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2010年9月 4日 (土)

コラム813 精度100%が期待できる新しい卵巣がん 早期検査法

新しい卵巣がんのスクリーニング法により、早期段階の検査で100%の精度が得られる可能性があると米ジョージア工科大学の研究グループが報告した。この検査法では1滴の血液を採取するだけでよく、その分子を気化させ帯電させた後、質量分析法(mass spectrometry:MS)と呼ばれる最先端技術により分析する。
研究グループによると、被験者94人を対象とした初回試験の結果、この方法によって卵巣癌患者を正確に特定することができ、44人が卵巣癌で、50人が良性であった。「卵巣がんは比較的罹病率の低い疾患であるため、検査は極めて正確なものでなくてはならない。われわれは、そのような検査を開発できたと考えている」と、著者の1人で同大学生物学教授のJohn F. McDonald氏は述べている。
今年(2010年)6月には、米国臨床腫瘍学会(ASCO)年次集会で英国の研究グループが別の有望な卵巣がんスクリーニング法について発表している。この方法は、数学モデルを利用して閉経後女性の卵巣がんリスクを正確に示すもので、極めて高い精度(99.7%)が認められているが、その有効性を評価する研究は現在も進行中である。
ジョージア工科大学生物化学准教授のFacundo Fernandez氏により開発された今回の方法では、偽陽性も偽陰性も認められていない。同大学のチームは現在、患者500人を対象とする試験を実施している。「現時点では、同じタイプの卵巣癌患者が500人集められないため、異なるタイプの卵巣癌についても検討する予定である。また、卵巣がんだけでなく、同じ方法を用いて他の癌についても検討したい」とFernandez氏は述べている。
HealthDay News 2010/8/26

どのがんもそうなのですが、確実に早期発見できる検査法がないため、発見が遅れ重症化していることが少なくありません。特に卵巣がん患者さんの約80%は疾患がかなり進行してから診断され、そのうち治癒の可能性があるのはごく一部だそうです。記事にあるような技術が年1回の血液検査として実用化されれば、卵巣がん治療が大きく向上する可能性があります。医学は日進月歩ですから、近い将来には、あらゆるがんが早期発見できる技術が確立されると思います。
店長

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