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2009年8月12日 (水)

コラム239 新型インフル、夏も衰えず 秋口の流行加速警戒


新型インフルエンザウイルスの発生が米保健当局などにより確認されてから数カ月。これまで確認されているだけで感染者は世界で15万人、死者は800人を超えた。米国とメキシコに始まった感染は冬を迎えたオーストラリア、チリ、アルゼンチンなど南半球にも拡大する一方、北半球でも衰えをみせておらず、実際の感染者や死者は確認数の何倍にも達している可能性が高い。
米疾病対策センター(CDC)など各国保健当局は、行楽シーズンが終わった夏休み明けに再開する学校や職場を介した一段の流行加速があり得るとみて、警戒を強めている。
新型インフルエンザの拡大を象徴するのは、日米を含む主要な感染国が感染者の全数把握を停止、世界保健機関(WHO)による定時集計もストップした事実だ。
WHOなどは「数字の把握よりも、患者の症状の悪化具合や拡大防止策の検討が重要」としているが、感染者数が急増したため、詳細(PCR)検査による感染確認をすべての感染疑い者に実施するのが先進国ですら物理的に不可能になり、確認数に注目する意味がほとんどなくなったのが最大の理由だ。
米疾病対策センターは、実際の世界の感染者数は調査の数より多く、既に全米の感染者は100万人を超えると推計、英保健当局もイングランド地方だけで過去1週間で10万人増えたとの見方を示している。
共同通信 09/07/24

新型インフルエンザが秋以降に大流行する可能性があると言われています。実際アメリカでは、大流行の非常事態を想定して、軍の機動部隊を組織して側面から支援する体制をとっています。過剰反応のようにも思えますが、過去の例から学ぶとそうとも言えません。
1918年のスペイン風邪大流行は最初、春に感染が始まりました。その後、夏にいったん収まった後、8月に第2派の流行が始まりました。結果、世界でなんと、約4000万人が死亡する事態となりました。それにスペイン風邪が流行した当初も、症状が軽いものだったのです。新型インフルエンザで一番怖いのは、ウィルスの突然変異といわれています。毒性や感染力は、いつでも突然変異で変わる可能性があるのです。夏から秋以降の世界的大流行に対して、当然警戒する必要があります。アメリカの対応はうなずけるものだと思います。
店長