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2010年5月14日 (金)

コラム700 あなたももしかして… 「正常血圧」でも危ない人 心筋梗塞、脳卒中のリスク4倍

「血圧は異常なし」という健診や人間ドック、外来での結果を安易に信じてはいけない。病院や医療機関での検査では分からない“高血圧”があるのだ。自治医科大学循環器内科・松井芳夫医師が言う。
「一般的に仮面高血圧や隠れ高血圧といわれているものです。その中には夜間高血圧、早朝高血圧、職場高血圧などがありますが、特に注意しなくてはならないのが早朝高血圧です。早朝高血圧は通常の高血圧(持続性高血圧)より、心筋梗塞や脳卒中のリスクが2~4倍高いのです」。 治療中の高血圧患者を調べた研究では「仮面高血圧は、正常血圧の約3倍、持続性高血圧の1.2倍、心血管疾患の発症率が高い」という結果だった。未治療高血圧患者を対象に頚(けい)動脈硬化(頚部の動脈硬化)の状態を見た研究では、仮面高血圧は持続性高血圧より頚動脈硬化が進んでいた。自分が早朝高血圧かどうか。最も確実に調べられるのは24時間血圧計を使うことだが、医者にかからなくてはならず面倒。とりあえず自分でできる方法などを松井医師に聞いた。「家庭用血圧計で起床直後と就寝直前の血圧を測るのです。どちらも測ってほしいですが、もし難しければ起床直後の血圧を測ってください。起床直後の血圧が上135(mmHg)以上、あるいは下85以上なら、早朝に血圧が上昇する早朝高血圧が疑われます。それも、就寝直前と起床直後の差(ME差)が著しく大きいときは、より危険度の高い早朝高血圧が疑われます」。 起床直後と就寝直前の血圧を特にチェックすべき人がいる。早朝高血圧になりやすいタイプの人で、まずアルコールを多く飲む人だ。「ほぼ毎日飲酒をするような人は、早朝高血圧であることが考えられます」。 喫煙者やメタボ、肥満、糖尿病を抱えている、ストレスが多い、睡眠時無呼吸症候群(就寝中に激しいいびきをかき、昼間に眠気が強い)という人もチェックしたほうがいい。
日刊ゲンダイ 2010年04月26日

早朝高血圧や仮面高血圧など、普段見つけにくい血圧上昇も心筋梗塞、脳卒中のリスクが高くなります。特に要注意なのが、高血圧と診断された人が、一旦、正常血圧になった場合です。このような方は、油断から血圧管理を怠ることがあります。実は早朝高血圧だったという人も多いのです。別の調査では、高血圧患者を含む969人を対象に調べたところ、“高血圧だが治療によって現在は異常なし”という人の23%が実は早朝高血圧、つまり“異常あり”という結果が出たのです。一番いいのは、家庭でマメに血圧を測ることです。
店長