コラム826 母乳育児が母体の2型糖尿病リスクを減らす 人工乳育児では後年の発症リスクが2倍に
母乳育児をしない母親では、母乳育児の母親に比べ、将来の2型糖尿病発症率が2倍と高いことが、米ピッツバーグ大学(ペンシルベニア州)医学部産科婦人科学助教授のEleanor Bimla Schwarz氏らの研究で明らかになった。
検討対象は40~78歳の女性2,233例。1,828例が出産を経験しており、このうち56%が産後1カ月以上母乳育児をしていた。その結果、母乳育児を行った女性の2型糖尿病発症リスクは、未経産の女性と同等だったが、産後一度も母乳育児をせずに人工乳を用いた女性の2型糖尿病発症リスクは27%と、未経産女性の発症リスクのほぼ2倍であった。
HealthDay News 2010/9/16
食事と運動の改善を行うことで糖尿病の危険度が減ることは広く知られていますがが、お母さんが赤ちゃんを母乳で育てることで、産後の女性の肥満を減らし、それによって糖尿病の危険度を減らすことはほとんど認識されていないと思います。子どもに母乳を全く与えなかった母親 の27%が糖尿病を発症したそうです。出産後最初の1カ月間、母乳を与えるだけでもかなりの違いがあるそうです。母乳育児は赤ちゃんにとってもとてもいいことですから、お母さんにいいということであれば一石二鳥ですね。
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