コラム1096 心疾患死が上昇 歯止めかからず 2010年人口動態統計
厚生労働省は、「平成22年人口動態統計」概数を発表した。糖尿病と関連の深い心疾患による死亡率は年々増えている。
厚生労働省が1日に公表した2010年の人口動態統計(概数)によると、死亡数と死亡率を多い疾患は1位 がん(35万3318人、29.5%)、2位 心疾患(18万9192人、15.8%)、3位 脳血管疾患(12万3393人、10.3%)、4位 肺炎(11万8806人、9.9%)の順。上位3疾患で全死因の半数を超えている。
日本人の死因でもっとも多い「がん」は1981年以降トップ。部位別では男性は肺がんがもっとも多く、次いで胃がん、大腸がんと続く。女性は大腸がんが最多で、肺がん、胃がんの順に続く。
心疾患は死亡数・死亡率ともに上昇傾向にある。1985年に脳血管疾患にかわり第2位となり、2009年にいったん減少したが、翌年に再び上昇。全死亡者に占める割合は15.8%になった。
脳血管疾患は1960年代までは上昇傾向にあったが、その後は死亡数・死亡率ともに減少している。1951年に結核にかわり日本人の死因の1位となり、70年まで1位を続けていたが、81年にがんにかわり第2位になり、85年には心疾患にかわり第3位となった。その後も低下傾向は続いていたが、2010年は少し上昇し全死亡者に占める割合は10.3%になった。
糖尿病ネットワーク 2011/6/7
糖尿病や高血圧が直接死亡原因になる割合はそれほど高くありませんが、糖尿病や高血圧が原因となって、心疾患や脳血管疾患に進展して死にたるケースが多いといえます。これらの死因は、食事や運動、喫煙、飲酒、ストレスなどの生活習慣が深く関わっているのです。また、1位のがんもそのリスクファクターの多くが、食事やストレスといった生活習慣であることがわかっています。緑黄色野菜と魚中心の食生活に、一日30分のウォーキングを週6日行う有酸素運動やストレスの少ない生活を2年間続けたところ、がんの進行を遅れたという研究結果もあります。
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