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2011年1月

2011年1月31日 (月)

コラム964 20代女性34%がやせ過ぎ、 男性全体37%肥満 健康・栄養調査の結果

栃木県健康増進課がまとめた2009年度県民健康・栄養調査の結果で、20歳代の女性の3人に1人が「低体重」であることがわかった。
背景にはダイエット志向の高まりがあるとみられるが、やせ過ぎた女性は低体重児を産みやすいとも言われており、同課は「無理なダイエットは控えて」と呼びかけている。
調査は09年11月から10年2月にかけ、県内在住の3054人を対象に行った。回収率は89・8%。「低体重」と判定されるのは、体重(キロ・グラム)を身長(メートル)の2乗で割った「体格指数(BMI)」18・5未満の人。20歳代女性のうち、低体重の該当者は34・4%で、前回03年度調査の17・9%から大きく上昇した。女性全体では低体重が11・0%(前回比2・6ポイント増)となっており、年齢階級別で20歳代の低体重比率が突出して高かった。
一方、男性は太り気味の傾向にあることも明らかになった。BMI25・0以上の「肥満」は、60歳代で47・7%(13・5ポイント増)、40歳代で44・7%(11・4ポイント増)に上った。男性全体では37・8%(9・2ポイント増)が肥満だった。
読売新聞 2011/1/21

若者のダイエット志向は悪い生活習慣を招いているようです。朝食欠食率を見ると、15~19歳男性で31・6%、20歳代男性で32・4%です。特に若い男性に朝食を抜く傾向が急速に広まっています。これが肥満の原因ともいわれています。「やせ過ぎ」「肥満」、食習慣の悪さが体型に現れ、それが健康にも影響します。食事の大事さを再認識します。
店長

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2011年1月30日 (日)

コラム963 若者減って献血ピンチ 16年後、血液不足100万人分

少子高齢化で16年後には約100万人分の血液が足りなくなる――。こんな推計結果を日本赤十字社がまとめた。がんや心臓病の手術などで輸血が必要な50歳以上の高齢者が増えるにもかかわらず、献血できる若者の数が減るためだ。厚生労働省は、献血者が減り続けている10代の若者の協力呼びかけを強化していく。
日赤が、輸血の調査結果と国立社会保障・人口問題研究所の将来推計人口などから推計した。日赤によると、輸血用血液製剤の約85%が50歳以上の患者に使われていることから、高齢化が進んだ2027年には、輸血を必要とする人は最多になり、549万人分の血液が必要になるという。一方で、献血可能な16~69歳の人口は7588万人になる。
このうち実際に献血する人は、09年と同じ割合(5.9%)だと仮定すると約448万人で、101万人分の血液が足りない計算になる。その後も人口減で需要は減るものの、少子化で不足は拡大していくとみられる。
がんや心臓の手術などで使われる輸血用血液製剤は、これまでも国内自給率100%だが、時間がたつと赤血球などの働きが落ちていくため、輸入は難しい。不足分を確保するためには、献血者の割合を27年に、7.2%まで引き上げる必要があるという。
ここ10年間、献血率は6%前後で推移してきた。街頭での呼びかけなどを強化して、10年は献血者数が増え、献血率は5.9%よりも増加したとみられる。09年度は、約208万リットルの献血量があり、目標の201万リットルを上回るなど現状では血液が確保されている。
しかし、その献血率増加を支えるのは、40、50歳代の献血率が増えたからだ。一方、16~19歳の献血率は10.2%(00年)から6%(09年)まで落ち込んでいる。全国をまわって献血者を募る献血バスは20年前には全国の高校の6割が受け入れていたが、09年には2割にとどまっている。厚労省による08年の意識調査によると、10代、20代が献血しない理由について「針を刺すのが痛い」「なんとなく不安」が上位を占めた。
朝日新聞 2011/1/19

若い人たちの献血離れが深刻なようです。このまま、この世代が大人になっても、献血しない可能性が高いのでは?という危機感を抱く専門家もいます。意外と知られていないのが、献血するともらえる血液検査結果に健康管理ができることです。肝機能数値や貧血に関する数値、コレステロール値、糖尿病検査など様々な血液検査結果を受け取ることができます。若い世代も献血を積極的に行って、日々の健康管理に活用してほしいです。
店長


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2011年1月29日 (土)

コラム962 メタボ、4人に1人が危険 09年度分を厚労省集計

メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)を調べる特定健康診査(メタボ健診)の結果、2009年度は14.7%が該当したことが厚生労働省の速報集計で明らかになった。予備群も含めれば27%に上り、4人に1人はメタボの危険性があることになる。
メタボ健診は、08年度から40~74歳を対象に健康保険組合などの保険者に義務づけられた。09年度のメタボ該当者は、前年度の14.4%から微増。09年度の予備群は12.5%で、前年度の12.4%とほとんど変わらなかった。
メタボ健診は、腹囲に加えて、(1)血圧(2)血糖(3)血中脂質の数値をもとに判定。腹囲が基準を上回り、二つ以上の数値が悪ければメタボ、一つなら予備群になる。危険性が高い人に保健指導を行うことで、糖尿病や高血圧症といった生活習慣病を防ぐ狙いがある。09年度は約5220万人の健診対象者のうち、40.5%が受診。前回より1.6ポイント上昇した。
朝日新聞 2011/1/22

特定健診の受診率は、08年が38.9%でしたから、09年の40.5%はやや上昇といったところです。生活習慣病低減のために、鳴り物入りで導入された特定健診ですが、なかなか受診率が上がらないですね。メタボの予備軍はますます増加傾向にあります。さらには高血圧、糖尿病、脂質異常の患者数も増えています。この調査でわかったことですが、薬を服用している人の割合は、高血圧 19.2%、脂質異常 10.7%、糖尿病 4.2%でした。
店長


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2011年1月28日 (金)

