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2010年1月

2010年1月31日 (日)

コラム398 一歩あるけば医療費0.0014円節約 厚労省試算

ふだんたくさん歩けば生活習慣病にかかりにくくなり、医療にかかる費用も減らせそうだ。じゃあ、その効果は1歩あたりいくら? 厚生労働省の研究班がそんな試算をしたら、「0.0014円」という結果が出た。ほんのちょっとにみえるが、日本全体でみれば年間2千億円前後の効果も期待できるらしい。
歩行習慣によって糖尿病や脳卒中、心筋梗塞(こうそく)などが起きにくくなることが知られている。研究班はこうした病気に関して「歩数がどれだけ増えれば、発症リスクがどれだけ下がるか」を検討した研究論文を集め、医療費がどれくらい減らせそうかを調べた。
加藤昌之・国際協力医学研究振興財団主任研究員らが中年期の千人の集団をモデルに計算したら、現状より歩数が3千歩(2キロメートル前後、約30分)増えることで今後10年間にかかる医療費が1569万円、5千歩なら2512万円減らせそうなことがわかった。死亡者が出ることも考えて1人の1歩あたりを算出すると、0.0014円、1万歩でほぼ14円となった。
試算では、糖尿病や脳卒中、心筋梗塞などにかかる年間医療費を平均5.5%減らせることもわかった。高齢者も含めたこうした医療費は年4.9兆円ほどかかっているとされるので、2700億円近く節約できる計算だ。
生活習慣病を防ぐには、ある程度まとまった歩数が必要になる。ぜんぜん歩かない人が1歩増やしても、それだけで経済効果は望めない。
朝日新聞 2010/1/23

「たったそれだけ?」と思った人も多いのでは?しかし計算してみると、20歳以上の日本人みんなが毎日、いまより3千歩多く歩いたとすれば、年間で約1600億分円になります。得られる恩恵は経済効果だけではないでしょう。健康寿命が延び、その間を生き生きと楽しく過ごせるとしたらそれが一番でしょう。「今より少しでいいから、歩く時間を増やそう!」、そんな気軽な気持ちで始めてみてはいかがでしょうか。
店長

2010年1月30日 (土)

コラム397 慢性的な睡眠不足は一晩では取り戻せない

慢性的な睡眠不足による影響は、一晩長く眠っても解消されないことが示され、医学誌「Science Translational Medicine(サイエンス・トランスレーショナル医療)で報告された。
研究者の米ブリガム・アンド・ウィメンズ病院(ボストン)のDaniel A. Cohen博士は「1日6時間の睡眠を2週間続けた場合の睡眠喪失による影響は、24時間起きていた場合とほぼ同レベルである」と述べている。慢性的な睡眠不足の人は、急な眠気に襲われやすく、ミスや事故を起こしやすいが、このような影響は一晩ぐっすり眠っても解消することはできないという。
米国では、16%の人が日常的に1日6時間未満しか睡眠を取っていないという。特に運送業、軍隊、医療機関、緊急対応機関など、交代勤務や残業のある職業では睡眠不足が蔓(まん)延していると考えられる。多くの人は眠れるときに長時間眠ることによって不足を取り戻そうとするが、この方法は有用なのだろうか。
この疑問に答えるべく、今回の研究では21~34歳の健康な男女9人を対象に、33時間起きた後10時間眠るという睡眠スケジュール(研修医などの典型的な例を模したもの。24時間あたりの睡眠時間は5.6時間)に3週間従ってもらい、1日8時間睡眠を取った群のデータと比較した。
その結果、10時間睡眠を取った直後では、認知機能や反応時間の試験結果は正常範囲内であったが、研究が進むにつれて10時間睡眠直後の機能回復能力が衰えていき、運動能力をはじめ集中力、注意力、機敏さの持続にも低下がみられた。反応時間が比較的正常であっても、昼夜が逆転してくると有意に消失。これは、慢性的な睡眠不足と身体の概日(サーカディアン)リズムとの相互作用によるものだと研究グループは述べている。
HealthDay News 2010/1/21

休日に10時間睡眠をとっても、普段の睡眠不足を「返済」できると思っていた人にとっては期待はずれですね。研究者によると慢性的な睡眠不足を取り戻すために、正常睡眠を何日繰り返せばよいのかはわかっていないそうです。このように「寝だめ」は逆効果という見解を述べる専門家が増えています。「寝だめ」をするとせっかくの日々のリズムが崩れてしまうそうです。思い切って、休日こそ早起きするというのが一番の解決策かもしれません。早起きすると一日が有効に使えますし、夜になると眠くなり、質の高い睡眠を得ることができます。その翌日からよいスタートをきることができそうです。
店長

2010年1月29日 (金)

コラム396 中高年 増える摂食障害 育児中でも 50代でも ダイエット

拒食症や過食症などの「摂食障害」は、若い女性の病気というイメージがあるが、中高年でもこの病気に苦しむ人が少なくないことが分かってきた。自助グループなどでは「『この年で摂食障害なんて恥ずかしい』と思わず、助けを求めてほしい」と呼びかけている。
神奈川県藤沢市の女性(50)は、3年前に拒食症になった。それ以前の体重は、身長160センチに対し、体重55キロ。決して太りすぎとはいえないが、「自分の中での理想体重は45キロ。どんなに頑張ってダイエットしても50キロまでしかやせられない自分を太りすぎで醜いと感じ、自分に自信が持てませんでした」。
ところが、3年前に夫が入院、心労から食欲がなくなり、体重が3か月で10キロ減った。これがきっかけで、「体重を減らすことが面白くなり、拒食にはまりました」。1日3食をすべてサプリメントで済ませ、食べ物はほとんど受け付けなくなってしまった。
摂食障害は、思春期に過剰なダイエットなどがきっかけとなって発症することが多いといわれている。しかし最近は、この女性のような中高年の患者も増えているという。
横浜市にある摂食障害の女性のための通所施設「ファルク」には現在、10人の女性が通っているが、このうち8人が30歳代以上で、最高齢は66歳。48歳の女性は、18歳から拒食と過食を繰り返し、11年前に長男が生まれてからは、育児やママ友との人間関係のストレスから、症状が悪化することもあったという。ファルクに通う66歳の女性は「一人で悩んでいる中高年の方に、同年代の仲間がたくさんいることを伝えたい」という。
読売新聞 2010/1/20

