コラム460 食事摂取基準2010年度版 4月1日より適用 何が変わった?
「日本人の食事摂取基準」の2010年度版が、2010年4月1日から適用されています。
食事摂取基準では、私たちが健康を維持していくうえで目安となる栄養の摂取量を示してくれています。カロリーやたんぱく質・脂質のバランスはもちろん、ビタミンやミネラルについても一つ一つ基準値が設定されています。基準は5年に1度見直して更新することになっており、今回新しくなったのです。日常生活の中で、数値の一つ一つを意識することはあまりありませんが、学校給食や病院食の献立は、この基準値を参考に栄養バランスを整えたり、生活習慣病予防や病院での食事指導もこの値が基になっているのです。
2010年度版では、前の2005年度版と比べて見直された大きなポイントは次の3つです。
●ライフステージ毎に推定エネルギー必要量が変更された
小児及び若年女性では減少。70歳以上の高齢者については、これまで想定していた身体活動レベルより実測値の方が高いことが分かってきたため、引き上げられた。例えば若年女性(18~29才)の場合、身体活動レベルII(1日の運動量:普通)の時、2050kcal→1950kcal(100kcalダウン)となった。
●ナトリウム(食塩相当量)の目標量 引下げられた
男性10.0g→9.0g 女性8.0g→7.5gに引下げられた。調査では成人で10g前後の摂取量であったのに対し、生活習慣病予防の観点から、厳しくなった。
●カルシウムの基準設定 変更
目安量・目標量から、推奨量を目指すことに変更された。例えば成人女性で、目標量600mg・目安量600~700mgであったものが、推奨量650mgに統一された。ちなみに、調査では20~40代女性のカルシウム平均摂取量は445~474mgだった。
ただ、「食事摂取基準の数値できっちりと管理しよう」とは考えないでください。厳しい食事管理では、食べることを楽しめなくなってしまいます。食事摂取基準の解説でも、「1日単位で厳密に管理する必要はなく、1カ月単位で見て管理できれば良い」と言っています。平日は外食が多いなら、週末にリセットするくらいのつもりで、参考にしてみましょう。
店長