コラム961 施設用フィットネスマシン向けのゲーム 運動者の動きと連動

東京工芸大学と日立製作所は、運動する人の動きと連動して、楽しく安全に筋力トレーニングや有酸素運動をできる施設用フィットネスマシン向けのゲームを開発した。運動者のやる気を引き出すため、バーチャル画面展開、シナリオ、音楽など工夫をこらしてある。開発したのは、フィットネスマシン前方の大型ディスプレイに映し出されるジャングルや南国などを、ボートで川下りして下流のゴールをめざすゲーム。腕や脚の屈曲・伸展に連動してディスプレイ内のキャラクターがオールを漕ぎ、ボートを進めていく。
川のところどころに弓矢で射的を行うといったイベントが待ち構えていて、ディスプレイ上に現れるトレーナーが、弓を引く・射るときの腕や脚の屈曲・伸展動作を教えてくれる。この動作に合わせて運動することで、弓矢を的に当てることができる仕掛けになっている。消費カロリーやトレーナーの動作とのシンクロ率などがゲームの得点となり表示される。開発に携わったのは、東京工芸大学学芸術学部の岩谷徹教授。世界で最も販売された業務用ゲーム機としてギネスブックに2005年に登録された「パックマン」の開発者として知られる。
日本生活習慣病予防協会 2011/1/14

ゲームをする人の動きに合わせた健康関連のゲームが大ブームですよね。任天堂の「Wii Fit」はその代表格です。このような健康管理を大学や学会など、いろいろな研究機関も開発に携わるようになりました。寒い冬でも自宅やフィットネスクラブで運動が簡単にできる時代になったことを実感します。「楽しく、簡単に運動して、健康になれる。」 いい試みだと思います。
店長

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2011年1月27日 (木)

コラム960 季節のお花『梅』

みなみさん

1月末から開花する梅。
3月中旬から咲き出すものもあり、様々です。
桜とちがい、咲くのも散るのもゆっくりで長く楽しむことができます。
花が少ない寒い時期に梅の開花を見ると、寒さの中にも春の訪れを感じさせてくれます。
梅の花言葉は、「高潔な心」・「澄んだ心」・「忠義」 などです。

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2011年1月26日 (水)

コラム959 全国生活習慣病予防月間 禁煙指導講演会

日本生活習慣病予防協会では、生活習慣病予防に対する意識向上と、健康寿命をのばすために、毎年2月を「全国生活習慣病予防月間」と定め、広く啓発活動を行っています。2011年の全国生活習慣病予防月間では、日本生活習慣病予防協会が掲げているスローガン「一無・二少・三多」から「一無」(無煙)を取り上げ、メインテーマを「禁煙」と定め活動を行っていきます。
世界では現在、6秒に1人が喫煙で死亡し、1分に1人が受動喫煙で死亡していると言われています。喫煙は、吸っている本人はもちろんのこと、無関係な周りの他人を巻き込み、生活習慣病のリスクを大きく高めることも深刻な問題です。喫煙および受動喫煙の問題は、各自治体レベルで喫緊の課題として対策が急がれています。 喫煙者の方は、まずはタバコをやめてみることから始めてみませんか?
『一無、二少、三多 』とは
「一無」は 無煙(喫煙しない)
「二少」は 少食(食事量が多くない)と少酒(1日2合未満)。つまり、腹八分目。
「三多」は 多動(激しい運動でなくてもウォーキングや軽い筋トレなどで身体をできるだけ動かす)と、多休(休養をとり、個人差があるにしても睡眠を十分にとる)、多接(多くの人や物と接し生活を創造的にし、さらにストレスを発散する。)というものです。
店長

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2011年1月25日 (火)

コラム958 旬の食材『白菜』

みなみさん

今が旬の白菜。
通年手に入りますが、霜にあたると繊維がやわらかくなり風味も増して美味しくなります。
半分に切って売られているものをよく目にしますが、真ん中の芯が盛り上がっているものは切ってから時間が経っている場合があるので避けた方が良いでしょう。
保存が効くので、冬場は新聞紙に包んで寒いところに立てておけば2週間は保存できます。
横にすると、やわらかい葉の部分に重みがかかり傷みやすくなってしまいます。
鍋料理、炒め物、煮物、蒸し物などいろいろな調理法で楽しむことができます。
生のまま、グレープフルーツなどの柑橘類と合わせてサラダにしても美味しくいただけます。

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2011年1月24日 (月)

コラム957 雑穀の効果・効能に注目!

雑穀を利用する人が増えているそうです。雑穀には食物繊維やポリフェノールなどが豊富に含まれていて、糖尿病患者にとってもメリットの多い食品です。キビ、アワ、ヒエ、モロコシ、ハトムギ、オオムギなどイネ科作物と、ソバ、アマランサス、キノア、ゴマ、大豆や小豆などが雑穀にあたります。
日本人の先祖は多くの雑穀を食べていて、紀元前4000年以前の縄文時代にはすでに栽培されていたと考えられています。日本人の主食は米ですが、すべての日本人が精白米を食べられるほど生産量が増えたのは、比較的最近になってからのことです。江戸時代までは、米は限られた上流階級のみが食べる贅沢な食糧でした。昭和20年頃までは雑穀はよく食べられていて、庶民は米に混ぜて食べるのが一般的でした。戦後豊かになると主食は白米に代わり、雑穀は食卓にのぼることは少なくなり生産量は激減しました。以前は「米の代りに食べるもの」といったマイナスのイメージをもつ人が多かったのですが、最近は栄養価の高い健康食として見直されています。
雑穀は食物繊維やミネラル類、抗酸化作用があるとされるポリフェノールが豊富です。雑穀をご飯に交ぜて炊くだけで、同じ量であっても低カロリーになります。栄養素の中でも効果がはっきりしているのが食物繊維です。成人の食物繊維1日目標量は、1日あたり男性19g以上、女性17g以上とされていますが、2009年に発表された国民健康・栄養調査の結果によると、日本人の平均摂取量は14.2gで目標に届いていません。特に20~40歳代ではかなり少ないです。
白米に混ぜて炊くだけで調理できる簡便さも支持されており、雑穀を数種類ブレンドして分包したものがスーパーマーケットなど身近なところでも買えるようになりました。例えば白米に市販の雑穀ブレンドを1袋使うだけでも白米のみの場合に比べ食物繊維を3~4倍も多くとれる計算になるそうです。
同じ効果を得られるのが玄米です。玄米と白米をブレンドして炊いたご飯も雑穀ブレンドとほぼ同等の栄養価があります。雑穀ブレンドか玄米ブレンド、どちらかにチャレンジしてみては?
店長


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2011年1月23日 (日)

