コラム992 “的中9割”がん探知犬…患者の呼気嗅ぎ分け 白浜で5頭訓練中
がん患者の呼気を嗅ぎ分ける「がん探知犬」の訓練が、千葉県南房総市白浜町白浜の「セントシュガー がん探知犬育成センター」で行われている。英国の医学誌に掲載されたラブラドルレトリバーの探知犬「マリーン」(雌・9歳)は、9割以上の精度で嗅ぎ分けるというスーパー犬だ。
訓練では、健康な人の呼気を入れた袋を四つ、がん患者の呼気を入れた袋を一つ用意。それぞれ箱に入れ、マリーンに嗅ぎ分けさせる。マリーンが患者の呼気を入れた箱の前に座ると、センター所長の佐藤悠二さんはほめるようにマリーンの体をなで、「こいつの鼻は抜群の精度だ」とたたえた。
九州大医学部第二外科のグループが同センターと共同研究を行い、同様の方法で嗅ぎ分け実験を行ったところ、36回のうち33回、がん患者の呼気を選び、9割以上の精度が確認されたという。グループは、この結果を英国の医学誌「GUT」で「がん患者特有のにおいが存在することが探知犬を用いた実験で判明」と発表した。
グループの園田英人助教(40)は「同様の研究は英米でも行われているが、初めて明確にがん特有のにおい物質の存在を示せた。がんの早期発見や治療への応用につながれば」と期待している。
読売新聞 2011/2/22
がん探知犬というのを初めて知りました。記事中の飼育センターの方は、探知犬「マリーン」の臭覚の鋭さを幼犬の頃から見出していたそうです。「がん患者は特有のにおいを持つ可能性がある」という論文をこの方が読み、「マリーンなら嗅ぎ分けるのでは」とひらめいたそうです。全国の病院に電話をかけ、興味を示した都内の医師が、胃がんや大腸がんの患者の呼気を提供してくれ、訓練を繰り返すうちにがんの種類まで嗅ぎ分けられるようになったそうです。
店長











