全国で唯一たばこを吸うことができた北海道のタクシーが、ついに全面禁煙になる。最後まで吸うことを認めていた新千歳空港周辺などで営業する「千歳地区ハイヤー事業協同組合」が25日の総会で、7月1日から禁煙に踏み切ることを決めた。
全国ハイヤー・タクシー連合会によると、長崎県で今年2月、同会加盟の協会がすべて禁煙に踏みきり、都道府県で46番目に全面禁煙となった。北海道でも協会ごとの禁煙が徐々に進み、千歳地区のタクシーが最後に残っていた。
朝日新聞 2011/5/26
5月31日は世界禁煙デー。禁煙化の流れはどんどん進んでいますね。神戸市役所では、館内ばかりか、庁舎が「路上喫煙禁止地区」にあるため、庁舎の外側で一服することもできません。全体の5分の1を占める喫煙派の職員からは「厳しすぎる」と悲鳴が上がっているそうです。その反面、今年社会人になった新社会人の喫煙率は男女ともに非常に低く、わずか7%だとか。喫煙に対するイメージも変化しており、喫煙者は「自分勝手」「だらしない」「意志が弱い」といったマイナスイメージが多く、一般的に『たばこはかっこいい』というようなイメージはもはや昔話になりつつあるようです。
店長
睡眠と糖尿病との関連を調べた米国の研究で、2型糖尿病患者での睡眠の質の低下が、インスリン抵抗性や血糖コントロールの悪化に関与しているおそれがあると発表された。
糖尿病のある人が、健康な人に比べ、睡眠の質が低下している傾向があるとの研究はこれまでも報告されている。そのため睡眠障害は疾病を進展する危険因子とみるべきだともいわれている。特に肥満の多い米国では睡眠時無呼吸が2型糖尿病患者で増えているという。
「糖尿病治療の目標は、血糖の良好なコントロール状態を維持し、健康な人と変わらない生活の質(QOL)と寿命を得ることにある。睡眠の質が低下している患者では、睡眠を改善することが糖尿病の治療の向上にもつながる」と米シカゴ大学医療センターのKristen Knutson氏は指摘している。
今回の研究でKnutson氏らは、2型糖尿病患者40人と糖尿病ではない531人について、睡眠の質、血糖値、糖尿病コントロールに関わる評価を比較した。不眠やいびき、睡眠時無呼吸といった睡眠障害の症状について問診し、血液検査を行いインスリンと血糖値を調べた。睡眠の状態については、夜間に活動モニター機を手首に装着してもらい記録した。就眠中に手首がよく動く場合は、その人はおそらく良質な睡眠を得られていないと推定した。また、なかなか入眠できなかったり、夜間に覚醒した場合には報告してもらった。
その結果、糖尿病で睡眠の質が低下している患者では、睡眠が正常な患者に比べ、朝食前の血糖値が23%高く、空腹時インスリン値も48%高かった。また、糖尿病患者の中でも、睡眠の質が低下している人では正常な人に比べ、インスリン抵抗性が82%高くなっていることが分かった。
「糖尿病のある人での睡眠の質の低下は、血糖コントロールの悪化に関連しているという結果になった。糖尿病を発症した患者で、睡眠時無呼吸や不眠などがある人では、睡眠を改善する治療を行うことが、糖尿病の治療に良好な影響をもたらす可能性がある」とKnutson氏は指摘する。
日本生活習慣病予防協会 2011/5/20
睡眠と糖尿病には大きな関係があるようです。患者さんによっては睡眠の質を改善することで、糖尿病の薬物治療と同じくらい効果が期待できこともあるそうです。逆に睡眠不足が続いたり、疲れが溜まってくると、せっかく運動しても食事制限しても血糖はうまくコントロールできなくなるそうです。定期的に運動することは、血糖値管理のためだけでなく、睡眠にも大変良いとされています。日中に適度な運動すると寝つきが良くなると言われています。
店長
野菜をよく食べる人では、食べない人に比べメタボリックシンドロームの有病率が36%低下するという研究を、米カリフォルニア州のロマリンダ大学の研究者が発表した。
メタボリックシンドロームは心臓病や2型糖尿病、脳卒中の原因となる。研究者は「野菜を食べることで、これらの病気の危険性を下げることができる」と強調している。米国をはじめ世界中で、肥満やメタボリックシンドロームの急増は社会問題になっている。これらはインスリン抵抗性を引き起こし、2型糖尿病の発症や進展につながる。「生活スタイルをどのように改善すれば、これらの病気を効果的に予防・治療できるのかを調べるのが研究の目的だ」と論文の第1著者であるロマリンダ大学のNico S. Rizzo博士は話す。
米国では「高血圧」、「低HDLコレステロール」、「高血糖」、「高中性脂肪」、「ウエスト径の異常」という5つの危険因子のうち3つ以上が該当する場合に、メタボリックシンドロームと判定される。
研究者らは、「野菜をよく食べるかどうか」と「メタボリックシンドロームの有病率」の関係を調べた。その結果「野菜をよく食べる人」ではメタボリックシンドロームの有病率が一番低かった。
また、野菜をよく食べる人ではHDLコレステロール以外の、中性脂肪、血糖、血圧、ウエスト径の数値が改善していた。年齢、性別、人種、身体活動、消費カロリー、喫煙、飲酒の影響を考慮し解析した後も、この傾向は変わらなかった。
研究の参加者の35%は菜食主義で、平均年齢は野菜をあまり食べない人より3歳高かった。研究者は「年齢が少し高いにもかかわらず、野菜を食べる人は中性脂肪、血糖値、血圧値、ウエスト径、BMI(体格指数)が低くおさえられていた」と述べている。菜食主義とまでいかないが野菜を食べている人でも、肉を毎回食べる人に比べるとウエスト径やBMIが低下していた。
「野菜をよく食べる人と食べない人とでは、どれだけ違いがあるかよく分かっていなかったが、今回の研究で有意差があることが分かった。メタボリックシンドロームを予防するために、食事や生活スタイルを改善することが大切であることがあらためて示された」とRizzo博士は話す。
日本生活習慣病予防協会 2011/5/20