コラム956 テレビの前ですごす時間が長いと心疾患の危険が高まる 英研究

座ったままテレビを見たりビデオゲームで遊ぶ時間の長い人では、心疾患の危険性が高まる傾向があるという研究が発表された。研究者らは「座ったまますごす余暇の時間を減らし、もっと運動した方が良い」とアドバイスしている。
英ロンドン大学ユニヴァーシティ・カレッジ(UCL)のEmmanuel Stamatakis氏らの研究チームは、スコットランド国民健康調査に参加した成人4512人(男性 1945人、女性 2567人)のデータをもとに調査した。テレビの視聴やテレビゲームなど、余暇時間に画面を見ながら費やす時間の長さと、心血管疾患(CVD)の発症との関連を調べた。その結果、テレビなどの画面の前に座ってすごす時間が1日4時間以上のグループでは、全死因による死亡が1.48倍に増え、CVDイベントは1.25倍に増えていた。1日2時間未満のグループと、1日4時間以上のグループを比較したところ、死亡リスクは後者の方が48%高かった。またテレビの前に座っていた時間が1日4時間以上のグループでは、2時間未満のグループに比べCRPが2倍近く高かった。
日本生活習慣病予防協会 2011年01月14日

テレビを長く見ることと心疾患リスクの関係は、脂質異常で説明できるそうです。座ったまますごす時間が多くなると、中性脂肪値や悪玉コレステロール値が高くなることがわかっています。この2つの数値はどちらも高値になると心疾患の危険因子となります。テレビだけではなく、パソコンも関係しているでしょう。働く世代の大半が、パソコンの前で前かがみになるといったことを長年続けていることを考えれば、この研究結果は重大な意味を持っているといえます。
店長

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2011年1月22日 (土)

コラム955 前立腺がん 生活習慣病の認識を

男性のがんの中で、患者数が急増している前立腺がん。早期発見に有効とされるPSA(前立腺特異抗原)検査を含む検診は普及してきたが、受診率はまだ低調だ。増え続ける背景には、欧米化する食生活など、生活習慣との関連も指摘されている。 (福沢英里)
泌尿器の中で、膀胱(ぼうこう)の下に尿道を囲むように位置する前立腺は、性機能と排尿機能の両方に関わる男性特有の臓器。クルミの実程度の大きさだ。
国内初の「メンズヘルス外来」を設けている帝京大医学部泌尿器科(東京都板橋区)の堀江重郎教授(50)は、前立腺がん患者の急増に警鐘を鳴らす。
がん・統計白書などによると、患者数は2000年の約2万3千人に対し、2020年には3.4倍の約8万人に増え、肺がんに次ぐ男性がんの2位になると予測されている。死亡者数の将来予測でも、20年には約2万1千人と、2000年(約7500人)の2.8倍に増えるとみられる。
低年齢化も指摘されている。1980年には70代からの発症が目立ったが、2000年に入ると50代からが増え、40代の患者も。治療後の合併症として尿失禁などを生じることが多く、患者の日常生活に支障を来す。
前立腺がんの患者が多い国として、ニュージーランド、豪州、米国などが挙げられる。いずれも乳製品や脂肪の多い肉食中心の食生活が背景にあるとみられ、「高脂肪食、動物性タンパク質は前立腺がんを促進する因子」と堀江教授。一方、欧州でもイタリアやスペインは比較的罹患(りかん)率が低く、日本はさらに低い。イタリアはトマトによる予防効果が、日本は大豆に含まれるイソフラボン摂取など和食との関連が指摘される。
ほかに抑制効果があるとされる食品は、緑茶に含まれるカテキン、カレーやウコンに含まれるクルクミンなど。前立腺に疾患があると血液中に分泌されるPSAの数値が、イソフラボンとクルクミンの摂取でどう変化するか、堀江教授らが調べた結果、五割程度減少した。
米国では、食事だけでなく、生活習慣の変化ががんに及ぼす影響を調べた調査もある。
緑黄色野菜と魚中心の食生活に、一日三十分のウオーキングを週六日行う有酸素運動やストレスの少ない生活を二年間続けたところ、がんの進行を遅らせることも分かった。「特に前立腺がんは、生活習慣病として捉える必要がある」と堀江教授は話す。
そもそも、がんの原因は遺伝子異常だが、遺伝子に傷が付くのは、炎症と酸化ストレスによることが分かっている。これは、動脈硬化や糖尿病、脳梗塞など、他の生活習慣病にも当てはまる。
東京新聞 2011/1/11

酸化ストレスとは、体の“さび”の原因となる、たばこや紫外線といった「活性酸素」が体内に蓄積されていき、酸化と抗酸化のバランスが崩れた状態をいいます。健康体であれば、活性酸素を除去しながら酸化ストレスにもうまく対処できますが、緊張状態や、肥満、喫煙などにより酸化ストレスが高い状態が続くと、老化やがん、生活習慣病を引き起こします。
酸化ストレス対策には、緑黄色野菜・果物の摂取や運動が有効です。また、温泉に入る、音楽を聴く、笑うといった行為でリラックスできる状態を保つことでも酸化ストレスを正常化できるそうです。がんが生活習慣病と言われる所以です
店長


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2011年1月21日 (金)

コラム954 辛抱強い人は、頭の中が違う!

人気レストランに入るため、行列で辛抱強く待つ人の脳ではセロトニンと呼ばれる神経伝達物質が多く分泌されているのかもしれない。
こんな研究結果を、沖縄科学技術研究基盤整備機構の研究チームが動物実験で明らかにした。注意欠陥・多動性障害(ADHD)など、衝動性を伴う精神疾患の原因解明や治療法の開発につながる可能性がある。米科学誌ジャーナル・オブ・ニューロサイエンス電子版に掲載された。
脳内のセロトニンの働きを抑えると、衝動的な行動を取るようになることがこれまで知られていた。だが、実際に辛抱強く待機しているとき、セロトニンがどう変化するかは分かっていなかった。
研究チームは、ラットに数秒間の待ち時間後にエサや水を与える実験を行った。その結果、エサや水をじっと待っている間、ラットの脳ではセロトニンを分泌する神経細胞の活動が高まり、実際にセロトニン濃度が上昇した。一方、途中で待つのをあきらめてしまった場合は、この神経細胞の活動が数秒前から弱まることがわかった。
2011年1月13日 読売新聞

