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2009年11月29日 (日)

コラム348 「ロコモティブシンドローム」に注目 要介護にならないように

「メタボ」ならぬ「ロコモ」という言葉が近年、注目を集めている。ロコモティブシンドロームの略語で、日本整形外科学会が提唱。骨や関節などの運動器の障害のため、要介護状態になる危険性が高いことを示す概念だ。
メタボ(メタボリックシンドローム:内臓脂肪症候群)が体内部の病気であるのに対し、ロコモ(ロコモティブシンドローム:運動器症候群)は、骨・関節・筋肉・神経などの首から下の内臓を除いた部分の障害を指す。ロコモの要因となる病気は3種類。①関節の軟骨がすり減り、痛みが出たりする変形性関節症 ②骨の強度が低下する骨粗鬆(こつそしょう)症 ③神経の通り道である脊柱管(せきちゅうかん)が狭くなり、神経の通りが悪くなる脊柱管狭窄(きょうさく)症。この3つの病気などが複合して起きたり、積み重なって運動器の機能が低下し、移動能力が落ちてしまうという。骨折が原因で寝たきりになってしまうことはよくあることだが、それだけではない。ロコモがきっかけで徐々に衰えてきて、自由が利かない分精神的にも内向きになります。それがきっかけで認知症になることもある。
◆ロコモチェック 5個の点検 1項目でも当てはまればロコモの可能性がある
(1)片脚立ちで靴下がはけない
(2)家の中でつまずいたり、滑ったりする
(3)階段を上るのに手すりが必要
(4)横断歩道を青信号の間に渡りきれない
(5)15分くらい続けて歩けない
◆ロコモ予防法
ロコモにならないための運動「ロコトレ」も提唱されている。骨の強度が弱まることを防ぐとともに、バランス能力を鍛えて転倒しにくくする開眼片脚立ちと、お尻や太ももの筋肉の訓練であるスクワットの2種類だ。
産経新聞 2009/11/11

最近、テレビや新聞でよく見かける言葉ですね。ロコモを簡単に言うと、関節症などで、体が動きにくくなり、「寝たきり」や「認知症」「要介護状態」になる予備軍の状態です。平成19年の国民生活基礎調査によると、介護が必要になった原因として、1位脳卒中(23・3%)、2位 認知症(14%)が上位を占めますが、関節疾患(12・2%)が4位、骨折・転倒(9・3%)が5位となっており、関節疾患と骨折・転倒を合わせると、5人に1人が運動器の障害が原因で要介護状態と、1位にせまる数です。変形性関節症と、骨粗鬆症に限った推計患者数は4700万人(男性2100万人、女性2600万人)です。まさしくロコモは国民病といえるでしょう。
店長