」ということわざがあります。
その昔、栄養豊富な秋刀魚を食べた人々は元気になり、按摩に行く必要がなくなるほど
だったということからきています。
美味しくて栄養満点の秋刀魚、旬のうちに積極的に摂りたいものですね。
0920

2011年9月19日 (月)

コラム1191 高血圧リスクの28種の遺伝子特定 愛媛大など

愛媛大学プロテオ医学研究センターの田原康玄(やすはる)講師(遺伝学)らの研究グループは、高血圧のリスクを高める28種類の遺伝子を特定したと発表した。新薬の開発のほか、遺伝子の違いに合わせた予防や治療法の開発につながるという。英科学誌ネイチャーに掲載された。
欧米など海外の研究機関と共同で、国内外の約26万人を対象とした遺伝子解析を実施。患者とそうでない人との違いを調べた。 日本人を含む東アジア人では、28種類のうち9種類の遺伝子が関係していた。このうち4種が高リスク型だった場合、そうでない人に比べて、高血圧にかかるリスクが最大で2倍ほどあるという。
朝日新聞 2011/9/14

日本で高血圧の方は予備軍も含めて、5490万人いると言われており、世界では10億人以上の方が該当するそうです。高血圧の原因は9割が未解明と言われていますが、過剰な食塩摂取や飲酒、運動不足などの生活習慣が大きく関わっています。今回の記事は、高血圧リスクに関する遺伝子が見つかったという内容です。遺伝と生活習慣、どちらの原因がウエイトが高いかは未解明ですが、遺伝子を特定することで、新しい治療法が開発される可能性があります。遺伝子の発見は、個人の遺伝子に合わせて予防や治療法が選択できるテーラーメード医療にも役立つ可能性があります。
店長

2011年9月18日 (日)

コラム1190 救急車の到着8.1分、過去最長 消防庁、出動増加で?

総務省消防庁は、昨年1年間の救急出動で、通報を受けてから救急車が現場に到着するまでの時間は平均8.1分で過去最長だったと発表した。病院に収容するまでの時間も同37.4分と過去最長だった。
同庁によると、昨年1年間の救急車の出動件数は前年比6.6%増の546万2848件、搬送人員は同6.3%増の497万8701人。いずれも1963年に救急業務が始まって以来、最多となった。一方、救急車の現場到着時間は、前年より約10秒遅くなった。病院収容までの時間も前年より約1分20秒長くかかっている。出動件数の増加に対応が追いついていないとみられる。
朝日新聞 2011/9/8

救急患者を速やかに搬送するために、佐賀県では、全国で初めて救急車に多機能情報端末(iPad=アイパッド)を配備したそうです。受け入れ可能な病院が即時に分かるようになって、搬送時間が約30秒短縮されたほか、これまで救急搬送が集中していた3次医療機関に運び込まれる患者の数が減ったそうです。最新のシステムを導入することで、少しでも多くの命が救われればと思います。
店長

2011年9月17日 (土)

コラム1189 東京マラソン、申し込み倍率9・6倍…過去最高

東京マラソン財団は5日、来年2月26日に開催される「東京マラソン2012」(読売新聞社など共催)について、フルマラソンの一般の申し込み倍率が過去最高の9・6倍になったと発表した。
一般募集は先月31日に締め切り、定員2万9400人に対し、28万2824人の応募があった。16~18歳の「U―18」や障害者などに限定された10キロ(定員400人)には1164人の応募があり、2・9倍だった。抽選結果はいずれも10月中旬、申込者にメールや封書で通知される。
読売新聞 2011/9/6

健康意識の向上の中、市民マラソンの人気が高まっています。皆さんの周囲にもマラソンに挑戦された方は多いことでしょう。本来は、軽いジョギング程度が健康に有用です。長い距離を走るマラソンはどうでしょう。いくつか注意点があります。まずは絶対無理はしないことです。大量の汗をかくので、水分補給が大事。また、練習量が多いと、体から失われる鉄の量が増え、貧血になりやすくなります。鉄分の多い食品、海産物やレバーの摂取が大切です。「運動こそ休養である」と主張する学者もいます。特にストレス性の病気には薬物療法や心理カウンセリングよりも運動が最も安価で効果的といわれています。フルマラソンまでいかずとも、健康な方は長い距離にチャレンジしてみるのもいいのでは。
店長