セロトニンとは体内で特に重要な役割を果たしている神経伝達物質の一つです。心のバランスを整える作用のある伝達物質で、セロトニンが不足すると精神のバランスが崩れて、暴力的になったり、うつ病を発症すると言われています。またセロトニンの働きを抑えると衝動的に目先の利益を選びがちなことも実験でわかってきました。多くの現代人がセロトニンの不足に直面していると言われています。うつ病患者数の増加や、自殺者数の増加、キレる未成年の増加はセロトニンの不足との関わりが指摘されています。
店長

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2011年1月20日 (木)

コラム953 生活リズム

みなみさん

寒くなると、血圧が高めの方が増えます
。 血圧は1日の中で変動を繰り返していますが、高血圧の方の場合、日常の何気ない動作が血圧上昇を招くことになります。 特に朝は注意が必要です。
寝ている間に下がった血圧は起床時に上昇するので、朝起きた後は、それを増幅するような動きは危険です。
外出の1時間前には起床し、ゆったりとしたペースで1日をスタートさせましょう。
日中は、適宜休みながら行動し、夜寝る前は心身を癒す時間をもちましょう。

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2011年1月19日 (水)

コラム952 救急車呼ぶ事態は?119番通報マニュアル

救急出動が急増する中、不要不急の119番を減らし、重篤な患者の搬送に影響しないようにするため、総務省消防庁は「救急車利用マニュアル」の作成を決めた。
医療関係者らの意見を聞いた上で年度内に同庁ホームページで公表する。
マニュアルでは、どんな症状の時に救急車を呼び、どんな時には控えるべきかを、成人と小児の具体的症状で紹介。「ためらわずに救急車を呼ぶべき症状」として、「ろれつが回りにくい」「胸や背中の突然の激痛」などを例にあげる。
反対に不急にあたるケースとして、「転んでひざを擦りむいた」「病院でもらった薬がなくなった」「病院への電話がつながらない」など、実際の通報事例から紹介。電話しようか迷った場合は小児救急電話相談(電話番号#8000)などの利用を呼びかける。
読売新聞 2011/1/14

「これくらい大丈夫だ」「こんなのいつもとかわらない」という判断で救急車を呼ばないと危険なこともあります。しかし、やみくもに119番通報し救急車を呼ぶのは他の人命を危険にさらす行為ともいえますね。兵庫県尼崎市の調査では、平成12年で18,088件であった救急件数が平成22年に23,415件に増加しています。急病件数の増加が著しく、そのうち約55%が入院の必要がない軽症だったそうです。救急車を要請するときは、緊急性があり、救急車以外に搬送手段がないかもう一度考えてみるべきでしょう。また、症状が悪化する前に医療機関へ行って、早めの受診を心がけるべきですね。
店長

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2011年1月18日 (火)

コラム951 旬の食材『寒シジミ』

みなみさん

スーパーなどで年中手に入るシジミですが、1月~4月が旬の「寒シジミ」と、夏場が旬の「土用シジミ」とがあります。
シジミのたんぱく質は良質で低カロリーです。ビタミンB12や鉄分も豊富に含まれています。
また、肝臓の働きを促進する効果があることも、よく知られています。
表面が黒くツヤツヤしているものを選ぶのが、美味しいシジミを選ぶポイントだそうです。

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2011年1月17日 (月)

コラム950 海辺の子も食生活黄信号 女川町が昨夏小5~中3を調査

健康的なイメージがある海辺の町の食生活は、必ずしも健康的ではない? 宮城県女川町が町内の小中学生を対象に実施した食物摂取頻度調査で意外な結果が浮かび上がった。将来の生活習慣病予備軍につながる恐れもあり、町は子どもたちの食生活習慣改善に本腰を入れる考えだ。
調査は昨年8月、小学5年~中学3年の全児童生徒422人を対象に実施。仙台白百合大の佐々木裕子准教授(公衆栄養学)の協力で結果を分析した。町が調査を行ったのは初めてで、大規模に実施するのは県内の自治体でも例がないという。
50%が基準とされる動物性脂肪の摂取割合は小学生で全国平均より1.1~5.5ポイント高い一方、食物繊維の摂取は全国平均(13グラム)より1.5~1.8グラム少なかった。野菜摂取量や鉄分、カルシウムの摂取量も全国平均より少なかった。
塩分や菓子類の取り過ぎも判明。新鮮な魚や海藻類を手に入れやすい環境が、子どもたちの食生活に必ずしも反映していない状況が目についた。
同町では、小学生や中学生の肥満指数が県や全国平均より高い傾向も見られる。町はこれまでも独自に集団検診を実施するなど子どもたちの健康指導に力を入れてきた。
今回の調査結果を受け、親子に意識をより高めてもらう必要があると判断。昨年12月には女川一小で保護者を対象にした講演会を開催した。来年度以降も啓発事業を積極的に展開したい考えだ。
河北新報 2011/1/10

日本の食文化は均一化の方向へ向かっているようです。欧米企業を主体にしたファーストフード店が、地方都市にまで展開していたり、インスタント食品やスナック菓子などがたくさん流通しています。食事に地元の食材を多く取り入れるような食育をすすめることが大事ですね。まずは親たちが自分自身の食生活を見直さなければなりません。子どもたちが自発的に体のことを考える力をつけられるようになれば一番です。
店長


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2011年1月16日 (日)

