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2010年10月

2010年10月31日 (日)

コラム873 セカンドオピニオン外来、好評=2カ月で304人利用―国立がんセンター

国立がん研究センター、7月に開設したがん相談対話外来(セカンドオピニオン外来)の利用状況を発表した。9月10日までの約2カ月間に304人が訪れ、利用後のアンケートにはほとんどの人が満足と回答した。
この外来は、がん治療を受けている患者や家族が主治医以外の意見を求めるもので、医師と看護師が30分ほどかけ、さまざまな悩みや相談に答える。アンケートで受診の目的が十分達成できなかったとしたのは、回答した243人中1人だけ。満足度では244人中240人が「とても」または「ほぼ」満足とした。 
時事通信社 2010/10/20

「手術が必要です」といわれて、「本当に手術以外に治療方法はないのか?別の先生に聞いてみたい」と思うことはないでしょうか?セカンドオピニオンとは、自分の病気や受けている医療の理解を深めるため、現在治療を受けている医療機関以外の専門医の意見を聞いて情報を収集することです。例えば、主治医に診断や治療方針の説明を受けたが、どうしたらいいか悩んでいるとき、他の医師にも意見を聞いて自分の納得のいく判断が導ける手助けになるものです。よりよい医療を受けるために普及することが望まれます。
店長


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2010年10月30日 (土)

コラム872 秋田県の糖尿病対策 県糖尿病療養指導士をスタート

秋田県は糖尿病対策に力をいれている。医療従事者が専門領域を超えて治療や予防対策をサポートする「秋田県糖尿病療養指導士」が開始されたほか、県内で2型糖尿病の予防啓発事業をもりたてようと対策している。
県と医療機関が糖尿病対策の強化にのりだしたのは、糖尿病患者とその予備群の数が増加しているからだ。県健康推進課によると、県内の糖尿病有病数は1999年は2万1000人だったが、2005年には3万2000人に増加した。県内の成人の約3割が糖尿病かその予備群と推定され、その割合は60歳以上では4割近くに上るという。
2007年には、秋田県医師会、日本糖尿病学会、日本糖尿病協会が共同で「秋田県糖尿病対策推進会議」を発足した。糖尿病対策として重視していることは、「糖尿病専門医と地域のかかりつけ医との連携を深めて地域の診療力を高める活動」、「講演会などを通じ、地域住民や診断を受けていない患者への啓発活動」、「秋田県の糖尿病とその合併症の実態を調べる調査活動」。
秋田県で行われた国保保健のモデル事業で、糖尿病と診断されたことのない230人の参加者を対象に自己血糖測定を実施する研究調査が行われた。食後血糖値が180mg/dL以上の人に限って行った検査では、47%と半数近くが空腹時血糖が110mg/dL未満だった。空腹時血糖値が正常でも食後に高血糖になる人が多く、2型糖尿病の危険性が高いことが示された。
深刻化する糖尿病の脅威に対策するために、日本糖尿病学会が認定する専門医や、糖尿病の専門知識を習得した看護師、管理栄養士、薬剤師、理学療法士らで構成される日本糖尿病療養指導士の制度が設けられている。しかし、中核医療機関を中心とした専門医や療養指導士は数が限られるので、県全域の糖尿病患者や予備群をカバーするのが難しい。また、糖尿病を改善・予防するために、医療と保健分野の緊密な協力が不可欠となる。
そこで、医療関係者が職域を超えて対策に取り組むため、秋田県で独自に開始された「秋田県糖尿病療養指導士」の育成。看護師や管理栄養士、薬剤師などのほかに、歯科医師や保健師なども認定される。
医療分野での意欲的な動きと連動するように、県も本年度から本格的な啓発活動を展開している。世界糖尿病デーの11月14日に県民フォーラムを開催するほか、糖尿病予防レシピなどを記した「啓発カード」を配布、県内事業所に栄養士を「メタボ予防栄養相談員」として派遣し、食事や栄養に関する講座を設ける栄養相談事業実施するなど、啓発・予防活動をもりたてようとしている。
糖尿病ネットワーク 2010/10/21

糖尿病治療の目的は、合併症を予防することです。高血糖が長期にわたると、糖尿病に特徴的な三大合併症である神経障害、網膜症、腎症が起こりやすくなるほか、心疾患や脳卒中などを発症する危険性も高まります。糖尿病でありませんが食後に高血糖が長く続く状態を放置しておくこともよくありません。この状態を「耐糖能異常」といいますが、別名「かくれ糖尿病」とも呼ばれています。記事にもあるとおり、「かくれ糖尿病」の場合でも空腹時血糖値は100~110と正常範囲の場合が多いので見つけにくいですが、早期発見できれば、糖尿病に移行することをかなり高い確率で防止できます。秋田県のように食後血糖値を積極的に検査していけば、糖尿病患者数も減少していくかもしれません。
店長


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2010年10月29日 (金)

コラム871 2型糖尿病患者が生活習慣を改善し合併症を予防 5千人を4年間調査

生活習慣の改善を強く促す介入プログラムが、2型糖尿病を改善するのに有用との研究が米国で発表された。食事と運動に取り組み、減量や健康的な体重の維持を続けると、脳卒中や心筋梗塞の発症を防げることがあきらかになった。この研究は、米国立衛生研究所(NIH)や米疾病対策センター(CDC)の提供を受け実施されている、2型糖尿病の集約的生活習慣介入プログラム「Look AHEAD (Action For Health in Diabetes)」の研究グループが発表したもの。この研究は、食事でのエネルギー摂取量を適正にコントロールし、運動を増やすことで、どれだけ脳卒中や心血管疾患の発症を減らすことができるかを実際に調べるために実施されている多施設共同無作為研究。 研究は米国の16の医療機関で4年間にわたり続けられ、過体重や肥満のある2型糖尿病患者5145人が参加した。登録時の参加者の年齢は45~76歳(平均年齢58.7歳)だった。
参加者は2つのグループに無作為に割り当てられた。1つめのグループは、積極的な生活習慣介入プログラムを受けてもらう「生活習慣介入群」。生活習慣改善を指導する専門のカウンセラーが付き、個人や集団で参加するセッションを定期的に実施した。参加者には、適正なエネルギー摂取量の食事と習慣的な運動を続けてもらい、目標を達成しやすくするため、食事と運動の内容を日記に記録してもらった。
最初の1年間で体重を7%減少し、その後その体重を維持することを目標にした。毎月1回以上、電話や電子メールで糖尿病教室への参加を呼びかけるなど、積極的な指導を行った。
もう1つのグループは、糖尿病についての教育を受けてもらう「糖尿病サポート群」で、食事や運動、社会的支援について話しあう集団セッションを年に3回参加してもらったが、体重の目標値などを定めた厳しい指導は行わなかった。
その結果、どちらのグループもコレステロール値などが減少したが、生活習慣介入群の方がより良好な結果になった。2つのグループでの差は最初は大きく、その後は時間が経過するにつれ差が縮まったが、4年間にわたる平均差はかなり大きくなった。
生活習慣介入群では体重が平均6.2%減少したのに対し、糖尿病指導群では0.9%にとどまった。また、運動能力、血糖値コントロール、血圧、HDL(善玉)コレステロール値や中性脂肪値が大きく改善した。これらは、心血管疾患の危険性を低下させるために有用だ。一方、糖尿病サポート群ではLDL(悪玉)コレステロールが改善したが、これはコレステロール降下薬で治療した効果によるものが多かった。
糖尿病ネットワーク 2010/10/21

