コラム463 新しい吸入インスリン製剤が糖尿病治療に有望
新しい吸入インスリン製剤Afrezzaが有望視されている。現在、米国食品医薬品局(FDA)の承認を待つ同薬は、現行のインスリン注射製剤に比べ速効性があり、低血糖リスクを抑えながら正常に近い血糖値を得ることができる。また、以前販売されていた吸入インスリン製剤Exubera(すでに市場から撤退)に比べて肺障害をもたらすリスクが低いという。
Afrezzaを製造する米MannKindマンカインド社(カリフォルニア州)のAndrea Leone-Bay氏によると、Afrezzaにはテクノフェア(Technosphere)と呼ばれる新技術を使用しているという。粉末状の薬剤を吸入すると肺で溶解し、血液に取り込まれて即座に作用する。Exuberaの作用が吸入から45~60分で最大となるのに対して、Afrezzaは12~15分で最大になる。この速効性により、糖尿病患者が目指す食事後の血糖値を下げるという目的を達成することができる。
HealthDay News 2010/4/1
吸入インスリンが初めて欧米で認められたのは、2006年です。夢の新薬として大きな期待を集めていましたが、翌2007年には発売中止になりました。販売量が予想より極端に下回ったせいですが、その理由は高価格、簡便性が悪い、定期的な肺ガン発生のリスクがあり肺機能検査が必要・・と患者・医師双方とも敬遠したためのようです。研究者によると今回の新薬はラットを用いたガンの研究が実施されていて、肺ガンのリスクはかなり低いそうでうす。今回こそ夢の新薬になるのでしょうか?
店長