健康のために野菜は欠かせません。菜食主義とまでいかなくても、毎日適量をバランス良く食べればいいのです。野菜はビタミン、ミネラル、食物繊維の量が他の食品よりも豊富です。また、野菜や果物に多く含まれる「色素」や「香り」や「辛み」などの成分は、様々な機能を持っている栄養素として注目されています。その作用の一つが抗酸化作用です。抗酸化成分が体の老化を防いでくれるのです。野菜を食べることにより、ビタミン・ミネラル・食物繊維・「色素」「香り」「辛み」の成分など、様々な栄養素を摂取でき、それらが複合的に働いて、生活習慣病や老化を防いでくれるのです。
店長
日本人や中国人、韓国人など東アジアの人約5万人のゲノム(全遺伝情報)を解析し、高血圧に関連する場所を13カ所見つけたと、国立国際医療研究センター研究所(東京都)などの国際チームが16日付の米科学誌ネイチャージェネティクス電子版に発表した。
同研究所によると、欧米人を対象とした報告はあるが東アジア人では初。欧米人にはない場所も見つかり、人種に応じた新たな治療や予防、診断法の開発につながる可能性があるという。
チームはまず、東アジアの約2万人のゲノムを調べ、高血圧と関連しそうな約240カ所を発見。別の約1万人を調査して関連性の強い場所だけに絞り込み、さらに別の約2万人で確かめた。計13カ所が高血圧と関係することが判明。うち6カ所は今回の調査で初めて関連が明らかになった。
産経新聞 2011/5/16
世界の成人の4人に1人が高血圧とみられています。自覚症状はほとんどありませんが、脳梗塞や心筋梗塞といった心血管症や動脈硬化症の原因となるので要注意です。上記の記事のように高血圧と遺伝子の関係が解明されつつありますが、遺伝だけではなく、生活習慣との相互作用で高血圧が発症すると言われています。逆に言うと、高血圧の遺伝子を持っていても、生活習慣をよくすれば高血圧になりにくくなるともいわれています。
店長
20歳の時から10kg以上も体重が増えたことのある人は、未診断糖尿病のリスクが大幅に上昇することが分かった。人間ドックを受診した男性1万7000人余を対象に検討した結果、明らかになったもので、筑波大学の斎藤あき氏らが札幌で開催されている日本糖尿病学会で発表した。
斎藤氏らは、20歳時の体重や生涯最大体重などの体重歴が、未診断糖尿病または糖尿病前症患者を発見する指標となる可能性を大規模横断調査により検討した。
問診票により20歳時体重と生涯体重を調査し、現在と20歳時点、さらに最大BMIなどの肥満度、20歳時点から現在までの体重増加量や20歳時点から最高体重までの体重増加量などの体重変化について調査を行った。その結果、20歳時点の体重と最大体重との差が5kg増加するごとに、未診断糖尿病は39%、糖尿病前症は25%有意に上昇することが分かった。また、現時点のBMIでやせ型の人と肥満者に層別化して解析したところ、20歳の時から最大体重までの体重増加歴が10kgを超えた場合は、未診断糖尿病をやせ型の人で72%、肥満者では97%も上昇させることも明らかになった。これらの結果から演者らは、「最大体重や20歳の時の体重などの体重歴は、現在の未診断糖尿病や糖尿病前症を反映する有用な指標である」と結論した。
日経メディカルオンライン 2011年5月20日
20歳代前半の時の体重とほぼ変わらない高齢の方は意識的なカロリー制限の達人と言えそうです。このような方は常に体重のコントロールに気を配り、食事にも注意されている方が多いです。20歳代前半のときの体重プラス5kgまでが目安と言われています。難しいと感じる方は、間食を控えるだけでも摂取カロリー量は大きく違ってきます。20歳代前半の体重を維持するために、まず「1日3食」を厳守することから始めてみてはいかがでしょうか。
店長
75歳以上で身の回りのことを一人でできる人(自立高齢者)のうち、歯が10本以上残っている人の割合は、認知症の場合より2・2倍高いことが、佐賀県歯科医師会の調査でわかった。
同会では、早めの口腔(こうくう)ケアが認知症予防に効果があるとみて、関係機関と連携して啓発を進めている。佐賀県歯科医師会は2008年から10年にかけて、県内の75~84歳の計682人(男性278人、女性404人)を対象にアンケートを実施。このうち、自立高齢者は587人で、認知症の人は95人。認知症のため自ら説明できない人には、介護者から聞き取りした。その結果、歯が10本以上残っている人は、自立高齢者が49・6%だったのに対し、認知症の人は半分以下の22・1%にとどまった。「硬いものがかめるか」という質問でも、「かめる」と答えたのは、自立高齢者が70%で、認知症の人は40%。自立高齢者の65・4%は入れ歯をしているが、認知症の人は35・8%と低かった。
同会では、実際にそれぞれの口腔状態を調べたうえで、北九州市にある九州歯科大の柿木保明教授(摂食機能リハビリテーション学)にデータの分析を依頼。柿木教授は「要介護度が進んでいる人ほど、口腔機能が低下していた。認知症の進行とも因果関係があると推測される」との見解を示した。
結果を踏まえ、歯科医でなくても、口の中の清潔度や病気などを確認できるチェックシートを1500部作成し、県内の保健所や介護施設などに配った。
読売新聞 2011/5/23
早い内に、虫歯や歯周病の治療を行ったり、入れ歯を入れたりして、噛む機能を維持すれば、認知症の予防をしたり進行を遅らせたりできる可能性があるといわれています。良く噛むことによって脳の中で記憶を司る海馬という部分が刺激され、脳が活性化するのだそうです。高齢者の方に歯の定期健診を受けることや早めのケアを促せば、認知症は予防できます。
店長
さまざまな病気の原因になりうる「ストレス」。
日本人は外国の方と比べると、感情を表に出さない国民性であると言われています。
他の国を眺めてみると、ストレスの多い社会を、逞しく楽しく生きている人々がいます。
日本人と最も違う点は、喜怒哀楽の感情を必要以上に抑えない、
等身大の自分と周囲の環境を愛する、などです。
笑う、泣くといった素直な感情を発散させれば、交感神経の緊張が緩和され、
心と身体がリラックスした状態になります。
