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2010年7月14日 (水)

コラム761 患者推計2500万人 関節痛みに診断基準

ひざなど関節の変形で慢性的な痛みに悩まされる「変形性関節症」。予備軍を含めひざだけで2500万人の患者がいるとみられ、厚生労働省研究班が統一した診断基準づくりを始めた。これまで診断はバラバラだった。早く見つけて予防するには基準は欠かせず、病気が進行して寝たきりになる高齢者を少なくできると期待されている。
2500万人という推計は研究班が2005~07年に和歌山県や東京都内の約3千人を調べて割り出した。自覚症状があるのは2~4割にとどまっており、知らぬ間に病気が進行して、悪化しやすい。東大病院でもひざのケガなど別の治療でエックス線を撮って初めて変形性関節症と分かることも多いという。日本で寝たきりの高齢者の約10%が関節の障害によるものだとの報告もある。東大の川口浩准教授によると、分かりやすい診断基準がないことが一因。骨粗鬆症(こつそしょうしょう)は診断基準を作って病気や予防法が広く知られるようになった。しかし、変形性関節症は医師ごとに、関節部分に骨のトゲがあるか、関節のすき間が狭くなっているかなど見た目で判断しているので、ばらつきが大きいという。
変形性関節症でも、研究班として診断基準を作り、予防に役立てることにした。研究班メンバーの岡敬之東大助教が、エックス線の写真から変形性関節症の危険度を3段階で判定できる画像解析ソフトを開発した。ソフトでは、関節のすき間の面積、軟骨の一番薄い部分の状態などを判定の材料とした。解析ソフトは7月1日に発売。医療機関向けで、すでに研究班メンバーがいる慶応大や新潟大、和歌山医大など8施設に導入されている。論文データなどを参考に医者がそれぞれ基準値を設定するが、このソフトを使って症例を積み重ねる。並行して学会などで基準値を議論する。
朝日新聞 2010/7/8

変形性関節症は関節の軟骨に変性が起こり、痛みやこわばりを感じ、機能障害を生じる慢性疾患です。その原因は軟骨組織を構成する、グルコサミンやコンドロイチン、コラーゲンという成分が不足して、軟骨がもろくなっていくためと推測されています。いったん発症すると、階段の上り下りや長時間の歩行、走ることで悪化します。また肥満があるとさらにヒザの変形関節症を悪化させます。特に女性はヒザに変形性関節症を発症するケースがよくみられます。記事のような簡単な診断で早期発見できれば、進行をくい止めることもできます。近くに整形外科の専門医がいなくても、かかりつけ医で簡単な診断を受けられるようになるといいのですが。
店長


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