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2009年9月12日 (土)

コラム270 高齢糖尿病患者では抗精神病薬を避けるべき

抗精神病薬を服用している高齢糖尿病患者では、血糖値の上昇、もしくは高血糖による入院リスクが増大するとの知見が、米医学誌「Archives of Internal Medicine」に報告された。
認知症やその他の症状に対して、抗精神病薬を処方される高齢者は増加傾向にある。カナダ、トロント大学臨床評価科学研究所の「3月の間に抗精神病薬の服用を開始した66歳以上の糖尿病患者1万3,817例を対象にした研究結果」によると、抗精神病薬による治療開始時期と、高齢患者が代謝不全(代謝バランスを特に崩しやすくなる)を来す危険時期がほぼ同時期であった。「抗精神病薬の新規使用は高血糖による入院の有意な増加と関連が認められた。これは糖尿病治療とは独立した関連であり、特に抗精神病薬療法の導入初期に入院率が高かった」と研究者は述べている。
神経伝達物質のドパミンが血糖値のコントロール維持に役割を果すことが他の研究で示唆されていることから、抗精神病薬を初めて使用する患者では、このシステムに破綻が生じ、高血糖がもたらされると考えられる。
糖尿病ネットワーク 09/08/27

一般的に精神病の薬は、作用の強い「抗精神病薬」と、作用が穏やかな「精神安定薬」に分かれます。作用の強い「抗精神病薬」の多くには、血糖値上昇の副作用があると言われています。食欲が増し、食べる量をコントロールしにくくなって、体重や血糖値の管理が難しくなるそうです。糖尿病や糖尿病予備軍の方が精神病の薬を医師から処方してもらうときは、よく相談した方がいいでしょう。
店長