大笑いや大泣きした後に、心地よい疲労感をおぼえ、ぐっすり眠れるのはこの効果です。
慢性的なストレスをためないためには、感情を抑えすぎず、おおいに笑い、
泣くことも大切なのかもしれませんね。
歯周病が動脈硬化症を悪化させるメカニズムを、新潟大学大学院医歯学総合研究科の山崎和久教授(歯周病学)らのグループが解明した。
歯周病の病原菌には、動脈硬化の原因の「悪玉コレステロール」を回収する力を持つ「善玉コレステロール」を減らす作用があることを突き止めた。世界初の成果といい、米電子版科学誌「プロスワン」で発表する。マウスを歯周病原細菌に感染させて、正常なマウスと比べたところ、歯周病のマウスは、血中の善玉コレステロールの量が半減した。また、大動脈の悪玉コレステロール蓄積面積が、正常のマウスの2・25倍となり、動脈硬化症が著しく悪化することが分かった。山崎教授は「歯周病の予防・治療が、動脈硬化症対策にも結びつく」としている。
読売新聞 2011/5/20
歯周病は、歯と歯ぐきの境目に「歯垢」がたまることによって、その中の細菌が感染し、歯肉に炎症を引き起こすものです。つまり「歯垢」は、細菌のかたまりで、これが何らかの原因で血流中に入り込むと、より強い病原性を持つようになります。このような細菌が動脈硬化を引き起こす原因になると言われています。「歯垢」がたまらないよう、お口のケアを心がけたいものです。
店長
一過性脳虚血発作は、「脳梗塞の前兆」として知られる疾患。「片腕の力がだらんと抜ける」、「舌がもつれる」などの症状がある。
一過性脳虚血発作を起こした人の多くで、脳梗塞を起こすおそれがあることが知られており、医療機関での早期発見・治療が重要となる。
製薬企業のサノフィ・アベンティスのアンケート調査によると、脳梗塞については、ほとんどの人(99.7%)が認知している一方で、一過性脳虚血発作を知っている人は5.8%と少なかった。
一方で、加齢にともない増える「舌がもつれる」、「歩きづらく片側に倒れそうになる」といった一過性脳虚血発作の症状を経験したことのある人は13.3%と高い割合を示した。一過性脳虚血発作が脳梗塞の前兆であるという認識も低かった。調査は今年3月に、福岡県在住の40代以上の男女618名を対象にインターネットで行われた。国立病院機構九州医療センターの岡田 靖・日本脳卒中協会福岡支部長は、「脳梗塞やその前兆についての知識は広まっているが、一過性脳虚血発作のように一過性で症状が無くなった場合も、治ったと安心して受診しないのではなく、疑わしい症状があれば、まずかかりつけ医を受診してほしい」と述べている。
日本生活習慣病予防協会 2011/5/12
高血圧や糖尿病から引き起こされる脳梗塞や心筋梗塞、その前兆はほとんどなく、急に死にも至る合併症に襲われるので、高血圧や糖尿病は、「サイレントキラー」(静かなる殺し屋)ともいわれます。一過性脳虚血発作のようにその前兆があって、近いうちに脳梗塞になるかもしれないという警告があれば、注意を払えると思います。「片腕の力がだらんと抜ける」、「舌がもつれる」などの症状を感じたら、要注意ですね。
店長
戦国時代の武将や著名人も健康管理には気をつけていた・・という健康にまつわるエピソードを紹介しましょう。戦国時代の平均寿命は20歳前後であったと推定されていますが、武将達は60歳くらいまで生きた人が多いのです。
たとえば88歳の天寿をまっとうした室町時代中後期の武将 北条早雲は、「早雲寺殿二十一か条」という家訓を残しています。これには仏神を信じること、早寝早起き、嘘をつかない、乗馬に親しむといった細かな心得が記されているそうです。この二十一か条の中では食生活についても随所で触れていて、北条早雲一族が重宝していたのはカツオだとのこと。カツオは「戦にカツ」と縁起をかついでのこともあったそうですが、滋養強壮作用等の効果を食経験上、体得していたのでしょう。
伊達政宗によって研究された「仙台味噌」は、コレステロールを調整し、動脈硬化の予防に効果的といわれています。武田信玄は一人で熟考する場所としてトイレを使っていたとか。消臭に使っていたのが「沈香」といわれるお香で、これは現代のアロマテラピーに通じますね。最近では歴史を愛好する女性「歴女」なる方々も出現し、戦国武将は私たちにとってより一層身近で親しみやすい存在になっています。戦国時代から伝わる昔ながらの伝統食材には多くの健康パワーがあるのだと思い知らされます。
店長
ひとさじ加えるだけで、料理をバージョンアップさせる「スパイス」。
香りを添えるだけでなく、食材の臭みを消して、美味しさを際立たせます。
また、スパイスで、味、香り、辛味、色をプラスすることで、塩分控えめの味付けでも
充分な満足感が得られるため、減塩効果も期待できます。
近頃は、豊富な種類のスパイスがスーパーで簡単に手に入りますので、
旬の食材に合わせてスパイスの香りを楽しんでみてはいかがでしょうか。
【バジル】
臭み消しや防腐作用、食欲増進、整腸作用も期待できます。
サラダ、スープ、パスタ、ピザなどのトマト料理。肉や魚料理全般に合います。
【ナツメグ】
独特の甘い香りは臭み消しに最適です。
加熱すると刺激性のある香りが弱まり、甘い香りが強調されます。
ハンバーグやロールキャベツなどの挽き肉料理や、グラタン、チーズフォンデュなどの乳製品を使った料理、
クッキーやケーキなどの焼き菓子にも合います。
糖尿病の人が血糖コントロール不良で、血糖値が高い状態が続くと、脳卒中や心筋梗塞といった動脈硬化を要因とする病気になりやすいことが知られている。糖尿病型では虚血性心疾患の発症リスクが正常群に比べ3倍に高まり、糖尿病予備群と呼ばれる境界群でも1.5倍に上昇することが、日本人3万人を対象の大規模臨床研究であきらかになった。
日本人の死因でもっとも多いのは「がん」、「心疾患」、「脳血管疾患」。日本人の約6割は3つの疾患のいずれかで亡くなる計算になる(2009年人口動態統計)。いずれも糖尿病とも関連の深い病気で、高血糖が続くとそうでない場合に比べ、発症の危険性が高くなるとみられている。