コラム949 喫煙は血糖コントロールにも悪影響 米公衆衛生局長官が報告

受動喫煙のリスクが高かったり、たまに喫煙するだけであっても、たばこは体に深刻な悪影響をもたらし、心疾患やがんなどの危険性を高めるとする米国公衆衛生局による報告書が発表された。
糖尿病の人では特に、たばこは血糖コントロールを悪化させるだけでなく、動脈硬化などを促進する原因になるという。「たばこを吸う人は禁煙を試みるべきだ。禁煙を支援する治療は進歩している」と報告書では注意を呼びかけている。米国公衆衛生局長官のRegina M. Benjamin医務総監によるこの報告書「たばこの煙が疾患を引き起こす:喫煙に関連する疾患の生態学と行動基準―(How Tobacco Smoke Causes Disease: The Biology and Behavioral Basis for Smoking-Attributable Disease)」は、たばこがどのように疾患を引き起こすかに着目したもの。米国でたばこと健康や疾患に関する報告書が最初に公表されたのは1964年のことで、今回の報告書は30本目になる。
報告書では、喫煙が体に与える損傷に焦点をあてている。たばこ製品が、喫煙者と非喫煙者の健康を害し、寿命を縮めるおそれがあることは、エビデンス(科学的根拠)が明確に示しているという。
喫煙をするとすぐに、たばこに含まれる有害物質や化学物質が肺に到達し、細胞を傷つけ組織の炎症を引き起こす。また、たばこの煙にさらされることが習慣化すると、体がそうしたダメージを治癒する能力が低下していく。
「たばこの煙を吸いこむごとに、すぐに肺に有害な物質が届く。ほんのわずかなたばこの煙を吸い込むだけでも、DNAが破壊され、がんにつながる。体にはもともと治癒力が備わっているが、喫煙は免疫系も弱めてしまう。たばこの煙に多くさらされるほど、ダメージの修復は難しくなる。喫煙によりがんが生じた場合は治療がより難しくなる」とBenjamin氏は話す。
たばこの煙には7000種類の有害な化学物質や化合物が含まれる。このうち、数百種類は毒性があり、約70種類はがんの原因になる。たばこの煙は、気道内壁に炎症を起こし、肺気腫や慢性気管支炎を含む慢性閉塞性肺疾患(COPD)を引き起こす。
たばこの煙は血行を悪化させ、体全体に悪影響を及ぼす。とりわけ糖尿病のある人では血糖コントロールを悪化させ、心血管疾患などの合併症やがんを発症する危険性を高めると報告書では強調している。日本人を対象に実施された大規模研究でも、たばこを吸う人では吸わない人に比べ、肺がんのリスクが5倍に高まることが確かめられた。さらに、妊娠している女性では、流産や早期出産、胎児の肺や脳への損傷をもたらす危険性が高まる。
糖尿病ネットワーク 2011/1/5

たばこを吸わない人でも、身近に喫煙者がいると、受動喫煙により急性心筋梗塞などを起こす危険性が高まります。タバコの害を訴えるメッセージはここ数年本当に多くなりました。禁煙を試みる人がたばこをなかなかやめられない原因は、たばこに含まれるニコチンのもつ強い依存性でしょう。禁煙を支援する有効な治療法が開発されていますね。ニコチンガムやニコチンパッチなどです。ニコチンを含まない禁煙補助薬も、医師の処方により治療に使われています。このような療法を使ってでも禁煙する意義はありそうです。
店長

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2011年1月15日 (土)

コラム948 動脈硬化 早期に発見 名古屋工業大 血管拡張の新測定法

心筋梗塞や脳梗塞などにつながる動脈硬化の進み具合を正確に計測する方法を、名古屋工業大の松本健郎教授(生体力学)らのグループが開発した。密閉された箱に腕を入れて空気を抜き高血圧のような状態にし、超音波で血管を測定する。2015年に計測器の実用化を目指している。
動脈硬化では、体内を流れる動脈の壁の弾力性が失われる。この結果、血管内にプラークと呼ばれる「あか」がたまる。これが血管をふさぐことで血流が停滞し、心臓や脳などに重病を引き起こす。血圧が80~120と普通の状態で超音波検査した場合、血管が硬化しかけていても「血管が頑張る」(松本教授)ため、初期段階だと兆候が表れない。
初期段階で劣化しているかどうか分かるようにするには血管を安定的に拡張する必要がある。このため血圧を二〇〇程度にまで上げなければならないが、人為的に血圧を制御するのは極めて難しい。そこで、研究グループは逆に血管の周りの気圧を下げることを着想。密閉式の箱に腕を入れ、周りの空気を抜いて血管を膨らませ、腕の一部で血圧が200の状態を人工的につくり出す。拡張した血管の弾力性を超音波で測ると、初期の劣化状態を突き止められるという。愛知県が重点開発する「知の拠点プロジェクト」の一つとして研究は進められてきた。松本教授は「動脈硬化の予防には早期発見と対策が必須。装置が普及すれば救われる命も増えると思う」と話している。

厚生労働省の統計によると、2009年の急性心筋梗塞の死亡者は4万3000人で、脳梗塞は7万2000人。それぞれ、人口10万人当たり34.3人、57.4人が亡くなっている計算になります。動脈硬化が簡単に早期発見できれば、心筋梗塞や脳梗塞のリスクをかなり減らすことができるでしょう。心疾患と脳血管疾患が死亡原因の2位と3位ですから、実用化されれば救われる命が増えることになるでしょう。
店長


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2011年1月14日 (金)

コラム947 速く歩く人ほど長生き…米医師が65歳以上調査

歩くのが速い高齢者ほど長生きする傾向があるという研究結果を、米ピッツバーグ大学の医師らがまとめ、米医師会雑誌で発表した。
研究チームは、65歳以上の男女計3万4485人の歩行速度を記録した過去のデータを解析。普通に歩いた時の速さは、平均で秒速0・92メートル(時速約3・3キロ・メートル)だったが、どの年齢でも同1メートル以上で歩く人は比較的長く生き、歩くのが速い人ほど余命が長かった。一方、同0・6メートル以下の人は早く亡くなることが多かった。
速く歩くには強い心肺機能や筋力が必要で、歩行速度が健康度の目安になったと考えられる。現在、高齢者の余命を予測する良い指標はないため、研究チームは「歩行速度に注目すれば、高齢者の健康管理などに役立つ」と話している。
読売新聞 2011/1/9

早歩きにはウォーキングに近い効果があるようです。無意識に早歩きをする人は自然と有酸素運動ができているのかもしれませんね。ちなみに、世界でもっとも速く歩く都市はシンガポールだそうです。シンガポールは、様々な分野で効率性、言い換えれば「速さ」を求めている国といわれています。逆に世界一遅いのはアフリカ南東部にあるマラウィ共和国で、シンガポールの約3倍の時間をかけて歩いているのだそうです。
店長

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2011年1月13日 (木)

コラム946 ラブケーキプロジェクト

みなみさん

ラブケーキプロジェクトとは、もともと1ピース足りないホールケーキを、通常のホールケーキと同じ価格で購入します。
足りない1ピース分の金額が、発展途上国の子供たちの食料支援に使われるというボランティア活動です。
ケーキを食べる機会といえば誕生日やクリスマスなどがあげられますが、そんな楽しいイベントを、より暖かい気持ちにさせてくれるラブケーキプロジェクト。
日本では全国で114店舗のパティシエが参加しているそうです。

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2011年1月12日 (水)

コラム945 過去最大10万人超の人口減、去年の猛暑影響?

