コラム227 生活習慣の改善によりがんの発症リスクを減らせる
生活習慣の改善によりがんの発症リスクを大幅に軽減することができるという研究成果が米国で発表された。
米国がん研究協会(AICR)は、7000件を超えるがん研究を評価し、がん予防に向けた政策などについてまとめた報告書「食品、栄養、運動とがん予防:グローバルな視点」を今年2月に発表した。
報告書によると、結腸がんの場合のおよそ45%、および米国の乳がんの場合の38%が食事、運動、体重管理により予防できるという。がんを予防策として、以下をアドバイスしている。
1. 標準体重を維持することは、がんだけでなく、2型糖尿病や心疾患の予防・進行抑制にも有効。
2. 習慣的な運動は、体の免疫力を高め、消化器系を健やかにする。また体重増加を防ぐのも有効。
3. 吸収されやすい糖質を多く含む食品や、食物繊維の少ない食品、脂肪の多い食品を避ける。
4. 全粒穀類、野菜、果物、豆類などの植物性の食品を増やす。
5. 赤身肉の摂取量は週約510g(18オンス)以内に抑える。
6. アルコールは女性で1日1杯、男性で2杯に抑える。
同協会は、大手スーパーマーケット・チェーンと提携し、健康的な食事を啓発するキャンペーンを開始した。このキャンペーンには、健康的な食事を促し生活者と家族のがん発症の危険を減らそうという狙いがある。 全粒粉の小麦でつくったスパゲッティやパスタ、有機栽培した野菜や果物、ナッツ類など、キャンペーンの印を付けた食品を並べ、スーパーマーケットの買い物客に食事や栄養について解説した教材やレシピ集、食品などを無料で提供する。得られた収入から15万ドルが、がん研究と教育の助成費としてAICRに寄付される。
日本生活習慣病予防協会 09/06/22
「がんのほとんどは生活習慣で予防できる」。このようなことを証明する研究が世界中で報告されています。上記の研究報告にはありませんが、喫煙もがん発症に大きく関わっています。2001年英国の研究では、「タバコをやめれば60%のがんは予防できる。」という結果が報告されています。また、別の米国の研究結果では、食事や喫煙、運動不足、アルコールなど生活習慣ががん原因の約70%を占め、遺伝は原因の5%であることがわかっています。進行していることがわからず、ある日突然がんと告知される・・・。こんなことがないように、日頃の注意が必要です。
店長