摂食障害の専門家の方によると、昔は中高年や子育て中の女性に摂食障害はほとんどなかったそうです。中高年や子育て中の女性に摂食障害が増えた一つの原因は、若い頃に既往歴があってそれが再発するためだといわれています。症状が治まっても、その根っこが未解決ならば、新たな困難にぶつかった時に、再び発症してしまうそうです。それが10年以上前の既往歴であっても、忘れた頃に再発する可能性をもっています。ひとりで悩ます、何かあったら記事になるような施設に相談することが予防策といえます。
店長

2010年1月28日 (木)

コラム395 季節のお花「金のなる木」

みなみさん

「金のなる木」に花が咲きました。
なんともユニークな名前ですが、木が幼いうちに幹の部分に5円玉など穴のある硬化をさすと
若枝が成長するにつれ固定され、これを何年か繰り返すと「金がなっている」ように見えることから名付けられたそうです。
この他にも、葉の形が硬化に似ていることから名付けられたという説もあります。
乾燥に強く、日当たりの良い場所に置いておけば非常に育てやすい品種です。
花言葉は「幸運が招かれる」です。

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2010年1月27日 (水)

コラム394 高血圧症予防を目指し「塩を減らそうプロジェクト」が発足

塩分の過剰摂取が健康にもたらすリスクについて知識を普及し、高血圧症を予防することで脳卒中や心疾患リスクの低減につなげようと、医師などが参画した「塩を減らそうプロジェクト」が発足した。
厚生労働省の調査によると高血圧の日本人は約4000万人。同プロジェクト代表顧問に就任した荒川規矩男氏(福岡大名誉教授)は、「高血圧は自覚症状がないため放置されることが多く、脳卒中・心筋梗塞などを引き起こし、寝たきりの原因にもなっている。高血圧を引き起こす主な要因は食塩の過剰摂取。日本人は世界的にも食塩摂取量が多くリスクが高いと考えられる」と強調している。
高血圧はかつては、年齢とともに上がると思われていたが、最近では若い頃から減塩や運動など、生活習慣に気をつけることにより高血圧が予防できることが分かってきた。プロジェクトでは「1に減塩、2に運動、3に薬物治療」をもとに、塩の摂取を減らし、体内減塩化を図ることの重要性を啓発していく。活動を通じて「高血圧の予防と高血圧患者のクオリティ・オブ・ライフの向上を目指す」としている。
2月には日比谷公園周辺でウォーキングイベント「鼻歌♪ウォーク」を開催し、俳優の石田純一氏も参加する予定。またインターネットで減塩食のクッキングコンテストも行う。
生活習慣病予防協会 2010/1/19

最新の厚生労働省の国民健康・栄養調査では、成人の1日の食塩摂取量は平均で約11gです。血圧正常値の人の食塩摂取量の目標が10gですから、もう1gですね。感覚的に自分の摂っいてる食塩を1/10くらい減らせばいいというイメージでしょうか。これならできそうですね。お醤油を使うところをポン酢に変えたり、サラダをスパイシーにして、ドレッシング量を減らしたりと、ちょっとした工夫で食塩を減らすことができますよ。すでに高血圧の方の目標は1日7~8gですから、栄養士など専門家の指導を受けた方がいいでしょう。
店長

2010年1月26日 (火)

コラム393 旬の食材「春菊」

みなみさん

鍋物が美味しい季節になりました。
「春菊」も鍋には欠かせない野菜のひとつですね。
「春菊」はβカロチンを豊富に含む緑黄色野菜で、その含有量はホウレンソウや小松菜を上回るほどです。
βカロチンは活性酸素を抑制し、美容効果も期待できます。
また、春菊の香りの成分は自律神経に作用し、胃腸の働きを整える作用があると言われています。
私は春菊の独特の香りがとても好きなので、鍋物やお浸しだけでなく、サラダにして食べています。
生で食べるのもとても美味しいですよ!

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2010年1月25日 (月)

コラム392 塩分取りすぎ、要介助の危険…厚労省研究班が調査

食塩を多く摂取する人ほど、年齢を重ねてから身の回りの動作に介助が必要になる危険性が高いことが、厚生労働省研究班の調査でわかった。食塩の摂取量と介助の必要性の関係を明らかにした研究は、これが初めてだ。
研究班は、1980年の国民栄養調査のデータをもとに、心血管疾病や高血圧の既往症のない当時52~64歳の男女1510人の食塩摂取量を推定。それから14年後の94年の時点で「介助必要」である人数を分析した。
食塩の摂取量は、男性が1日平均16.6グラム、女性が同13.9グラムで、介助が必要だったのは53人だった。食塩の摂取量が、男性で1日5.7グラム、女性で同4.5グラム増えるごとに、介助が必要となる危険性は25%ずつ増していた。逆に、野菜などに含まれるカリウムを多く摂取するほど、日常動作の悪化を防ぐ効果があった。
食塩と高血圧の関係は知られているが、実際に介助が必要になる人がどれだけいるかは、はっきりしていなかった。三浦克之・滋賀医大教授は、「家庭の調味料から摂取する食塩は3割ほどで、外食や加工食品から知らず知らずに食塩を摂取している。意識して食塩の摂取を減らすことが、将来の生活の質を維持するためにも大切だ」と話している。
読売新聞 2010/1/7

厚生労働省の調査では、65歳以上の要介護の原因の第一は脳血管疾患です。脳の血管の病気は高血圧が大きく関係しています。高血圧の大きな要因のひとつが塩分の摂りすぎですから、今回の結果はうなずけるものですが、ここまで塩分の摂りすぎが要介護に影響しているのは意外でした。また、在宅の軽度の要介護者には骨関節系疾患が多いのに対し、重度の要介護者には脳血管疾患が多く見られるそうです。
店長

2010年1月24日 (日)