この研究は、日本人約3万人を約13年間、追跡して調査した多目的コホート研究「JPHC研究」。研究チームは岩手、秋田、長野、沖縄、茨城、新潟、高知、長崎、沖縄の9保健所管内に在住していた循環器病やがんと診断されたことのない40~69歳の男女約3万1000人に参加してもらい、2006年まで平均12.9年間、追跡して調査した。
期間中に266人で非致死性あるいは致死性の虚血性心疾患発症が確認された。虚血性心疾患の発症は男性で多く女性で少ない。虚血性心疾患の発症率を性別にみたところ、男性正常群に比べ、男性では境界群1.37倍、糖尿病群2.06倍となった(女性ではそれぞれ0.30倍、0.29倍、1.02倍)。また全虚血性心疾患の発症の割合は、正常群を1とした場合、糖尿病群で3.05倍に高まることが分かった。 空腹時血糖値100~125mg/dLの境界群でも1.65倍、心疾患の危険性は糖尿病境界型の段階でも高まることが示された。
糖尿病ネットワーク 2011/5/4
以前、日本人は欧米人に比べ、虚血性心疾患の発症率がかなり低いとされていました。欧米では糖尿病の人は虚血性心疾患を発症しやすいという研究報告が多数あります。しかし日本人でも虚血性心疾患の発症率が上昇してきました。日本人における血糖値と心疾患の発症との関連について不明の点も多かったのですが、今回の大規模研究で、糖尿病の方は虚血性心疾患にかかりやすいということがわかってきました。そのかかりやすさは、予備軍の方でも高く、糖尿病になればかなり高いといえます。空腹時血糖値やHbA1cという健康数値を常に測って、健康管理することが大事です。
店長
近年、駅や乗り物、公共施設での禁煙が進み、歩きたばこ禁止条例を定める自治体も増えています。
喫煙は健康の面から考えると、百害あって一利なし。
たばこの煙に含まれる一酸化炭素は、血管壁を傷つけて血流を悪くし、
ヘモグロビンと結合して血管内を酸欠状態にします。
その結果、LDLコレステロールが増えて動脈硬化が進行し、
心筋梗塞や脳梗塞を発症しやすくなってしまいます。
禁煙するとき、まず節煙からと1日の本数を減らそうとする人がいますが効果的とは言えません。
ニコチン量を補おうと身体が無意識に反応し、つい根本まで吸ってしまったりするからです。
禁煙の成功率が高いのは、きっぱりと断つ「断煙」です。
最初は辛いですが、禁断症状はほぼ1週間でおさまり、体調も少しずつ良くなってきます。
食事で食物繊維を十分にとると、心疾患などによる死亡リスクが低下することが、米国の9年におよぶ研究であきらかになった。米国立がん研究所などの研究者らが今年2月に発表した。
食物繊維は、腸で消化されない食物中の難消化性成分で、消化されないのでエネルギー源にならない。食物繊維は、穀類や小麦ふすま、全粒粉、玄米、雑穀、野菜、豆、海藻、きのこ類などに多く含まれる。食物繊維の生理的機能は、生活習慣病との関連で注目されている。これまでの研究で、食物繊維を十分にとると血中コレステロール値や血圧値、血糖値が改善し、心臓疾患の発症や死亡、2型糖尿病などの危険性を減らすと報告されている。今回発表されたのは、米国で行われた「米国立衛生研究所(NIH)・全米退職者協会(AARP) 食事と健康研究」の参加者(男性21万9123人、女性16万8999人)のデータを解析したもの。1995年と1996年の健康・栄養調査と全米死亡率統計(National Dealh lndex Plus)のデータをもとにしている。
参加者の食物繊維の摂取量は、男性13~29g/日、女性11~26g/日だった。9年以上の追跡期間に、男性2万126人、女性1万1330人が死亡したが、食物繊維を多くとっていると、男女ともに総死亡リスクが低下する傾向がはっきりと示された。食物繊維摂取量のもっとも多い男女2割(男性29.4g/日、女性25.8g/日)では、摂取量のもっとも低い群(男性12.6g/日、女性10.8g/日)に比べ、総死亡リスクが22%低いという結果になった。
心血管疾患、感染症、呼吸器疾患については、食物繊維の摂取量が多いと、男性は24%~56%、女性は34%~59%の死亡リスクの低下が見られた。また、男性では、がんの死亡のリスク低下が認められた。
糖尿病ネットワーク 2011/5/6
アメリカでの食物繊維の研究は進んでいて、「米国人の食事ガイドライン」でも「野菜・果物・全粒粉など、食物繊維を豊富に含む食品をとること」を勧めています。実際朝食にシリアルを食べている人多いです。
日本人の食事摂取基準(2010年版)では、食物繊維の目標量は、18歳以上では1日あたり男性19g以上、女性17g以上とされています。しかしながら、食物繊維摂取量は10~40代でかなり少なく、また最も摂取量が多い60代でも目標量にわずかに達していません。とはいえ現実に目標の食物繊維を摂るためには野菜ならかなりの量を食べなければなりません。お手軽なのは玄米です。最近人気の玄米や胚芽米ですが、玄米にも多くの食物繊維が含まれています。その量は白米の約6倍ですので、白米を玄米に変えるだけで多くの食物繊維を摂ることが可能です。
店長
総務省統計局は、子供の数(15歳未満人口)を推計した。子供の数は30年連続して減少しており、2011年は前年に比べ9万人少ない1693万人(男子が868万人、女子が825万人)だった。子供の総人口に占める割合は13.2%で、37年連続で低下した。
子供の割合は、1950年には総人口の3分の1を超えていたが、第1次ベビーブーム期(1947年~49年)の後、出生児数の減少を反映して低下を続け、1965年には総人口の約4分の1に減った。その後、1965年代後半には第2次ベビーブーム期(71年~74年)の出生児数の増加によってわずかに上昇したものの、75年から再び低下を続け、97年には65歳以上人口の割合(15.7%)を下回って15.3%となり、2011年は13.2%(前年比0.1ポイント低下)で過去最低となった。