糖尿病の方は、脳卒中や心筋梗塞などを発症する危険性が高まることが知られています。さらに高血圧や肥満といった危険因子が重なると、危険性はますます高くなります。しかし、食事や運動で血糖コントロールを良好に維持できていれば、心血管疾患や合併症の発症を防ぐことができます。生活習慣を改善せず、糖尿病を放置し、その期間が長くなるほど、目、神経、心臓、腎臓、血管に深刻な損傷がもたらします。今回の調査は非常に大規模で長期間にわたって、生活習慣改善の大切さを証明してくれたものですね。
店長

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2010年10月28日 (木)

コラム870 シクラメン

みなみさん

10月末から開花時期を迎えるシクラメン。
地中海沿岸地方が原産で、明治末期に渡来したと言われています。
シクラメンは『豚の饅頭』という、おもしろい別名をもっています。
原産地であるトルコやイスラエルで野生の豚がシクラメンの球根を食べたことから、豚にとっては饅頭がわり・・・ということでこの別名がついたそうです。
シクラメンの魅力のひとつは、ひっくり返ったような花の形・・・。かがり火を連想させることから、『かがり火花』の別名もあります。
初冬から春まで長く楽しめるのも嬉しいですね。
花言葉は『はにかみ』・『遠慮』などです。



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2010年10月27日 (水)

コラム869 糖尿病、父の高脂肪食で娘は予備群 ラットで生活習慣影響実証、豪研究チームが発表

父親ラットが脂肪分の多い餌を摂取していた場合、生まれた子ラットの雌は血糖値を下げるホルモン「インスリン」を出す細胞に異常が見られ、糖尿病予備群の状態になることを、豪州の研究チームが突き止めた。遺伝的要因ではなく、父の生活習慣が子の糖尿病の発症、進行に結びつくことを示した研究は初めてだという。
研究チームは雄ラットを生後4週目から高脂肪食、普通食の2群に分け、14週目に普通食で飼育した雌と交配。高脂肪食の雄は普通食群より約3割体重が重く、インスリンの効きが悪く血糖値が下がりにくいなど糖尿病予備群の状態になった。
父親が肥満や糖尿病だと、生まれた娘も肥満などになりやすいという先行研究を参考に、研究チームは雌の子ラットだけを対象に比較。体重や空腹時の血糖値に違いはなかったが、高脂肪食ラットを父に持つ雌は、普通食ラットを父に持つ雌と比べ、生後6週目から食後の血糖値が上がりやすく、インスリンの分泌も少なかった。インスリンを分泌する膵臓(すいぞう)のβ細胞を調べると、β細胞の占める面積が減り、特に大きめのβ細胞の数が減っていた。
父親の高脂肪食が雄の子に与える影響はまだ不明だが、研究チームは「糖尿病の発症や世界的な患者増加といった問題に関して、父親の役割の重要性を示唆する結果だ」としている。
毎日新聞 2010/10/22

若い女性の糖尿病は父親の責任かもしれません。糖尿病の発症年齢が下がってきていますが、父親の食事の乱れが影響しているのかもしれません。父親の食習慣は遺伝子情報にはありませんから、何らかの形で父親の悪い食習慣が子供に伝わるのでしょう。子どもを持つ前に、男性も女性と同じく、食事に気を配り、喫煙やアルコールの摂取を減らす努力が必要ですね。
店長

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2010年10月26日 (火)

コラム868 干し野菜

みなみさん

普段食べている野菜とは、違った食感が楽しめる『干し野菜』。
干し野菜は、秋から冬のよく晴れた日に作ると失敗なく美味しいものができます。
夏の暑い日ではカビがでてしまう恐れがありますし、干すのに向く野菜(大根、ニンジンなど)も冬のほうがより美味しくなるので、やはり寒い時期に作るのが良いでしょう。
作り方は簡単で、使いやすい大きさにカットした野菜をザルや魚干し網で、半日~1日干すだけ・・・・。
長期保存するには、数日かけてカラカラに干します。
完成した干し野菜は、お味噌汁に、炒め物に、ハリハリ漬けに・・・といろいろ使えます。
干すだけなのに、甘みが凝縮してビックリするほど美味しくなります。



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2010年10月25日 (月)

コラム867 骨粗鬆症は「自分には関係ない」と思っていた人が8割

女性では閉経後に女性ホルモンが減少するため、多くの人が骨密度が減り骨粗鬆症になりやすい。しかし、初期段階では自覚症状が少ないので、実際には骨粗鬆症の発見が遅れるケースが多いといわれている。骨粗鬆症の女性の半数近くが、診断前に骨密度検査を受けていなかったという調査結果が発表された。
製薬企業のMSDは、60歳以上の骨粗鬆症の女性207人を対象に実施した調査結果を発表した。それによると、診断される前に骨粗鬆症を疑ったことのある人の割合は28%と少なく、8割は「骨粗鬆症は自分には関係無いと思っていた」と回答した。その理由は「自覚症状がなかったから」(71%)が多かった。
骨粗鬆症の検査にはX線を使って骨密度を測る方法や、超音波で測る方法などがある。また、若いときと比べ現在の身長がどれくらい縮んでいるかをみると、骨粗鬆症の目安になる。しかし多くの患者が、診断される前は積極的に検査を受けておらず、症状が進行し、実際に骨折をするまで検査を受けていない実態が示された。骨粗鬆症と診断される前に骨密度検査を受けたかを聞いたところ、48%が「一度も受けたことはない」と回答。骨粗鬆症が判明したきっかけは、「かかりつけ医に検査を勧められて」(30%)、「会社や市・区などの骨密度検診を受けて」(23%)、「骨折して医療機関を受診して」(15%)が多かった。骨折の原因は「転倒して」(73%)が多数だった。
日本生活習慣病予防協会 2010/10/18

骨粗鬆症の予防対策としては、カルシウムを中心に食事の栄養バランスを改善することが第一です。その他にもできるだけ運動して骨を強くすることも必要です。骨粗鬆症になってからでは、運動療法がなかなかしにくくなります。そうなると高血圧、脂質異常症、糖尿病の進行も抑えづらくなります。寝たきりの原因にもなりかねない骨粗鬆症を早期発見・早期治療しましょう。
店長

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2010年10月24日 (日)