厚生労働省がまとめた2010年の人口動態統計年間推計によると、日本人の死亡数は出生数を12万3000人上回り、4年連続の自然減となった。
減少幅は統計を開始した1899年以来、初めて10万人を超え、過去最大となった。
10年の死亡数は119万4000人(前年比5万2000人増)、出生数は107万1000人(同1000人増)で、減少幅は前年より5万1000人も拡大した。厚労省は7、8月の死亡者数が特に多いため、「10年の夏は記録的な猛暑で、その影響があるのではないか」と分析している。
読売新聞 2011/1/5

死亡数が大幅に増加したのは異常気象が関係しているという分析ですね。日本では2005年に初めて死亡数が出生数を上回る「人口減社会」に突入しました。少子化が主な要因です。さらに、昨年の場合、死亡数が戦後最多を更新し、自然減に拍車をかけようです。記事にあるように昨夏の記録的猛暑が影響していると思います。気象庁によると、昨年は観測史上最も暑い夏だったそうです。高齢者の方の熱中症が話題になりました。昨年7~9月に救急搬送された人は前年同期の4倍で、その半数近くが高齢者だったそうです。「連絡が取れなくなったお年寄りの自宅を訪問すると、脱水症状を起こし、すでに亡くなっていた方もいた。」 高齢者総合相談センター相談員の方からこんな声も出ています。
店長

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2011年1月11日 (火)

コラム944 旬の食材『くわい』

みなみさん

冬から初春にかけてが旬の〔くわい〕。
芽が出ることから、「目出度い」祝いの野菜とされ、おせち料理には欠かせません。
ツヤがよく、あまり大きすぎないもの、芽の部分がまっすぐ伸びてしっかりしているものが良質です。
含め煮やくわい煎餅などが一般的な調理法ですが、芽の部分は縁起物なので切り落とさずつけたまま調理します。
旬の食材をしっかり摂り、風邪などひかない強い身体づくりを目指したいものですね。




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2011年1月10日 (月)

コラム943 生命保険加入率、女性が男性上回る 働く女性増え81% 

生命保険文化センターがまとめた2010年度の「生活保障に関する調査」によると、個人年金保険を含む生命保険の女性の加入率が81.4%となり、1987年の調査開始以来初めて、男性(79.9%)を抜いた。働く女性の増加などで女性の生命保険のニーズが増えているためで、生保各社とも女性向けの品ぞろえを強化している。
調査は3年ごとに行っており、10年度調査は10年4~6月に全国の18~69歳の4076人を対象に行った。それによると、民間の生保や簡易生命保険、JA(農協)の共済などを含む全生保では男性が前回の07年の調査より2%幅減少して初めて8割を切ったのに対し、女性は同0.2%幅増加した。初回の87年の調査では、男性が84.9%、女性が71.2%。長期にわたって男性が減り、女性が増える傾向にある。
背景には、働く女性による医療保険などの加入が増えたことや、男性の晩婚化で若い男性を中心に、万が一の場合に家族を支えるための死亡保険の需要が減っていることなどがあるとみられる。
生保各社は今後も成長が見込めるとして、女性向けの商品を強化している。朝日生命保険は昨年10月、男性に比べて女性の方が患者数が多い病気などによる入院に給付金を払う女性専用の医療特約を発売。アクサ生命保険は昨年6月、働く独身女性をターゲットに、がんと診断された場合に通院などで減る収入を補う商品を日本で初めて売り出した。がん保険が主力のアメリカンファミリー生命保険(アフラック)も乳がんなどの女性特有のがん治療に給付金を手厚く払う特約を販売するなど、女性のニーズに合わせた商品を増やしている。
朝日新聞 2011/1/3

かつては一家の大黒柱である男性が亡くなったときに備えて、保障額が大きい死亡保険に入るというのが定番だった生命保険ですが、未婚率の上昇や女性の社会進出などにより、女性が今後のメーンターゲットとなっているようです。男性の方は、晩婚化が進み保険加入への必要性を感じない層が増加しているようです。未婚であることで、生命保険に対する考え方が男女で違うのですね。女性は万が一、病気になったときに備えて医療保険に入りたいという女性が増えているのです。
店長

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2011年1月 9日 (日)

コラム942 鼻噴霧型インフルワクチン、効果を確認

高濃度のインフルエンザワクチンを鼻の内側の粘膜に噴霧すると、従来の注射型ワクチンでは難しかった感染防止効果が出ることを、国立感染症研究所の長谷川秀樹室長らが臨床研究で確かめた。
粘膜特有の免疫反応が誘導できたためと見られる。遺伝子が毎年変化するインフルエンザウイルスにも対応し、新たなワクチン開発につながる成果だ。
研究チームは20~60歳代の健康な男性5人の鼻に、季節性のA香港型インフルエンザに対するワクチンを、通常の3倍の濃度で吹き付けた。3週間の間隔をあけて2回接種すると、全員で鼻汁に含まれる、粘膜特有の免疫物質(抗体)が感染予防に十分とされる量まで増えた。
この抗体は、10年前のA香港型など過去のウイルスに対しても、感染予防効果が確認できた。接種による副作用も見られなかった。
読売新聞 2010/12/30

鼻噴霧型のワクチン接種が可能になれば、注射の痛みもありませんし、接種率も上がると思います。点鼻によって鼻から投与されるインフルエンザの生ワクチンは、初めロシアで使われ、また、アメリカでは、1960年台から研究開発中でした。そしてアメリカでも2003年から認可され使用され成果を収めています。日本ではまだですが、海外で使用例が多く、副作用情報も少ないので、早い内に実用化されるかもしれません。
店長


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2011年1月 8日 (土)

コラム941 妊娠高血圧の新治療法 阪大、マウスで効果確認

重症化すると治療が難しい妊娠高血圧症候群のマウスを遺伝子操作で作製し、薬剤で治療することに、大阪大微生物病研究所の伊川正人准教授(実験動物学)らの研究チームが成功した。新しい治療薬の開発につながる成果で、米科学アカデミー紀要に論文が掲載された。
妊娠高血圧症候群は妊娠中毒症とも呼ばれ、妊婦の約1割が発症。血圧上昇や胎盤障害などを併発し、重症化すると母子ともに生命の危険にさらされる。降圧剤による対症療法が中心で、根本的な治療法は確立されていない。
研究チームは、マウスの受精卵の胎盤部分を遺伝子操作し、血管が未発達な胎児を作製。母マウスは、この胎児に多量の血液を送り込もうとして血圧が約2割上昇。生まれた子は未熟児で、いずれも妊娠高血圧症候群の症状を示した。
この母マウスに妊娠10日目から高脂血症治療薬スタチンを投与したところ、血圧は正常範囲を維持し、健康な子が生まれた。
スタチンは胎児に悪影響を及ぼす恐れがあり、妊婦への投与は認められていないが、伊川准教授は「妊婦に使用可能な薬を使って効果を調べれば、根本的な治療薬がみつかる可能性がある」と話している。
産経新聞 2010/12/28