コラム391 慢性疲労を数値で診断

原因不明の激しい疲労が半年以上も続く「慢性疲労症候群(CFS)」を診断できる血液中のたんぱく質を、大阪市立大の木山博資教授(解剖学)らが発見した。
CFSには自覚症状を中心に判定する診断基準はあるが、血液の検査値など客観的な指標(マーカー)はなく、今回の発見は健康診断などに活用できそうだ。木山教授らは、5日連続の運動で極度に疲労させたラットの脳下垂体の中葉と呼ばれる部分を分析。「α―MSH」というたんぱく質が異常に分泌され、血液中のα―MSHの量も上昇していくことを突き止めた。α―MSHの分泌は神経伝達物質ドーパミンが抑制しているが、ラットでは疲労がたまるにつれドーパミン産生能力が低下していた。
一方、CFSと診断された患者57人と、健康な30人の血液を使い、α―MSHの量も測定した。その結果、発症後5年未満の37人の平均値は健康な人に比べ、約50%も高かった。一晩徹夜した人の血液を調べてもα―MSHの量に変化はないことから、短期間の疲労とは関係がないこともわかった。CFS患者は潜在する人も含め、国内に200万人以上いるとされる。
読売新聞 2010/1/7

慢性疲労症候群とは「原因不明の強い全身倦怠感、微熱や頭痛、脱力感、うつ等の精神神経症状などが長く起こり社会生活が送れなくなる状態」といわれています。検査では悪いところは見つからないので、病院でも治療法がわかりません。現在では、慢性疲労症候群とわかれば専門病院もあり、長期的な治療法も確立されつつあります。数値的な診断ができれば、慢性疲労で悩む人には解決方法がみつかるかもしれません。
店長

2010年1月23日 (土)

コラム390 アルツハイマー病と癌(がん)は互いに避け合う

癌(がん)になったことのある人はアルツハイマー病になりにくく、逆にアルツハイマー病の人は癌になるリスクが低いことが示された。今回の研究は、米ワシントン大学医学部(セントルイス)のCatherine M. Roe氏らによるもの。65歳以上の被験者3,020人を対象に、認知症については平均5年間、癌については8年間追跡した。その結果、白人の被験者では研究開始時にアルツハイマー病であった人は癌により入院するリスクが69%低く、癌の人はアルツハイマー病になるリスクが43%低かった。
米アルバート・アインシュタイン医科大学(ニューヨーク)のRichard Lipton博士は「アルツハイマー病によって、癌リスクが劇的に減少することが示された。この関連は極めて顕著なもので、予想外である」と述べている。
HealthDay News 2010/1/7

アルツハイマー病は認知症の一つですが、脳の細胞が原因不明で死滅していく病気です。一方、がんはガン化した細胞が激しい分裂を始めて増殖していく病気です。特定の細胞が、死滅していく病気と増殖していく病気であるという点からいうと、2つの病気が相反するというのは理にかなっているかもしれませんね。
店長

2010年1月22日 (金)

コラム389 2型糖尿病患者の脳卒中、生活習慣改善で4割減

2型糖尿病の患者に食事や運動など生活習慣の改善指導を強化すると、合併症である脳卒中の発症が、強化しなかった場合の62%にとどまったとする研究結果を厚生労働省研究班(主任研究者、山田信博筑波大学長)がまとめ、欧州糖尿病学会誌に発表した。糖尿病発症後でも生活習慣改善によって合併症を減らせることを示す結果で、研究班の曽根博仁筑波大教授(内科学)は「患者にとっても励みになるのではないか」と話している。
日本経済新聞 2010/1/9

生活習慣の乱れが原因となる2型糖尿病の患者さんが積極的に生活習慣改善に取り組むと、合併症の減少につながることが証明された研究結果です。この試験で生活習慣の改善指導を強化した群の方々には、主治医の指導や看護師・栄養士の電話指導の回数を増やしたそうです。指導の回数を増やすだけで合併症が減るなら、国がすすめている保健指導をもっと充実させれば、糖尿病や合併症が減って医療費も削減できるのでは・・・と思います。
店長

2010年1月21日 (木)

コラム388 季節のお花「プリムラ・ポリアンサ」

みなみさん

プリムラ・ポリアンサが咲きました。
サクラソウ科の花で寒さに強く、冬でも育てやすい花です。
同じ品種からの交配で花と葉が大きめなのが「ポリアンサ」、小さめのものが「ジュリアン」です。
またプリムラという名は、早春に他の花に先駆けて咲くことから「primos(最初)」
が語源となっています。
明日1月22日の誕生花でもあるプリムラ・ポリアンサの花言葉は、「青春の喜び」・「無言の愛」です。

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2010年1月20日 (水)

コラム387 「やせ形で糖尿」のリスク遺伝子発見

太っていない人が糖尿病を発症しやすくなる遺伝子変異を、徳永勝士・東京大教授らのグループが発見した。
患者と健康な人あわせて計3268人の遺伝子を分析した結果、この変異を持つ人は変異のない人に比べ、糖尿病になる危険性が1・75倍に上昇。特に肥満でない人に限ると、危険性が2・51倍に跳ね上がっていた。糖尿病につながる遺伝子は数多く見つかっているが、非肥満型のリスク遺伝子は初めて。米人類遺伝学会誌に8発表する。
この遺伝子はKCNJ15と呼ばれ、膵臓(すいぞう)の細胞でインスリンの分泌を抑えるたんぱく質を作り出す。インスリンの分泌が減ると、筋肉や脂肪の細胞が血液中の糖分を取り込まなくなるので、太りにくい反面、糖尿病になりやすくなる。新たに見つかった変異は、この遺伝子の働きを過剰に高めるため、インスリンが不足し、やせ形で発症する危険を高めるとみられている。
欧州の糖尿病患者には肥満が多いのに対して、日本を含むアジア各国では、肥満でない人の発症が多い。
読売新聞 2010/1/8

アメリカやヨーロッパの人は肥満になると糖尿病になる人が多いのですが、日本人は肥満の人だけでなく、やせていても糖尿病になりやすいのです。以前から、体質的に東洋人はやせていても糖尿病になりやすい体質を持っていると言われていました。この原因のひとつとして特定の遺伝子が関係しているということが発見されたわけです。しかしながら、糖尿病は遺伝子だけで発症する病気ではありません。砂糖や脂肪の多い食事・運動不足が重なって引き起こされるわけです。もし遺伝子検査で、この遺伝子を持っているということが事前にわかったら人一倍、食事や運動に注意しなければならないということになります。将来、遺伝子検査で個人の体質を事前に調べて、その人にあった健康管理をしていく時代が来るかもしれません。
店長

