コラム747 小麦フスマや全粒粉の摂取が糖尿病患者の死亡リスクを低下
小麦の外皮(フスマ)を豊富に含む、いわゆる全粒粉食品をよくとっている2型糖尿病の女性では、心血管疾患による死亡と全死亡の危険性が低下することが、米国で行われた長期研究であきらかになった。
この研究は、米国で1976年に開始された大規模な長期研究「看護師健康調査」の参加者を対象に行われた。30歳以降に2型糖尿病と診断された女性患者7,822人を対象に、2年ごとに病歴、生活習慣、疾病などについて問診し、4年ごとに食品の摂取状況についてアンケートに答えてもらった。26年に及ぶ調査により、フスマや食物繊維を含む全粒粉の摂取量がもっとも多い2型糖尿病の女性では、もっとも少ない女性に比べ、心疾患疾患(CVD)による死亡リスクが35%低く、全死亡リスクが28%低いことがあきらかになった。米国心臓協会(AHA)や米国糖尿病協会(ADA)などは、米国人の食事について、全粒粉を含むパンなどの食品をとることを勧めている。今回の研究はこれらを裏付ける結果になった。
日本生活習慣病予防協会 2010/6/23
小麦の外皮の部分(フスマ)に含まれる食物繊維は、他の食品に比べ群を抜いて多く、ビタミンやミネラルも豊富に含まれています。今回の研究で小麦フスマを摂ると、2型糖尿病の方の危険性を減らすことができるということがわかりました。糖尿病の方はそうでない方に比べて、心疾患の危険性が3倍に高まるといわれています。以前から、食物繊維を多く含む食品を摂ることは、糖尿病治療に役立つこと言われてきました。日本人に愛着のある食材で言えば、まずキノコや海草、豆類です。少しの量でたくさんの食物繊維が摂れます。スーパーなどで売られている「もずく酢」を毎日1パック食べるだけでも、約20gの食物繊維がとれます。また、干し物は効率的に多くの食物繊維がとれますね。ひじき、かんぴょう、干しシイタケをサイドメニューに加えるのもいいでしょう。
店長