2011年9月16日 (金)

コラム1188 高額薬代、患者負担重く

がんや糖尿病、リウマチといった病気で、高額の薬代がかかる患者約1千人が回答した全日本民主医療機関連合会のアンケートで、半数超が医療費や薬代を捻出するため、生活費の切り詰めや貯蓄の取り崩しなどを迫られていることが分かった。自己負担3割の患者が薬局で一度に払う額の平均は9972円。3~6月、全国の137薬局がアンケート用紙を配布、患者978人が回答した。薬代などを支払うために何らかの工夫をしている人は553人(56%)。具体的な対応として「生活費の切り詰め」を挙げた人は348人、「貯蓄の取り崩し」が161人、「借金」と答えた人も14人いた。経済的な理由から治療を中断した経験がある人は68人だった。
産経新聞 2011/9/7

がんや高血圧、糖尿病は治療費にお金が継続的にかかります。患者さんは一度使い始めたが最後、生涯、高額な薬代を負担し続けなければならず、経済的な理由から使用を中断する患者さんの場合は、早期に合併症を引き起こすという悪循環に陥ります。薬を処方される前に、まずは生活習慣の改善が大切です。病気にならないように、なるべく早い内に、食事療法や運動に取り組むべきです。
店長

2011年9月14日 (水)

コラム1186 誰でも簡単にできる体重コントロール「昼食を軽めにとる」

昼食の軽めにとると、空腹感を我慢したり肥満の専門治療を行わなくとも、減量と体重コントロールが成功しやすくなるという研究を、米コーネル大学の研究者らが発表した。
食事を管理し体重コントロールをしたいときは、昼食を工夫するのが効果的とする研究が米国で発表された。昼食を軽めにとった人では、通常通りの人に比べ、空腹感が少なく、カロリーを管理しやすい傾向があるという。コーネル大学のDavid Levitsky教授(栄養・心理学)らの研究チームは、17人の被験者に対象に月~金曜日に、5週間かけて昼食と体重コントロールについての実験を行った。第1週目は17人の全員に昼食時に、食べ放題のビュッフェで好きな食品を選んでもらった。第2週目からは被験者を2群に分け、(1)は6種類のスープやパスタなどの良く知られている商品ブランドから選んで食べてもらい、それ以外の食品をとることを制限した。(2)には、ふだん通りの昼食をとってもらった。(1)の群では、昼食のカロリーを減らすことで、1日当たりのカロリー摂取量が通常より250cal少ないカロリーになるように調整してもらった。試験の終了時には、体重が平均0.5kg低下しており、昼食を軽めにすませたために夕食で食べすぎるなどの影響も少なかった。研究では、高蛋白で食物繊維の多い食事は、食後の血糖の上昇を抑え、減量に効果的であることも確かめられた。昼食の内容が間食や夕食に影響し、食べすぎてしまうこともなかったという。
「肥満の増加を抑えるために、より低カロリーの食事を促す対策が必要となる。昼食を軽めにとることは、より簡便でお金もかからず効果的だ」とLevitsky氏は結論している。
日本生活習慣病予防協会 2011/9/5

ふだんの食事のカロリー摂取について、意識をしている方は少ないと思います。カロリーを大幅に減らすことはなかなか難しいですが、平日の昼食の量を減らすことに、苦労はそれほどともなうことではありません。1年続ければ、体重をかなり減らすことができそうです。ちょっとしたことからコツコツ始めれば、生活習慣病予防もそんなに苦にはならないでしょう。
店長

2011年9月13日 (火)

