コラム223 高血圧治療 最新情報 その2 - 若者の高血圧は要注意!
誰しも若いうちは生活習慣病に関してあまり気にしないようですが、最近の報告によると若い頃から高血圧の症状を訴える若者も少なくはないようです。2009年の高血圧治療ガイドラインから、若者の高血圧について基準が設けられています。高血圧は芽の内に摘んでおこうという考えがはっきりと示されています。
ガイドラインによると若者の血圧を下げる目標値は、高齢者の方より厳しくなっています。若年者・中高年者の降圧目標は「収縮期血圧130/拡張期血圧 85mmHg 未満」です。この血圧値は、血圧分類では「正常値」になります。つまり、高血圧はもちろん、「血圧が高め」という状態(正常高値といいます)でも、早くから血圧を下げておきなさいということです。
しかし高血圧と診断されても、すぐに血圧降下剤を飲み始めるわけではありません。まずは食塩摂取量の制限、減量、運動療法、アルコール摂取量の制限、禁煙などの生活習慣の修正を行います。
20代30代の方は血圧のことなど考えない方が多いでしょうが、年齢を重ねても快適で健康的な生活を送るには、若いうちから高血圧の認識をもち規則正しい生活で、生活習慣病を予防していきましょう。
日本高血圧学会「高血圧治療ガイドライン2009年版」より抜粋・編集
店長