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2009年9月14日 (月)

コラム272 人生に絶望、動脈に伝わる? 「脳卒中などの危険」説

人生に絶望する気持ちがあると、頸動脈(けいどうみゃく)に病変が起き、脳卒中や心臓病を起こす危険が高いことが米ミネソタ大の研究でわかった。米心臓協会の医学誌「ストローク」の最新号に論文が掲載された。
研究チームは、循環器病にかかったことがない中高年女性559人を対象とした研究で、人生に対して前向きかどうかを質問。この回答と、超音波検査で測った頸動脈の壁の厚みのデータを分析した。
頸動脈は脳に血液を送る血管。動脈硬化で壁が厚くなると、脳卒中などの原因となる血栓ができやすくなる。
分析の結果、人生に最も前向きな集団と、最も絶望感が強い集団とでは、壁の厚みに0.06ミリの差があった。研究チームは「この差は、臨床的に重要である可能性があり、絶望感が強い集団は将来、心臓病や脳卒中になる危険が高い」と分析している。
絶望感と頸動脈の壁の厚みとの間の生理学的な関係ははっきりしていないが、研究チームは、絶望感が強い人にはカウンセリングなどを勧めている。
朝日新聞 09/9/3

人間の心理と病気の関係に関する研究はたくさんあります。有名なのは、「タイプA」というグループは脳梗塞や心疾患を起こしやすいというもの。「タイプA」とは、性格面では競争的、野心的、精力的、何事に対しても挑戦的で出世欲が強い人です。昔からこのような人は、高血圧や糖尿病、脂質異常になりやすいと言われていました。「タイプA」の人はもともと病気になりやすいのに、人生に失敗して絶望感を抱いてしまうと、さらに拍車がかかってしまうのでしょう。日本人には「タイプA」の人は多いと言われています。責任を持って前向きに生きることは大事ですが、リラックスすることも必要ですね。
店長