2010年1月19日 (火)

コラム386 防災とボランティア週間

みなみさん

1月15日~21日は「防災とボランティア週間」です。
平成7年1月17日、神戸を中心にたいへんな被害をだした「阪神、淡路大震災」をきっかけに、
災害が起きた時のボランティア活動や防災活動への参加を広めようと定められました。
「阪神、淡路大震災」でボランティア活動をした人は約140万人で、その内7割は初めての
ボランティア活動だったそうです。
救助や救命などの専門知識がなくとも、炊き出しや救援物資の配布、掃除や交通整理など困っている
人のために出来ることはたくさんあるそうです。
「阪神、淡路大震災」の悲しい被害を風化させることなく、防災の正しい知識と、
互いに助け合うという気持ちを忘れずにもっていたいと思います。

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2010年1月18日 (月)

コラム385 救命タクシー快走中 資格を持つ運転手が増加

救命技能などの資格を持ったタクシー運転手が増加中-。東京都内のタクシー59社が加盟する「東京無線タクシーグループ」には、2千人以上の「普通救命技能」取得ドライバーが勤務する。「タクシーは交通事故に遭遇したり、車椅子(いす)のお客さんを乗せたりするケースが多く、対応が必要」と東京無線協同組合の荻野嘉彦広報委員長。「資格」が新サービスとして注目されている。
国産タクシー(東京都練馬区)の井口光重運転手(60)は1年ほど前、都内を走行中にバイクとタクシーの事故現場に遭遇した。バイクに乗っていた高齢の女性は足の骨を折って倒れ、タクシーの運転手は携帯電話で通話中。井口さんはタクシーを降り、車内に載せていた三角きんで女性に応急手当てを施した。
実は井口さんは東京消防庁認定の「応急手当普及員」。地元消防団で活動するとともに、タクシーに三角きんや絆創膏(ばんそうこう)、冷却剤などの“応急手当てグッズ”を携帯し、「もしも」に備えている。
井口さんほど本格的ではないが、他にも心肺蘇生(そせい)を行える「普通救命技能」を持つ運転手は多い。荻野さんによると、組合加盟59社のうち、普通救命技能の認定を受けた運転手がいるのは49社、計2070人。国産タクシーは5年ほど前から運転手の資格取得を奨励し、運転手720人中200人弱が同技能を持っている。
組合では日常生活が困難な人の支援を行う「ホームヘルパー」や、ベッドから車いすを使ってタクシーに乗せるなどの「ケア輸送従事者」の資格取得も奨励。「公共交通機関として少しでも世間の役に立ちたい」と、今後も運転手の資格取得を奨励する予定だ。
産経新聞 2009/12/27

もし急な事故や病気で道ばたに倒れている人がいたら、その人を助けることができるでしょうか?タクシーの運転手さんの中には、救命措置や応急手当ができる方がおられるのですね。車で外にでると交通事故に遭遇するケースはありえるでしょう。私たちにもできることはないのかなと思います。
店長

2010年1月17日 (日)

コラム384 市民の心肺蘇生、AED使用は2% 08年、消防庁調査

突然、心停止した人を市民が目撃した際に、心臓に電気ショックを与えて救命するAED(自動体外式除細動器)を実際に市民が使ったケースは、2008年の1年間で2%にとどまっていた。総務省消防庁の全国調査でわかった。関係団体は、設置数が急増する一方で、周知が進まず、使用に不安を抱く人も多いことなどが原因とみている。 AEDは04年から一般市民の使用が可能となった。消防庁が全国の消防本部や消防局からデータを集めてまとめたところ、08年に心筋梗塞(こうそく)などで患者が心肺停止した6万3283件のうち、病院以外の一般市民の前で起きたケースは2万769件。このうちほぼ半数の9970件で市民により心肺蘇生がなされていたが、AEDが使われたのは429件(2.1%)にとどまっていた。05年の46件に比べると10倍近く増えていたが、まだ使用率は低い。
消防庁によると、AEDを使わなかった場合、患者の1カ月後の生存率は9.8%だが、使用した場合は43.8%で、4.5倍にアップする。1カ月後の社会復帰率も未使用では5.6%だが、使った場合は38.2%で、6.8倍の高率だ。調査結果について消防庁は「救急隊員が到着するまでに、少しでも早く処置をしてもらうことが救命につながる。もっと多くの人に使ってもらえるよう啓発したい」としている。
厚生労働省研究班によると、AEDの設置台数は約20万台(08年12月現在)。医療機関や消防署以外では、市民が使える場所として公的施設や商業施設、マンションなどに約15万台ある。1台数十万円するが、自治体や、中小企業庁が「商店街活性化事業の一環」などの補助事業で普及に取り組んでいる。
朝日新聞 2010/1/3

AEDの使用がニュースになったことで記憶に新しいのは、昨年の東京マラソンでタレントの松村邦洋さんがコース上で倒れ心肺停止状態になったときに、AEDの使用で意識が回復したことです。このAED、設置数が多い割に使用頻度は少ないそうです。「AEDを使うのに資格はいらないが、不安で使えないという人が大半。体験できる機会を少しでも増やすことが急務」とNPO法人「AED普及協会」は提言しています。もし目の前で、心肺停止状態で倒れている人を見たら、私たちはAEDを使えるでしょうか?何とか必死に使ってみるかもしれませんね。人を救うのはAEDではなく、「命を助けたい」という気持ちかもしれません。
店長

2010年1月16日 (土)

