コラム672 くも膜下出血、動脈瘤膨らみ破裂…高い死亡率
プロ野球巨人軍木村コーチを襲ったくも膜下出血では、年間約1万4000人が命を落としている。脳の表面を走る動脈に出来たこぶ(動脈瘤(りゅう))が、血管の内側からの圧力で少しずつ膨らんだ末に破裂し、脳と、くも膜の間に出血する。
脳血管に小さな血の固まりが詰まる脳梗塞(こうそく)や、脳内で血管が破れる脳出血に比べ、発症者は少ないが、死亡する割合は3~5割と非常に高い。高血圧の持病のある人や喫煙者などで発症の割合が高くなる。スポーツも一時的に血圧が高まるため、動脈瘤破裂の引き金を引く心配がある。血管の壁が生まれつき弱く、こぶが膨らみやすい体質を持つ人がいると見られている。50歳代が、脳動脈瘤破裂の割合が最も高いが、埼玉医大国際医療センター脳神経外科の石原正一郎教授は「脳動脈瘤があれば、30代で破裂してもおかしくない」と話す。
読売新聞 2010/4/7
37歳という若さで他界した読売巨人軍の木村拓也コーチのことは、とてもショッキングなできごとでした。試合直前、シートノック中にくも膜下出血で倒れ、球場で心臓マッサージなどの応急処置を受けた後病院に運ばれました。その後も危篤状態で意識が戻ることはなかったそうです。記事にもあるとおり、年間くも膜下出血で約1万4000人が命を落としています。高血圧が最も大きなリスクです。高血圧患者が予備軍を含めて、5490万人といわれていますから、多くの方がその可能性を体の中に持っています。喫煙やストレス、食事などいろいろなことに注意が必要です。木村拓也コーチのご冥福をお祈りします。
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