« コラム213 日本人平均寿命、また延びた 女性は世界一をキープ | メイン | コラム215 20代で言語スキルが高い人はアルツハイマー病になりにくい »

2009年7月18日 (土)

コラム214 ニコチンが喫煙者の糖尿病前症に拍車をかける

たばこの煙に含まれるニコチンがインスリン抵抗性を促進し、糖尿病前症につながることが新しい研究で示された。
この知見は、米ワシントンD.C.で開催された米国内分泌学会年次集会で報告されたもので、喫煙者の糖尿病リスクが高い理由の説明となる。また、研究チームが、マウスにニコチン拮抗薬 メカミラミンを与えたところ、ニコチンのインスリンに対する影響を部分的に逆行させることができたという。
過去の研究では、喫煙者はインスリン抵抗性となりやすく、高血糖につながることが示されている。研究著者である米Charles R. Drew医科・科学大学(ロサンゼルス) のTheodore Friedman 博士は「喫煙者は糖尿病リスクが高い傾向がある。これはストレスホルモンであるコルチゾールが過剰な場合には、インスリン抵抗性が誘導されるためである。この結果から、喫煙者の心疾患が減少する可能性が示される。」と述べている。
糖尿病ネットワーク 09/7/16 

喫煙によって糖尿病がすすむことはよく知られていますが、これを科学的に証明した実験結果ですね。インスリン抵抗性とは、いくらインスリンの分泌量が正常でも、ちゃんとインスリンが働いてくれない状況で、糖尿病の前段階とも言われています。血糖値が気になる喫煙者の方には、ぜひ禁煙をおすすめしたいと思います。また、禁煙者の周りの方も、糖尿病になりやすいと言われています。別の米国の調査では間接喫煙(喫煙者の煙を吸ってしうまうこと)でも、糖尿病が進行するという結果がでています。
店長