コラム383 学校で学ぶ「高齢者介護」 命の尊厳 考える機会に

全国の小中学校や高校で、総合学習や学校行事の一環として、「高齢者介護」について学ぶ取り組みが広がっている。普段、介護とはほとんどかかわりのない子どもたちが、認知症などへの理解を深められる機会として、期待が高まっている。
東京都港区立三光小学校で開かれた「介護体験教室」。4年生約30人が、介護事業大手「ニチイ学館」(東京)のスタッフの指導で、介護の必要な高齢者の不便さを疑似体験した。
脚の回りに段ボールを巻き付けた小学生が、体育館の中を歩く。口々に「歩きにくい」「転びそう」と声を上げ、段ボールをはずすと、ほっとした表情を見せた子どももいた。段ボールの筒は、関節炎などで脚が不自由な高齢者の感覚を知ってもらうため、スタッフが手作りした。手先が動きにくい感覚を体験するコーナーでは、子どもたちが手にストッキングと手袋を重ねてはめ、食べ物に見立てた碁石をスプーンですくったり、財布から小銭を出したり。悪戦苦闘しながら取り組んでいた横井彩乃さんは、「介護が必要な人の大変さが分かった。これからは、困っているお年寄りを見かけたら助けたい」と話した。
同社は、今年11月から来年1月にかけて、全国30か所の小中学校と高校で、体験教室を開く。内容は様々で、介護食の調理実習や、介護予防の体操に挑戦した学校もあった。
読売新聞 2009/12/22

介護事業者や福祉系の大学、専門学校などの協力で、総合学習などの時間に高齢者介護について学ぶ取り組みが広がっています。この他にも、認知症の介護教育もすすめられているそうです。石川県かほく市立大海小学校では、2年前から、認知症について学ぶ総合学習が行われています。子どもたちは、地元のボランティア団体のメンバーが認知症の人を演じる劇を見たり、県立看護大学の学生のアドバイスを受けたりしながら、認知症の人の気持ちになって考える活動に取り組んでいます。感性の豊かな時期に介護の大切さを学ぶことに大きな意味がありますね。
店長

2010年1月15日 (金)

コラム382 味の好みによる体重増加の違い 「甘い味」が好きな人は要注意?

「こってり味」や「甘い味」を好む人は、そうでない人に比べ体重増加が多い傾向がある。気になる人は20歳を過ぎた頃からの自分の体重の変化に注意し、若いときから食生活を振り返った方が良い。――体重の増加に味の好みが関連しているという研究が発表された。
この研究は、厚生労働省研究班「多目的コホート研究(JPHC研究)」の一環として行われたもの。岩手・秋田・長野・沖縄に住む日本人男女約3万人の参加を得て実施した。調査を開始した1990年の時点での参加者の年齢は40歳から59歳。
加齢にともなう肥満は、2型糖尿病、高血圧、脂質異常症、心血管病などのリスク要因となる。生活習慣病を予防・改善するために、肥満の減少が目標の1つに掲げられている。肥満は食事(エネルギー摂取量)と身体活動(エネルギー消費量)のアンバランスにより起こり、食事でエネルギー量をとりすぎると肥満になりやすい。そのため、食事ではエネルギー量と栄養バランスを良くするために、「食べるときは腹八分目まで」、「食品の種類をなるべく増やす」、「野菜や海藻、きのこ類を十分にとる」、「脂肪を控えめに」といったことが勧められている。 研究チームは、20歳から調査開始時までの体重増加、調査開始後の10年間の体重変化を調べ、どのような味の好みをもっている人が肥満になりやすいかを比較検討した。その結果、こってり味が「好き」と答えた人は「嫌い」と答えた人に比べ、肥満の比率が男性で1.45倍、女性で1.28倍、高くなることが分かった。また、「どちらでもない」と答えた人でも、男性では1.13倍、女性では1.11倍、比率が高くなっていた。甘い味の好みで比較したところ、女性では「嫌い」と答えた人に比べて、「好き」と答えた人は1.22倍高くなっていた。
さらに、調査開始時からその後10年間の体重変化を調べた。こってり味、甘い味の回答別に、調査開始時からその後の10年間の体重変化量を調べ、「嫌い」と答えた人を基準に、「どちらでもない」、「好き」と答えた人と比較した。その結果、こってり味では有意差がみられなかったが、甘い味では、男女とも「好き」、「どちらでもない」と答えた人では、体重がより増加する傾向がみられた。
今回の研究では、こってり味や甘い味といった嗜好は、男女ともに20歳からの体重増加と関連があることがあきらかになり、特に甘い味を好む女性では、10年後の体重増加に影響を及ぼす傾向があることが示された。研究チームでは「肥満対策は、味の好みも考慮し、20歳以前の早期から行うことの大切さが示唆された」と述べている。研究結果は医学誌「International Journal of Obesity」に発表された。
糖尿病ネットワーク2009/12/28

味の好みは、幼少期に食べた物の味が大きく影響すると言われています。離乳食からいろいろな食材や味を食べ続けると子どもたちには全く好き嫌いがなくなるそうです。大きくなるにつれて、子どもたちにはそれぞれ味の好みは生まれますが、大人と食事を一緒に摂るようになり、こってり味や甘い味の食事が多くなると、その味が好きなっていきます。子供頃に身についた食習慣で肥満になり、生活習慣病にかかりやすくなるのです。子供の食育は大事ですね。
店長

2010年1月14日 (木)

コラム381 甘酒

みなみさん

近所のお寺で、甘酒を振舞ってもらいました。
身体が芯から温まり、とても美味しくいただきました。
「甘酒」という名から少しはアルコールが入っているのかな?と思っていましたが、
お寺の方から「アルコールは入ってないし、栄養満点だから子供にこそ飲ませてあげて!」
と教えていただきました。
調べてみると、甘酒のパワーにびっくり!
甘酒は米麹の酵素の作用を利用してデンプン質を糖化した飲み物で、甘酒に含まれる麹菌や乳酸菌を生菌で取ることで腸が元気になるそうです。
納豆・味噌などと並ぶ、日本の優れた発酵食品の中のひとつなのですね。
もち米やお米を使って簡単に作れるそうなので、自宅でもチャレンジしてみたいと思います。


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2010年1月13日 (水)

コラム380 脂質異常症で最も多いのは高コレステロール血症

脂質異常症で日本人に多いといわれるのは、高コレステロール血症、高トリグリセリド血症、混合型高脂血症の3タイプ。日経メディカル オンラインが実施した「脂質異常症に関する調査2009」で、3タイプのうち最も多いものを挙げてもらったところ、調査協力医師(n=761)の64.5%が高コレステロール血症を挙げた。
調査は、脂質異常症の治療方針、脂質異常症治療薬の処方経験、脂質異常症治療に関する情報ニーズなどを尋ね、脂質異常症治療の現状を明らかにすることを目的に実施した。日経メディカル オンラインの会員医師に調査への協力を求めたところ、10月26日から11月9日までに761人が調査に応じた。
その中で、日本人に多いとされる「高コレステロール血症(IIa型)」「混合型脂質異常症(IIb型)」「高トリグリセリド血症(IV型)」の3タイプを提示し、現在治療している患者で最も多いタイプを挙げてもらった。その結果、64.5%が高コレステロール血症を挙げ、混合型脂質異常症は25.5%、高トリグリセリド血症は9.7%だった。
Nikkei Net 2010年1月4日

