コラム670 食塩の過剰摂取防げ 1日の目標量引き下げ 男性9グラム 女性7.5グラム未満
今月改定された「日本人の食事摂取基準」で食塩摂取量の1日目標量が男性9グラム未満、女性7・5グラム未満と、より厳しく引き下げられた。食塩の過剰摂取で高血圧となり脳卒中や心筋梗塞(こうそく)を引き起こすことは多くの人が認識している。しかし、しょうゆやみそなど食塩を含む調味料は日本の食文化と密接にかかわっていることもあり、今以上の減塩をどう実現するのか悩ましい問題となっている。
食事摂取基準(平成11年までは栄養所要量)で食塩摂取量が「1日10グラム未満」とされたのは昭和54年。女性については男女別の表記を始めた平成17年に男性との摂取量の違いを考慮して「8グラム未満」としたが、男性の数値は30年以上変わらなかった。基準策定にかかわった新潟大学医歯学総合研究科の中村和利准教授(地域予防医学)は「健康の維持・増進のために食塩摂取量はできるだけ少ない方がよい。現在までにこれまでの目標量はほぼ達成しており、新たな目標量を設定した」と説明する。
食塩の過剰摂取は血圧の上昇や胃がんのリスクを上昇させるほか、高血圧の有無と関係なく脳卒中の罹患(りかん)率・死亡率を上げることが分かっている。WHO(世界保健機関)や日本高血圧学会では高血圧の予防と治療のために6グラム未満にするよう勧めている。
SankeiBiz 2010/4/7
食事摂取基準は、生活習慣病予防のために保健所などで実施される保健指導の基礎となる数値です。健康診断のあと、保健指導を受ける場合は、今まで以上に「減塩」を指導されることになるでしょう。高血圧の方の減塩基準は「1日6グラム」です。毎日の食事の中で工夫が必要です。減塩の工夫としては次のことがお薦めですね。
① シイタケ、昆布、かつおなど、だしのうま味を効かせる
② レモンや酢、またはポン酢などを活用する
③ コショウ、ハーブ、スパイスなどで味にアクセントをつける
④ 麺類のスープは必ず残す
店長