コラム1185 五穀豊穣

みなみさん

夏のなごりと秋の気配が交錯する9月。
五穀豊穣を祈願するお祭りやイベントが、各地で開催されています。
五穀豊穣とは、すべての穀物が豊かに実ること。
かつて日本は米の生産量が足りず、多くの農山村で、米は憧れのご馳走でした。
そう思うと、先人と自然に感謝する気持ちが湧いてきます。
また、時代の変化とともに雑穀の価値も変わりました。
現代人に不足しがちなミネラル、食物繊維の豊富さから、アワ、ヒエ、キビなどの雑穀に人気が高まっています。
栄養が詰まった雑穀は、命の源です。
癖がなく淡い甘さがあり、白米とは別のおいしさを味わうことができます。
科学的な味覚を離れ、自然を味わう雑穀生活を送ってみるのもいいかもしれませんね。
0913

2011年9月12日 (月)

コラム1184 人工透析や失明の原因は糖尿病1位 7割「知らない」

健康診断で血糖値が基準値を上回り「要治療」と判定された7割超の人が、人工透析や失明の原因の1位が糖尿病であることを知らないことが、「健康日本21推進フォーラム」(事務局・東京都中央区)の調査で分かった。調査は6月、過去1年間に健康診断を受け、「要治療」と判定された20~60代の男女計500人を対象に実施した。
それによると、「人工透析の原因として糖尿病は何位と思うか」との問いに「1位」と回答したのはわずか29・8%。失明の原因について同様に尋ねてみても、「1位」とした回答者は25・6%にとどまった。「要治療」の判定を受けた後、医療機関を受診した回答者は77%。現在行っている治療内容(複数回答)は「薬物療法(経口薬)」(68%)や「食事療法」(63%)などが多かった。また、インスリン注射を「糖尿病治療の最後の手段」と考えている回答者は51%に上った。糖尿病専門外来を設けている「しんクリニック」(大田区)の辛浩基(こうき)院長は「インスリンへの抵抗感は特に高齢者に根強いが、治療の選択肢が増えていることを知ってほしい」とコメントしている。
SankeiBiz 2011/9/6

人工透析を受ける約4割強の方が糖尿病が原因だそうです。人工透析は、週3日、4-5時間かかり、相当な負担となります。また、失明の原因は、緑内障も多いのですが、やはり糖尿病性網膜症が1位です。どちらも生活の質を落とす合併症ですから、糖尿病が進行しないよう、血糖値管理には充分注意していただきたいです。
店長

2011年9月11日 (日)

コラム1183 メタボリックシンドロームが腎疾患と関連

メタボリックシンドローム患者では腎疾患の発症リスクが上昇することが、米クリーブランド・クリニック(オハイオ州)のSankar Navaneethan氏らによる研究で明らかになった。
メタボリックシンドロームは、高血圧、高血糖、低HDLコレステロール血症、過剰な腹部脂肪、脂肪酸高値などの構成因子を3~4個保有している状態で、各因子が軽度の異常でも、複数保有することで糖尿病や心疾患、脳卒中、早期死のリスクが数倍高まることから警鐘が鳴らされている。メタボリックシンドロームと慢性腎疾患や微量アルブミン尿が関係することは過去の観察研究でも報告されてきたが、今回の研究で、腎疾患リスクの上昇が確認されたことになる。研究では11件の観察研究を用い、被験者約3万人のデータを分析。その結果、メタボリックシンドローム状態の人では、推定糸球体濾過量(eGFR)の低下リスクが55%有意に上昇することが判明した。腎機能の低下リスクは、メタボリックシンドロームの構成因子数が増えるほど高まっていた。
メタボリックシンドロームの各構成因子と腎機能低下リスクの関連についてみると、高血圧では1.61倍、トリグリセリド高値では1.27倍、低HDLコレステロール血症では1.23倍、腹部肥満では1.19倍、空腹時高血糖では1.14倍となっていた。
HealthDay News 2011/9/2

大切なものごとを称して「肝腎かなめ」というように、腎臓は流れ込んでくる血液の中から老廃物を取り出し、それを尿として体外へ排泄して血液をきれいにする大事な器官で、腎臓の機能不全は命を脅かします。腎臓病を防ぐ生活は、同時にメタボリックシンドローム予防にもつながります。食生活で一番気をつけなければいけないのは、食塩をとりすぎないことです。腎臓の働きが低下すると高血圧になりやすい上に、塩分過剰は血圧を上げる最も大きな危険因子です。ふだんの食事で食塩を控え目にした薄味に慣れていくことが大切です。
店長

