コラム716 糖尿病治療題材に寸劇 医師と患者の本音、黒子が代弁
糖尿病の治療には、食事や運動などの生活習慣を長期に見直す必要がある。しかし、患者がインスリン注射や食事療法などに同意しなかったり、守らなかったりする事例も多い。こうした中、診療や療養指導を寸劇で再現して患者と医療側双方の本音を探り、治療の改善を目指す関係者向けのワークショップが反響を呼んでいる。
日本糖尿病学会では寸劇「糖尿病劇場」がおこなわれている。
会話の裏には… 医師「前からお勧めしたように、インスリン注射を始めましょう」 医師の黒子(今日こそ“うん”と言ってくれ)
患者「私の努力不足。歩くので待ってください」 患者の黒子(絶対嫌。今まで歩いていなかったから、歩いたら良くなる)
医師「待って待ってで、もう2年。合併症が出る前に始めましょう」 医師の黒子(今日こそ説得するぞ。今さら歩くなんて、よく言うよ)
会場の医療関係者からは「医師は血糖値を下げる意思だけでやっている」「患者も手ごわい。看護師の力を借りては」「患者はどうなりたいと思っているのだろう」といった意見が飛び交った。
糖尿病劇場は、患者と医師ら医療従事者に加え、双方の黒子が出演して会話に出ない本音を語ることで、コミュニケーションギャップを浮き彫りにする試み。関係者の勉強会などで上演されるようになっている。
産経新聞 2010/5/18
患者さんが治療をなぜ拒否するのかを理解するために医師がどう働き、患者がどう思ったか?? といった関係が見えて、本当におもしろそうな劇ですね。この劇のようになる原因は、患者さんにインスリンなどに対する情報が医師から伝わっていないからではないでしょうか?それとも、医師が患者にもっと強く治療をすすめればいいのでしょうか?その答えはわかりませんが、医師も患者さんも考える機会になればいいと思います。
店長