コラム866 栄養バランス改善、意欲が高いとストレスが少ない 東京都調査

東京都はこのほど、都民の健康・医療に関する意識などを調査した「都民の健康と医療に関する実態と意識」の結果を公表した。生活習慣病の死亡者数が年々増えている一方で、自分の健康に関心をもつ人も増えており、食生活に気を使っている人ほどストレスも少ない現状が浮き彫りになった。
生活習慣病の死亡者数は東京都でも、全国と同様に年々増えている。生活習慣病による人口10万人当たり死亡者数は、2008年は469.0人だった。疾患別にみると、がん(悪性新生物)が249.6人、高血圧性を除く心疾患が122.2人、脳血管疾患が82.5人、糖尿病が10.5人、高血圧性疾患が4.3人だった。2004年調査に比べ、脳血管疾患が88.7人から減少した以外は、すべて増加している。 かぜなどのちょっとした体の不調で、まず最初にかかる医療機関を聞いたところ、「近くの診療所」の割合がもっとも高く72.1%、次いで「地域の病院」16.8%、「都立病院や大学病院などの大きな病院」4.5%だった。また、かかりつけ医が「いる」と回答した人は8割に上った。
自分の健康や食生活をより良い方向にすることに関心があるか聞いたところ、「十分にある」「少しある」と答えた割合がそれぞれ53.2%、36.0%で、8割以上の人は自分の健康・食生活の改善に対し意欲をもっていることが示された。食事の栄養バランスの改善に対し意欲をもっている人ほど、主食・主菜・副菜をそろえた食事をしている割合が高く、「朝食の欠食が少ない」、「睡眠時間が足りている」と答えた人が多かった。1日の食事(3食)のうち、主食(ご飯、パン、麺類など)、主菜(肉、魚、卵、豆腐などの豆製品を使ったおかず)、副菜(野菜を使ったおかず)をそろえた食事をしているか聞いたところ、「3食ともそろえている」人は19.7%のみ。「2食はそろえている」がもっとも高く39.5%だった。健康・食生活の改善に対する意欲が「十分にある」と答えた人では、主食・主菜・副菜を「そろえている」人の割合が25.7%と高かったが、「あまりない」と答えた人では13.4%にとどまった。食事の栄養バランスとストレスの有無は密接に関連していることも示された。悩みやストレスが「ほとんどない」人では、「3食をそろえている」人が33.0%でもっとも多い一方で、悩みやストレスが「よくある」「たまにある」と回答した人では、それぞれ14.0%、17.5%といずれも低かった。
日本生活習慣病予防協会 2010/10/19

この調査では、朝食を摂っている人ほどストレスを感じる人は少なかったそうです。また朝食を必ず食べる人は、睡眠時間が十分足りているという人も多かったとか。食習慣とストレスには大きな関係があることがわかります。ひょっとしたら、幼少期の食習慣が人格形成にも影響しているかもしれませんね。「食育」がきちんと実施されれば、大人になってからのストレスも減るかもしれません。
店長

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2010年10月23日 (土)

コラム865 収縮期血圧が高く日内変動が大きい患者は血糖の日内変動も大きい

2型糖尿病合併高血圧患者では、収縮期(上の)血圧が高く、脈圧が大きい場合、血糖の日内変動が大きいことが明らかとなった。24時間自由行動下血圧測定(ABPM)と24時間持続血糖測定(CGM)を使った検討により示された。
2型糖尿病患者は高血圧を合併することが多く、2つの疾患を合併しているとさらに予後が悪いことが示されている。近年、血糖コントロールの指標として血糖の平均値を示すHbA1cだけでなく、食後の高血糖や低血糖になっている時間を少なくして血糖の日内変動が少なくなるようコントロールすることが予後の改善に重要であると考えられるようになってきた。そこで研究者らは、腹部皮下に小型センサーを挿入して血糖を測定できる持続血糖モニター(CGM)と24時間自由行動下血圧測定器(ABPM)を用いて、血糖と血圧の日内変動を評価した。対象は東京慈恵会医大附属病院に入院中の高血圧合併2型糖尿病患者55例で、年齢は30~70歳、HbA1cは6.5~9%、糖尿病罹病歴は5~30年の患者だ。運動強度も一定とし、6gの減塩食による食事療法を行っている。
これらの患者に対し、連続2日間、持続血糖モニターと24時間血圧測定を行った。その結果、収縮期血圧の24時間平均値と血糖変動、収縮期血圧変動と血糖変動、脈圧と血糖変動に有意な相関関係が見出された。つまり、収縮期血圧が高ければ高いほど、また日内変動が大きいほど血糖の変動が大きく、脈圧が高いほど血糖の変動が大きいという結果だった。
日経メディカルオンライン 2020/10/16

上の血圧値と下の血圧値の差を「脈圧」といいます。この脈圧が大きいと、高血圧のみならずいろいろな病気を引き起こすことがわかってきています。記事のように上の血圧が高くて、脈圧が大きい患者さんは、血糖変動が大きくなりがちになるそうです。最近の医学界の学説では、脈圧が大きいということは動脈硬化がある程度すすんでしまったことを現しているといわれています。逆に脈圧が小さいということは、血管が柔らかく動脈硬化がすすんでいないことを現しているそうです。
店長

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2010年10月22日 (金)

コラム864 もうすぐ世界糖尿病デー 11月14日は世界中がブルーライトに染まる

現在、糖尿病を世界の成人人口の約5~6%が抱えており、2025年には3億8, 000万人に達すると予想されています。このような状況を踏まえ、国連とIDF国際糖尿病連合は11月14日を「世界糖尿病デー」に指定し、糖尿病の予防、治療、療養を喚起する啓発運動を推進しています。今年の世界糖尿病デーのスローガンは「さあ糖尿病のコントロールを始めよう(Let's take control of diabetes. Now.)」です。
世界糖尿病デーキャンペーンのハイライトは、昨年までに成功を収めてきた「ブルー・モニュメント・チャレンジ」です。日本の東京タワーや大阪城をはじめ、世界で1000ヵ所以上の名所や建造物がブルーにライトアップされました。世界中の糖尿病患者さんが苦痛から解放されることを祈って、世界中の象徴的なモニュメントが青いライトに染まったのです。今年も札幌時計台や東京のレインボーブリッジなどがブルーにライトアップされます。糖尿病の方の辛さが少しでも減ることを祈ります。
店長

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2010年10月21日 (木)

コラム863 寒い季節の入浴

みなみさん

入浴は心身の疲れをとり、気分をリフレッシュするのに効果的です。
忙しい毎日を送っている方は、シャワーだけで済ます人もいるようですが、就寝前のリラックスタイムを兼ねて、湯ぶねにつかる入浴を楽しみたいものです。
ただし、寒い脱衣場で服を脱いだり、急に熱い湯につかったりなどの不適切な入浴を行うと、血圧の急上昇を招いてしまいます。
入浴の際の注意点を守り、血圧を変動させすぎない上手な入浴法をマスターしましょう。


① 入浴前に浴室と脱衣所を室温20~25℃にあたためておく。
② 一般的な湯温は42℃前後だが、熱すぎると血圧が上がりやすい。(適温はぬるめの38~40℃)
③ 湯ぶねにつかった姿勢から急に立ち上がると、血圧が大きく変動し、たちくらみや転倒のリスクがある。浴槽でも洗い場でも、各動作をゆっくり行う。
④ お酒を飲んだあとは血圧が低下する人が多いので、酔いがさめないまま入浴すると、血圧の変動のため事故につながるので注意が必要。
⑤ 入浴中と入浴後は、発汗などで体の水分が不足し、血液の濃度が増して血栓がつまりやすい。入浴前と入浴後に、コップ1杯の水を飲むと良い。



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2010年10月20日 (水)

コラム862 血圧・血糖が両方「ちょい悪」だと…循環器系リスク2倍

健康ではないけれど「病気」と診断されるほどでもない、ちょっとだけ高い血圧や血糖値でも、油断できない。「ちょい悪」が両方重なると、脳卒中や心筋梗塞(こうそく)などを起こす危険度(リスク)が2倍に高まることが分かった。国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)と同市医師会などが調べた。
1989年に30~79歳の吹田市住民から無作為に選んだ男女5321人を2005年末まで追跡調査した。その結果、循環器病と総称される脳卒中と心筋梗塞を起こした人は364人いた。血圧は、日本高血圧学会のガイドラインに従って(1)健康な「至適」(収縮期120/拡張期80未満)(2)至適よりやや高い「正常」(130/85未満)(3)正常より病的な状態に近い「正常高値」(140/90未満)(4)治療が必要な「高血圧」(それ以上)に分類。(2)(3)が「ちょい悪」に当たる。血糖値、血圧ともに健康な人がこれらの循環器病にかかる危険度を1としたとき、空腹時の血糖値が少し高い(100~125mg/dl)人は、血圧が「ちょい悪」に相当する「正常」血圧でも危険度が2倍になった。血糖値が正常値100mg/dl未満の人でも、血圧が(3)の「正常高値」なら危険度が1.8倍になった。糖尿病の人は血圧にかかわらず4~5倍と高かった。また、循環器病の9.4%は「ちょい悪」血糖・血圧を健康化すれば防ぎ得ることも分かった。
朝日新聞 2010/10/16