2011年9月10日 (土)

コラム1182 食事療法にハーブや香味野菜を活用 料理が変わる

糖尿病の食事療法を始めた人から、食事に関する不満点として、味の刺激となる塩分や脂質を減らしたことで「味気がなくなった」、「味が薄くなった」といった声が多く聞かれます。減塩食や脂肪を減らした食事は、食材本来の味を楽しめるという利点もありますが、薄味に慣れるまでは我慢も伴い、大変なことです。
味のアクセントとして、香味野菜やハーブを有用利用するとバリエーションが出てきます。ハーブに限らず、普通の野菜の中でも香りが強くて、味にアクセントのあるものもありますね。例えば、青じそ、パセリ、みつば、クレソンなど。本格的なハーブではバジル、ペパーミント、ローズマリー、レモンバーム、サンショウ、コリアンダーなどです。スーパーなどで通年入手しやすくなっていますし、最近は家庭菜園で作る方も増えています。ハーブを使うと香りを加えることができて満足感を得やすくなりますし、さまざまなハーブを使い分けることで、和風、洋風、エスニック風など料理に変化をつけられます。ヨーロッパの家庭料理では、このようにいろいろなハーブを使って味にアクセントをつけていて、日本の食事より塩分摂取量は少なくなっているそうです。ご家庭のお料理にハーブや香味野菜を加えてみてはいかがでしょうか?料理の味を変えてみることで食事療法がやりやすくなるかもしれませんね。
店長

2011年9月 9日 (金)

コラム1181 歯科健診で早期に糖尿病を発見できる 糖尿病の早期合併症である歯周病が鍵

歯科検診で糖尿病や糖尿病予備軍が発見される例が最近増えています。これは歯周病と糖尿病に大きな関連があり、歯周病が糖尿病の早期の合併症だからです。歯周病が歯科検診で見つかり、治療を始めて血糖値が高いということがわかることがあるのです。アメリカ コロンビア大学研究でも、「定期的な歯科検診が糖尿病蔓延と戦う手段になる」という研究結果が出ています。歯科医を訪れた患者のうち、過去に糖尿病あるいは糖尿病予備軍と指摘されたことが一度もない患者600人を対象とし、歯周検査および糖尿病について血液検査を行った結果、530人が糖尿病や高血圧、高コレステロール症だったそうです。また、失った歯の本数が多ければ多いほど、歯周ポケットが深ければ深いほど、糖尿病患者である可能性が高かったそうです。
歯周病は糖尿病の早期合併症なので、予備軍でも併発します。歯周病が見つかったら、糖尿病予備軍か軽症糖尿病かもしれません。歯科検診などで歯周病が見つかったら、病院で血糖値やHbA1cの検査を受けることをおすすめします。
店長

2011年9月 7日 (水)

コラム1179 ダイエット、糖尿病にはゴーヤがいい

「いやあ、本当に驚きましたよ。まさか、これほどまで改善するとは……」 こう言って、いかにもうれしそうに顔をほころばすのは下津浦内科医院院長(久留米市)の下津浦康裕院長。いったい何にそんなに驚いているかというと――。
実は下津浦先生は以前からゴーヤ(ニガウリ)が持っている健康効果、なかでも余分な脂肪を除去(代謝)したり、血糖値を下げる働きに注目。独自に研究を進める一方で、患者さんにもゴーヤを積極的にすすめてきました。ほぼ全員に顕著な成果が見られましたが、最近その中の一人にとりわけ顕著な改善が見られたのです。この方は体重102kg(身長は160cm)で血糖値が300mg/dlをオーバー(正常値は70~110mg/dl)、ヘモグロビンA1cも12(正常値は4.3~5.8)に迫る勢いでした。それがゴーヤを毎日1本ほど3度の食事の前に食べ続けたところ、3ヵ月後には体重が75kg、血糖値・ヘモグロビンA1cともに正常値内に下がったといいます。
先生によれば、ゴーヤに含まれるカランチンというインスリン様成分には血中の糖分を除去する働きがあるのだとか。また、カランチンには中性脂肪や総コレステロールを下げる働きもあり、こうした薬理効果が相まってダイエットにも結びついていくのだそうです。「これまで集めた臨床データから、ゴーヤが血糖値改善やダイエットに有効であることは明らかになっていましたが、今回の例でその力にさらに確信を深めました」 ゴーヤのいいところは、糖尿病対策にしろダイエットにしろ、特に食事制限を必要としないこと。ふつうの食事にゴーヤを加えるだけで十分効果が見込めるので、減量してもリバウンドの心配もほとんどありません。
なお、ゴーヤは温めると有効成分がやや減少するので、できるだけ生のままいただくのが一番。特有の苦みがちょっと……という人はゴーヤにリンゴやバナナ、そして適量の水を加え、ミキサーにかけてジュースにすると、けっこうおいしくいただけます。
ダイヤモンド・オンライン 2011/8/24

