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2009年11月21日 (土)

コラム340 「ライト」たばこに切り替えると禁煙率が低下

「低タール」「ライト」などと謳うたばこには何ら健康面の利益がないことは以前から知られているが、ライトたばこに切り替えると禁煙成功率が低下することが新しい研究で示された。
米国で販売されるたばこのうち推定84%が低タール、低ニコチンなどを謳い、多くは「ライト」と呼ばれているという。このようなたばこが他のたばこよりも健康的であると考える喫煙者もいるが、専門家らによれば吸い込む発癌(がん)物質量は変わらず、疾患や死亡の比率が軽減されないこともわかっている。Tindle氏によると、吸うたばこの銘柄に関わらず、平均的喫煙者は喫煙しなかった場合と比べ、13、14年早く死亡するという。
英医学誌「Tabacco Control(たばこコントロール)」オンライン版に掲載された今回の研究では、過去1年以内に喫煙者であった3万800人を対象に米国で2003年に実施された調査の結果を検討。対象者の38%が「ライト」たばこに切り替えており、最も多かった理由は味がよいため(26%)であった。43%の人は1~3つの理由を挙げ、その1つに禁煙が含まれていたが、ライトたばこに切り替えた人は、禁煙の成功率が46%低かったという。
この理由として、Tindle氏は「過去の研究から、切り替えによって喫煙者の認知的不協和(cognitive dissonance)が解消されることが示されている」と述べている。「健康によい(とされる)たばこを吸っているから、リスクを心配する必要はない」との論理から、健康意識の高い人が喫煙を継続する可能性があるという。
一方、英ロンドン大学(UCL)のRobert West氏は別の理由も考えられると述べ、例えばライトたばこに切り替える人は既にたばこへの依存度が高く、禁煙しにくい人である可能性もあるとしている。対策としては、ヨーロッパではたばこに「低タール」など、安全性をほのめかす名称をつけることが禁じられているが、どう販売されているかに関わらず、長生きするには今すぐたばこをやめるのが最善であるとTindle氏は述べている。
医学誌「Journal of Epidemiology and Community Health(疫学・コミュニティーヘルス)」オンライン版に掲載された別の研究では、英ヨーク大学の研究チームが母子1万4,000組を追跡した結果、妊娠中に母親が喫煙すると、生まれた子どもの注意欠陥多動性障害(ADHD)などの行動障害リスクが有意に高いことが示されている。
HealthDay News 2009/11/12

最近、喫煙に関係の話題が多いですね。「禁煙する前に、まずはライトたばこに変えてみよう!」というのは、あまり禁煙にもつながらないし、健康被害も防げないようです。たばこを止めるなら、一念発起するしかないですね。電子たばこというのもあるそうですね。電気の力で霧状の気体を発生させる吸引機で、香料入りの煙を吸うものです。寂しさを紛らわす心理的効果しかないので、またたばこに戻ってしまうケースも多いようです。強い意志が必要ですが、禁煙治療など、医療の力を借りるのもいいかもしれません。
店長