妊娠高血圧症候群とは、妊娠中に高血圧、尿タンパクの症状が見られ、それが妊娠前から持っている症状でないものをいいます。以前は妊娠中毒症といっていました。症状が出やすいのは妊娠8ヶ月以降の後期で、約1割程度の妊婦さんが発症します。妊娠中期などに早めに発症した方が悪化する傾向があり重症になると母子共に大変危険な状態になります。妊娠中は基本的に薬の服用ができないので、決定的な治療法がありませんでした。今回の研究成果が妊娠高血圧治療に役立つ日が来るといいのですが。
店長


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2011年1月 7日 (金)

コラム940 無煙たばこが世界的に人気 有煙たばこより「健康的」?

たばこというと火を付けて燃やし煙を吸う紙巻たばこが一般的だが、最近では火をつけず煙を出さない嗅ぎたばこが「無煙たばこ」などと販売されるようになっている。無煙たばこは特に北欧で人気が高く、日本でも健康増進法の施行以降、決められた喫煙所以外での喫煙が禁止されていることなどが影響し、今後は人気が高まりそうだ。無煙たばこは有煙たばこに比べ「健康的」といえるのだろうか。
無煙たばこ(かぎたばこ)を習慣的に使用する人が多くの国で増加している。特に北欧では無煙たばこは人気があり、スウェーデンでは成人の2割、ノルウェーでは16~35歳の3割が無煙たばこを喫煙しているという。スウェーデンでは有煙たばこの消費量が著しく減少するのであれば、むしろ無煙たばこの方が良いだろうと考えられている。
しかし、米国で行われた研究では、禁煙を試みる患者に行うニコチンガムやパッチを使用するニコチン補充療法の方が、無煙たばこよりも安全との結論が出ている。無煙であることが有害物質の発生を劇的に抑えるという根拠は示されておらず、嗅ぎたばこは心筋梗塞、脳卒中、口腔がんなどのリスクを上げることが知られている。無煙たばこも同様だという。また、受動喫煙についても、無煙たばこを吸った人の呼気に、ニコチンや有害物質が含まれていると報告された。
米国心臓学会(AHA)は「無煙たばこの生成物は有害で習慣性がある。安全な選択ではない」と発表した。10代の若者が無煙たばこに手を出すケースが多いことから、6月に米国で成立した「たばこコントロール法」では、18歳以下の若者への販売を禁止している。
無煙たばこの人気が世界的に高まっている背景として、禁煙補助薬の試験で有煙たばこに比べ無煙たばこでの有効性を報告した論文件数が少ないことも影響しているとみられる。
そこで、スウェーデンのFagerstrom Consulting AB 喫煙情報センターのKarl Fagerstrom氏らの研究チームは、無煙たばこをやめたい人を対象に禁煙補助薬「バレニクリン」(商品名:チャンピックス)の有効性と安全性について検討を行った。対象となったのは無煙たばこを1日8回以上常用している18歳以上男女。試験はノルウェーおよびスウェーデンのそれぞれ7ヵ所と9ヵ所の医療機関で、二重盲検プラセボ対照の多施設試験として行われた。
被験者はバレニクリン1日2回1mg(最初の1週間は滴定)投与群とプラセボ投与群に無作為に割り付けられ、12週間の治療を行われ、その後14週間追跡調査された。一次エンドポイントは、治療最終4週間(9~12週)の禁煙率で、コチニン濃度で確認した。二次エンドポイントは、9~26週間の禁煙の持続率で判定した。安全性と忍容性の評価も行った。
その結果、治療最終4週間(9~12週)の禁煙率は、バレニクリン群の方が有意に高かった。禁煙率はバレニクリン群で59%だったのに対し、プラセボ群で39%だった。このバレニクリン群の優位性は、治療後の追跡調査期間14週の間も持続し、9~26週間の禁煙率はバレニクリン群で45%だったのに対し、プラセボ群で34%だった。
日本生活習慣病予防協会 2010/12/27

2010年5月、これまでにはない新しいたばこが販売されました。火をつけず、煙が出ないという特徴を持つ商品で、「無煙たばこ」という名前で紹介されることも多いようです。禁煙への流れが確実になり、喫煙者にとっては肩身が狭いこのご時世ですが、「無煙たばこ」が健康的なたばこかどうかは疑問です。「無煙たばこ」は火をつけない分、タールも発生せず、体へのダメージが少ないような紹介がされることもあるようですが、有害でないという根拠は示されておらず、健康へのリスクを無視することはできません。
店長

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2011年1月 6日 (木)

コラム939 ウサギ

みなみさん

今年は卯年。
卯年の初詣にピッタリなスポットがあります。
京都市左京区にある「岡崎神社」は、平安遷都の際、都の東(卯の方位)を守るためにつくられた神社です。
境内には「こまウサギ」や「招きウサギ」などがあり、たくさんのウサギと出会うことができます。
その他にも、おみくじや御守りにいたるまで、ウサギがいっぱいです。
また、ウサギが多産であることから、子授けや安産の神としても信仰されているそうです。

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2011年1月 5日 (水)

コラム938 i-PS細胞など活用、再生医療実現へ3省連携

政府は、iPS細胞(新型万能細胞)など日本発の画期的な研究成果を生かして再生医療の実現を急ぐため、基礎から臨床応用まで幅広い段階の有望な研究を選び、一体的に支援する「再生医療実現化ハイウェイ構想」をまとめた。
1月に内閣官房に新設する「医療イノベーション担当室(仮称)」を司令塔に、文部科学省と厚生労働省、経済産業省が連携して研究を加速させる。
新構想では、医療イノベーション担当室に3省や大学、産業界から人材を招集。研究の進捗(しんちょく)状況や知的財産権などの情報を集約し、3省と共有する仕組みを導入する。10~15年先の実用化を見据え、研究予算を支出する重点分野の絞り込みなどを進める方針だ。
読売新聞 2010/12/31

iPS細胞(人工多能性幹細胞)は、再生医療の切り札として期待されています。再生医療は病気などで失った組織や細胞を丸ごと新しいものに変えてしまおうという新しい治療法ですね。今後の医療を大きく変える可能性があると期待されています。その新技術がiPS細胞です。これは日本で生まれた技術です。例えば将来的に、iPS細胞を利用してブタの体内でヒトの膵臓をつくりだし、膵臓でインスリンを産生できない糖尿病患者に移植する再生医療への応用などが考えられています。
店長