コレステロールには善玉(HDL)と悪玉(LDL)があり、悪玉の数値が高くなると、血管内部に動脈硬化が発症し、脳梗塞や心筋梗塞のリスクが高くなります。高コレステロール血症は生活習慣病であると同時に、とても遺伝因子の強い病気でもあります。「家族性高コレステロール血症」という病名があります。ある調査では、正常の女性と高コレステロール血症の男性が結婚して家族を作った場合、3人の子供うち2人が高コレステロール血症となり、ひ孫の代まで追跡すると、約半数が高コレステロール血症になったそうです。家族性高コレステロール血症患者の死因を見てみますと、約60%は心筋梗塞で亡くなっており、これは一般人の約10倍の頻度とあたるそうです。
店長

2010年1月12日 (火)

コラム379 成人式

みなみさん

昨日1月11日は成人式。
成人式は、男子が成人になった証として行われた日本古来の儀式「元服」が由来とされています。
今年も次代を担う多くの若者が輝かしい門出を迎えました。
スーツや振袖を身にまとった初々しい姿は、とても微笑ましく感じます。
振袖には「長い袖で厄を振り払う」・「自分の愛おしい人を呼び寄せる」という願いが込められているそうです。
新成人のみなさん、おめでとうございます!!

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2010年1月11日 (月)

コラム378 軽い10分の運動でも頭スッキリ 認知機能向上、筑波大が実証

わずか10分間の運動でも、脳の認知機能を高める効果があることが、筑波大学の征矢英昭教授らの研究で分かった。
軽いジョギングなどの運動を長期間続けると、認知機能の向上がみられることは以前から知られていたが、短時間の運動による変化を明らかにしたのは世界初。脳の左前頭前野の血流増加が関連していることも実験で証明した。米科学誌「ニューロイメージ」電子版に掲載された。実験では、成人20人が軽いジョギング程度の負荷の自転車こぎを10分間続けた。運動前と運動後に色のついた文字を見せ、文字の意味に惑わされずに色を答えるテストを実施。近赤外光を使った「光トポグラフィ」という装置で、テスト中の脳の状態を調べた。運動をせずにテストを行った時に比べ、運動をした方がテストへの反応時間が短くなった。運動後のテストでは、注意集中したり、行動を意識的にコントロールする実行機能にかかわる左前頭前野の「外側(がいそく)部」と呼ばれる部位の血流が増加していた。
この部位は、うつ病の人で機能が低下することも明らかになりつつある。征矢教授は「今後は年齢や肥満度、運動の強さなど条件を変えて実験し、長期間の運動の効果との関係も調べたい」と話している。
読売新聞 2009/12/24

計算や漢字などの「脳トレ」や指先のトレーニングだけでなく、10分程度の有酸素運動でも、脳の機能はよくなります。昼休みに軽いジョギングをすると、午後眠くならずに仕事がはかどるとも言われています。できれば、屋外で運動する方がいいですね。新鮮な空気を吸って、外の景色を見ながらジョギングすると、もっと脳機能がよくなりそうです。
店長

2010年1月10日 (日)

コラム377 口周りのしわは男性よりも女性の方ができやすい

女性は、加齢とともに口の周辺に男性よりも深いしわが多数できることが明らかにされた。これは以前から疑われていたことだが、新しい研究で「反論しようのない科学的根拠」が得られたと、医学誌「Aesthetic Surgery Journal(美容外科)」編集長のFoad Nahai博士は述べている。
報告者であるオランダ、ユトレヒト大学メディカルセンターのMoshe Kon博士は、「以前から男性の皮膚は女性よりも老化が遅いという印象があったが、今回の研究で、その理由の1つが女性には汗腺や皮脂腺が少なく、皮脂の産生が少ないためであることがわかった」と説明する。女性ではしわ取り治療を受ける人が男性よりも多い傾向があるが、これは女性の方が外見を気にするためなのか、実際にしわが多いためなのかは不明だという。今回の研究では、男女の死体の唇上部のしわを調べるとともに、その部位の再建を実施した。その結果、いくつか鍵となる性差が明らかになったという。女性は男性よりも口周辺の血管が少なく、血流も少ないことに加え、男性に比べて口周辺の筋肉が皮膚の近くにあるため、皮膚が引っ張られやすく、しわができやすいこともわかった。また、毛嚢(のう)の数には性差はみられなかったが、男性は毛嚢に対する汗腺の数が多いことも明らかになった。
このほか、女性の皮膚の老化にはホルモンも関与しているという。米マイアミ大学ミラー医学部のSeth Thaller博士は「健康や疾患に関する性差の多くはエストロゲンが関連している」と述べている。例えば、エストロゲンには治癒を促す作用があるため女性は傷の治りが速い。また、閉経後の女性は血流が減少し、これがしわの一因となっている。汗腺から分泌される皮脂も少なくなる。一方、ホルモン補充療法(HRT)を受けている女性はしわが少ないことが報告されている。
HealthDay News 2009/12/24

男性よりも女性の方が気になる顔のしわですが、女性の方がしわができる原因をたくさん抱えているのですね。よく言われることですが、顔のしわを予防するには「喫煙を避け、日光を避けるとともに皮膚の湿度を保つのが最善の方法」です。サプリメントとしては、ビタミンB群、C、Eといった老化を防止する成分やセラミドやコラーゲンといった保湿成分を摂ることがおすすめです。
店長

2010年1月 9日 (土)

