« コラム467 病院に対する患者の満足度が高まる 厚労省調査 | メイン | コラム669 食卓の知恵「海苔」 »

2010年4月12日 (月)

コラム668 中国が世界一の「糖尿病大国」に 10人に1人が糖尿病

中国でも2型糖尿病の有病数が爆発的に増えており、「流行病」の様相を呈しているという研究調査が発表された。中国の糖尿病有病数は9240万人で、世界で糖尿病有病数がもっとも多いとされるインドの4090万人を抜き、世界一の「糖尿病大国」となった。
発表によると、中国の成人の糖尿病有病率は9.7%で、10人に1人が糖尿病。さらに15.5%が糖尿病予備群の状態だという。有病率は日本の7.3%を大きく上回り、米国の12.3%に匹敵している。*調査は、北京市の日中友好病院の楊文英(ヤン・ウェンイン)医師らが参加し、2007年6月から2008人5月にかけて実施された「国民糖尿病・代謝疾患研究会」によるもので、医学誌「New England Journal of Medicine」に発表された。対象となったのは中国の14地域の自治体に在住する4万6239人の成人。経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)を行い、空腹時血糖値(IFG)と2時間値を用いて、診断未確定の糖尿病と、空腹時血糖異常(IFG)あるいは耐糖能異常(IGT)などを含む境界型糖尿病(prediabetes)を判定した。すでに糖尿病と診断されていた患者については、原則として自己報告にもとづき判定した。
糖尿病有病者は都市部で特に増えている。都市部の在住者が11.4%だったのに対し、農村部では8.2%だった。耐糖能異常(IGT)が、空腹時血糖異常(IFG)よりも有病率が高い。男性でIGT 11.0%、IFG 3.2%、女性でIGT 10.9%、IFG 2.2%だった。現在、中国には9240万人の糖尿病患者がおり、インドを超え、世界最多の糖尿病患者を抱える国になっている。日本の糖尿病有病数は約890万人とされており、これに比べると中国の糖尿病人口がいかに巨大であるかをうかがい知ることができる。
糖尿病ネットワーク 2010/3/30

中国の人口は約13億人、日本の人口の約10倍です。糖尿病が増加した背景として、中国の急速な経済発展と、農村部から都市部への人口流入によりライフスタイルが変わり、高エネルギー、高脂肪、高塩分の食生活が好まれるようになったことや、運動不足が指摘されています。警鐘を鳴らさなければならないのは、糖尿病が疑われる人の約6割が診断も治療も受けていないということです。
店長