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2011年1月 4日 (火)

コラム937 謹賀新年

みなみさん

新年あけましておめでとうございます。
本年も、〔店長の健康コラム〕をよろしくお願い申し上げます。

「この冬は例年より寒くなる」と、夏ごろから予想されておりましたが、予想どおり本当に寒いお正月となりました。
初詣など、お出かけを予定されている皆様。
マフラーや手袋を忘れずに、暖かくしてお出かけくださいませ。
皆様にとって、素敵な一年になりますように・・・・・。




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2011年1月 3日 (月)

コラム936 中国は世界一の「糖尿病大国」 インドを抜いてトップに

糖尿病対策は日本だけの問題ではなく、世界中で共通の課題となっている。2010年11月の世界糖尿病デーにあわせて発表された中国の調査研究によると、中国の糖尿病有病数と予備群数の合計は2億4000万人以上で、日本の10倍以上に上る。
国際糖尿病連合(IDF)と中国糖尿病協会(CDS)が共同で行った研究によると、中国の糖尿病有病数は9240万人。世界で糖尿病有病数がもっとも多いとされるインドの5080万人を抜き、世界一の「糖尿病大国」となった。糖尿病を発症する危険の高い予備群の数は1億5000万人に上る。
IDFとCDSの共同調査は、約5000人の中国人を対象に2008~2010年にかけて行われた12件の研究と、最近のものでは1920人を対象に行われた5件の研究をもとにしている。
それによると、中国の9240万人の糖尿病有病者のうち、糖尿病と診断されておらず治療を受けていない人が5000万人に上るという。適切な対策をしないと、今後10~20年のうちに、脳卒中や視覚障害、腎症といった糖尿病合併症を発症する人が急速に増えるだろうと予測されている。
糖尿病を発症していても、検査を受けないので発見が遅れる人が多い。糖尿病では初期のうちから治療を開始すると、合併症の進行を抑えることができるが、適切な治療を行わないで病状が進行すると医療費も高くなる。
調査では、中国の医療費の13%は糖尿病によるもので、糖尿病を発症してから1~2年で治療を開始した場合に比べ、発症から10年以上も治療を行わないでいると、医療費は4.6倍に膨れあがることが示された。
日本では「国民皆保険制度」と「フリーアクセス(患者が自由に医療機関を受診できること)」が確立されており、世界でもトップクラスの医療を誇る。一方、中国は経済成長は著しいが、医療体制の整備には課題があるという。中国では1980年代頃まで、患者は公費医療制度のもとで医療サービスを受けることができ、医療機関も非営利の公立機関だった。その後、中国政府は財政難に直面し、公立病院への財政支出は次第に減っていった。
中国の糖尿病医療費は250億米ドル(約2兆円)に上ると見積もられている。調査では、都市部に住むの糖尿病患者は比較的恵まれており、89%は健康保険をもち、医療費は家計収入の11%にとどまることが分かった。しかし、糖尿病のない人や軽症の患者に比べ、医療費は9倍に高まることも示された。糖尿病と糖尿病合併症を予防し、医療費を抑制するために、糖尿病を早期発見し治療を開始することが重要となる。中国糖尿病協会理事長のLinong Jig教授は今回の調査結果について、「多くの患者は適切な治療を受けることで、糖尿病や糖尿病合併症の発症を抑えられる」と強調する。
しかし実際には、中国の糖尿病有病者の10人に6人が糖尿病と診断されていない。最近では若い世代でも糖尿病が増えているという。中国の糖尿病のある人のうち、脳卒中や心筋梗塞を発症した人は5%未満、糖尿病腎症や網膜症、足病変といった合併症を発症した人は5%未満に上る。
薬物療法を受けている人のおよそ半数は血糖降下薬を服用しているが、降圧薬、スタチン、アスピリンで治療している人は、それぞれ16%、1%、13%だった。これらの薬剤は有効性と安全性が確認されており、糖尿病合併症の危険性を半分に減らすことができるが、中国ではあまり治療に活用されていない。
中国政府は今年、10万人の地域の医師を動員し、糖尿病医療を促す3年間のプロジェクトを開始した。また、11月14日の世界糖尿病デーにはIDFの専門委員会と共同で、万里の長城や北京国立劇場、中国の27都市で糖尿病啓発イベントを実施した。
糖尿病ネットワーク 2010/12/28

中国の糖尿病事情が深刻なことは11月にもお伝えしましたが、その後もいろいろなデータが出ています。もう一つ深刻なのは、喫煙率が高いことです。日本人の喫煙率は男性で38%、女性11%と、年々減っていますが、中国では現在、糖尿病有病者の半分以上がたばこを習慣的に吸っているそうです。喫煙は糖尿病合併症の危険性を2倍から4倍に高めることが知られています。記事のような糖尿病医療プロジェクトが成果を収め、糖尿病でお困りの方が減るといいのですが。
店長

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2011年1月 1日 (土)

コラム935 明けましておめでとうございます

皆様、明けましておめでとうございます。

日本サプリメント 店長の健康コラム をご愛読いただき、ありがとうございます。

新しい年が始まりました。今年も元気で健康な1年を過ごされることを祈っています。

元気で過ごすためには、心の健康にも気を配るようにしたいですね。

例えば、「感謝の気持ち」や「相手を思いやる言葉」など、プラスになる良いことは、あえて口に出してみる!

「ありがとう」の一言でもいいのです。

良い言葉を口にしていると、心が晴れ晴れとした気分になり、不思議と元気になります。

周りの人の心も和みますし、やる気がわいてくるような気になります。

このようなときは、体の中も活性化しているのだと思います。

皆様に少しでも多くの健康情報をお届けできるように頑張って更新していきます。

今年も、「店長の健康コラム」をよろしくお願いいたします。

店長