コラム274 国民医療費は過去最高の34兆円超
厚生労働省は、2007年度に病気やケガの治療のため医療機関に支払われた医療費(国民医療費)が34兆1360億円だったと発表した。前年度より1兆84億円増えて(3.0%増)、過去最高を記録した。
医療費が国民所得に占める割合は9.11%で、国民1人当たりの医療費も過去最高の26万7200円(3.0%増)となった。
また、65歳以上の高齢者の医療費の割合は全体の52.0%を占め、1人当たりの医療費は65歳以上が64万6100円、65歳未満が16万3400円で、約4倍の格差があった。75歳以上の医療費は10兆893億円となり、初めて10兆円を上回った。
国民医療費が増加した要因として厚労省統計情報部は、人口の高齢化や医療技術の高度化などを挙げている。
一般診療医療費の傷病分類別で、もっとも多かったのは高血圧、虚血性心疾患、脳血管疾患などの「循環器系の疾患」5兆4353億円だった。次いで「新生物(がん)」3兆716億円、「腎尿路生殖器系疾患」2兆1389億円、「呼吸器系疾患」2兆1191億円と続く。
65歳未満は「循環器系の疾患」「新生物」「呼吸器系の疾患」の上位3傷病で34.5%であるのに対し、65歳以上では「循環器系の疾患」だけで28.7%を占め、これに「糖尿病」を加えると33.7%を占める計算になる。
日本生活習慣病予防協会2009.09.03
記事にもあるとおり、医療費が増加した原因の一つは高齢化が大きいと言えるでしょう。2007年度の都道府県別1人当たり老人医療費がもっとも低かったのは長野県で、もっとも高かったのは福岡だったそうです。長野県は、最近男性の平均寿命が1位になるなど、健康長寿の県というイメージがありますね。
長野県の長寿の秘訣は以下の3点だと言われています。
1.地元の食材「きのこ」「そば」「葉野菜」を豊富に取り入れた和食をよく食べる。 (特に高齢者)
2.健康診断・人間ドックの受診率が高い。
3.農業などに就労して社会参加する元気な高齢者が多い。
店長