昔からゴーヤは健康にいい野菜として有名で、長寿県 沖縄でよく食べられてきました。ゴーヤの成分には、生活習慣病を改善するのにとても良い作用があります。記事にあるとおり、特に糖尿病には最適だそうです。血液中から肝臓や筋肉などに、糖を取り込ませやすくする作用があるそうです。夏野菜のイメージがありますが、最近は一年中スーパーでも見かけます。続けて摂って健康習慣にしたいですね。
店長

2011年9月 6日 (火)

コラム1178 季節のお花『杜鵑』

みなみさん

夏から秋にかけて花期を迎えるホトトギス。
山野の林下や傾斜地などの、日当たりの弱いところに自生します。
葉は互生し楕円形で長く、葉脈は縦方向で表面には毛が生えています。
東アジアに分布し、19種が確認されています。そのうち日本で確認されている
のは13種でうち10種は日本固有種です。
日本を中心に分布していることから、日本が原産であると推定されています。
花言葉は【永遠にあなたのもの】などです。
0906

2011年9月 5日 (月)

コラム1177 糖尿病、笑いながら理解 栃木県小山市

市民ボランティアが演じる糖尿病劇場「余計なお世話よ、私は元気!」が、市文化センターでの市民公開講座「糖尿病予防啓発講演会」で上演された。
糖尿病劇場は、特定健康診査で糖尿病になる可能性を指摘された55歳の主婦と、相談を受けた医師が登場し、建前の会話に隠れた本音を黒子が語る形で進行。健康に誤った自信を持っていた主婦が、半信半疑でメタボダイアリーの記録を始め、次第に生活を意識するようになって前向きに取り組む姿を描いた。医師から記録を勧められ「分かりました。きょうから書きます」と答えた主婦の本音は「え~めんどくさい。書くだけで何が変わるっていうんだい」。1カ月後、主婦の記録を見た医師は「本当かな。いいことしか書かないんだよな」と思いながらも「よく書けてますね。頑張りましたね」とねぎらうなど、軽妙なやりとりが会場の笑いを誘った。幕あいには小山地区医師会の大橋博さんが、糖尿病やメタボリック症候群について説明。「病気だからでなく、より健康に近づくために食事に気をつけ運動に取り組むことが大切」と訴えた。
下野新聞 2011/9/1

糖尿病をはじめとする生活習慣病治療には、患者さんと医師のコミュニケーションが大切ですね。食事制限や運動といった生活習慣改善は患者さんにとっては、大変なことです。医師がよき理解者となって、診察中に患者さんを元気づけて励ますような会話ができる、そんな関係が築ければいいですね。市民と医師が共同でボランティアを実施する 栃木県小山市の取り組みはすばらしいと思います。
店長

2011年9月 4日 (日)

コラム1176 今夏の熱中症、4万人超す 65歳以上は46%

今年の夏、熱中症で救急搬送された人は全国で4万1645人(5月30日~8月28日、速報値)に上り、2年連続で4万人を超えたことが総務省消防庁のまとめでわかった。
同庁によると、期間中に搬送された人のうち、65歳以上の高齢者が46.1%を占めた。搬送直後に死亡が確認されたのは70人。3週間以上の入院が必要な重症は1073人だった。各地で気温が上がった6月後半に搬送者が急増。6月20~26日の週には、それまでの200人台から3196人に増えた。搬送者が最も多かったのは8月8~14日の週で7438人、次いで7月11~17日の6985人だった。
朝日新聞 2011/8/31

