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2009年7月25日 (土)

コラム221 音楽によって心拍数が変化

大音量の音楽を聴くと心拍数が速くなり血圧が上昇する一方、静かな音楽を聴くと心拍数と血圧がともに低下することが、イタリア、パビアPavia大学のチームによる新しい研究で示され、米医学誌「Circulation(循環器)」オンライン版に掲載された。同大学内科教授のLuciano Bernardi博士はこの知見について、「リハビリ療法に音楽を利用する方法について理解を高めるものだ」と述べている。
イタリアの研究では、クラシック音楽が使われた。20代半ばのボランティア24人を対象に、ベートーベンの「第九交響曲」、バッハの「カンタータ」、プッチーニの「誰も寝てはならぬ」などをヘッドホンで聴いてもらい、心血管系への作用を評価した。心電図および皮膚モニターの数値から、音楽が盛り上がり音量が上がる場面では刺激作用があり、音楽が弱くなる場面ではリラックス作用があることが示された。この作用は、穏やかだが顕著なものであった。
NIKKEI NET アメリカ発 09/7/2

高血圧に対する音楽療法はいくつかの医療機関でも行われています。だいたいはリラックスできるやさしいリズムと音調の音楽が選ばれます。ベートーベンの第九のような盛り上がる曲はちょっと高血圧治療には合わないような気がしますね。実験の結果でも、曲の盛り上がりによって、血圧や心拍数の上昇や血管の収縮などが誘発されたそうです。特にプッチーニの「誰も寝てはならぬ」は、心血管に与える影響が大きく、バッハのカンタータは、心血管の緊張を緩める効果があったそうです。このような特徴を音楽療法にうまくとりいれれば、心臓病の治療や予防に役立つかもしれませんね。
店長