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2010年9月20日 (月)

コラム829 コレステロール高めが長生き?

先日、コレステロール値は高い方が長生きで良いとする指針「長寿のためのコレステロールガイドライン」を、医師や栄養学者らで作る日本脂質栄養学会がまとめました。「コレステロール値が高いことは心臓病や脳卒中の危険要因となりコレステロールを下げるべきだ」とする現在の医療は「不適切」としており、論議を呼びそうです。
40歳以上の方が義務となっている「特定健診」の検査項目の中には、コレステロール値の測定も含まれています。コレステロール値が高いと、メタボリックシンドロームや動脈硬化の原因である脂質異常症となってしまうからです。一口にコレステロールと言っても、悪玉コレステロール(LDL)と善玉コレステロール(HDL)に分けられるという話は聞いたことがあると思います。現在の基準は、悪玉コレステロールが140mg/dl以上か善玉コレステロールが40mg/dl未満だと脂質異常症と診断されます。
日本脂質栄養学会が今回まとめた「長寿のためのコレステロールガイドライン」は、「現在の基準値は基になる具体的なデータが示されていない」と主張していて、コレステロールが高いほど死亡率が低かったとの大規模研究や、コレステロールを下げる薬を服用しても心臓病の予防効果は見られないとする海外の研究から、指針をまとめています。
しかしながら、悪玉コレステロールが高く、善玉コレステロールが低いと肥満になったり血管が詰まりやすくなることもたくさんのデータでわかっています。ただし、両方の合計値である総コレステロール値だけが高くても、すぐに脂質異常症とは診断されず、心筋梗塞や脳梗塞のリスクとはなりえません。細かく、悪玉コレステロールと善玉コレステロールの数値を見て総合判断することが必要です。
悪玉コレステロールを下げ、善玉コレステロールを上げるには、食事の改善と運動が必須です。動物性脂肪を多く含むバターや肉類の摂取を減らして、イワシなどの背の青い魚や、納豆や豆腐などの植物性脂肪を摂るようにしましょう。運動は20~30分のウォーキングなどの適度な汗を流す運動と、筋肉をつけるような運動の両方行うことが効果的です。禁煙とお酒の量を減らすことも重要です。「特定健診」で引っかからない為にも、それだけでなく健康の為にも、これらの対策を実行してみてはいかがですか?
店長

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