コラム198 マウスのアルツハイマー病、カフェインで改善
コーヒーなどに含まれるカフェインがアルツハイマー病の認知症状を改善するとともに、患者の脳に沈着する異常なたんぱく質が作られにくくすることを埼玉医大の森隆准教授ら日米のチームがマウスの実験で確認した。米医学誌「ジャーナル・オブ・アルツハイマーズ・ディジーズ」で発表した。
研究チームは、アルツハイマー病を発症した生後約18カ月の高齢モデルマウスに、人間で換算すると1日当たりコーヒー5杯に相当するカフェインを水に混ぜて1カ月飲ませ、認知や運動機能テストなど8項目について調べた。
目的地まで迷子にならないかを調べる実験では、カフェインを飲ませたマウスはミスが減って毎回場所が変わる目的地までの到達時間も早くなり、健康なマウスと同程度の成績だった。水だけを飲んだマウスでは症状は改善しなかった。
カフェインを飲ませたマウスは、記憶をつかさどる脳の海馬や大脳皮質で異常なたんぱくの沈着が減少。カフェインの投与で異常なたんぱく質を作り出す酵素の働きが抑えられることも分かった。
森准教授は「人間の疫学調査などで予想されていた症状改善の仕組みが解明できた。マウスではあるが、症状の進行を抑える方法を考えるうえで有効なデータだと思う」と話している。
朝日新聞09/06/22
まだまだ研究段階ですが、カフェインが病気の進行を遅らせる可能性があるという研究結果です。カフェイン量をコーヒーで換算していますが、マウスにコーヒーを与えた試験ではありません。コーヒーをたくさん飲めば、アルツハイマーを予防できるという訳ではありませんので、
飲み過ぎないようご注意ください。カフェインについては、健康にいいというデータと健康に影響があるというデータの2種類があります。今後の研究結果に期待したいと思います。
店長