厚生労働省発表の「 国民健康・栄養調査の概要」によると、高血圧患者数は予備群含め約5490万人、糖尿病患者数は予備群含め約2210万人とされています。また、成人の1割が高血糖と高血圧両方を併せ持っていると推計されています。病気未満の血糖・血圧には自覚症状はありませんから、健診などで指摘されたら「まだ大丈夫』と思わず、ぜひ生活習慣を見直してみましょう。
店長

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2010年10月19日 (火)

コラム861 旬の食材「レンコン」

みなみさん

レンコンは、ほぼ通年出回っていますが、秋から冬が旬です。
秋に出荷される新レンコンは柔らかくあっさりとしていて、冬のものは粘りがでて甘みも増します。
太くてまっすぐで表面にツヤがあり、傷がないもので、切り口の穴が小さく、穴の周囲にアクがでていないものを選ぶと良いでしょう。
和え物や酢の物、煮物、揚げ物、炒め物などいろいろな調理法が楽しめます。
すりおろしたレンコンに片栗粉を加え団子を作り、中にエビや銀杏をいれて蒸した『レンコン団子』を作りました。
これからの季節、温かい一品があるとホッとしますよね・・・・。



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2010年10月18日 (月)

コラム860 シニア世代、元気もりもり 健康ブームで体力右肩上がり

お年寄りの体力が、この10年ほど向上を続けている。文部科学省が公表した「体力・運動能力調査」でそんな結果が出た。健康ブームで60代以上で定期的に運動する人が増えているのが要因とみている。調査は2009年5~10月に実施した。65歳以上の高齢者は調査を始めた1998年度以降、握力や脚力など大半の項目が右肩上がりになっている。
98年度と09年度を比べると腹筋回数は65~69歳男性が11.97回→14.05回、女性は7.41回→8.13回。70~74歳男性は10.44回→12.12回、女性が5.99回→7.00回。6分間の歩行距離も65~69歳男性が588メートル→612メートル、女性は548メートル→572メートル。70~74歳男性は567メートル→581メートル、女性が519メートル→539メートルに伸びた。バランスや柔軟性の数値も良くなっており、若い世代より体力アップ傾向が顕著だ。
運動好きなお年寄りはスポーツ市場の牽引役になりつつある。平日の昼間、スポーツジムを訪ねると、リタイア世代の憩いの場になっていた。東京都調布市のスポーツジム「メガロス調布店」。7日の昼過ぎ、筋力やバランスアップのトレーニングサークルに男女14人が参加した。全員が60代後半以上。腹筋や腕、足の筋トレとリズム体操を30分間繰り返す。「呼吸、止まっちゃってませんか?」。女性トレーナーの冗談を笑い飛ばし、音楽に乗ってテンポよくステップを刻む。参加者の一人、鳥畑益夫さん(69)は商社を辞めて間もない6年前に入会した。それまでは40年以上、仕事一筋。妻に「仕事以外に人付き合いがないんだから、ジムで地元の知り合いをつくったら」と勧められた。「家にいて、まとわりつかれるのが嫌だったんじゃないの?」。今や週4日通う常連だ。ベンチプレスに太極拳、ヨガ教室と、妻の手作り弁当を手に、朝から夕方までジムで過ごす日もある。仕事で痛めた腰は良くなり、体重は12キロ落ちた。「仲間と楽しくトレーニングしているから長続きする」。この日はジムで知り合った友人と飲みに出た。ランニングや筋トレのマシン、水泳、スカッシュ、フラダンス教室……。平日の日中に汗を流すのは大半が中高年だ。定年退職した「団塊の世代」の入会が目立ち、首都圏を中心に24店舗展開するメガロスの会員の60歳以上の割合は、この3年で17.7%から22.4%に上がった。
コナミスポーツクラブは退職後の高齢者が増えるのを見越し、平日の昼間に限定した60歳以上向け割引会員制度を2007年に導入。3年前に約14%だった60歳以上の会員は今、2割ほどを占める。米国発の女性限定フィットネスクラブ「カーブス」は会員32万人の約4割が60歳以上だ。
朝日新聞 2010/10/11

文部科学省の09年度の調査では、週に1回以上何らかの運動をする人の割合は60~64歳の男性が98年度の46.04%から59.1%に、女性が51.1%から64.8%に急増しており、いずれも20~64歳の全体平均を上回っています。健康ブームが根付いていますし、昔はなかったスポーツジムが身近にできて、生活の中で運動を楽しむ習慣が広がっているようです。問題なのは若者の体力の方ですね。
店長


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2010年10月17日 (日)

コラム859 食育研究 住民と連携…兵庫大、9日センター開設

食育をテーマに地元の食材を使った料理の研究や子どもらと学生が一緒に調理を体験することなどで地域住民らと連携していこうと、兵庫大学は、兵庫県加古川市平岡町のキャンパスに実践食育研究センターを開設する。同大学には食と健康の専門家を育てる栄養マネジメント学科があり、学内での研究成果を地元に還元することで地域に貢献していくという。
同センターは、食物アレルギーや生活習慣病と食生活とのかかわりなどを学ぶ栄養マネジメント学科の教授や学生らが主に運営。食育の情報や人材交流の拠点として、地域住民が気軽に利用できるようにする。今後は、特産品を生産する地元農家などと連携して新しい料理を考案したり、食育の授業で地元の幼稚園児らが、学生の指導を受けながら調理の面白さにふれたりする。ほかにも、市内の病院の管理栄養士を招いて患者の症状に合わせたメニューの研究などが行われるという。
昨年10月、国の「私立大学戦略的研究基盤形成支援事業」に選ばれ、今年8月から約1か月かけてキャンパス内の調理室や教室を改修した。センターには調理の研究や指導を行うクッキングルームや食品に関する学習や意見交換などを行う実践食育研究室など6部屋を設けたほか、子どもや車イスの障害者が利用しやすいように、通常より約20センチ低い手すり付きのテーブルも設けた。
読売新聞 2010/10/9

地域住民と一緒に調理体験することで、学生が大学で蓄積してきた研究成果を生かせることができるいい機会ですね。学生が訪れる親子らと意見交換することで、食育を伝えるだけでなく、自分自身も子ども向けの食事を考案するヒントが得られるような相互教育の場となるでしょう。
店長


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2010年10月16日 (土)