気象庁によると、今年の夏は平均気温が、1898年以降の114年間で4番目に高かったそうです。昨年の夏が観測史上、平均気温が最も高かったのですが、今年は昨年に比べ全国的に気温の変動が大きかったそうです。ある地域では、暑い日が長く続くといった状況があったようです。例えば、猛暑日の日数は東日本で平年を上回った地点が多く、前橋市でこれまでの日数記録を更新しています。このような状況で熱中症の搬送が多くなったのでしょう。
店長

2011年9月 3日 (土)

コラム1175 長寿世界一の日本に警鐘 英医学誌、喫煙・自殺増加懸念

世界的に権威ある英医学誌ランセットが、日本の保健医療に関する論文特集号を発行した。長寿世界一を達成した医療の貢献を評価した一方で、男性の喫煙率の高さや自殺の増加などから長寿国の地位を危ぶむ指摘も掲載している。
同誌は日本の教訓を世界各国の保健医療政策に生かす狙いで特集を作った。渋谷健司東京大教授、武見敬三日本国際交流センターシニアフェローら日米欧などの専門家66人が協力した。長寿世界一になった理由について1950年以降、病気別の死亡率の国際比較などで分析した。50~60年代前半には感染症対策、60年代後半からは減塩や降圧薬の普及による脳卒中死亡率低下が貢献した。今の日本で死亡の危険因子は喫煙と高血圧と指摘。全成人が禁煙すれば平均寿命は男性が1.8年、女性は0.6年延び、血圧を下げれば男女とも0.9年延びると推定する。だが、現状は対策が不十分という。日本の自殺率は10万人あたり24.4人(2009年)で米国の11.0人(05年)などに比べて高い。同誌のコメント欄でクリストファー・マレー米ワシントン大教授は日本の経済停滞、政治の混乱、高齢化、たばこ規制の不十分さを指摘し「対策をとらなければ世界での平均寿命の順位が落ちていくかもしれない」と警鐘を鳴らしている。
朝日新聞 2011/8/31

1950年以降の健康対策で日本は世界一の長寿国となったのですが、ここにきて大きな課題にぶち当たっているようです。日本人は高血圧や糖尿病にかかりやすいという特徴があり、より禁煙や生活習慣の改善が必要です。禁煙対策については、世界水準から遅れています。記事にもあるとおり、今対策を打たなければ、平均寿命が落ちてしまうでしょう。
店長

2011年9月 2日 (金)

コラム1174 年度医療費、過去最高36.6兆円 70歳以上44%

2010年度の医療費は36兆6千億円で、過去最高を更新した。前年度より1兆3700億円多く、8年連続で増加。高齢化を背景に70歳以上の医療費も増えており、16兆2千億円と全体の44.3%を占めた。厚生労働省が発表した。
診療の種類別にみると、入院が14兆9千億円(40.7%)、入院外と調剤で19兆円(52%)、歯科は2兆6千億円(7.1%)。とりわけ入院は前年度比6.2%増と伸びが大きく、厚労省は「救急医療などの診療報酬を引き上げた影響」と説明している。1人当たりの医療費は平均28万7千円。70歳未満は17万4千円で、70歳以上は79万3千円。後期高齢者医療制度の対象となる75歳以上は90万1千円だった。
朝日新聞 2011/8/26

70歳以上の医療費は4.7%伸びて全体の44.3%をしめています。病症別にみると、脳梗塞や心筋梗塞など循環器系の疾患が最も多いそうです。高齢化が進むとますます医療費は増え続けますが、脳梗塞や心筋梗塞の原因となる、高血圧や糖尿病を早期発見・早期治療することで、医療費を減らすことは可能といわれています。例えば、高血圧の医療費は40代から50代で急激に伸びるそうです。高血圧の薬を処方される前に、生活習慣を変えて、高血圧を予防しましょう。
店長