コラム724 日本は23%が65歳以上の高齢者、社会保障給付費も過去最高
内閣府の2009年度「高齢化の状況および高齢社会対策の実施状況」(高齢社会白書)を公表した。65歳以上の高齢者は、前年比79万人増の2901万人(2009年10月1日)で、総人口に占める割合(高齢化率)は過去最高の22.7%となった。
社会保障給付費も過去最高の水準に達し、2007年度の社会保障給付費も過去最高の91兆4305億円に達したことが分かった。国民所得に占める割合は、1970年度の5.8%から24.4%に上昇。社会保障給付費のうち、高齢者関係給付費については、07年度は63兆5654億円で、社会保障給付費の69.5%を占めた。
社会の高齢化が進行する一方で、総人口は減少している。2055年には2.5人に1人が65歳以上、4人に1人が75歳以上になると推測。それにともない、現役世代の社会保障の負担も重くなる。2009年時点では現役世代(15~64歳)2.8人で1人の高齢者を支えているが、55年には高齢者1人を現役世代1.3人で支える社会が到来するとしている。
日本の高齢化の傾向は海外と比べても顕著だ。日本は21世紀初頭には世界で高齢化率の高い国となり、世界のどの国もこれまで経験したことのない高齢社会を迎える。2005年の高齢化率は日本が20.1%だったのに対し、先進国ではイタリア(19.6%)、スウェーデン(17.2%)、スペイン(16.8%)、ドイツ(18.8%)、フランス(16.5%)といずれも日本に比べ低い水準だった。
65歳以上の高齢者のいる世帯は増え続けており、2008年には世帯数は1978万世帯で、全世帯の41.2%を占める。単独世帯や夫婦のみの世帯、親と未婚の子のみの世帯が増加し、一人暮らし高齢者は増加傾向にある。一人暮らし高齢者が高齢者人口に占める割合は、2005年には男性の9.7%、女性の19.0%となっている。
日本生活習慣病予防協会 2010/5/26
一人暮らし高齢の方や要介護の方も急速に増加しています。要介護者の方の数についても調査されており、65歳以上の要介護者等認定者数は、438万人になるそうです。介護する方は、6割が同居している方。配偶者が25%、子が18%、子の配偶者が14%で、性別では女性が72%と多かったそうです。家族の介護・看護を理由に仕事を辞める方も増えています。中でも女性の離職・転職が多いのが現状です。介護が大変な中、経済的にもきつくなっていって、どうしようもなくなる。このような悪循環が浮き彫りになった調査ですね。
店長