コラム359 介護ロボ 自由な発想で
100歳以上の人が4万人を超え、超高齢時代を迎える日本。介護の負担を軽くし、高齢者らの自立を支える、自由な発想のロボットが次々と開発されている。車いすがベッドに変身――。そんな高齢者や介護者の要望に応えるのが、パナソニックが今年9月に開発した「ロボティックベッド」。ベッドと車いすが一体化した優れものだ。同社で開発を担当した河上日出生さんは、「ベッドから車いすに移る際の安全性に加え、室内でスペースをとらないよう工夫した。既存技術を集めてシステム化したところが新しい。ベッドの音声認識機能と、テレビモニターと組み合わせて、台所、玄関を結ぶなど室内をIT化することも可能。」と特徴を説明する。
身に着けるスーツ型ロボット「HAL(ハル)」も開発が進んでいる。衰えた脚力や歩行機能を補う。筑波大学の山海嘉之教授が開発した製品だ。腰の部分にある「生体電位センサー」が、筋肉を動かす時に皮膚の表面に流れる微弱な電気信号を検知し、その信号をもとに内蔵のコンピューター(コントロールユニット)が筋肉の動きを先読みして関節部のモーターを動かす仕組み。ひざの関節角度センサー、重心を測定する床反力センサーの情報もコンピューターに伝えられ、制御に生かされる。一連の処理が、筋肉が動き出すより速いため、利用者に違和感は少ない。
読売新聞 2009/12/3
入院ベッド数の減少、医師不足が問題になっている中、在宅医療を充実させることが課題になっています。このような介護ロボットが現実になれば、介護の現場でがんばっている方々の助けになるかもしれません。介護のケアワーカーの方々のお仕事は、患者様の身体の介助はもちろん、健康に関する相談や心のケアまでたくさんあってかなりの重労働です。身体介助の部分だけでもロボットが手伝ってくれたら、負担が減って、在宅医療が進歩するかもしれません。はやく実現することを望みます。
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