子供の割合は諸外国と比べても最低水準で、米国(20.1%)、中国(18.5%)、フランス(18.5%)、イギリス(17.5%)、韓国(16.2%)、イタリア(14.1%)、ドイツ(13.5%)よりも低い。一方、65歳以上人口は増加しており、2010年は前年に比べ382万人多い2958万人だった。総人口に占める割合は23.1%。65歳以上の割合は1990年は12.1%だったので20年で約2倍に増えた計算になる。
日本生活習慣病予防協会 2011/5/9
記事によるとここ36年の間で子供の総人口に占める割合は、20%も低下しています。急激な減少ですね。65歳以上の割合は、ここ20年で11%増加しています。すごいスピードで少子高齢化がすすんでいます。少子高齢化の具体的な解決策は何でしょう?国からちゃんと示されていないのでは?と思います。
店長
がんは、30年間、日本人の死因第1位を独走しています。しかし、先進国でがんの死亡率が上昇しているのは日本だけです。その理由は、いろいろあるでしょうが、食事や栄養面の原因が大きく、世界に立ち遅れているためと思います。がんは運・不運や遺伝ではなく生活習慣病だから、習慣を変えることで防げますし、治すこともできる時代になってきました。成人の体内には毎日数千個のがん細胞の芽のようなものが発生しているのがわかっています。人体には優れた免疫システムが備わっていて、がんにならないようバランスをとっています。しかし、栄養の不足や偏りによる代謝異常が長く続くと、がんを引き起こしてしまうと言われています。食習慣を改善することでがんは予防できるという考えが広まっています。注意点を以下に記します。
(1)塩分制限、なるべく食塩を使わない
(2)動物性タンパク質、脂肪を制限する
(3)野菜と果物を大量に摂る
(4)主食は玄米や胚芽米に。いも、豆類を積極的に摂る
(5)ヨーグルト、きのこ、海藻を摂る
さらに、禁煙、節酒、腹八分目、快眠、運動もがんを予防し、治療するための免疫力を向上させ、自然治癒力を高めるそうです。
店長
世界保健機関(WHO)が発表した2011年版「世界保健統計」によると、日本人の平均寿命は前年と同じ83歳で欧州のサンマリノと並び加盟193か国中1位を維持した。調査は09年に実施。日本は、女性が前年と同じ86歳で、2位のスペイン、フランスなどの85歳を抑えて単独首位を維持した。男性は、前年より1歳増えて80歳となり、スイス、アイスランドなどと並び2位だった。1位は、サンマリノの82歳だった。平均寿命が最も短いのは、アフリカのマラウイの47歳だった。
読売新聞 2011/5/14
日本人の平均寿命はいつ頃から延びたのでしょう?江戸時代後期では、平均寿命は30歳代半ばだったそうです。昭和の初め頃で40歳前半、第2次対戦の2年後の昭和22年で50歳前半になったそうです。女性の平均寿命が60歳を超えたのが昭和26年、70歳を超えたのが昭和35年、80歳を超えたのが昭和59年と、戦後約40年で著しく平均寿命が延びました。
昭和20年代までの延びの要因は「乳幼児の死亡率の減少」、戦後の延びの要因は「結核・脳卒中の激減」と「食生活の改善」と言われています。人生80年と言いますが、生活の質(QOL:クオリティ・オブ・ライフ)の問題が今は求められています。普段、元気な時に、老後や死の問題を当事者意識で考えることが必要でしょう。
店長
最近、映画にもなった「南極料理人」。
ゴミを絶対に出さない、驚きの使いまわし料理や、限られた食材で無駄なく
使いきる技は、是非見習いたいところです。
すぐにでも真似できるおすすめ料理は、「具だくさん野菜スープ」です。
まず、冷蔵庫に残っている野菜を何でも入れて、コンソメベースの野菜スープをたっぷり作ります。
1日目は、野菜スープとして野菜本来の味をじっくり味わい、その後はご飯にかけて
「スープかけごはん」にしたり、カレー粉を加え「カレーライス」にすることもできます。
他にも、牛乳とアサリを加えて「クラムチャウダー」、トマト缶とベーコンを加え
「ミネストローネ風」、味噌を溶いて「洋風味噌汁」など、
アイディア次第でまだまだ可能性が広がりそうです。
材料も時間も無駄にしない「南極料理」、今後も注目されていきそうですね。
日本臓器移植ネットワーク(移植ネット)は、刈谷豊田総合病院(愛知県)で、改正臓器移植法に基づく親族への優先提供によって、心臓死した40歳代の女性から20歳代の長女に腎臓が移植されたと発表した。
改正法は2010年1月に一部が施行され、心臓が止まった人や脳死になった人の体の一部を、本人の意思に基づいて親族に優先的に提供できるようになった。親族優先提供は、角膜では2例あるが、角膜以外の臓器の提供は初めて。移植ネットによると、女性は脳血管障害で治療を受けていた。4月下旬に主治医から蘇生が困難との説明を受けた家族が、女性の臓器提供意思表示カードを発見。女性は10年11月、カードに脳死後と心停止後に臓器を提供する意思を記載。心臓、肺、肝臓、膵臓(すいぞう)、小腸、眼球の提供はしないことも記し、特記欄に「親族優先」と書いていた。移植ネットは、戸籍で親子の関係を確認。家族には、移植の公平性から第三者間での移植が基本であることも説明したという。女性の長女は、慢性の腎不全で透析を受け、移植の待機患者として登録していた。腎臓は、7日に社会保険中京病院(愛知県)で移植された。もう片方の腎臓は、通常の手続きを経て、別の患者に提供される。
朝日新聞 2011/5/7
ドナーカードとも呼ばれる「臓器提供意思表示カード」は、自らの臓器提供に関して意思を表示するためのカードです。心停止で死亡と診断された場合に自分の臓器を提供する・しないの意思を表示することができます。心停止となったときに、家族には臓器提供するかどうかの葛藤が起こる場合が多く、時間があまりなく判断を求められるときがあります。本人が意思表示をしていれば、本人がゆっくり考えてのことなので、考える時間をくれたのと同じことと思います。日本全国の郵便局、都道府県庁、運転免許試験場、市町村役場、保健所、コンビニエンスストアなどで手に入れることができます。家族や後に残る方のこと思い意思表示しやすい時代になりました。