コラム376 体内時計狂うと高血圧に、不規則生活が原因 京大

不規則な生活はやはり高血圧を招く――。日常の生活リズムの乱れが高血圧を引き起こす仕組みを、京都大の岡村均教授らのグループがマウスを使った研究で明らかにした。体内時計が狂うと、副腎で血圧を上げるホルモンを作る酵素が過剰に働いた。昼夜交代制の職場で働く人は高血圧症が多いが、原因はわかっていなかった。
新たな治療薬開発につながる成果で、米科学誌「ネイチャー・メディシン」電子版に発表した。岡村教授らは遺伝子組み換え技術で体内時計を働かなくしたマウスを作り、塩分の多い食事を与えた。すると体内に食塩と水をため込むホルモンを作る「Hsd3b6」という酵素の活動が活発になり、血圧上昇ホルモンが過剰に働くようになった。その結果、食塩を排出できずに高血圧が引き起こされていることがわかった。
Nikkei Net 2009/12/22

夜更かしや夜勤などが続いて、昼夜逆転生活になると、体内時計が乱れて血圧が上昇するメカニズムがこの研究で解明されました。医療現場で働く方、長距離トラックの運転手の方など、夜に仕事をしないといけない方には朗報です。まだ動物実験のレベルですが、実際の高血圧患者さんで研究が進んで、新しい薬の開発に結びつくといいですね。
店長

2010年1月 8日 (金)

コラム375 喫煙と大腸がんの関連性が明らかに

喫煙が原因となる悪性腫瘍のリストに新たに大腸(結腸直腸)がんが加わったことが、医学誌「Cancer Epidemiology, Biomarkers & Prevention」で報告された。これで喫煙に関連する癌の種類は17となる。また、同誌に掲載された別の研究では、受動喫煙によって女性の乳癌リスクおよび小児の生涯の肺癌リスクが増大することが示された。いずれの知見も明るい話ではないが、たばこの規制に取り組む上では有用なものだと専門家は述べている。
今回の大規模前向き試験では、約20万人を13年間にわたり追跡。その結果、喫煙経験のない人に比べて、現喫煙者は大腸癌リスクが27%高く、元喫煙者は23%高いことが判明した。中でも喫煙期間が50年以上に及ぶ人は、喫煙経験のない人よりもリスクが38%高かった。一方、40歳前にたばこを止めた人、31年以上喫煙していない人にはリスクの増大は認められなかった。
別の2件の研究は、受動喫煙のリスクに焦点を当てたもの。その1つは米国立癌研究所(NCI)をはじめとする複数施設の研究グループによるもので、受動喫煙にさらされた小児は成人後の肺癌発症リスクが2倍であり、MBL2遺伝子に特異的な変異をもつ場合、リスクは2.5倍にもなることがわかった。
HealthDay News 2009/12/10 

日本の研究では、がんの死亡のうち、男性で40%、女性で5%は喫煙が原因だと考えられているそうです。「タバコと一緒にお酒も飲む・・・」ということになると、がんのリスクはもっと高くなります。逆にタバコを吸っていた人が禁煙して、がんになるリスクが減ったという研究結果も多くあります。例えば、口腔がん、食道がん、胃がん、肺がん、膀胱がん、子宮頸がんなどです。タバコの量が多いな・・と気になっている方、一念発起して、禁煙に取り組んでみてはいかがでしょうか。
店長

2010年1月 7日 (木)

コラム374 七草粥

みなみさん

今日は無病息災を祈って食べる「七草粥」の日。 お正月に疲れた胃を休めるという効果もあるそうです。
幼い頃から七草を母に教わっていましたが、未だに七草すべてが覚えられず毎年この時期になると再確認しています。

★セリ     食欲増進効果
★ナズナ    別名「ペンペン草」
★ゴギョウ   風邪予防
★ハコベラ   ビタミンAが豊富
★ホトケノザ  食物繊維が豊富
★スズナ    カブのことでビタミンが豊富
★スズシロ   大根のことで消化を助ける

寒い夜にピッタリの七草粥・・・。
胃腸も心も癒されます!

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2010年1月 6日 (水)

コラム373 ビール大瓶毎日1本以上、乳がんリスク1.75倍に

飲酒が乳がんのリスクを高めることが、厚生労働省研究班の研究で分かった。全国5万人の追跡調査で、週に150グラム以上のアルコールを摂取する女性が乳がんを発症する割合は、全く飲んだことがない女性の1.75倍だった。
1週間で150グラムとは、日本酒なら約7合分に相当。ワインなら約14杯分、ビールでは大瓶約7本分、ウイスキーは約7杯分になるという。研究班は1990年代から、5万人の女性の生活習慣と健康状態を追跡。追跡できた期間は平均13年間で、うち572人が乳がんを発症していた。 発症率は、週の飲酒量が150グラム以下の人は飲まない人の1.06倍であまり変わらなかったが、150グラムを超す人では1.75倍になった。 飲酒が口腔(こうくう)、食道、大腸、肝臓などの各がんのリスクを高めることも、報告されている。がん予防に詳しい田島和雄・愛知県がんセンター研究所長は「がんには様々な要因があるが、その一つが確認できたことは意義がある。女性の飲酒は増えており、注意喚起が必要だ」と指摘する。
朝日新聞 2009/12/25

乳がんははっきりとした原因が不明ですが、以前から食習慣も少なからず影響していると言われてきました。多量の飲酒習慣や食生活の欧米化による高脂肪食の摂りすぎなどです。この研究では、アルコールの量を制限すれば乳がんのリスクは高くならないことがわかっています。記事にもあるとおり、飲酒が原因といわれているがんは他にもあります。口腔がん、食道がん、大腸がん、肝臓がんなどです。お酒の好きな方は、飲み過ぎないようにすること、年に一度はガン検診を受けることが必要ですね。
店長

2010年1月 5日 (火)

コラム372 2010年

みなみさん

新年明けましておめでとうございます。
皆様はどんなお正月を迎えられたでしょうか?
私は家族でおせち食べて、コタツに入り「寝正月」を満喫しました。
我が家ではお正月に、今年の目標を家族に宣言するという決まりごとがあります。
私の目標はズバリ「一生懸命生きる!」です。
漠然とした目標ですが、仕事に家事に子育てに、完璧でなくとも懸命に働く母の姿を子供たちに見せられればと思っています。 今の決意を忘れないように今年も1年頑張りたいと思います。
本年も「店長の健康コラム」をよろしくお願い致します。


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2010年1月 4日 (月)

コラム371 鼻炎の子ども増加、文科省調査 アレルギー・花粉症広がる?