コラム858 ネットで健康管理 運動、体調管理、介護・看護にも拡大

コンティニュア・ヘルス・アライアンス日本地域委員会は、健康管理機器での情報通信技術(ICT)の利用を促進しようと活動しているNPO法人で、世界最大手の半導体メーカーであるインテルが代表企業になっている。このほど、幕張メッセで開催されている展示会「CEATEC Japan 2010」にブースを設け、コンティニュア(通信連携)の最新状況を紹介した。
コンティニュアの柱となるのは「予防的な健康管理」、「慢性疾患管理」、「高齢者の自立支援」の3分野。血圧計や体組成計、歩数計、フィットネス機器など家庭で使用できる健康管理機器を、パソコンやインターネットにつなげ通信規格を標準化することで、相互運用できるようになる。コンティニュアへの対応は、一般向けホームページやフィットネス・クラブ向けのサービス、高齢者の介護やリハビリ支援ソフトなど、幅広く設定されており、いずれもIT機器や通信技術を利用し、日常生活のなかで簡単に健康管理を行え、測定値などを管理できる仕組みが考えられている。例えば、自宅でコンティニュア対応の体重計や血圧計などで計測した健康データをパソコンや携帯電話などのIT機器に自動でとりこみ、対応しているインターネット・ヘルスケア・サービスやアプリケーションに記録し、グラフや一覧表など様々な形式で表示することで家庭で健康管理を簡単に行える。健康データの経年変化などをみることで、メタボリック・シンドローム(内臓脂肪症候群)や高血圧などの早期発見や、生活習慣病の予防対策に役立てることもできる。
高齢者介護の分野では、ワイズマンが介護・福祉事業者向けサービスをコンティニュア規格対応にする予定。介護・看護施設や訪問先で介護士が利用するためのソフトで、デイケア施設における高齢者の血圧や体重などの健康データが対象となる。その他にも、NTTや日立、富士通、松下電器産業、タニタなどの関連会社が参加し、コンティニュア対応のサービスやソフトは約20種類が2011年3月までに実用化される見込み。
日本生活習慣病予防協会 2010/10/6

生活習慣病の予防や治療には、家庭での健康管理がとても重要です。パソコンや高速インターネットを最大限に利用することで、健康管理が効率的に行えるようになれば、皆さん早め早めの治療に取り組めるでしょう。また、自分の体重や体脂肪率の推移などをネット上で公開して、利用者のやる気を引き出すようなサービスを始める企業もあるようです。数値を公開するのは、ちょっと勇気がいるような気もしますが、いろいろな情報をブログで公開する時代ならではでしょうか?
店長

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2010年10月15日 (金)

コラム855 薬局店頭で「HbA1c測定」 10月に東京都足立区でプロジェクトを開始

日本で糖尿病の可能性が否定できない予備群の数は約1300万人、成人の10人に1人を超えている。糖尿病は初期には自覚症状が乏しく、医療機関などで血液検査をしないと発症に気づかないことが多い。
糖尿病の検査技術は進歩しており、「指先採血でのHbA1c測定」も可能になった。そこで10月より東京都足立区で、薬局店頭にHbA1c測定装置を常設し、HbA1c検査を実施するプロジェクトが開始される。
糖尿病診断基準が今年7月に改定され、血糖値に加え、採血時から1~2ヵ月間の平均血糖値を反映するHbA1cにより、1回の検査でも糖尿病と診断できるようになった。糖尿病の診断を行いやすくすることで、糖尿病の早期発見・治療を促す狙いがある。今後は糖尿病と診断されたことのない人も、HbA1cの検査をより受けやすくなるとみられている。糖尿病の検査技術は進歩しており、現在では「指先採血でのHbA1c測定」が実現し、その場ですぐに検査値を知ることも可能になった。
しかし注意しなければいけないのは、医療機関などで血液検査を行わない限りは、高血糖を発見できないこと。いくら医学が進歩し、糖尿病の検査や治療の技術が向上しても、健診や医師の診断を受けなければ、その恩恵にあやかることはできない。そこで、10月より東京都足立区で、薬局店頭にHbA1c測定装置を常設し、これまで検査を受けずにいた人がHbA1c検査が受けられるプロジェクトが開始される。
このプロジェクト「糖尿病診断アクセス革命」は、東京大学とNPO法人ADMS、足立区薬剤師会の共同研究として実施される。リーダーとなるのは矢作直也・東京大学大学院医学系研究科分子エネルギー代謝学特任准教授。足立区内の薬局店頭に、指先採血HbA1c測定装置を常設し、これまで検査を受けずにいた人々にHbA1c検査を促し、未発見の糖尿病や予備群の早期診断へつなげていこうというもの。糖尿病治療中の患者を除き、広く検査への参加が呼びかけられる。使用されるHbA1c測定機器は、医療機関で検査に使われているもので、必要な血液量は1マイクロリットル(100万分の1リットル)と微量だ。この「指先採血でのHbA1c測定」という新技術を活用し、血液検査へのハードルを下げることで、誰もが検査を受けられるようになると期待されている。
糖尿病ネットワーク 2010/10/5

2008年から特定健診の制度が開始され、40歳以上の人は健康診断を受けることが勧められており、この特定健診の検査項目にHbA1cも含まれます。しかし、特定健診の受診率は全国平均で30%台とまだまだ低いのが現状です。医療機関の敷居が高く健診を受けにくいという人も多いようです。記事のように薬局で測定できるというのは、血圧測定とほぼ同じ感覚でHbA1cをチェックできるのでいいですね。でも、糖尿病かどうかの診断は病院で受けるものです。高めの値が出たら、必ず受診することが必要です。
店長


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2010年10月14日 (木)

コラム854 旬の食材「サツマイモ」

みなみさん

秋の味覚の代表的存在『サツマイモ』
台風、干ばつなど気象の変化に強く、安定して収穫できることから、救荒作物として重視されてきました。
イモの中では糖分含量が多く甘みが強いのが特徴で、βカロテン、ビタミンC、食物繊維を多く含んでいます。
江戸時代から盛んに品種改良が行われ、紅赤、紅あずま、黄金千貫、紅隼人など、さまざまな品種が出回っています。
ふっくらとして、皮にツヤのあるものを選ぶと、美味しいサツマイモに出会えます。

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2010年10月13日 (水)

コラム853 新型インフル、再流行に早めの備えを

インフルエンザの予防接種が10月から始まりました。今季は、新型インフルエンザ用と季節性インフルエンザ用のワクチンが一つになり、混合ワクチン1種類を接種すれば済むようになりました。いったん沈静化した「新型」ですが、再流行する可能性は続いるそうです。
昨夏に国内で本格的に流行し始めた新型インフルエンザは、今年の春に沈静化しました。受診した患者数は推計2077万人だったそうです。感染した人の多くは軽症で済みましたが、若い世代の発症が多く、一部に肺炎や脳症などの重い合併症も見られました。また中高年の方の発症は比較的少なかったのですが、いったん発症すると重症化しやすい傾向がありました。
今季にどの程度の流行となるかは予測が難しいそうです。国立感染症研究所の安井良則さんは「各地の学校などで散発的な集団発生が起きているが、現時点で再流行の兆しはない。しかし、新型インフルエンザが再流行する可能性は今も続いており、警戒してほしい。」と言っています。
ワクチン接種は、希望者は誰でも受けられます。今季は年齢や職業による優先順位はありません。供給量は十分にあるそうです。安心のため、早めのワクチン接種がおすすめです。
店長


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2010年10月12日 (火)

コラム852 体育の日

みなみさん

長かった残暑もようやく終わり、運動しやすい季節になりました。
手軽に始められる運動といえばウォーキング。
1日20~30分、週に3日以上できれば理想的です。
よく『1日1万歩』と言われますが、急に1万歩を歩くと腰や足が痛くなりかねません。
運動習慣がなかった人は、1日3000歩くらいから始めて徐々に増やしていきましょう。
習慣化し継続できれば、ダイエットだけでなく生活習慣病の予防にも繋がります。
正しい歩き方を身につけて、より効果アップを狙いましょう!