店長
先人の知恵が込められたおいしい保存食、梅干し。
6月ごろから流通する梅干し用の半熟~黄熟梅を使って、
漬ける→色づける→干す・寝かすの行程を経てできあがります。
手作りの味は家庭によってもさまざまで、手塩にかけたオリジナルの味はご飯のお供にぴったりです。
また、梅干しは栄養満点の健康食でもあります。
梅に含まれるクエン酸には、疲れの原因である乳酸を抑える働きがあるので、
元気回復に効果が期待できます。
また、クエン酸の酸っぱさは、胃腸の消化酵素の分泌を活発にするので、
お腹の調子を整え食欲増進に役立ちます。
胃の保護作用もあるので、二日酔いにも効果が期待できます。
さらには、腐敗や食中毒を防ぐ抗菌作用ももっています。
高齢者では食事療法と運動療法を組合わせて行うと、身体能力が改善し体力低下も抑えられ、もっとも効果が大きいとする研究が米国で発表された。食事と運動のどちらか一方を行うよりも、両方を行った方がより良い成果を得られるという。
米国では肥満が、若い世代と同様に、高齢者でも増えている。65歳以上の人の約2割は肥満で、その割合はベビーブーマーが高齢化するにつれ上昇するとみられている。体重増加の原因として、日常での身体活動の減少、乗用車の普及などで歩く機会がなくなっていること、身体能力や体力の低下などが指摘されている。高血圧症や心疾患、糖尿病などのある高齢者が、安全に運動をするために配慮が必要となるが、これに肥満が重なるとさらに運動療法を行いにくくなる。
「年配の方が肥満によって身体能力が低下すると、転倒や寝たきりの原因になり、結果として生活の質(QOL)の低下をまねきやすい。肥満は高齢者でも増えている。より健康に、より自律的に生活していくのを支援する方法をみつけることが重要だ」と米ワシントン大学医学部のDennis T. Villareal氏(老年・栄養学)は話す。研究は、65歳以上の肥満者(BMI30以上)107人の参加を得て、1年間にわたり行われた。もともとは肥満のある高齢者での食事療法と運動療法を別々に検討するのが目的で、参加者を(1)食事療法による減量を行う群、(2)運動療法を行う群、(3)食事と運動を組合わせて行う群、(4)どちらも行わない群に無作為にふり分けて比較した。
食事療法の群では、低カロリー食による減量支援、運動療法の群では、バランスワーク、レジスタンス運動、有酸素運動を含む週3回の運動指導が中心となった。その結果、身体能力のベースラインからの改善率は(1)は12%、(2)は15%だった。しかし、もっとも身体能力が向上したのは(3)の食事療法と運動療法を組合わせて行った群で、なんと21%も向上した。
身体能力テストは50フィート(約15メートル)のウォーキングや日常の動作(コートを置いたり移動させる、椅子から立ち上がる、ペニー銅貨を拾う、階段上り、本を持ち上げる)などで行った。さらに、トレッドミルを使ったウォーキングでの最大酸素消費量の測定も行った。食事と運動を行った参加者の改善率は平均17%でもっとも高く、食事のみの群は10%、運動のみの群は8%にとどまった。
研究チームは生活の質(QOL)のスコアについても調査を行った。ここでももっとも大きく改善したのは食事と運動を組合わせて行った群で、食事のみの群が10%、運動のみの群が14%だったのに比べ、15%も改善した。筋力、平衡感覚、歩行機能についても、一貫して改善していた。
日本生活習慣病予防協会 2011/4/22
運動と体重コントロールを組み合わせて行うことで長く健康でいられるのです。肥満のある年配の方では、心臓病や脳血管疾患の危険性が高くなります。このような方は、ウォーキングだけでなく、身体能力を改善するようなトレーニングもいいのです。コインを拾うような動作や腕・ヒザの上げ下げなどを繰り返すのもいいですね。後は記事にあるとおり、食事療法との組み合わせです。
店長
野菜などに含まれる食物繊維と、ヨーグルトなどの善玉腸内細菌によって作られる「短鎖脂肪酸」が、生体内でのエネルギーのバランスを調節する役割を果たしていることを京都大大学院薬学研究科の辻本豪三教授らの研究グループが突き止め発表した。肥満や糖尿病の予防・治療につながる成果で、米国科学アカデミー紀要に近く論文が掲載される。
研究グループによると、短鎖脂肪酸が交感神経にある「GPR41」という受容体を活性化。摂食後のエネルギー過剰時には、GPR41が交感神経を刺激してエネルギー消費を増大させる。一方、飢餓状態の際はケトン体という物質が肝臓で合成され、ケトン体がGPR41を通じて交感神経を抑制し、エネルギー消費を減少させる。遺伝子改変マウスの実験で調べた。研究の中心となった京大大学院薬学研究科の木村郁夫助教は「食物繊維の多い野菜、ヨーグルト、乳酸飲料の摂取が体にいいことが一つ証明された。肥満や糖尿病の治療薬などの開発につながる可能性もある」としている。
産経新聞 4月26日
全粒粉や野菜など食物繊維の多い食品や、ヨーグルトや発酵食品をとると体にいい理由のひとつが解明されました。単に便秘にいいというわけではありません。肥満や糖尿病をはじめとする生活習慣病予防・治療に役立つことがわかっていました。その他にも免疫力を上げたり、神経系を活発にしたりと、食物繊維と善玉菌によって腸の調子がよくなると体調全体がよくなることがわかっています。とにかく腸内の調子は、体全体の調子を反映すると言っても過言ではありません。
店長
余暇運動に積極的に参加する女性は、しない人にくらべ、乳がんになりにくいことが、日本人女性約5万人が参加して行われた大規模研究であきらかになった。研究者らは「とくに閉経後の女性、また太り気味の女性では、週1回でも余暇に運動をとりいれることが、乳がん予防につながる」としている。