鼻炎など鼻に疾患がある児童生徒の割合が小学校で12.6%、高校で9.6%などと過去最高にのぼったことが、文部科学省が公表した2009年度学校保健統計調査速報でわかった。同省は「子供にアレルギーや花粉症が広がっていることが一因にあるのでは」としている。 鼻・副鼻腔(びくう)疾患の割合は1995年から上昇が続いている。ぜんそくの割合も増えており、今年度は小学校4.0%、高校1.9%で過去最高を更新した。視力が0.3に満たない小学生は7.3%と過去最多だった。
日本経済新聞 2009/12/18

今回の学校保健統計調査ではいろんな事がわかっています。発育状態はいくつかの学年で平均身長が過去最高となり、よくなっていることがわかります。虫歯も中学1年の平均本数が1.4本となり、1984年の4.75本からかなり減ったそうです。悪化傾向にあるのは視力とアレルギーです。視力が0・3に満たない小学生の割合が過去最高になり、花粉症や喘息といったアレルギーの子供も過去最高だったそうです。アレルギーが増えた原因は色々学説はありますがはっきりとわかっていません。
清潔志向が過剰になったからだという説もありますし、環境ホルモンなど化学物質が増えたことが原因だという説もあります。もう一ついわれているのが、食生活の欧米化ですね。動物性脂肪の多い食事を多く摂るとアレルギーが進行するという研究結果もあります。子供の食育の重要性が叫ばれている中、伝統的な和食を食べる食習慣をしつけるのも大切です。
店長

2010年1月 3日 (日)

コラム370 あなたは「下戸」?「のんべ」? 遺伝子型を携帯で確認

お酒を飲める体質かどうか、自分の遺伝子の型をケータイに表示できます――こんな遺伝子検査キットが売り出された。販売会社は、下戸の人が飲まされるのを避けられ、忘年会や新年会の話題づくりのきっかけにもなると売り出している。
酒に強いか弱いかの体質は、主に遺伝子のわずかな差で決まる。検査で調べるのは、悪酔いの原因物質「アセトアルデヒド」を分解するのに重要な酵素をつくる遺伝子「ALDH2」の違いだ。 専用ウェブサイトから申し込むと、キットが送られてくる。綿棒で口の中をぬぐって封筒に入れ、検査会社に郵送すると7~10日ほどで「のんべ型」「ほろ酔い型」「下戸型」のいずれかの結果を示したカードが届く。 カード裏面の2次元コードをカメラ付き携帯電話で読み込むと、結果が表示される仕組み。飲酒体質を調べるには、同様の郵送検査やパッチテストもあるが、携帯電話を使って気軽に検査結果を見られるようにした点が特徴だ。
販売会社の担当者は「意外に飲める人からの申し込みが多い。酒豪だと自慢したいのかもしれませんが、依存症のリスクにも注意が必要です」と話している。
朝日新聞 2009/12/16

携帯電話を使って結果がわかるというのがポイントですね。こっそりひとりで見るのではなく、飲み会の席でみんなで見せ合って周りの人にもわかってもらうことが必要ですね。お酒の強い弱いはほぼ生まれつきの体質で、日本人の4割は弱いタイプです。こういう方は、少量のお酒でも、糖尿病や高血圧の危険度が高くなります。また、弱い人ががんばって飲めば、飲めるようになるというふうにいわれますが、これは一時的なことのようです。強くなったと思いこんで、飲み続けると早期に生活習慣病のリスクが高まるといわれています。無理をして飲まないようにご注意を。
店長

2010年1月 2日 (土)

コラム369 在宅介護者の半数が高血圧 名大が女性分析調査

重度の要介護者を在宅介護する女性は、その他の女性に比べて高血圧の割合が高く、降圧剤を服用しても改善しない人が7割に上るなど、深刻な健康状態に陥りやすいことが、名古屋大医学部保健学科の堀容子准教授(看護学)らの調査で分かった。塩分摂取量が多いなど栄養バランスが偏り、睡眠の時間帯も不規則なことが判明。介護殺人・心中が多発する中で「介護者の健康対策や支援」の必要性を裏付ける内容となった。
堀准教授らは、2006年12月から07年5月までの半年間、愛知、岐阜、滋賀3県で在宅介護の家庭を訪問。要介護度3以上か、認知症の要介護者を抱える男女213人の介護者から血液や尿を採取し、血圧や心電図も調べた。分析したのは女性介護者161人で、このうち高血圧(最低血圧90以上、または最高血圧140以上)の割合は74人(46%)。同じ年代で介護をしていない一般女性の34%に比べ、12ポイント高かった。
また、高血圧で降圧剤を服用している女性32人のうち23人(72%)は改善がみられず、一般の女性(44%)に比べ深刻な症状になりやすい傾向がある。
中日新聞 2009/12/20

要介護の女性高齢者の方に高血圧が多いのは、インスタント食品に頼った食生活が一つの原因と言われています。今回の調査でも尿検査で、要介護者の塩分濃度は一般に比べて3割高かったそうです。それともう一つの原因は、うつ傾向にあることだそうです。老老介護に取り組む男性の方のご苦労も大変です。妻の介護に取り組む夫の死亡率はそうでない男性の2倍に上り、要介護であるにもかかわらず早くにパートナーを失ってしまう現状もあります。このような状況が、夫婦のうつ傾向を作ってしまうといわれています。要介護者の家族への心のケアも必要なのですね。とても複雑な問題ということを痛感します。
店長

2010年1月 1日 (金)

コラム368 あけましておめでとうございます。

皆様、あけましておめでとうございます。

いつも「店長の健康コラム」をご覧頂き、ありがとうございます!

一年の計は元旦に有り。

今年1年いかに過ごすか、健康作りに向けて1つ目標を立ててみました。

今年は「笑顔をたくさん作れるように!」です。

笑うことは、体の中も活性化してくれますし、周りの人の気持ちも和みます。

皆様も何か目標を立ててみてはいかがでしょうか。

皆様に少しでも多くの健康情報をお届けできるように頑張って更新していきます。

今年も、「店長の健康コラム」をよろしくお願いいたします。

店長