コラム13 冬の浴室、血圧の急激な変化による突然死が増加
昨年、秋田の入浴中の突然死者数は過去最高の188人。うち大半が11月からの冬場に集中し、犠牲者の9割以上が高齢者だ。同年の交通事故死者数71人の2・6倍以上である。暖かい部屋から寒い浴室へ入るといったん、血圧の上昇がし、浴槽につかると血圧が下がる。血圧が短期間に著しく上下する結果、一時的に脳や心臓の血液量の不足がおき、脳血管疾患・心臓病を引き起こすとみられている。これが風呂場という静かな密室で起こるため、発見が遅れ、手遅れとなる。死亡者の9割以上に高血圧などの病歴があった。逆にこの死因が少ない所は、意外にも北海道。北海道ではセントラルヒーティングが普及し、家全体が暖房されており、浴室も暖かいため、血圧の急上昇が少ない。
出典:11月7日 産経新聞 秋田版
高血圧の方にとって、冬は要注意の季節です。浴室の他にも注意するポイントはあります。
①朝起きてすぐのトイレ。暖かい布団から出て、寒いトイレで着衣をおろした時に、急に心筋梗塞に侵される。朝は血圧がそもそも高い時間帯です。そこに寒さがプラスされると危険度がアップします。
②暖房の効いた部屋から、寒い外に出るとき。「寒い」と感じたときに血圧は急上昇してしまいます。
急激な温度変化に、なかなか身体の仕組みはすぐには順応できないもの。ちょっとした防寒対策で徐々にその環境に慣らしていくなど、身体をやさしくいたわりましょう。