☆☆☆正しいウォーキングの足のつき方☆☆☆
足を上げたときに、つま先を上げるように意識すると、自然にかかとから着地できます。
この歩き方を身につけると、転倒防止にも役立ちます。
着地をしたら、足の親指側に体重がかかるように体重移動を行います。




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2010年10月11日 (月)

コラム851 長期間の禁煙後もたばこへの渇望は消えない

禁煙しようとする人にとって、喫煙を促す誘引による影響は時が経っても消失しないことが、新しい研究で示された。この知見は、喫煙再発を防止する取り組みに新たな難題をもたらすものである。
今回の研究を実施した米シカゴ大学精神医学・行動神経科学部門のGillinder Bedi氏によると、人は使用するドラッグに関連する誘引に接触したときに渇望の増加を感じることが多いが、今回の研究では、禁煙期間が長くなってもこのような影響が弱まらないことがわかったという。
今回の研究では、禁煙を試みたことのない健康な男女の喫煙者86人を4群に分け、第1~3群には、それぞれ1週間、2週間、5週間の禁煙をするよう指示し、禁煙期間の最終日に、ランダムに提示される中立的誘引または喫煙に関連する誘引を与えた(例えば、前者はたばこの長さの鉛筆を持ちながら中立的な写真を見る、後者は火のついたたばこを持ちながら喫煙の写真を見るなど)。第4群には、5週間の禁煙を指示し、禁煙1週間後、2週間後および5週間後にもそれぞれの誘引を与えた。全被験者にはインセンティブ(報奨金)として禁煙1日につき30ドル(約2,550円)が支払われた。
試験の前後に毎回、心拍数、血圧および唾液中のコルチゾール(ストレスホルモン)値を測定し、渇望の感じ方を判定するための質問票を全被験者が記入。その結果、禁煙によって離脱症状および独立した渇望は低下するものの、喫煙に関連する誘引によって誘発される渇望は、禁煙期間が長くなるほど増大することが判明した。誘引による渇望は、1週間禁煙した群よりも、5週間禁煙した群の方が高い比率で認められた。禁煙期間の途中で誘引した群では、2週目よりも5週目の方が強い渇望が認められた。
HealthDay News 2010/9/24


おそらく禁煙する方はこの事実を皆さんご存じでしょう。だから、タバコのみならず、灰皿もライターも自分の身の回りからなくしてしまうようにする方も多いようです。専門家は禁煙後3~6カ月ではなく、1年間は経過をみて、その後も再発に注意する必要があるとしてきしています。禁煙を始めた皆さん、少なくとも1年間は気を抜かないようにしてくださいね。
店長

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2010年10月10日 (日)

コラム850 「セルフタッチ」で痛みが緩和

熱いストーブなどに触れてやけどした手をもう一方の手で押さえると、痛みが和らぐことがあるのはなぜだろうか。英国の研究で、脳内の身体イメージを修正することによって痛みを取り除くことが可能であることが示された。
この研究では、非常に熱いものに触れたと思い込んだ被験者が、3本の指をもう一方の手の3本の指に当てることによって痛みのレベルを有意に軽減できることが明らかにされた。この「セルフタッチ」の方法は少なからず奇妙に思えるが、「疼痛治療に新しい可能性をもたらす」ツールであると、研究共著者の1人である英ロンドン大学(UCL)認知神経科学研究所のMarjolein P. M. Kammers氏は述べている。
重要なのは、脳による「身体表象」(自分の体の各部分の青写真のようなもので、各部分がどこにあるかを思い描くもの)であるという。研究グループは、幻肢痛(腕や足を切断した人が、ないはずの四肢に感じる痛み)をこの身体表象システムに関連付けた。Kammers氏によると、1つの仮説では、幻肢痛は実際の身体と脳の思い描く身体が一致しないことによるものであるとされており、身体表象が適切に修正されれば軽減することが多いという。「痛みは単に身体からの信号が脳に届くものではなく、脳が現在の体の状態をどのように描いているかによって、脳内で調節されるものである」と同氏は述べている。
今回の研究では、実際に被験者を傷つけることがないよう、人差し指と薬指を温水に入れ、中指を冷水に入れると、中指を火傷したように感じるという錯覚を利用して、被験者に中指が非常に熱いものに触れたと思わせた。その後、一部の被験者には自分の片方の手をもう一方の手に触れさせ、その他の被験者には他人の手に触れさせた。その結果、3本の指を自分のもう一方の手の同じ指に触れた被験者は、感じる痛みが64%少ないことが判明。「セルフタッチによって、左右の手の身体表象が融合し、熱による痛みの緩和をもたらした」とKammerd氏は説明している。
HealthDay News 2010/9/30

医療現場はすでに、脳を再プログラムする「ミラー療法」と呼ばれる方法が用いられているそうです。例えば、脳卒中の後遺症で左手が動きにくい人に、右手を鏡に映して見せてそれを左手であるかのように錯覚させて左手のリハビリに使おうというものです。脳をだますことによって痛みを治療する方法が広く利用されるようになるのはもう少し先のことになりそうですが、今回のような研究がその下地となりそうです。
店長


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2010年10月 9日 (土)

コラム849 「生活習慣改善」できている人は治療目標値の達成率が高い

日本心臓財団は、「生活習慣病の実態と患者意識調査」を実施し、このほど中間報告をまとめた。生活習慣病の治療を受けている患者で、検査値が治療目標値まで下がっている人が少なく、糖尿病では約3割にとどまることが判明した。
高血圧や脂質異常症、2型糖尿病などの生活習慣病の治療では、検査で医師が治療経過をチェックすることが重要で、動脈硬化症や脳卒中や心臓病などの合併症を予防するために、それぞれの学会が治療目標値を定めている。目標値を達成するために、食事や運動の改善指導や薬物療法が行われる。しかし、同財団の「生活習慣病改善プログラム」に登録されている患者2755人のデータを解析したところ、生活習慣病の治療を受けている患者で、治療目標値まで検査値が下がっている人の割合が十分ではないことが判明した。
治療目標値を達成している割合は、高血圧では47.4%、脂質異常症では59.9%、糖尿病では、糖尿病治療ガイドラインのHbA1c(JDS)に関する指標「優(5.8%未満)」と「良(6.5%未満)」を合わせても27.2%にすぎなかった。
また、改善プログラムで生活習慣チェックを行った1467人のうち、食事と運動の両方あるいはどちらかの項目がすべて良好な「生活習慣良好群」と、1項目でも不良項目のある「生活習慣不良群」に分けて比較した。
その結果、「生活習慣良好群」での目標値達成率は、(1)血圧 44.5%、(2)脂質(コレステロール・中性脂肪)値 56.6%、(3)糖尿病の指標であるHbA1c(JDS)の6.5%未満達成率は30.3%という結果になった。一方、「生活習慣不良群」では、(1)38.0%、(2)52.4%、(3)16.6%で、(1)~(3)のすべてで目標達成率が低いことがあきらかになった。
さらに、患者をBMI(体格指数)によって、「25未満」(標準体重)、「BMI25以上」(肥満)にわけて比べたところ、(1)は52.8%と37.0%、(2)は62.4%と55.7%、(3)は32.3%と19.4%となり、いずれも肥満の人では標準体重の櫃に比べて目標達成率が低いことが示された。男性85cm、女性90cm という腹囲基準によって、「腹囲基準未満群」と「腹囲基準以上群」にわけて比べたところ、(1)は59.0%と36.3%、(2)は66.1%と54.2%、(3)は38.8%と26.0%となり、こちらも「腹囲基準以上群」は「腹囲基準未満群」に比べて目標達成率が低かった。
糖尿病ネットワーク 2010/10/4

