コラム376 体内時計狂うと高血圧に、不規則生活が原因 京大
不規則な生活はやはり高血圧を招く――。日常の生活リズムの乱れが高血圧を引き起こす仕組みを、京都大の岡村均教授らのグループがマウスを使った研究で明らかにした。体内時計が狂うと、副腎で血圧を上げるホルモンを作る酵素が過剰に働いた。昼夜交代制の職場で働く人は高血圧症が多いが、原因はわかっていなかった。
新たな治療薬開発につながる成果で、米科学誌「ネイチャー・メディシン」電子版に発表した。岡村教授らは遺伝子組み換え技術で体内時計を働かなくしたマウスを作り、塩分の多い食事を与えた。すると体内に食塩と水をため込むホルモンを作る「Hsd3b6」という酵素の活動が活発になり、血圧上昇ホルモンが過剰に働くようになった。その結果、食塩を排出できずに高血圧が引き起こされていることがわかった。
Nikkei Net 2009/12/22
夜更かしや夜勤などが続いて、昼夜逆転生活になると、体内時計が乱れて血圧が上昇するメカニズムがこの研究で解明されました。医療現場で働く方、長距離トラックの運転手の方など、夜に仕事をしないといけない方には朗報です。まだ動物実験のレベルですが、実際の高血圧患者さんで研究が進んで、新しい薬の開発に結びつくといいですね。
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