この研究は、日本人女性約5万人を約14年間、追跡して調査した多目的コホート研究「JPHC研究」。研究チームは1990年と1993年に、岩手、秋田、長野、茨城、新潟、大阪、高知、長崎、沖縄の10保健所管内に在住していた40~69歳の女性約5万人に参加してもらい、生活習慣についての調査を行った。参加者に仕事のほかに行うスポーツや運動(余暇運動)の頻度について質問し、「月3日以内」、「週1~2日」、「週3日以上」の3グループに分け、1日当たりの「総身体活動量」を調べた。その結果、女性では、余暇運動の参加頻度が高いほど、乳がんになりにくいことが確かめられた。余暇運動の参加が「月3回以内」の群に比べ、「週3日以上」の群では、乳がんリスクが約3割低くなっていた。運動による乳がんリスクの低下傾向は、閉経前女性でより強いことも分かった。
また、がん細胞を調べホルモン受容体があると確認された(ホルモン受容体陽性)乳がんでは、運動頻度の高いと乳がんリスクが低下する傾向があることも分かった。一方、総身体活動量による乳がんリスクの低下は、とくに閉経後の女性ではっきりとは示された。
研究チームは、体重と身長から算出する体格指数(BMI)で対象者を2グループに分け比べた。運動によるリスク低下は、BMI25未満の標準体重のグループでははっきり示されなかったが、BMI25以上のグループでは、余暇運動の参加頻度が「月3回以内の群」に比べ「週1回以上の群」では、乳がんリスクが4割低下することが分かった。
日本生活習慣病予防協会 2011/5/1
運動に積極的に参加する女性は、しない女性に比べ、乳がんになりにくいことを裏付ける結果になりました。記事中の余暇運動とは、テニスやゲートボールなど楽しみを伴う運動のことです。余暇運動には、免疫機能を改善したり、体脂肪を減らして閉経後女性の女性ホルモン(エストロゲン)濃度を下げることで、乳がんを予防する可能性があると考えられています。特に閉経後の女性、また太り気味の女性は、週1回でも余暇運動をとりいれることで、乳がん予防につながるそうです。乳がん予防のために、余暇運動を積極的に生活習慣に取り入れてほしいですね。
店長
中高年期に訪れる更年期障害は、女性だけのものと思われがちですが、テストステロンと呼ばれる男性ホルモンの低下により、男性でも更年期障害が起こることが分かってきました。男性ホルモンは、男性としての体作りに欠かせない働きをしていて、お腹に内臓脂肪がつくのを抑え、動脈硬化を防ぎます。一方で、集中力や記憶力など脳の働きにも関係するため、テストステロンの低下が肉体的にも精神的にもダメージを与えてしまうそうです。テストステロンは加齢により減少し、ストレスに弱いことでも知られています。
40代や50代で仕事の環境が変わり、一人で過度なストレスにさらされると、テストステロンは急激に減少します。特に個人プレーで孤独な戦いを強いられている人ほど、男性更年期障害になりやすいようです。仕事で個人プレーをしていると、よい業績や成果を上げているうちは、士気が高揚していて男性ホルモン値は高いのですが、昨今のように不景気の影響で、職場環境も急変しやすい時期には、なかなか思うようにいかず、ストレスも溜まりやすくなります。テストステロンが急に低下する40、50代には管理職に昇格する人も多く、一人で過度なストレスにさらされます。男性ホルモン値が低下すると肉体的にも精神的にもダメージを受けます。疲れが取れないからと内科を受診しても、『異常なし』とされ、筋肉が痛いと整形外科を受診しても『異常なし』と言われ、その結果、ようやくメンズヘルス外来を訪れる方が増えています。解決策として最も重要なのは個人プレーに走らず、一人でストレスを抱え込まないことです。酒を飲んで男同士がコミュニケーションし、悩みを語り合うことは、やはり男性ホルモンの観点からも大切なのかもしれません。
店長
今日5月5日は「こどもの日」です。
「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」
という趣旨で、国民の休日となっています。
こいのぼりや五月人形を飾って、力強く元気な子供たちの成長を願い、
また、悪いことが起こらないようにと「ちまき」を食べます。
ひとつひとつに大事な意味が込められていることを、私の息子たちも伝えていきたいと思います。
【子どもの日に縁起のいいもの】
○カツオ・・・・・・「勝男」にかけられています。
○ブリ・・・・・・・出世魚といわれ、縁起がいいとされています。
○鯛・・・・・・・・「めでたい」とかけられています。
○たけのこ・・・・・すくすく成長するという意味があります。
○柏餅・・・・・・・柏の葉は新しい芽が出てこないと古い葉が落ちないということから、
家が絶えない、後継ぎが絶えないとされています。
○菖蒲湯・・・・・・・菖蒲湯に入ると、病気にならないと言われています。
朝に発症した心臓発作は、ほかの時間帯に発症したものよりも重症である可能性が高いとする研究成果が、英医学誌「Heart(心臓)」に掲載された。
スペインの研究チームは、2003~09年に心筋梗塞(こうそく)でマドリード(Madrid)の病院に入院した患者811人について、血中の酵素レベルを調べ、心筋への血液供給が阻害されることによる組織の壊死(えし)、つまり梗塞の範囲を測定した。午前6時から正午の間に発症した患者は269人いたが、このグループの梗塞は、午後6時から午前0時の間に発症したグループに比べて21%大きかった。
ちなみに被験者の75%以上が男性で、平均年齢は62歳だった。
今回の研究は、概日リズム(体内時計)が血圧、心拍数、心拍出量、心血管細胞の機能など、心臓に多方面で影響を及ぼすことを示したこれまでの研究に、新たな証拠を加えるものとなった。研究者らは、今回の結果は心臓病治療薬の効果を評価する上で役立つはずだと述べている。
AFPBB News 2011/04/27
午前中におきた心臓発作は、午後や夜におきた場合より深刻であるようです。心臓発作は睡眠から目覚める時間帯で起きやすいことが知られています。人間の体内時計は心臓発作と関係があって、睡眠から目覚める時に心臓血管にダメージを与えることが分かっています。しかしながら、心臓発作は、発生した時刻にかかわらず、素早い治療が重要です。治療が早いほどダメージは少なくなります。
