コラム996 世界の肥満は30年で2倍に増加 国際研究で危険因子があきらかに
肥満は世界的に増加している。世界の肥満や生活習慣病の動向を調査した国際的な共同研究によると、肥満の割合は1980年から約30年間でほぼ2倍に増えたという。
研究は世界の約30ヵ国の300~900万人を対象に行われた健診や疫学研究の結果を解析したもの。体格指数(BMI)、血圧、コレステロール値が1980年と2008年の間でどれだけ変化したかを調査した。
この研究は、ビル&メリンダ・ゲイツ財団と世界保健機関(WHO)による資金提供を受け、インペリアル・カレッジ・ロンドンのMajid Ezzati教授や、ハーバード大学公衆衛生大学院のGoodarz Danaei博士らによって国際的な共同研究として行われた。結果は医学誌「ランセット」に発表された
研究によると、2008年の時点で世界の成人の10人に1人が肥満で、1980年と比べ約2倍に増えている。概算では2008年現在、男性成人の2億500万人が、女性の2億9700万人が肥満だという。女性では肥満傾向がより強くあらわれている。一方、高血圧に関しては、収縮期血圧140mmHg以上、拡張期圧90mmHg以上の高血圧の割合は、医療が発達している先進国では1980~2008年でおだやかに低下したが、人口増加と高齢化の影響を受け6億人から10億人に上昇した。男性では北米、女性ではオーストラリア・ニュージーランドなど南半球でより深刻な問題になっている。
日本生活習慣病予防協会 2011/2/18
BMI(ボディ・マス・インデックス)は、身長と体重から体格を示す数値で、肥満の指数として多く使われています。日本肥満学会の基準ではBMI25以上を肥満と判定しますが、WHOの判定基準ではBMI30以上を肥満と判定します。世界でもっとも平均BMI値の高い地域は太平洋諸島で34,アメリカが28,日本は24と、実は、日本は肥満が少ない国の一つなのです。でも生活習慣病は多い・・・。日本人は、肥満の方はもちろんのこと、肥満の一歩手前の方でも高血圧や糖尿病といった生活習慣病になりやすいのです。「ちょっとお腹が出てきたかな?」と思ったら要注意です。
店長