患者さんの多くは生活習慣病に関連する自分の検査値は知っているが、治療目標値を正確に知っている割合は低いことも分かっています。特に血糖値の治療目標値を知っている患者は半数未満だったそうです。健康で長生きするためには、血圧、脂質、血糖値の目標値を意識して、きっちり管理することが大切です。それを辛抱強く続けることで、80代・90代になっても脳卒中や心筋梗塞などの病気をうまく回避して元気に過ごせるでしょう。
店長


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2010年10月 8日 (金)

コラム848 怒りっぽい人が「心筋梗塞」で倒れる理由

強いストレスや継続的なストレスは、心の病の原因となることがありますが、そればかりでなく「身体の病」を引き起こすことがあります。ストレスにさらされるビジネスマンは、それによって生じやすい身体的反応やメカニズムについて、十分理解しておくことが必要です。
大切な会議で発表したり、上司から強く叱られたりしたときには、動悸が激しくなったり、普段以上に汗をかいたりすることが自覚できます。これは、身体がストレスに反応しているあらわれです。このときに身体の中で起こっていることを覗いてみると、さまざまなホルモンが動悸や発汗に作用していることがわかります。たとえば、会議をうまく乗り切ろうと考えるときには、気持ちを奮い立たせて臨みますが、このようなとき身体は、「カテコールアミン」というホルモンを分泌して交感神経を優位にし、戦闘態勢をつくります。このホルモンによって、心臓の動きを活発にしたり、血管を収縮させて身体の必要な部位に血液をたくさん送ったりすることができます。
また、人間が活動を行うためには、血糖値を上昇させてエネルギーをいつでも活用できるようにすることが必要ですが、この状態を維持するためには「副腎皮質ホルモン」の分泌が欠かせません。しかし、これらの作用が働きすぎると、高血圧になったり、心筋梗塞のリスクが高まったりします。ケガをしたときに出血が自然と止まるのは、血小板の働きによるものですが、カテコールアミンには血小板の働きを促進する作用があるため、脳梗塞や心筋梗塞を引き起こしやすくなるそうです。さらに、緊張状態が続いて副腎皮質ホルモンが過剰に分泌され、血糖が上昇した状態が続くと、糖尿病のリスクも高まることになります。
ただし、同じストレスにさらされた場合でも、人によって反応は変わってきます。それは、刺激に対する反応に対するスタンスや、「性格」の相違によるものです。昔から、「怒りっぽい人は、心筋梗塞が多い」といわれていますが、それは刺激に対して他人よりも反応しやすく、気の短い人や攻撃的な人は、ホルモンが過剰に分泌されていることが原因の一つと思われます。怒りっぽくても、何事も穏やかにうまく処理していけるよう、感情をコントロールすることが重要です。
店長


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2010年10月 7日 (木)

コラム847 旬の食材「ヤーコン」

みなみさん

今が旬のヤーコンは、形はサツマイモにそっくりですが、味や歯ざわりは梨のようでシャキシャキとした食感と甘さがあります。
特筆すべきは、豊富に含まれるフラクトオリゴ糖!
フラクトオリゴ糖は人間の消化酵素や消化器官では分解・吸収されにくい性質を持っているので低カロリーです。その一方で、大腸菌のビフィズス菌など乳酸菌の餌となり善玉菌を増やし、悪玉菌を減らすなどの整腸作用があるので、ダイエットに効果が期待できます。
他にもカリウム・カルシウム・マグネシウムなどのミネラル、ポリフェノールも豊富です。
食べ方もいろいろで、サラダやお刺身で生のまま、揚げ物や炒め物にも適しています。
ヤーコンとニンジンでキンピラを作ってみましたが、炒めてもシャキシャキ感が損なわれることなく美味しかったです。

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2010年10月 6日 (水)

コラム846 日本人は3歳児でも塩分の過剰摂取例が多い

高血圧を予防、あるいは管理する上で塩分摂取制限は重要だが、成人になってから食事習慣やライフスタイルを変えることは容易ではない。そのため、小児期に塩分摂取量の低い食習慣を身に付けることは重要といえる。今回、国立病院機構九州医療センターの守永友希氏らは、日本人の3歳児の塩分摂取量と、それに影響を及ぼす背景因子を調べ、その結果をバンクーバーで開催中の第23回国際高血圧学会のポスターセッションで報告した。対象は2008年4月から2009年3月までの期間に3歳児健診を受けた3歳児1424例(男児745例、女児679例)。早朝第一尿を採取して、尿中のNa、K、クレアチニン値を測定した。
尿中Na排泄量の分布を見ると3g/日未満が45%、3~6g/日が31%、6~10g/日が20%、10g超/日が4%で、6g/日以上の子供が24%を占めた。また、間食を毎日食べる群(1029例)では食べない群(386例)に比べて、尿中Na排泄量は有意に多かった。この調査の研究者は、「日本人の3歳児では塩分過剰摂取例が少なくない。」と結論づけている。
日経メディカルオンライン 2010/10/1

この調査では、さらに保護者から子供の食習慣を聞き取り調査しています。その結果、若い親は年配の親と比べて、「塩分を取り過ぎないように注意を払っていない」と答えている傾向にあったそうです。子供の頃に摂った食事は脳にすり込まれて、大人になっても食習慣となって続いてしまいます。ファーストフードで、ハンバーガーとポテトのセットを食べるだけでも約5gの塩分を摂ってしまうそうです。自宅の食卓ではなるべく薄味の味付けを心がけたいものです。
店長


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2010年10月 5日 (火)

コラム845 アロマテラピー

みなみさん

生活習慣病などの慢性疾患の代替療法の一つとして、アロマセラピーを導入する医療機関が増えてきています。
【香り】の自然な力を心身の健康維持と改善に役立てようというのが目的です。
アロマセラピーは【芳香療法】と訳されるように、精油を体内に取り込むことによって交感神経を鎮め心と体を癒します。
間接的に香りを鼻から吸入して脳に働きかけるもの、マッサージや入浴を介して皮膚から吸収させ直接的に作用させるものなどがあります。
森林浴や、花の香りを嗅ぐとリラックスできるように、香りには不思議な力があるのですね。
日本では女性の利用者が圧倒的ですが、ストレスがたまりやすい働き盛りの男性にも有効な療法です。
ディフューザー(噴霧器)もいろいろな種類が出回っているので、好きな香りから始めてみるのも良いかもしれませんね。
1005


2010年10月 4日 (月)

コラム844 高血糖と高血圧の合併で心血管疾患死亡リスクは高まる

高血糖の人は血圧が高くなりやすく、高血圧の方も血糖値が高くなりやすいことがわかっています。高血糖も高血圧も、どちらも症状のないまま進行し、さまざまな合併症を引き起こします。直接死につながる可能性があり、日本人の死因の上位を占める心血管疾患や脳卒中などの怖い病気も、高血糖や高血圧が互いに影響しあって動脈硬化が進行した結果、発症します。
まず発症リスクから紹介します。心血管疾患の発症リスクを、高血圧・高血糖・脂質異常・肥満の4つのファクターの保有数毎に調べた調査では、これらの病気を2つ持つ人は全く持たない人に比べて10倍近く高くなり、3~4つ併せ持つ人では31倍にもなることがわかりました。(*) 1 一つ一つの病気の程度は軽くても、これらの病気がいくつか重なると動脈硬化の危険度が飛躍的に高まります。そのため、これらの病気を重なって持っている状態を「メタボリックシンドローム」と呼び、医学会は注意を呼びかけています。
高血圧と高血糖が合併すると死亡リスクが有意に高まることもわかっています。ある調査では、心血管疾患の死亡率について、正常な人を1とすると、高血圧だけの人は1.50、食後高血糖だけの人は1.83だが、高血圧と食後高血糖を合併した人は3.18となり、合併すると死亡リスクがより高まることが確認されています。(*) 2
したがって、血糖値・血圧の診断は両方とも同時に受けること、血糖値・血圧のどちらかが高い方は、軽症であってももう一方の数値が高くならないように注意することが必要です。
店長