店長
薄着になる季節になりました。
私どものお客様の中には、ダイエットや健康管理のためウォーキングや
ジョギングなどの有酸素運動を続けているという方がたくさんいらっしゃいます。
長年の日課として楽しんでおられる方がいる反面、健康に良いことだと
わかっていても、ひとりで行うものは単調になりがちで、
ときにはやめたくなってしまうこともあるといった内容のお便りを目にすることもあります。
そんなときにおすすめしたいのが、仲間と一緒に行うゲーム性のある運動です。
人には多少の差はあれ、「競う」という本能があり、それが適度であれば楽しく続けることができます。
一例としては、卓球、テニス、バトミントンなどです。
これらのスポーツは、プロ競技としてはハードですが、軽い打ち合い程度であれば、
下半身の筋肉を鍛えながら、エネルギーを消費する適度な有酸素運動になります。
外で過ごすことが心地よい気候になりましたので、友人や家族を誘ってスポーツを
楽しんでみてはいかがでしょうか。
楽しみながら、汗を流す・・・・・。
健康管理のためだけでなく、大切な人との絆も深めることができそうですね。
糖尿病患者の4割以上が「通院・治療を中断したい」と感じたことがあり、その理由は「医療費の負担」、「血糖コントロールの不良」、「時間をとれない・忙しい」が多い――糖尿病ネットワークの調査でこんな実態があきらかになった。調査は、糖尿病ネットワークが昨年2011年2月にメールマガジンで行ったもの。糖尿病患者・家族376人と医療スタッフ85人が回答した。
通院・治療をやめたいと考えたことのある患者の割合は44%だった。通院を中断しないまでも「休みがちになったことがある」という患者は24%に上った。通院を中断したくなった理由で、もっとも多かったのは「医療費の負担」(62%)。以下は「血糖コントロールがうまくいかない」(40%)、「時間をとるのが難しい、仕事を休めない」(26%)、「主治医・医療スタッフとの相性」(25%)、「診察の待ち時間が長い」(22%)が続いた。糖尿病の治療中断には、血糖コントロールの悪化や、糖尿病合併症の進展など、多くの危険性がともなう。患者の87%はそのことを「知っている」と回答した。
自由回答では次のような意見が寄せられた。
「現在の通院先にはマイカーで通っているが、高齢になり運転が難しくなってきた。近所の医院に変えたいのだが、主治医には言いにくい。」 「治療が必要であることを理解しているが、糖尿病の新薬の負担額が高く、後発薬が少ないのはつらい。」 「糖尿病以外の高血圧などの治療薬の処方では、安い後発薬に変えてもらいたい。」
合併症の症状が出てきたときに絶望感や孤独感を強く感じた。看護師さんのおかげで最悪の状態にならずに済み、治療も中断しなかった。あの看護師さんがいなかったらと思うとこわい。患者の精神面へのフォローは重要と感じている。
国民健康保険料と国民年金料を負担しながら治療を続けるのはつらい。現在、診療してもらっている病院では、主治医・看護師が患者1人ひとりに合わせて指導してくれているのを理解している。以前、通院していたところは、医者・看護師の意見の押し付けが多く、患者の要望を聞いてもらえなかったと感じている。
医療スタッフが、糖尿病患者が治療を中断する理由として、もっとも多く回答したのは「時間をとるのが難しい、仕事を休めない」(88%)だった。次いで「医療費の負担」(69%)、「治療をやめても変わらない」(65%)、「予約日をキャンセルして行きづらくなった」(45%)と続いた。また治療を中断する患者は、性別では「男性」に多く(男性71%、女性11%)、「30代以上の働き盛り世代」に多い(84%)と指摘している。生活環境では「一人暮らし・独身」(64%)、治療内容では「食事・運動療法のみ」(54%)と比較的軽症の患者で多いと感じている。
糖尿病ネットワーク 2011/4/25
日本でも経済的な理由で受診が困難になる患者さんは増えているそうです。患者さんは基本的には通院に対する意欲をもっています。でも医療費、家族、通院手段など、外的要因のために通院を中断される患者さんが比較的多いという現実もあるようです。男性の糖尿病患者さんでは家族が協力的かどうかも通院状況に大きく影響するとみられています。治療中断により将来的な医療費の増大や合併症の進行があります。国の政策として、個々の患者さんの経済面も考慮した医療を提供する必要があると思います。
店長
世界保健機関(WHO)は、2008年に世界で亡くなった人の約6割に当たる3600万人の死因が、糖尿病やがん、慢性呼吸器疾患といった「非感染性疾患」だったとする報告書をまとめた。東南アジアなどの中低所得国で広がっており、20年までに死者は世界で4400万人に膨らむと推計している。
報告書は、非感染性疾患を招く主な要因として(1)喫煙(2)運動不足(3)過度の飲酒(4)不健康なダイエット-を列挙。「中低所得国では急速な都市化に伴うデスクワーク労働者の増加で患者が増えている」と指摘し、これらの国での疾病拡大は経済成長の大きな足かせになると分析した。一方で「非感染性疾患のほとんどは予防可能だ」と強調。政府や民間、市民が協力し、疾患につながるアルコールやたばこの消費抑制を狙った課税強化、生活習慣の早期改善などに取り組むよう促している。
時事ドットコム 2011/04/27
WHOは非感染性疾患の要因として次の4つを挙げています。
(1)「喫煙」、(2)「運動や身体活動の不足」、(3)「過度の飲酒」、(4)「不健康な食事」
「生活習慣病が増えるのは、生活の豊かな富裕国であり、低・中所得の国ではあまり問題にならない。」という話は、もはや昔の話しで、今や生活習慣病で亡くなる方の約80%は、低・中所得の国に集中しています。疾患を発症することで経済的な負担が増え、それが不健康な生活習慣を増長し、さらに発症が増えるという悪循環を生みだしているのです。発症拡大は経済成長の大きな足かせにもなっているようです。
店長