(*) 1【グラフ】心血管疾患発症リスクとメタボ危険因子の保有数
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(*) 2 日本高血圧学会 2002年10月12日一般講演
(札幌医科大学第二内科の斎藤重幸氏)より
http://medical.nikkeibp.co.jp/inc/all/hotnews/archives/212028.html

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2010年10月 3日 (日)

コラム843 基礎体力テストと死亡リスク 体力が低下していない人は長生き

握力が低下しておらず力強く握手できる人は長生きする。基礎体力を簡単な方法でテストすることで、死亡リスクを予測できるという研究が、英ロンドン大学の研究グループにより発表された。握力、活発なウォーキング、椅子からの立ち上がり、片足立ちなど、日常での動作をみることで、基本的な身体能力を測定でき、これらを低下させないように運動やトレーニングを続けることで、寿命を延ばせる可能性があるという。
ロンドン大学(UCL)の加齢・長寿学(Lifelong Health and Ageing)の研究チームは、身体能力と加齢関連を調べた研究57件をメタ解析した。うち33件は死亡との関連についても検討していた。医療機関やケアホームなどの施設に入院している患者などは除外された。
その結果、身体能力テストの成績の悪かった人は全体的に死亡の危険性が高いことが示され、4つの身体能力テストは一貫して死亡率に関連していることが分かった。53476人を対象に握力を調べた14件の研究では、握力が最も弱いグループでは最も強いグループに比べ、死亡率が1.67倍高かった。
日本生活習慣病予防協会 2010/9/24

体力測定を行うことで、生活習慣病の危険度や寿命の予測ができるかもしれません。高齢になると死亡率は高くなるのが普通ですが、危険性の高い人を特定して、筋力トレーニングを行うことで、死亡率を低下できるかもしれません。また、これらの研究は高齢者の方を対象としたものですが、体力と死亡リスクとの関連は若い世代でも認められるそうです。「40歳を過ぎた頃から体力が落ちてくる。」とよく言われますが、スポーツをしたり、軽めの筋肉トレーニングをやって、健康維持に努めましょう。
店長


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2010年10月 2日 (土)

コラム842 朝食で幸せ度がアップ 朝ごはんを毎日食べる人は満足度が高い

朝食をきちんと食べる習慣は、健康増進に役立つだけでなく、幸福感や生活満足度にもつながるという研究が発表された。
意外に見落としがちなことだが、食事は朝食、昼食、夕食に、ほぼ均等に分けてとることが大切。毎日を忙しく過ごしている社会人では、食事が不規則になりやすいが、1回の食事量が多すぎたり、少なすぎたり、食事の間隔が空きすぎるのは体に良くない。
朝食をきちんととる習慣は、健康増進に役立つだけでなく、その人の幸福感や生活満足度にもつながるという研究が発表された。これは東北大・加齢医学研究所スマート・エイジング国際共同研究センター(センター長:川島隆太教授)による「幸せ度とライフスタイルに関する調査」で分かったもの。調査は、20代から60代の社会人の男女1000人を対象に行った。
調査では、現在の自分の「幸せ度」を100点満点で自己採点してもらった結果、平均は65.1点となった。これを朝ごはんの摂取頻度でみると、毎日朝ごはんを食べている人は67.9点と高く、週2日以下しか朝ごはんを食べない人の「幸せ度」は59.0点と低めだった。
また、自分の幸せの基準として重視していることを聞くと、朝食を毎日食べる人は「健康状態」(72.8%)や「家族関係」(68.3%)と答えたのに対し、朝食を週2日以下しか食べない人は、「経済的な余裕」(73.1%)をもっとも重視し、「家族関係」(55.8%)に幸せをみいだす人が少なかった。
つまり、「幸せ度」が高い人は余裕があり、朝ごはんを“毎日”食べる人で、「家族との関係」など精神的な幸福感を重視する傾向がみられるということになる。「たかが朝食、されど朝食。当たり前の生活習慣を当たり前に行うことが、私たちの幸せ感と直結する」と川島教授は強調する。さらに、自分の生活を自己採点すると、朝食を毎日食べる人の「生活充実度」(65.4点)は、朝食を週2日以下しか食べない人の53.8点と比べ10点以上も高く、他の項目も総じて高得点となっている。
糖尿病ネットワーク 2010/9/30

「人として、幸せを享受するには朝食が必要。」というわけです。この調査では、「朝食習慣のない人は転職を希望する傾向が高い」など社会とうまく関われていない傾向が高いことも分かっています。最近、心から笑っていない、気持ちが落ち込みがちだ、仕事がだんだんつまらなくなってきた・・・・と思い当たる方は、ぜひ朝食習慣を見直してみてください。
理想をいうと、食事は朝・昼・夕食の3回、だいたい均等に分りつけることが大切です。朝食を軽くすませて、夕食にまとめて食べるようなことは、健康のためにも良くありません。もちろん幸せな人生をおくるためにも必要でしょう。
店長


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2010年10月 1日 (金)

コラム841 眼底検査で予測 全身疾患リスク 糖尿病や脳卒中/発症予測との関連も

瞳の奥にある網膜などの状態を見る「眼底検査」。目の疾患だけでなく、高血圧や糖尿病など全身疾患を発見するきっかけにもなることから、企業の健康診断などに取り入れられている。最近では、眼底検査が将来の病気の発症予測につながることを示唆する研究も出てきた。専門医は眼底検査の重要性を訴えている。
眼底検査は、目に光を当ててレンズを使って眼科医が直接のぞきこむ方法と、専用の眼底カメラで撮影して結果を分析する方法の2種類ある。いずれの場合でも瞳の奥にある網膜や血管、網膜の外側の脈絡膜などの様子をチェックする。検査によって、緑内障や糖尿病網膜症、網膜色素変性症や黄斑(おうはん)変性症といった視力障害の原因となる疾患が見つかる。だが、「眼底検査は一義的には目の病気を発見し、治すためのもの。でも実は、その情報は眼科だけにとどまりません」と山形大学医学部の山下英俊教授は話す。「内臓の血管を生きた状態で見ることができるのは網膜だけ。だから、眼底検査は内臓の血管をつぶさに見ていることと同じなのです」。そのため、網膜の血管の変化から、高血圧や糖尿病などを早期に発見することにつながり、健康診断などに取り入れられている。
産経新聞 2010/9/21

「目をのぞき込む」というとても簡単な眼底検査で、心筋梗塞や脳卒中などの生活習慣病や認知症の発症予測ができるようになるという話です。近い将来、目を見れば病気の危険度がピタリと分かる時代が来るかもしれません。それだけ、目の網膜の血管は全身の血管の状態を反映しているのです。記事にもあるとおり、目をのぞき込むだけで内臓をのぞき見できるくらい、いろいろなことが眼底検査でわかるそうです。40歳をすぎたら、ぜひ目の検査を受けてほしいですね。
店長


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